カワハギ、南西ウネリと腰痛で途中リタイア

12月7日(木)、三崎港の角田丸からカワハギに行ってきた。
このところ湘南方面から城ヶ島に掛けての相模湾寄りでカワハギが絶好調。毎日トップ30枚〜70枚台の釣果で高め安定のようだが、なかなか週末の天気や予約状況などタイミングが合わず釣行できない。仕方ないので、今回はお忍びで平日に出かけてみることにした。本当なら昨日が高気圧の中心にあって日並的には良かったのだが、昨日は別件の先約が入っていたので、本日の予約となった。予想天気図を見るとちょっと高気圧の後ろの縁に掛かるので南西風が心配だが、天気予報では午前中は北から北西と言っているので、その通りなら大丈夫だろう。今日は2番の特急で来るようにとのことで、ゆっくり6時57分に三崎口駅に到着。船長が迎えに来てくださり、私ともう1名のお客さんを乗せて港へ向った。今日のお客さんは4名で私は右舷ミヨシに入ることになった。準備も整い、定刻7時30分に出船。早くもこの時間から気持ち悪い風がフワフワ吹いているけど大丈夫かな〜?三崎東口から出て沖に進むとやっぱりだよ〜。西南西の風が半端に吹いていて、海は半分出来上がり掛かっていた。何とかまともにカワハギ釣りができるギリギリのラインであろう。人がせっかく来ればこうだモンな〜まったくついてないぜ。7時40分、城ヶ島東の白灯沖で開始のアナウンス。西南西の風7m前後で曇り。潮色はすこぶる良好だがウネリと波でドタバタとコンディションはよくない。


いざ出船、海は既に南西風フワフワ、天気予報と全然違うし・・・。

水深35m程度からの流しで始まったが、想像以上に生体反応が少ない。たまにウン?と思う触りや外道がちょっかい出すのが認識できるが、これぞ!と合わせられるようなアタリは出ない。船長は短いサイクルで船を回し、島の中央部に向けて小移動。徐々に水深は深まり40m前後から48m程度の釣りとなる。深くて手返しが面倒だが、連日好調の成銀丸、瀬戸丸などピンポイントに集結し、本船と同じような水深を攻めているようだ。今日は大潮の最終日で干潮が12時頃の予報。午前中が下げ潮、午後が上げ潮となる。しばらくするとようやく潮が西から東へ動き出し、船はトモ流し。これは逆潮だな〜、経験上は西に行った方が食いが良いはずなんだけど・・・。とは言っても最近好調なだけに潮が動けばアタリも出始めたのだが、ウネリで勝手に張ったり弛んだりしてしまい上手いことヒットに持ち込めない。気が付けば船中ボーズは私だけ。どうもイメージ通りの釣りにならず苦戦気味。8時30分、開始50分経ってようやく会心のアタリの到来。自信を持ってガッチリ引っ掛けると23cm級の初物を取り込んだ。大事を取って少し送り気味に乗せたものだからハリスを半分くらい飲み込んで上がってきた。活性は悪くないのだろう。ただ、カワハギがウネリを嫌っているのか、こちらがウネリに合わせられないだけなのか、1回だけゴン!で終わったりで認識できても掛けられないアタリが多い。海が凪だったらもう少し何とかなりそうなのだが・・・。


次第に風が強まりシケ状態へ・・・。

ペースは良くないがポツポツ9時40分で5枚。ジワジワと風速が上がり、それに伴い海の状態もジワジワ悪化。(上の写真は10時25分現在の状態)10時少し前、普段通りに立って釣りをしていたところ、腰にビクッとした違和感。急にその場に立っていられなくなりヘナヘナと座り込んでしまった。マズイぞこれは・・・腰痛持ちの私ではあるが、去年の8月に半身不随で全治一ヵ月半の重症に陥った時のことが瞬時に頭を巡った。初めてのことではないので、どういう動作ができるのか、またはできないのかをひとつひとつ確認するように動いてみると、一応歩けるようなのでホッ。ただ立って釣りをしようとすると、ウネリの角度や重心移動によって痛みが走るので、船長に告げて少し休憩することに。寝ている分には痛みが来ないので、座ったまま釣りを再開してちょっとの間に3枚取って8枚。しかし、座っていても船の揺れに腰が追随できず、続行断念。10時30分、リタイア。船上、仰向けに真っ直ぐに寝られるスペースが無いので、胴の間の椅子の上に横たわる。あ〜あ、こんなの初めてだよ〜!せっかくの平日出撃だというのに海は悪いわ体調悪いわで最悪の釣行になってしまったな〜。お昼になると南西風の勢いは更に増して風速13mはありそう。潮回りの度に飛沫を被るので、仕方なく起き上がると、あと20分で上がるから!と船長。そして12時40分、乗合全船早上がりとのことで本船も撤収。今日は踏んだり蹴ったり、まともに釣りをしたとは言えない一日になってしまった。(涙)


本日の釣果、カワハギ 8枚(14.5〜27cm)。その他、ベラ、トラギスの類多数。

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