中の瀬のシロギス、トリオで束釣り!

7月24日(月)、磯子の根岸丸からシロギスに行ってきた。
先週の火曜日、OKAZUさん、烏賊飯さん、KOBIさんと4人で松輪からイサキに行く予定だったが、余りの天気予報に中止。本日に延期したのだが、またまた悪い予報にKOBIさんから中止の連絡。外海はウネリもあってタフな条件かもしれないけど、湾内は風も無さそうなので、多少の雨くらいならシロギスにでも出撃しようと私は個人的にモチB↑だった。相談の結果、OKAZUさん、烏賊飯さんにもお付き合い頂けることになり、本日は3人でシロギスに出撃することになった。船宿はお二人の行きつけの磯子は根岸丸。私は1年半振りにお邪魔するが、前回は一昨年の年末、大シケの中、余裕の束釣り達成で良いイメージが残っている。シロギス釣り自体も今年3回目と少ないのだが、今年に入って観音崎より北で釣りをするのが初めてというのは自分でもビックリである。それだけ外海で釣りをする機会が増えたということである。6時過ぎにOKAZUさん、烏賊飯さんが迎えに来てくださった。いつもありがとうございます。平日だし、時間に余裕があるので、ゆっくり国道16号を下って船宿へと向う。

到着すると我々が一番乗り。店には社長がいらっしゃり明るく迎えてくれた。適当に荷物を置いて釣り座を確保すると社長がコーヒーを入れてくださりしばし談笑。のんびりムードの中、出船時刻までゆっくり準備をしたり暇を潰す。シロギス船は他に2名のお客さんがお見えになり、我々3名は左舷ミヨシから私、烏賊飯さん、OKAZUさんの順に並び、他2名さんが右舷に入られた。一方のビシアジ船は10名前後の仕立船に乗合で来られた1名が便乗する形で一足早い7時半頃に出船。シロギス船もアオイソが配られ頭を全部カットし血抜き完了。定刻8時、社長の操舵で出船である。昨日は中の瀬で良型主体に好調だったそうで、社長も竿を出して95尾釣られたらしい。社長曰く、数よりなるべく良型の揃う場所でやるそうだ。昨日の場所が品物が良かったので、今日も同じポイントに直行して様子を見てみようとのことだ。朝方、霧雨が降っており一応カッパを着込んだが、天気予報に反して薄日が差してくる絶好の釣り日和。数は狙わないとの話だったが、個人的な目標はとりあえず束釣り。年に一度はやっておきたいひとつのけじめのようなもの?シロギスの釣行回数が少なくなったので、せめて年に一度は束釣って自分自身で納得しておきたいような感じかもしれない。


出船前、心配した雨も殆ど小降り。そして8時に出船。

8時25分、到着したのは中の瀬Cブイの東側。早速、開始のアナウンスとなった。北東の微風で薄曇り。海上はベタ凪、潮色は強い濁りである。場所が中の瀬ということで水深は浅くても17m。スパンカを上げずにエンジン流しは意図的なものだろう。開始1投目からアタリ。見るとOKAZUさん、烏賊飯さんもポンポンと良いスタート。特にOKAZUさんは一荷連発のロケットスタート。私は2投目以降、ちょっとアタリが途切れて出遅れた感じだが、ここは落ち着いて自分のパターンを探すと、アタリが頻繁に出始めてペース急上昇。今日は大潮の初日で干潮が10時30分頃の予報。現在のところ下げ潮が適度に効いて魚の活性は高いようだ。船下でもアタリが出るようだが、一応前方に投げ込んで、チョンチョンと少し手前に誘ってきてから叩き。一呼吸置いて誘い上げると高い確率で飛びついてくる。型は15、6cm主体だが、たまに20cmオーバーの太いキスや一荷釣りも混じり、引き味もなかなか良い。大きく流して水深が落ちたところで潮回り。朝の1時間、二流しで25尾。一流しめが特に良かったので一瞬180尾ペースかと思ったけど(笑)、二流しめ、風が南東に回るとアタリが少し落ち着いてしまい、全開バリバリモードとは行かない。でも、このペースだったら確実に束には届きそうだな。


