カワハギ、東はブッ飛び、西は二枚潮で降参

10月11日(水)、三崎港の角田丸からカワハギに行ってきた。
今日は平日だというのに釣り仲間の皆さんとカワハギ釣行。日頃から会社の昼休みに近所の蒲田キャスティングに油を売りに行くのが習慣。先日、店員のS藤さんと角田丸いいっすよ〜!今度カワハギでもどうですか?ってな話になったのが事の発端である。10月のお休みを聞いたらお仕事柄どこも水曜日。こっちは会社だけどま〜いいか!(いいのか?笑)最近はウカウカしているとすぐにワラサの予約が入ってしまうので、速攻で船長に連絡した次第。こういう時だけは動きが早いぞ!せっかくだから他にも声を掛けてみますよ!と色々当たってみたら、関西転勤中のKOBIさんを始め、仕事の締め切りが・・・と言っていたシロギスさんまで日程をやりくりしてくださり、なんと8名も揃っちゃった。声を掛けた本人としても嬉しい限り、同時に皆さんの釣りに対するアクティビティの高さには本当に頭が下がります。さあ今日は久し振りにこのメンバーが揃うので、真剣かつ和気あいあいとカワハギ釣りを楽しもうじゃありませんか!5時40分、OKAZUさんが迎えに来て下さりレッツゴー。三崎口の駅でマト〜ITAMASAさんを乗せて予定通り6時45分頃には港に到着。順調にメンバー全員集合したが、急に他のお客さんが2名増えたとのことで、総勢10名で釣り座抽選となった。


いざ出船、まずは剣崎沖に向う。マッチョシゲさんイイ笑顔!KOBIさんとシロギスさんは真面目なお話中?

左舷ミヨシからシロギスさん、KOBIさん、当日参加の2人組、S藤さん。右舷ミヨシからITAMASAさん、私、マッチョシゲさん、TAKEさん、OKAZUさんという配置に決まり、準備も整った7時10分に出船となった。てっきり西側中心の探索になると思いきや船長は迷わず松輪瀬に船を向けた。一昨日のワラサで松輪瀬に行った時の印象だと下げ潮が速く潮色も濁っていたので、カワハギやるにはタフな条件かも?どうなるか不安もよぎったが、ダメならダメだし、ま〜やるしかないと腹を括る。7時30分、剣崎間口港の沖、水深25m前後から開始となった。南の微風で晴れ、風向きのせいか朝から気温が高い。天気予報では曇り後雨で最高気温23度と言っていたが、完璧な秋晴れである。海上は申し分の無い凪。潮色は緑系の薄濁りで一昨日よりマシかな〜という感じ。今日は中潮の3日目で朝一上げ残りの後すぐに満潮、その後下げて13時頃が干潮の予報。この時間、西から東へ少し潮が速めで我が右舷は払い出し。根がキツく仕掛けのコントロールに悩みながらのスタートである。開始早々左舷のKOBIさんに船中初物、そして右舷ミヨシのITAMASAさんと船中ポツリポツリ型を出し始めた。

私は例によって中層から探索してみたが、当たるのはササノハベラ。上だとカワハギっぽいアタリは全然出ない。散発で皆さん良型のカワハギを取り込み、気が付けば右舷で型見てないのは私だけ。相変わらず立ち上がりが遅いぞ!(笑)叩きや弛ませを織り交ぜてたまに本物っぽい触りや弾きが出るけど、潮が速いせいで本アタリを出す前に船が引っ張ってしまい間が作れない。いつものことだが、速めの払い出しが一番苦手なパターンである。開始45分後の8時15分、弛ませにモゾモゾとした道糸の感触、送り込みつつ着いて行くとドン!と来て、次のモタレで道糸を張るとズドドドドン!そのまま竿を起こして初ヒット。22cm級のカワハギを上げてひとまずボーズ脱出。さあ、まだ顔を見てないのは左舷のシロギスさんとS藤さん?(笑)同じような釣り方で単発のアタリを捉え、9時までに4枚としたが、風向きが北東に回ったと同時に潮は激流。その後、風向きが安定せず舳先が東を向いたり西を向いたり、現在の向きを確認しないで振り込むと想像と反対の方向に仕掛けがぶっ飛んでしまい何もできずに回収。根掛かりも厳しく仕掛けのロスが多いし、お祭りも増え始めた。こうなるとまったく釣れる気がしない・・・。


晴天凪で海上は最高の条件なんだけどな〜。

そうこうするうちに左舷シロギスさんもようやく片目が開き、やっとだよ!と安堵の表情。10時15分、左舷大ドモのS藤さんにも初物が来てこれで全員ボーズ脱出。厳しいぞ〜!私はかれこれ1時間以上型を見ていないが、それ以前に釣り自体ができていない。払い出しに入ると釣り不能。抱え込みに入ると遠投して道糸立てて1、2回誘ったら仕掛けは右の船下45度。オモリなんか何号にしても一緒、ダメだこりゃ〜!10時30分、たまりかねて船長にギブアップ宣言。(苦笑)すると船長は10分ほど走って毘沙門沖に移動してくださった。船は南向きで流れは東から西へ。こちらも潮は速いが、松輪瀬ほど酷い潮でもなく右舷抱え込みは時間を稼げる分、多少釣り易いかも。水深は30m強の粒根が点在する平場。カワハギらしきアタリはここも少なく、圧倒的にベラとトラギスが優勢。叩いて止めると99%ベラの反応。弛ませるとトラギス。中層もベラばっかり。KOBIさんもベラにイイ仕事されては悶絶。避けようが無くトラギス付いたまま誘い続けたりして、この2時間、カワハギは2枚追加し6枚。釣れるカワハギは相変わらず20cm超ばかりで型は良い。ここも良い時には上ずったり固まってたりする場所だけど、まだ時期が早い感じだね〜。

