撃沈シナリオへ一直線!竹岡沖のカワハギ

1月28日(日)、新山下の渡辺釣船店からカワハギに行ってきた。
今週末は予報が悪かったので、釣りは無理かもしれないな〜なんて思ってたら、直前になって急に雨マークが取れて晴れ予報。よくあることだが、さすがに土曜日は低気圧の影響で西南西強風の大シケ。外海での釣り物はどこも出船中止か出たとしても早々に撤収した模様。その後、情報を見ていると、予想通り夜半には風向きが北に変わり始めた。この分だと明日は大丈夫だな。それより木曜日アマダイ行ったばかりだし何やろう?アカボラ31尾釣った直後にシロギス釣っても頭痛いし。(笑)黒潮分流の影響で沿岸部では依然17度前後の水温を維持しており、湘南〜剣崎沖のカワハギが面白そう。前回、気合入れてアサリ剥いたけど、アタリ激貧で半分以上冷蔵庫に眠っているのを思い出した。早く使っちゃわないともったいないな。でもあっちは釣れてるだけに週末は満船自殺釣行かな?そう言えば、開幕以来めっきりご無沙汰の竹岡沖も暖流が届く日があるようで、安定しないものの一時食いが上がったそうだ。こうなったらシケ後の好転ウハウハを夢見て(こっちの方がよっぽど自殺釣行か?笑)久し振りに宮地船長の顔でも見に行くか!と自宅から程近い新山下の渡辺釣船店からサクッと様子を見てこようという気になった。

5時30分、船宿に到着すると早くも船長のお姿が。おはようございます!ご無沙汰してます〜!ご挨拶をして船に乗り込むと左舷トモに先客が一名だけ。う〜んどうしようかな?前回、右舷ミヨシで裏目に出たからトモに入るかそれともまたミヨシに入るか悩むな〜。長潮で11時前が満潮だけどあっちは潮向き分からないし、ここは勘だけで右舷トモに荷物を下ろすことにした。ポツポツとお客さんが集まって左舷8名、右舷7名と混雑とまではいかないけれど、この釣れていない時にこれだけ集まるのだから、やはり大した人気である。しばし船長と談笑。昨日はカイホ近くまで行ったけど、向こうは走れないとの連絡が入ったので、中の瀬に引き返してシロギスを狙ったそうだ。仕掛けは船に積んであったし、そんなこともあろうかとアオイソ仕込んで出船したのが奏功したらしい。ところが道具がカワハギ用なので、アタリが出ても掛からないのが多く、それはそれで面白い釣りだったそうだ。中の瀬のAブイとBブイの間で一日やって、釣る人は5、60尾釣ったらしい。聞くとやはり先週、竹岡沖も水温が上がった日があったようで17度台、高いところでは19度もあったらしく、正直なものでそういう日はカワハギも活性が上がって20枚以上釣れたそうだ。


いざ出船。渡辺釣船店のお客さんは和竿が主流、その大半が常連N田さん作?

定刻7時30分に出船。乗客の皆さんはキャビンに入るか操舵室に潜り込んで、航行中座席に座っている人は居ないが、今日は風も穏やかなので、私はひとり船尾でクルージングを楽しむことにした。一月も下旬と言うのに冷え込みも大したことなく、非常に爽やかで快適な朝である。徐々に南下し、カイホから観音沖を過ぎた辺りで少しウネリが入ってくるが、思ったほどでもなく一安心。8時30分、スローダウンすると位置を調整し、早速開始のアナウンスとなった。北北東の弱風で薄曇り。海上は1m程度のウネリが残るがこれなら十分な凪。潮色は期待したほど透明度は無く、何だか濁り気味で冷たそうな潮色に見える。最初は水深27mからの流しで私は中層から探る。早々にミヨシから胴の間に掛けてパラパラとカワハギが上がったが、こっちは外道のアタリのみ。もしかしてミヨシ突っ込み?釣座選択がいきなり裏目に出ちゃったかな?船長に確認するとビンゴ!それよりビックリしたのは水温12.6度だって。マジっすか?これカワハギがまともに食う水温じゃないよね。どうりで潮色濁り気味だと思ったらそんな下がっちゃったの!早々にギャンブルは裏目か、水温低下&潮ケツのダブルパンチで今日も厳しい釣りになること受け合い。(笑)