メインポイントは中の瀬Cブイの東側一帯。風も無く良い釣り日和となった。

次の1時間もまったく同じペースで25尾。都合10時30分で50尾となったが、10時を回ると潮止まりが近いようで、アタリの間も若干長くなり、触っても針まで食い込まないような渋いアタリが増えて怪しい気配が漂い始める。ここを上手く乗り切るのが腕の見せどころ?上げ潮に入ったか、風は南西に回りそよそよ。雨もパラパラ落ちてきてカッパを着直す。船長が筋を変えて流し換えてくれるとブッコミで一荷釣りなどもあり、何とかペースをキープしつつお昼でちょうど80尾。OKAZUさん、烏賊飯さんもほとんど同じペースで釣られており数も僅差と思われる。さて誰が最初に束に届くかな?午後に入ると上げ潮が顕著に流れ始め、特に上っかわが速く釣り難い。やっぱり湾内は潮変わりが分かり易いね。シロギスの食い方はすっかり変わってしまい、朝のパターンではまったくアタリが出ない。さてどうしたもんか・・・色々引き出しを開けてみるけど、得意のオモリを浮かした誘い上げにはまったく飛びつかず、かと言って底潮が効いていないので、ブン流していても当たらない。小さいトラギスやメゴチの割合も増え始め、中の瀬名物赤クラゲも少々気になり、明らかにペースダウン。細かくチョンチョンと手前にシャクって少し長めに待ったり、叩きの後、誘い上げずにオモリが横にスライドする程度のゆっくりした聞き誘いに反応があって、辛うじてアタリから見放されない程度にキープしている感じ。


最後、中の瀬Bブイまで南下。吹き始めた南風もすっかり止んで無風ベタ凪。

13時30分、ようやく束に届き、一番乗りかな?お隣の烏賊飯さんも束間近のようで顔は真剣モード。やはり投げて誘ってもなかなかアタリが出ないので、船下中心に攻めていて、抱え込みに道糸が船下に入ると良い感じでアタリを出している。これは正解だと思うけど、艫流しだから私も同じことをやるとどうしてもアタリが渋いので、敢えて投げての誘いに拘ってみる。と言うより、目標に届いて力が抜けたのもあって、ペースガタ落ちかな。(笑)14時で106尾。伸びないよね〜。船長自らハズレだ!と言う流しも出始め、Cブイ付近に見切りを付けると一気にBブイまで南下。移動後、一投目でゴゴゴン!といきなり一荷で食ってきたので、これは最後ひと盛り上がりするかな?と思ったけど、上っかわが速く、船が場所から外れるのが早いようで、2回も投げるとアタリが出なくなる。終盤、船長も細かい流し換えで魚の濃い場所に着け直してくださりポツポツ。ほぼ無風だが南西から北に風が回り始め、船が回転するので、遠投せず船下を釣るように船長からの指示。足元に入れて叩いては聞きアワセで最後に少しだけ拾って、若干延長の15時7分、納竿のアナウンスとなった。結果124尾で目標の束は達成。OKAZUさん117尾、烏賊飯さん111尾とめでたくトリオで束達成と相成った。全体としては船中5名で4名束釣り。スソでも83尾と平均した内容となった。

朝一30分の食いが続いたら本当に180尾とか200尾とか行きそうな勢いだったが、そうそう上手くは行きませんよね。個人的にはイマイチの時間帯も多く、最終的には苦戦気味の印象で終わったが、束釣りできたので結果オーライ。でも一日中忙しい!と思えるような食いに遭遇できたなら、真面目な話、2束も全然夢ではないという手応えと言うか変な自信?を得ての納竿であった。先日、シロギスさんが葛西橋から出船されて389尾という大記録を達成されたのはホットな話題だが、2束釣ってもまだ半分だから笑っちゃうというか次元の違う釣果で、私はそこまで望まないし、やれと言われても無理だけど、1本竿2本針仕掛け(私は竿1本、針数2本までしかやらないし、2本竿やれと言われたら釣果落ちちゃうし・・・笑)で2束って言うのは条件次第でイメージできる範囲になりつつあるかな。最近は回数通わないので、そんな好条件に恵まれる機会も少ない訳で、実際にできるかどうかは別ですけどね。(笑)これまで根岸丸で3回シロギスをやって毎回船長が違いましたが、個人的には初めて社長の船に乗りました。潮の流れがどうとか深みに落ちたから流し換えるとかマイクで説明しながらの操船はこちらも船長の意図が分かり易くて良かったし、やはり船長との会話やコミュニケーションの多い船っていうのは乗っているだけで楽しいですね。


本日の釣果、シロギス 124尾(12〜22cm)。けっこう良型も入って、20cm前後が30尾くらい居ました。他、トラギス、イトヒキハゼ、小メゴチなどは全て放流。


帰港後、船着場にて記念撮影。(by社長)

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