中の瀬のLTアジ、絶不調だけどちょっと様子見

8月27日(日)、新山下の黒川本家からライトタックル・アジに行ってきた。
先週は持病の腰痛が悪化してしまい会社に行ったり休んだりと使い物にならない状態。鍼で回復したはずの四十肩も最近また良くない。おまけに大丈夫だった左肩にも痛みが出てきた。毎年この時期に調子が良くないのは、夏の間、エアコンや冷たいアルコール飲料で体を冷やし続けた結果、そのダメージが秋口になって表面化するのかもしれない。土曜日に角田丸でオニカサゴをやりたいと思ったが、釣り仲間の皆さんも所用があったり活性が低かったりで相棒が見つからないまま断念。腰も痛いことだし今週は釣り中止だ!と金・土と不貞寝していたのだが、本日、朝起きるとあまりの釣り日和に我慢できなくなり、半日ならばと近場の新山下からLTアジに乗ってみることにした。今年の湾内のアジは様子を見に行こうにも勇気が要る状況だが、案の定、前日の釣況はかなりヤバイ。本来なら最盛期のはずだが、一体何が気に食わないのか、午前0〜9尾、午後0〜10尾。毎日似たような調子だから、刺身一回分獲れれば御の字?まったく以ってトホホな状況だ。海も穏やかだしちょっと船で遊んでこよう!運が良ければアジ刺し食えるし!そう言い聞かせて11時10分頃に家を出た。


隣は只今最盛期のマゴチ船。当船はコマセにイワシのミンチを使用。

30分ちょっとで船宿に到着すると午前船はもう帰港していた。見ると午後も通すお客さんは誰も居ないようだ。うっそ〜!なんだか空気重いぞ〜!片付け中のお客さんにちょっと様子を聞いてみたら、アジは釣れない!サバも食わない!だって。船長に聞くと頭で5尾。反応あるけど口使わない、船長もシビレル!とのことである。どうやら今日も当たり日のようだ。(笑)裾がゼロなのも頭が一桁なのも想定範囲なので特に驚くことも無いのだが、それにしても今年はどうなっているのか?もう8月も終わりだぜ!今季、観音より北側はLTアジどころかアジ釣り自体が成立していないと言っても過言ではないのでは?そんな釣況を反映してか、のこのこ午後から行っても釣り座は選び放題だけど釣れないから何処に座っても一緒か。(笑)普通はあり得ないでしょ?とりあえず左舷ミヨシに荷物を下ろし、ハガキを持参したので千円割引になって乗船料は5,000円、コマセも氷も頂いて準備だけは万端。最終的に左舷は常連さんが1名胴の間に入られて2名、右舷は4名が並んで乗客は総勢6名。12時35分、マゴチ船に続いて本船も出船となった。


横浜ベイブリッジを潜り沖へ向う。場所は中の瀬、向こうは千葉県。

今日はご主人の操船、目指すはもちろん中の瀬。しばらく走ってCブイ周辺を通り過ぎると航路の手前でスローダウン。反応探しに入った。アンカーが投入されると船をバックさせて固定。13時15分、開始のアナウンスである。北東の微風で曇り。海上はベタ凪だが、中の瀬特有の航路からの波で時々大きくローリング、これがけっこう腰に堪える。潮色は濁りだが、そんなに悪い色でもない。これで食わないモンかね〜?水深は16m。タナは1〜1.5mとの指示だ。バリ食いは無い前提だから仕掛けは全長2m、3本針の一般的なビシアジ仕様。ただし、針は『玄人アジ』の8号とやや小さめなのは魚のサイズを考慮してのこと。付け餌のアオイソはきちんとタラシを出して約3cm。本来、真夏のLTであれば、1mくらいの短い仕掛け&アオイソのタラシ無しで勝負の早い釣りができるはずなのだが、状況が状況だけに食い渋り仕様で開始。先ずは着底後、1m切って一振り、もう1m切って一振りしてもう少し上げるくらい・・・仕掛けの長さ+αタナを切る感じ。最初は入れ替え早めでやってみるが、生体反応は一向に出ない。エンジンを切ってのアンカー止めなので、静寂無音のまま時は流れる。しかしホントに食わないね〜。

