メジマグロ、雷雨で早上がりも幸運の1本!

11月11日(土)、小網代の丸十丸からメジマグロに行ってきた。
今日は佐Tさんに同行させて頂き、一年振りのメジマグロ釣り。今年も相模湾や城ヶ島西のパヤオ周りではコマセ釣りで狙うメジ・カツオが好期に入ったようだ。今週の水曜日(8日)、友人のkim君がやはり同船から出漁し、好釣果の報告を送ってくれたばかりである。さて今日は週末だしどうなるかな〜?行くからには1本はゲットして帰りたいものである。4時15分、佐Tさんが迎えに来てくださり現場へ急行。5時10分、船宿に到着すると、既に左右トモに1、2名、オモテに3名づつの先客。我々はとりあえず左舷のトモ2番と3番の札を取って受付を済ませた。早速、カッパを着て船に乗り込むが、デッキが濡れていて船から船に渡り歩くのが恐しい。無事、釣り座に着いて準備を開始するが、まだ真っ暗で電源の+−も見えない。ここで参考のために料金システムについて触れておくが・・・受付では乗船料¥8,500を支払い、これには氷、アミコマセ(お代わり可)、付け餌(オキアミ)が含まれている。アミコマセにはオキアミ(Mサイズ)を適量混合するが、このための冷凍オキアミブロックは出船前に¥500支払って船長から直接購入する形となる。さて、我々以降人数は増えなかったため、釣り座間隔を適当に調整してキーパーをガッチリ固定。左舷ミヨシの常連Gさんが釣り座を回って木札を回収。6時25分、左右6名づつの12名を乗せて出船となった。


出船準備中。私は左舷胴の間(ミヨシから4番目、トモから3番目)。


コマセはアミをベースにオキアミを混合。オキアミの解凍中・・・付け餌用のオキアミは支給。コマセ用オキアミは船売りで500円。

船長は相模湾の中心部に向って走ったが、現場は雷雨が凄いらしく、急遽取り舵を切って城ヶ島西沖のパヤオに向けた。現場付近では既に船団ができているが規模は大きくない。回り込んで位置を調整すると、7時18分、開始のアナウンス。お天気は下り坂、北東の弱風でどんより曇った空、海上はベタ凪。潮色はマリンブルーでトモ方向に少々速めの潮流。指示ダナは45〜35m。道糸のマーカーで45mまで沈めたらストップ。そこからコマセの煙幕を縦に作るイメージで4、5mシャクリ上げ、付け餌を煙幕に入れる感じでアタリを待つ。しばらく待って当たらなければ、指示ダナの上限まで探り、いち早く当たりダナを見つける。コマセはアミが主体なので、サニービシL80号の上部放出口は1/3程度に絞り、下部はオキアミが引っ掛かりながら出るくらいに調整。竿は昨年使用して好感触だったリーディングXネライ210M、リールは前回1000Hを使用したがドラグ力が頼りなかったので、今回はちょっと重いけどパワー数倍の4000HPを選択。仕掛けはハリス10号4mにヒラマサ13号の1本針。オキアミは2匹掛けでよい。開始2投目、佐Tさんと私にダブルヒット。食わしたのは両者とも水深40m。佐Tさんは電動でガンガン巻き上げていたが、海面を割ったのは3Kg前後のメジ。いきなり本命ゲットで相変わらず仕事が早いのだ!流石師匠!私は電動高速巻きで1Kg弱のヒラソーダ。これは準本命、激ウマなので迷わずキープ。


目的地雷雨のため、行き先変更・・・朝一は城ヶ島西のパヤオ周りから。リーディングXネライ210Mに4000HP。

何度か潮回りする中、左舷大トモのお客さんにヒットしたが水面でハリス切れ。その後、しばらくしてまた食わした。2本目は無事ゲットで2打数1安打。それ以外はたまにヒラソーダが上がった程度。開始40分、佐Tさん、メジ1+ヒラ1。私、ヒラ2となった8時前、船長はエンジンの回転数を上げて大移動。朝一で行こうとした場所へ向けているものと思われる。北に進むに従って雲は厚く、海面もボチャボチャしてきた。約40分走って到着したのは江ノ島沖か茅ヶ崎沖か?視界が悪くよく分からないが、湘南の船も数隻居て、たぶんそんな方向だろう。8時40分、指示ダナ50〜40mで再開。こちらは潮が緩く、道糸が素直に立つので釣り易いのはいいが、空は雷ゴロゴロ、たまに閃光も走る。大気がかなり不安定で、急にバケツをひっくり返したような土砂降り。そんな中、最初は船中大人しかったが、2投目辺りからヒラソーダのバタバタする音があちこちから聞こえ始めた。私もコマセを詰めて2投目。50mからシャクリ上げて45mで停止。するとバコン!と穂先を叩かれて何か食い上げた感じ。お祭りでもしたか?アワセを入れず、そのまま電動高速巻き。移動時にハリスを12号にアップしたので、リールのパワーでゴリ巻き、ドラグは1mmも滑らせない。ヨッシャ!お祭りじゃ無さそうだ。ビシを回収してハリスを手繰るとヒラソーダとは別格の重量感。一気に引き寄せると腹が茶色に輝くは本命メジマグロ。佐Tさんに救って頂き獲ったど〜!3Kg超のメジ簡単に浮かしちゃった。恐るべし4000番。


40分走って移動したのは茅ヶ崎沖?江ノ島沖?いつの間にかこんな気圧配置に(午前9時気象庁発表)。

前線の真下に居るようで、雨は降ったり止んだり、小降りになったり土砂降りになったり相変わらず不安定な空模様。その後、船中ヒラソーダをメインに本ガツオも交じり始めてアタリは途切れないが、なかなかメジが顔を出さない。私にもヒラソーダは良い感じで食ってくるが、お祭りを防ぐため電動高速で一気に巻き上げ。段々型も上向いて1Kgオーバーが主体だからけっこうなボリュームだ。本ガツオは1.5〜2Kg級だろうか、私にも一回2Kg近い本ガツオが食ったが水面で走られ外れてしまった。メジを期待して上目、下目と狙いを変えてみるが当たらない。そろそろヒラソーダもツ抜けしてお腹一杯、我が27Lクーラーは満タン寸前になってしまった。これだけ釣れるとデカイクーラー調達するか予備のクーラー持って来なきゃダメだな。すると未だ食いも衰えぬ9時50分、前線が真上にあって雷雲が次から次へとこれ以上やるのは危険とのことで、悪いけど今日はこれで上がって行きます!と船長のアナウンス。いやはや想定外の早上がり。海が凪だっただけに残念だな〜。まあこの不安定な空模様じゃ仕方あるまい、いつものことながら自然には勝てません。今日は正味たった2時間の釣りに終わってしまったが、運良く2人ともメジマグロをゲット。帰りに聞いた話だと右舷では出なかったらしいので、左舷のトモから3人だけだったようだ。おまけのヒラソーダも多数で今晩がかなり楽しみ、想像しただけで飲み過ぎ注意報、いや飲み過ぎ警報発令なのであった。


本日の釣果、メジマグロ(マメジ:クロマグロの幼魚) 1本(3.2Kg)。


ヒラソーダ 10本(0.9〜1.3Kg)。佐Tさんに3本引き受けて頂き、持ち帰りは7本。

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