イサキ何とか型見てアジでおかず稼ぎ

6月12日(月)、剣崎松輪港の瀬戸丸からLTイサキに行ってきた。
単身赴任で関西に渡ったKOBIさんもあちらでの釣行がペースに乗り始めたようで何よりの事。最近は関西の沖釣り事情を釣行記を通じて紹介してくださっているが、今週は自宅に戻られイサキ釣りということなので、私も久々にご一緒させて頂くことになった。このイサキ、本来ならそろそろ最盛期のはずだが、今年は状況イマイチのようで、例年通り4月後半から始まった相模湾側では型を見ない日も多いらしい。剣崎沖も6月1日に解禁になったが、こちらも場所がピンポイントなのか何なのか釣れる船と釣れない船の差が激しく本調子とは言えない状況。どうしましょうかね〜?いくら調子が悪いと言っても剣崎沖の方が確立高そうだし、KOBIさん行きつけの瀬戸丸でやりましょう・・・ところが船宿に連絡したKOBIさんからのメールで、イサキが釣れないので乗合はマルイカに変わっちゃった、ピンチ!とのこと。困りましたね〜松輪で他の船宿って言うのも乗り難いでしょうし、久里浜でも何処でも構わないので、とにかくイサキ釣りは強行しましょうよ!ということで、再度KOBIさんにご検討頂いた結果、ホントにイサキやるの?と言わたそうだが(笑)、瀬戸丸でチャーター船を手配して頂ける運びとなった。

3時25分、OKAZUさんと烏賊飯さんが迎えに来て下さり、いざ松輪港へ向かった。マダイやイサキと言えばことさら朝が早いので、前夜は早く飲み始めて早く寝ようと思いつつ、そう簡単に寝られるはずもなく、結局、家に居ながら飲み過ぎ。コレっていつものパターンだが、今日はマジメに二日酔い。起きた瞬間、全然アルコール抜けてないし、喉が渇くし、胃がムカムカする。だいたい何を何杯飲んだか記憶に無いし、何時に寝たんだろう?ホント嫌だね〜酔っ払いは。(笑)4時30分には船宿に到着し、程なくKOBIさんもご到着で本日のメンバー4名が揃った。チャーター船のはずだったが、今日はマルイカのお客さんが居ないそうで、親父船長の船を出してもらえることになってラッキー。最近の松輪港はイサキもマダイと同じように乗船料¥8,000を支払い、コマセは港の売店で各自購入するシステムに変わったのだが(実質的には値上げ?)、前日のコマセが残っているそうで、プラス¥1,000支払ってコマセの仕込みも船長にお任せすることにした。左舷ミヨシからKOBIさん、私。右舷ミヨシからOKAZUさん、烏賊飯さんの順に釣り座を構え、協定時刻の5時30分、船は松輪瀬へと向かった。


曇天ベタ凪の海上でいざ開始!おニューのライトゲーム64U。

10分程走ってスローダウン。既に成銀丸や一義丸を始め小規模な船団ができているが、マダイ船団に比べるとピンポイントに船が密集している感じで、この広い海でイサキの場所ってこんなに狭いの?と思わせられる。5時40分、開始である。北東の弱風で曇り。海上は凪で潮色は濁り。潮周りは大潮の最終日で11時過ぎが干潮の予報。この時間、流れは有るのか無いのか、船を止めている割に仕掛けは素直に立つ。今日はライトタックルでPE2号に35号のサニーライトFL、竿は先日購入したS社の『ライトゲーム64U』を使用。タナ指示は海面から20〜10m。指示ダナに幅があるのはイサキ釣りの特徴で、この場合は20mちょっとまでビシを落としてから竿をシャクってコマセを振っては待ちを上へ上へと10mくらいまで繰り返すのが基本動作。そのシャクリ幅やスピード、当たりダナ、待ち時間などその日の状況で調子の良い形を模索する。仕掛けはKOBIさんに結んで頂いたウィリー3本に先針1本は空針とし、Sサイズのオキアミを着けてみた。たまたまウィリーから始めたが、オール空針でイカタンやオキアミを着けたり、『競技チヌ』などのオキアミカラーの空針(餌は着けない)もイサキには実績があるようだ。仕掛けは色々作ってきたので状況によってチェンジしてみようと思う。


今日はこれで一日足りちゃいましたよ。マダイ船団の際でやることも・・・マダイは不調だったらしい。

朝一はゴールデンタイムのはずだがやっぱり釣れない。多少はモーニングサービスがあるかな?と期待したのだが、前評判通りイサキ居ないよ!たまに当たるのはスズメダイやウミタナゴ程度。40cm級のサバが2回掛かったけど両方とも水面で外れちゃった。開始1時間後、伊勢尼4号の金針にイカタン、先針にオキアミでやっていると、ビビビッというアタリで何かがヒット。上げてみたらナント!14cmのウリンボ(イサキの幼魚)が先針に着いていた。苦笑サイズだけど一応初物。最近はこれをキープしないと数にならないらしいので、とりあえずバケツの中へ。半身で一貫の握り寿司にすると言ったって、あと2回りくらい大きくないとね〜。皆さんの様子も似たり寄ったりだけど、OKAZUさんがブッチギリの竿頭。バケツを覗くと型揃い(笑)のウリンボが6尾、元気良く泳いでいるのであった。8時前、間口港前に移動して指示ダナ10〜7m。この反応はイサキではなくシコイワシだったみたいで、しばらくライトタックル・シコイワシ(去年こんな看板で乗合を出していた船宿があったけど、今年もやるのかな?)でおかず稼ぎ。10匹ばかり釣ったところで移動となったが、どうせなら30匹くらい釣らせて欲しかったというのが本音。シコイワシは邪魔だけど食べたら刺身や唐揚げで最高ですからね。