今日は中潮で12時半頃が干潮なので、徐々に潮が効いてくれば、午前中下げ潮で食わなかった分、上げで期待できるかもしれないと薄々考えてはいたのだが、まだ全然潮が来ない。開始30分経過した13時45分。タナを切って誘っては停止を繰り返しているとプルプルッと何かのアタリ。本日初の生体反応は15cm級の小アジ。ちっこいな〜!と苦笑気味の私に型はともかく釣れるだけいいよ!と船長。そうか・・・そういうレベルの釣りだったぜ。次投で同級をもう1尾追加したが、後が無い。未だ船中、小アジが2尾なり。14時、船長は少し移動してアンカーを入れ直した。少しすると胴の間の常連さんに23cm級のまあまあサイズのアジがヒット。やっぱこのサイズが食わないとね!俄然やる気を出してコマセを詰め替えるが、私にはアタリが出ない。常連さんはポンポンといい感じで釣り上げる。上げ潮がだいぶ効いてきたようで道糸が北向きに斜めに入る。仕掛けが真横になびいている感じがするので、タナを低めに調整。着底で1回振って、1mでもう1回。そのまま1〜1.5mで待つとようやく私にもアタリが到来。レギュラーサイズの22cmをゲット。

仕掛けが潮流で張り過ぎちゃうのか、掛からないアタリが多くヤキモキ。ドスンと穂先が入っただけで針に掛からないのやら、ゴンゴンと明確に当たってそのままサヨナラ。なんでこんなに掛からないかな?もったいないな〜!食い込みが良くなるように青イソのタラシを無くすと今度は全然当たらないからダメ。こんな食いじゃ本格的とは言えない。お隣の常連さんは一荷も混じりで好調、型もまあまあサイズの連荘。右舷でもポツポツ出始めた模様。こちらは掛からなかったり、巻き上げ中にバレてしまったりで調子は冴えない。難しいな〜。潮が速いしベタ底でしか食わなくなった感じがするので、更に少し下げて50cm〜1mのタナ取り。相変わらず掛からないアタリが出てしまうけど、少し回収率は上がって14時30分、8尾となったところ急にアタリが遠のいた。群れ抜けちゃったのかな〜。その間に全部血抜きしてクーラーに仕舞う。船長によると風と潮の強さのバランスが悪いので、船がフラフラ動いてしまい食いが安定しないとのこと。しばらく我慢の時間が続いたが、今度は潮が弛み始めた15時30分、明らかにアジ様のご機嫌は上昇に転じたのである。


納竿して横浜港へまっしぐら。だいぶ陽が短くなってきましたね。

さっきより少し高めの1.5〜2mくらいのタナでもアタリが出始める。いつしか釣果は二桁に乗り、一荷釣りもあってペースアップ。コマセを振って置き竿にしても食う。先程より一回り小振りだが贅沢は言えない。相変わらず掛からなかったり抜き上げ時に空中で吹っ飛んだりもあって悔しいぞ〜!(笑)そんな感じで、終盤にはアタリの出方が早くなり、ちょっと本気モードを彷彿とさせる食いになったけど、これが一日続いてくれればね〜。何をやっていたのやら忙しかった割に数が増えておらず(笑)、数えると16尾しか居なかった。残り15分程はまたご機嫌斜めとなり、そのまま定刻16時30分を迎え納竿となった。結果、船中6名で5〜16尾とのことだった。お隣の常連さんは後半伸び悩んだようで、数は15尾だったらしいが私より全然型が良かったですね。アジのアタリは30〜40発はあったかな、随分掛からないのが多かったけど、アオイソをそれなりにデカく着けないとアタリが悪かったし、途中で潮が速くなっちゃったので止む無しってとこですかね〜。ビシが底に着いた瞬間、勝手に走って行っちゃうような食いが懐かしいけど、連日の釣果を考えればまあまあかな?辛うじて刺身2回分ゲットでした。


本日の釣果、マアジ 16本(15〜23cm)、シロギス 1尾(19cm)。他に20cmくらいのマダイが釣れましたが放流。

ホーム目次前のページ次のページ