12時30分、船長は西に船を進め城ヶ島東沖。水深は30m強。一流しめ、キタマクラか何かが付いちゃったと思って上げてみたら16cmのカワハギで苦笑。その後、何発かそれらしき触りを感じたが、型が小さいみたいで上手く乗せられない。船長はさらに船を走らせ一気に三崎西口まで移動。「かまね」の緑ブイの沖、35mから再開。こちらは少し速めの上げ潮が効いてトモ流し。ここも盛期には固まる場所だけど、今日は生体反応何も無し、う〜釣れないぞ〜!(汗)次は少しブイに近い筋、水深26mからの流し。ここは7月の終わりにやったとき何枚か良型が食ってきた場所だけど、今日はお魚お留守らしい。そしてブイの内側17mから徐々に浅くなる流し。すぐに反応が出て1枚追加したが17cm級の小型。その後、同じ筋でカワハギの気配がけっこうあるにはあるのだが上手く掛からない。小型が湧いているような感じだ。針は4.5号、ハリスも2号に落とし、小振りのアサリでやってみるが餌ばかり取られる。まるで先日の竹岡沖と同じパターンなので、弛ませずに叩いて聞き上げも試したが効果無し。するとKOBIさんが12.5cmのカワハギをヒットさせ、やっぱりこのサイズが居るんだろうね。ちっちゃくてもアタリは一人前にカワハギだから熱くなる。ここではもう1枚同級を追加して9枚。


今日は剣崎沖→毘沙門沖→城ヶ島東沖→三崎西口→城ヶ島西沖のコース。

14時、城ヶ島西の水深40m超に移動。投入のアナウンスで仕掛け落としたら56mも道糸が出ちゃった。こちらは上っかわだけぶっ飛んで、底がまったく動いていない究極の二枚潮。とにかく酷い潮だ。着底したら2m程巻き込んで、竿を頭上に上げるとしばらくしてトンと底に着く。これを2回くらいやらないと糸が立たず、面倒でもこの操作をきっちりやってからでないと釣りにならない。水深が深い分、激しく叩いてから張らず弛ませず少し間を取ってやると道糸にヘコヘコ怪しい触りが出た。これは間違いなくカワハギ。少し食い込ませて確信を得たところで竿を大きく持ち上げるとズドドドン!とヒット。二枚潮で道糸がフケているので、乗せてすぐは高速で巻き取り、魚の重さと引きをダイレクトに感じるようになったら一定速度で巻き上げる。深場からようやく取り込んだのは23cm級のまあまあサイズ。仕掛けは先程の小型仕様のままで、これが奏功したか針を飲み込んで上がってきた。ここは外道が居らず当たればカワハギ、しかも良型。その後、同じような釣り方で1枚バラシ&2枚ゲットで12枚。港が近いので10分延長してくださり14時40分、納竿の合図と同時にアタリが出たが、ちょっと焦ってしまい空振りで本日の釣りは終了。

結果、船中10名で2〜12枚とのこと。今日は一日中潮がぶっ飛んだり二枚潮で落ち着かず、とにかく仕掛けのコントロールが難しい釣りだった。一日中あれやこれやと難易度が高いままだったので、皆さんも苦戦してしまいましたね〜。5枚から7枚の人が多かったのでしょうか?ということは多少なりとも私の手が合っていたということですかね、う〜ん分からん。まあどっちにしても厳しい釣りだったには違いないですよ。もう少し潮型の良い日にやれれば剣崎沖でも良型中心にそこそこ楽しめそうな気もするけど、8月程の魚影を感じないので、しばらくは外道やっつけながらの拾い釣りになるでしょう。本文では触れなかったけど、KOBIさん、マッチョシゲさんの師弟口撃バトルは笑えました。釣果の方は師匠が逃げ切り、面目を保ちましたね!(笑)OKAZUさんも日頃色々と忙しく、お盆休み以来の釣行だったそうですが、少しは気分転換になったでしょうか?これからもう少し釣行機会を増やせればいいですけどね。今日は久し振りに人数揃っての釣行で、私も一日大いに楽しませてもらいました。本日ご参加の皆さん、お疲れ様でした!もう少し冷え込んでから、またタイミングをみてやりましょうね。


本日の釣果、カワハギ 12枚(16〜24cm)。他にカサゴ2尾の持ち帰り。カワハギは剣崎沖と城ヶ島西の深場では良型中心、城ヶ島東〜三崎西口では小型が多い印象でした。

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