二流し目は漁礁の真上。場所によって多少違うが、水深27m前後で高さ2m程の壁が連続する。イメージ的にはコンクリートのマスが並んでいるような感じで、ところどころ壁が崩れたり、海草の類が茂っていて実に釣り難い場所である。ここでも潮回り後のブッコミでミヨシから胴の間までアタリがパタパタと出て終了。こっちまで回って来ない。お隣さんは壁の上で良型がヒットしたそうで初物ゲット。上で食ってくれればだいぶ楽なんだけど、マスの中で勝負になっちゃうと根掛かりも多く、酷いときは魚掛けて合わせた後に根掛かりもあって本当にやり難い場所だ。道糸のマーカーで24mまで降ろしてストップ、様子を見ながら上下に誘うとオモリがたまに壁に当たったり擦る感触が伝わる。この高さでアタリが出ればまだ良いのだが、ミヨシから胴の間のお客さんを見ると底まで落としてアタリが出ているようだ。仕方なく底に着けて叩いたり弛ませたりもしてもみるが、たまにベラが食うだけで本命の反応は無い。右舷では皆さん既に1〜3枚くらい上げていて、まだ釣ってないの私だけ。ここの常連さんはいつもこういう釣りやってるから慣れてるのかな?しかし、どう見ても潮先だけパラッと食って、その後が続くほどの密度も活性も無い。


金谷沖に移動しても変わらず、厳しいぞ〜!

流しの途中、私の釣り座は漁礁から外れた感じだったが、ここで初めてカワハギと確信できるアタリを捉えて初物ゲット。開始からちょうど1時間経過の9時30分のことだった。その後、またアタリ無いまま時間だけが経過。10時、船長は一気に南下して金谷沖に移動。目の前にフェリーの発着所が見える位置。水深は30m弱、ポツポツ根が点在し、たまに引っ掛かる場所だ。ここも特に状況変わらず、あまりのアタリの少なさに遠投して糸を寝かせて釣ってみたり、ベタ這わせで釣ってみたりするが、出るのはベラとトラギスの反応だけ。11時、遠投後、手前に寄り掛けた位置でようやくアタリを捉え、半信半疑だったが乗せたらカワハギの引きに変わった。(笑)自身今日一となる23cmをゲットしたが、やけに懐かしい気がした。叩いたり誘ったりしても無駄だけど、動かしていないと間が持たない。これまで何度と無くこういう状況を経験しているが、カワハギの鼻っ面に餌が届かないと食ってくれないし、活性の高い時のように仕掛けにまとわり付くようなアタリが出ず、たまに触っても追い方が淡白で執着心がない。激渋のカワハギ釣りは嫌だ!と言いつつ、ここまで来ちゃった以上、何とか頑張るしかないのだが・・・。

しばらくすると下げ潮が効いて、ようやくトモの潮が来たかと思いきや今度はハギ様完全無視状態。船上誰もハギ様を上げる姿が見られなくなった。やれやれ、この潮でくってくれないと大トモに座った意味が無いんですけど。船長が様子を見に来てくれて、下げ潮が来たら食わなくなっちゃったね!だって。今日もやることなすことチョー裏目でトホホ〜。いい感じで下げ潮が効いてくると、トラギスとベラの活性が上がって入れアタリ状態。お呼び出ないけど避けられない。まあこのまま終わっても2枚だから自己最低タイで記録は更新せずに済むなヘヘヘ・・・と発想もおのずと後ろ向きに。13時、叩きから弛ませで久々にアタリ。上手く引っ掛かって20cmオーバー、そして次投で18cm級と2枚連続ゲット。もしやスイッチONか?と思ったのも束の間、潮が二枚になってお祭り頻発。14時40分、午前中の漁礁に移動するとブッコミで1枚ゲット。その後はミヨシから胴の間でパラパラ釣れるがこっちまで回らず朝と同じ状況。そのまま定刻15時を迎え納竿。船長が来て数を聞かれたが、私は片手でパー。(笑)下げ潮でも前ばっか食っちゃうもんね〜と船長。結果15名で2〜11枚。蓋を開ければやっぱり激ハギ、なんだか去年から取り付いた悪いものがまだ付いてるみたい。(笑)


本日の釣果、カワハギ 5枚(18〜23cm)、オキメバル(トゴットメバル)、メゴチ。その他、ベラ、トラギスの類は全て放流。
しかし、竹岡沖のカワハギは旨い!お刺身を肝醤油で食べても他のカワハギと違うのが分かります。なんでかな?


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