マダイ五目、最高なのは天気だけ、後味悪い一日

12月23日(土)、松輪港の成銀丸からマダイ五目に行ってきた。
今週は久し振りに佐Tさんと何かやりましょう!とのことで、ここはお得意のコマセ系に決定。となるとこの時期、イナダ専門かマダイ五目だが、今回は成銀丸からマダイ五目に乗ってみることになった。朝5時半を回った頃、まだ真っ暗な港に到着。早速、釣り座の札を取り、受付を済ませた。さすがに四隅は先客が居たので、左舷のトモから2、3番を確保したが、さてこの選択が後でどう出るか。毎度こればかりはやってみなければ分からない。車を駐車場に止め、その場で着替えや道具の準備。売店でコマセ2ブロックと氷を購入、1ブロックは解凍しておいてもらい後で取りに行く。少し明るくなり始めた6時半、ようやく船が着岸され乗船開始。結局、左舷は5名で私はミヨシから3番目、トモから3番目のど真ん中。右舷は6名で計11名の乗客。船がデカイからこの程度の人数ならまったく問題無い。これで少し食ってくれればラッキーなのだが・・・。準備万端で6時50分に出船、協定時刻の7時まで港口で待機すると各船一斉にエンジンの回転数を上げた。最初はイナダのポイントでお土産稼ぎをするらしく、松輪瀬の近場のポイントでスローダウン。7時5分、船団がまだ出来上がっていない中、位置が決まったところで開始のアナウンスとなった。北東の弱風で快晴、海上はベタ凪、潮色は極上。今日は中潮の2日目で朝一から下げに入って干潮が12時20分頃の予報である。


港で船の着岸を待つ。7時出船・・・ポイントは目の前。

仕掛けは何が食っても無難なところで、ハリス4号6mのマダイ針8号。指示ダナはハリス分+3〜5m、上から取る人は45mとのこと。タナの取り方はハリスの長さなどによって変わるが、この船では特に指示が無い限りその辺の釣り方は自由である。私はイチイチ底に下ろすのが面倒だったので、道糸のマーカーで51mまで落とし、2、3回コマセを振りながら45mに合わせた。2投目辺りから船中生体反応が現れ始め、まずはミヨシ、そしてトモとイナダに竿を絞られる。いいね〜!次はミヨシ2番、そしてトモ2番(佐Tさん)。ミヨシとトモから順番にヒットしてまだ掛けてないのは私だけ。落ち着いてコマセを詰め替え、さあ来なさい!タナを合わせると待ってました!ドスン!と来る予定が何も来ない。こりゃマズイ!挟み撃ちで一人だけ取り残された。潮が動き始め右舷潮先。佐Tさんが2本目を掛けた。マジっすか?隣で煽らないでよ!(汗)自信が無くなってタナを聞いてみると、リールのカウンターで48m?リールのカウンターで言われてもリールや糸によって全然違うので、これが全然参考にならないのよ。(笑)しかし、だいたい40m台後半は間違いないと思われ、食いが立てばタナが低過ぎない限りは食って来るはず。試しに一旦底まで落とすと水深56m、ハリス分+4mの46mに合わせる。すると間もなく穂先がグン!やっと食ったよ!大きく竿を持ち上げてやり取り開始。4号だから強気に巻き上げ、難なく1Kg級のイナダを抜き上げた。

次の投入でまたヒット、こちらは一回り大きい1.2Kg級。その直後、群れが抜けてしまったようで船中急にダンマリ。前回、角田丸の時もこの展開だったような気がするけど、やはり週末は船の数や客の人数も多いから、群れが一箇所に落ち着かないのかな?船長は移動もせず、しばらく持久戦。するとミヨシやトモでポツ〜ンポツ〜ンと単発ながら魚っ気は完全に抜けた訳でも無さそう。こちらも置き竿でのんびり構える。10分くらい間が空いてからトモでヒットしたが途中でスッポ抜け。直後、佐Tさんが良型をゲット。そして順番通り私の竿がグィーっと入った。コイツもちょっと良さそう。ところが大事にやろうと思った瞬間、私もスッポ抜けてしまい残念!そしてまた10分以上経過、席を離れていたところ私の置き竿にヒット。取ったのは1.3Kg級の丸々太ったイナダ。小一時間やって各自イナダを平均3本くらい釣ったところで回収。5分ほど走って沖のポイントに移動となった。ここはマダイ、イシダイ、ワラサの場所らしい。移動直後、トモで300gくらいのマダイが上がったが、その後は忘れた頃にイシダイが顔を見せる程度の食い。餌取りが多く必然的に入れ替えのインターバルは短め。水深は50〜65mの範囲だが、途中でけっこう水深が上下するので、面倒だが毎回底からタナを取るようにして、ハリス分+2、3mを基準に様子を見る。


今日は快晴ベタ凪・・・こういう日は魚の活性もイマイチ?