8時20分、また沖に走って指示ダナ20〜15m。KOBIさんにタカベやマルアジが釣れて少し気配が出始めた頃、22mまで落としてコマセを振りながら20mで停止すると、穂先がガタガタしてグイグイと入った。アジが食いましたよ!おニューの『ライトゲーム64U』の曲がりを確かめながらのやり取り。ハリス1.5号なので無理はできない。ドラグを使って徐々に浮かせる。抜き上げたのは30cm級の旨そうなマアジ。すると皆さんもバタバタ竿を曲げ始めた。私も速攻で仕掛けを投入。コマセを強めに振って20mまで上げて待ち。すぐに当たらなければもう1回振って18mまでを探るとどこかでアタリが出る。戦闘態勢にスイッチが入ったぞ!今のうちにおかず稼いじゃいましょう!ちなみにこのときは40号のアンドンビシに空針4本仕掛け。3本にイカタン、先針にオキアミだが、どの針にも食ってきて一荷も数回。残念ながら水面で何本か落として、途中でも何度か外れてしまったが、半入れ食い状態。途中、ドサクサにまぎれて24cmのイサキも釣れちゃった。アジのつもりでやっていたので感動がなかったけど、OKAZUさんにも良型イサキがヒットしたようで、アジと同じ時合いで食いが立ったようだ。30分程経つとアジの群れは抜けてしまったようでアタリはパッタリ遠くなってしまったが、何とかツ抜けして最大36cmと型も良かった。


OKAZUさん、良型のアジをゲット!KOBIさんもスズメダイで苦笑が多かったですね。

皆さんもお土産バッチリ、ウィリーでも食いが良かったそうだ。その後、魚っ気は一服してしまった感じがしていたが、KOBIさんがまともなサイズのイサキをポツンポツンと釣り上げる。やっぱり流石、この辺が腕の見せ所ですね。私はイカタン&オキアミだけど先にスズメダイやウミタナゴに捕まってしまいイサキが釣れない。聞くとオキアミカラーの空針で食っているそうなので、私も同じ仕掛けにチェンジすることに。どうにも餌を着けていないと頼りない感じだけど、これが当たるんです。空針の時は待ち時間長めが良いらしいので、シャクった後、けっこう我慢して待ってみると細かいアタリが出てイサキが釣れる。結局、23cm&22cmのイサキと14、5cmのウリンボを数尾追加。こんな餌も着いていない針になんで食いつくのか分からないけど、美味しそうに見えるのかな。スズメダイも空針に反応してしまうので、イサキだけ選んで釣ることはできないけど、餌釣りに比べると外道は少なくイサキの確立が高いような気がする。イサキのアタリも束の間、そのうちアタリが出なくなってしまい、また先針にオキアミを着けてやっていると、ポツリポツリとアジが食ったりサバが食ったり。アジはサイズが細かくなったし、さっき食いが立った時とタナが違うので別の群れだな・・・他にウマヅラなんかも船中何枚か出たようだ。


烏賊飯さんもアジでおかず稼ぎ。後半は潮も動かず魚も食わず、のんびりマッタリ。

10時半頃から移動が始まり、水深32mから15mくらいまでを何箇所か探ってみたけれど、海上は無風ベタ凪で潮もまったく動かず、当たるのはスズメダイとベラくらいのもの。12時、剣崎灯台の南側、松輪港の沖に回ったが、ここもイサキのアタリは無く、12時10分、ダメなので上がりましょう!と船長のアナウンスを以って本日の釣りは終了となった。ダメと言いながらも全員イサキの顔は見られたようで、OKAZUさんが船中最大をゲット、KOBIさんがまともなサイズを5尾ゲット。皆さんアジはツ抜けしてお土産的にはまずまずの釣りになりましたね。後で情報を見たら頭で40尾超えなど、釣れている船は釣れていたようなので、本命場所で辛抱している船が釣果を伸ばしたようですね。久里浜の船は38cmを頭に30cmオーバーを5尾もゲットしたお客さんも居たようですよ。松輪瀬のイサキは6月から8月までが漁期、これから状況上向けばもっと面白い釣りができるかもしれません。是非またの機会に挑戦しましょう!ただし平日限定でね。(笑)ちなみに当日はアジ3尾とイサキ1尾を塩焼き、シコイワシとウリンボは唐揚げで賞味、翌日にイサキとアジを刺身で頂きましたが、イサキは凄い脂の乗りでアジも抱卵している割に適度な脂で旨かった!やっぱりアジは裏切らないですね〜!他、サバ1本とアジ4本を干物にしたので楽しみです。


本日の釣果、ゴマサバ2本(39cmと40cm)、マアジ12本(23〜36cm)、イサキ9尾(22〜24cmが3尾と13.5〜15cmのウリンボ6尾)、シコイワシ10尾の持ち帰り。他にスズメダイ、ウミタナゴ(オキタナゴかな?)、ササノハベラ、ネンブツダイなど合わせて30尾以上が釣れましたが放流しました。


ウリンボとシコイワシの唐揚げ/イサキのお刺身


アジのお刺身・・・これで30cm級3本分

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