ワラサ時合逃して今日も負け組

9月16日(土)、三崎港の角田丸からワラサに行ってきた。
2週間前にマダイ乗合に参加したとき、朝方ワラサを狙って一発ヒットさせたが痛恨のバラシ。後半マダイ狙いに切り替えると初挑戦で飛び入り参加の人に立て続けにドスンと来て船中2枚独占だって・・・釣りとはそういうものと知りつつ釈然としないままヒラソーダがバカウマだったことだけがせめてもの癒しだった。(笑)今週はマダイ乗合の先客が入っていたので、それに合わせて久々に佐Tさんと出撃することになったが、水曜日からいきなりワラサが食い始めたとあって、たぶんワラサメインの釣りになりそうだ。食い始めて昨日までの3日間は順調に出ているようで、木曜日に出撃したTNTさんは4本取って会心の釣りだったらしい。前回ご一緒だったS大氏は、帰りの車中でマダイは釣れないからしばらくやらない!プィ!とすねていたので、今回は声を掛けるの遠慮してたのにこの話をした途端、フグ釣りキャンセルでワラサ参戦だってさ。(笑)さて、5時過ぎに到着すると我々が一番乗り。船長に聞くと今日の乗客は8名とのこと。案の定、申し込みの電話はかなりあったそうだが、人数限定のためお断りしたそうだ。乗れなかったお客さんには申し訳ないが、その辺の船長の計らいは釣り手側としては本当に有り難い配慮である。ちなみに昨日の松輪港は平日にも関わらず港から車が溢れ、坂の上まで車が連なる大混雑だったらしい。いつものことだが”ワラサ”というこの3文字、何故そこまで釣り人の血を掻き立てるのだろうか?


出船前の船上、船長はコマセを配り中。右舷ミヨシ1番にS大さん、2番に佐Tさん。

釣り座はくじ引きで左右4名づつ。右舷ミヨシ1番にS大さん、2番に佐Tさん。私は左舷ミヨシ2番に決まった。ハリスは6号6mの指示で、その通りの仕掛けをセットした。ハリは金龍のヒラマサ12号。竿はファイアデューク310M、リールはこれからの青物釣行に合わせてオーバーホールから上がってきた’01版1000H。部品交換で新品同様の滑らかさを取り戻し、コンディションはバッチリだ。5時50分、出船である。協定の6時まで港口で徐行し、6時ジャスト、エンジンはフル回転となった。松輪瀬に近付くに連れて物凄い数の船団が目に入ってくる。今週から食い出して初めての週末だから、今季一番のワラサ船団になるのは必至だろう。パッと見て100隻は下らない船数である。船団の際に回り込み位置調整をすること6時20分、投入のアナウンスである。最初は水深33mからの流し。タナは底から9〜10mとの指示。5mと7mくらいでコマセを振って指示ダナまで素早く巻き上げたら仕掛けが馴染むのを待つ。開始1投目、早くも右舷佐Tさんの竿が絞られた。相変わらず仕事早いですね〜!余裕のやり取りで無事に取り込んだのは3Kg無いかな?型は小さめながら今季初物とあって喜びの表情であった。するとそのお隣で1本、S大さんに1本、また佐Tさんに1本と右舷だけ怒涛のモーニングサービス。サイズは似たり寄ったりで、2Kg半から良くて3Kgちょっとって感じ?あの魚ならハリス6号で十分という意味はそういうことなのか。


すげ〜船数。今日はオーバーホール上がりの1000Hにファイアデューク310M。

しかし、なんで左舷は食わないのよ!佐Tさんなんてお祭りしたか?と言いながらマダイ上げちゃうし、何よそれ!(笑)天気は北東の風がやや強いものの晴れ。潮色は良好でワラサには程良いかやや物足りない風波。潮時表は小潮の最終日で実釣時間はダラダラ上げる予報だが、現場は下げ潮でゆっくりしたトモ流しの格好。その割りに左右トモのお客さんはアタリが無いみたいだね〜。開始一流し約30分で右舷ミヨシから1、2、2本で左舷はゼロ。二流し目、右舷3番のお客さんが1本追加とS大さんがバラシ。こっちはまったく食わないって言ってるのにバラすとは許さん!(笑)そんなこんなでまだ1時間も経っていないけどアタリは早くも小康状態。あ〜あ、カスリもしなかったよ。今日はこれで終わりかな?7時15分、少し間が空いたので船長の横に行って話をしていると、ちょうど目の前の左舷3番の竿が入った!けっこう引きが強く、海面でも走られまくってようやく取り込まれたのは3Kg超えてるかな?というサイズ。これが左舷初物となったが最後でもあり、結局これで打ち止め。その後、水深30〜40mくらいを流し換えてみるものの納竿の13時までアタリは一切無し。朝一だけで食いが止まったので、またお昼頃にちょこっと食うパターンじゃないの?なんて佐Tさんと話していたら、案の定、11時頃から少し動きがあったようで、お昼過ぎに僚船で上がる場面も目撃したけど本格的な食いは無く本船は不発。

斯くして悪夢の一日が終了。(笑)ワラサ釣りで全員型を見るなんて週末船じゃなかなかあり得ないとは言ってもこうまで極端かね?何でこういう現象になっちゃうのか説明なんかできないけど、後付けで原因をこじつければいくらでも思い付く。あくまでも個人的な感触だけど、左舷はミヨシ1番のお客さんと2番の私だけがコマセを振ってるようなもので、そのコマセが右舷に効いちゃってる感じがしてならなかった。だから左右大トモが揃って型を見なかったでしょ。やっててそんな感じがしたので、コマセの振りダナを変えてみたり、やり替える間隔を変えたり、周りと仕掛けの上げ下げを同調させないようにしたけど、結果が出ないうちに食いが止まってしまいましたね。まあ釣れるときは何も考えなくたってコマセ適当に振って置いときゃドスンだし、ダメな時は何をやってもダメってことですよ。この手の釣りは特にその辺がはっきりしてると思いますよね。さて短パン・サンダルの夏バージョンに代わって今日からズボンと長靴の秋バージョンに衣替え?となったが、先週の酷暑とは打って変わって今日はカッパを着ていてちょうど良い陽気。日中は上着を脱いで爽やかな釣り日和となった。釣りの方は今日もストレス充填120%(笑)、すっきりした秋晴れとは行かないが、この低迷とイライラは釣って解消するしかなさそうだ。


勝ち組の皆さん。今日は乗客8名で半数の4名が型を見ました。おめでとうございました!

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