9時20分、久々のアタリ。この時間、仕掛けは4号8mのマダイ針8号。完全に竿の胴に重さを捉えてやり取りを始めたが、底に突っ込んだかと思うと上に泳いでくるような変な動き。何コレ?ビシを回収し半信半疑でハリスを手繰ると行く手はどんどん右へ。お祭りしてんのかな?するとミヨシの方で1.5Kg級のマダイが玉網に収まった。見に行くとそのマダイ、ミヨシのお客さんと私の針両方食ってるし・・・。こういうの困っちゃうよね。私の針も唇にガッチリ貫通してるから確かに食ったのだろう、良いアタリで竿が入ったからね〜。そういう意味では自信があったので、公平にジャンケンでもしようかと思った。ところがそのお客さん、欲しかったら持って行っていいよみたいなこと言う割りに私の針だけ先に外して自分の針なかなか外さないし。(笑)仕舞いにはどっちの針を先に食ったとか、船長に聞いても同じこと言うよだとか、あたかも海底でマダイが餌食ったところ見たかのようなこと言い始める次第。よく見たら「俺の魚だ!絶対渡すもんか!」って顔に書いてありましたね、気が付かず失礼しました!こっちも色々言い出して揉めるのも不本意なので、それじゃどうぞ!私は玉網だけ片付けてその場を退散。ホント乗合船てこういうことがあると一気に嫌になるね。以前にも同じようなことがあったけど、魚が魚だし今回はちょっと後味が悪かった。せっかく佐Tさんと久し振りに釣りに来たというのに何だか悲しくなってきちゃったよ。


右舷で上がったワラサ、この時期のワラサはデカイ。いつもお世話になっている角田丸、今日は貸切船ですね。

そんなこんなでテンション↓の中、右舷で何かザワザワ。どうやらミヨシ2番のお客さんがワラサを掛けたらしい。船長もそのお客さんに合わせて船を流すので、場所が離れ全員回収。10分以上待って玉網に収まったのは5Kg近くありそうな立派なワラサ。ハリス何号で取ったのかな?時間掛けて最後にちゃんと取り込むから流石なのであった。おめでとうございます!そして潮回り後の一投目、例のお客さんにまたマダイ。玉網に収まったのは先程より一回り大きい1.8Kg級。世の中そんなもんだよ。(涙)その後も相変わらずの持久戦で、私の竿に一回良いアタリが出たけど掛からず。何だったのかな?場所によって餌取りが多く、仕掛けが馴染むと同時に小刻みなアタリで即入れ替え。何も居ない場所は餌がそのまま残ってくるので、そういう流しに良い魚のアタリを期待するが、なかなかイメージ通りには食ってくれない。11時前、根回りをピンポイントに流すと久々に何かヒット。タナはハリス分+3m。最初、ちょっといいかも?と思わせる突っ込みを見せたけど、だんだん引かなくなった。小さいタイでも食ったかな?ハリスを手繰ると浮いてきたのは500g強のイシダイ。嬉しい外道だが、この型だと何枚か欲しいね。その1時間後、佐Tさんも同級のイシダイを上げて佐Tさんと私、イナダとイシダイ同じ釣果になったけどウマヅラ1枚私の負け。(笑)

11時頃から潮が全然行かなくなり特に活性が上がる様子も無く、午後に入って上げ潮に変わってからも目立った生体反応は無いまま時間が経過。13時過ぎ、朝の船団に合流してトモのお客さんがイナダを追加したが、こちらまでアタリは回らず。最後まで粘ってみたが追加は無いまま13時50分、本日の釣りは撤収となった。午前中、東に流れて右舷潮先だったせいなのかどうなのか分からないが、イナダもイシダイも右舷側の方が優勢だった様子。船中唯一のワラサを上げられた右舷ミヨシ寄りのお客さんは、他に1.5Kg級の良型のイシダイを2枚、イナダも6本、良型キントキなど流石の腕前。マダイは船中4枚だけ。左舷ミヨシのお客さんの1.8Kg、1.5Kg級の2枚以外は3〜400gの小型のみという結果。今日は最高の天気に恵まれ、暖かくて気持ちの良い一日だったが、個人的な釣果の方はおかず程度とイマイチ冴えない結果。得てして天気が良過ぎるとこんなモンかな?欲を言えばそろそろ赤い魚をゲットしたかったけど近いところまで行って今日もゲットできず。いささか後味の悪いやり取りもあったりなんかして、この年末に来て気分良く釣りをしたいけどホントついてないよな〜と思う。また今度の機会に頑張ることにしよう。トホホ〜。


本日の釣果、イナダ 3本(1〜1.3Kg)、イシダイ1枚(520g)。

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