今年初マダイ、型小さいが2枚顔見てラッキー!

2月3日(土)、剣崎間口港の尚二郎丸からマダイに行ってきた。
今日は竹取り仲間でもあるkim君から仕立船のお誘いを頂き、二つ返事で参加決定。最初、長井からヒラメという話もあったのだが、あちらはちょうどイワシメバル解禁のため仕立の予約が取れなかったそうで、松輪のマダイに決定したようだ。人数がなかなか揃わないとのことだったが、いつもお世話になっているS大さんにも参戦して頂くことになり(料金が5名からなので、ちょっと高く付いちゃうが)4名で確定。S大さんのお迎えにより6時ジャストに港の駐車場に到着すると、kim君と佐Tさんは既にご到着。まだ真っ暗な中、駐車場でとりあえずカッパだけ着込んで船に向った。釣り座は相談の結果、左舷ミヨシにkim君、トモに佐Tさん、右舷ミヨシに私、トモにS大さんという並びで決定。船長がコマセや氷を準備してくれるが、船のオモテ側のカメに氷が大量に積んであり(冷凍庫になっているのかな?)、その中から各自バケツ2杯分ほどの氷を頂けるので非常にありがたい。今日はいつものオキアミに加えてアミコマセも一袋づつ支給されオキアミと併用するようだ。小網代の丸十丸でワラサやメジを狙うときにこの方法でやった経験があるので、特に戸惑うこともない。サニービシの場合、オキアミだけのときよりむしろコマセの出し加減の調整がやり易く個人的にはけっこう好きである。


日の出前から出船準備。綺麗な朝焼けです。

定刻7時に出船。最初イナダでお土産稼ぎするか、それともマダイ一本で勝負するか相談になったが、みなさんイナダは釣り過ぎても〜沢山!という人ばかりなので、今日はマダイ一本狙いで行くことになった。個人的にはイナダが2、3本あってもいいな〜とは思ったが、イナダとマダイは場所が違っても同じ時合で食うことも多いので、マダイに集中してチャンスを逃すまい!という方針だ。10分ほど走ったところでスローダウン、船を立てて7時10分、はいやって!と開始のアナウンス。北北東の弱風で晴れ。海上は多少の波程度で凪、潮色は緑掛かった薄濁りでタイには悪くない。今日は大潮の3日目で干潮が11時30分頃の予報。始めてみると下げ潮がトロトロあって、水深60mから徐々に浅くなる流しである。仕掛けはハリス3号8mで開始し、1投目、底からハリス分+2m=10mに合わせると、仕掛けが馴染むと同時に穂先がズン!と入った。それ以上入り込まないので、聞き上げてテンション掛けると何か着いているようだ。アジかな・・・電動で巻き上げ、ハリスを手繰ると、これは予想外、ムツのお出ましである。30cmに満たないサイズで煮付けサイズか、まずはお土産歓迎。まだ海底が暗いせいなのか、左舷のkim君にも同級のムツが食ったが、こういうのはそう続くものでも無く、お互いに1尾づつで終わり。夜やればけっこう食うのかな。


kim君、早々に本命ゲットもこの型じゃ苦笑。続いて私にも初物。

2流し目、また穂先がグン!と入ると今度は28cmのアジだった。これも良いお土産である。しばらくしてkim君の声に振り返ると、船中初マダイが上がったようだが・・・ナント20cmにも満たない小ダイに苦笑。針を飲み込んでしまったようでキープしたが、果たして鯛飯1人前になるかどうか?今日は船数も少ないようで、遠く下浦沖にイナダ船団が見えるが、ここ松輪瀬は見回してもポツポツ数える程度しか船が居ない。これがあと二ヶ月もして乗っ込み期を迎えるともの凄い大船団になる訳で、この時期はまだ平和なのである。7時40分、また穂先が持ち込まれ、今度は幾らか胴まで絞り込んでくれたので、慌てずゆっくり乗せる。こっちからアワセに行くより向こうアワセで絞ってくれた方が口の横にガッチリ掛かる率が高くバレも少ない。巻き上げ中の突っ込みはタイっぽい感じだが、あまり引かない。ドラグが滑る訳でもなく難なくビシを回収、ハリスを手繰って浮上してきたのは、お〜やっぱタイだったよ!無事、kim君に救って頂いたのは後の計量で640gのマダイ。鮮やかなピンクに硫酸銅ブルーのコントラストが見事、いつ見ても綺麗である。今日は珍しく早めに型を見て幸先良し。前回は1枚のタイが2人の針食ったやら何やらで気分悪かったけど、たまにはこういう日も無いとね。いささか型が小振りなので、次は2、3Kgクラスが食ってくれないものかな〜!


しばらくの間、マッタリと何事も起きず・・・。

私のタイを最後に船中生体反応まったく無しの世界。トモのお二人は最初から生体反応が無いようで、潮先のはずなのに分からないものである。流しによって、あるいは流しの途中でも餌取りが多い時と何時までも餌が残ってくる時があって、若干タナを調整したりもしてみるが、餌取りが多い場所は早めに入れ替える。竿を手に持ってできるだけ餌取りの細かいアタリを察知し、やられたらすぐに回収。餌が付いていない仕掛けを何時まで流してても釣れる訳が無いのである。今日はオキアミとアミを分量比にして約2:1に混ぜて使用している。サニービシの放出口は上は全開、下は1cm弱とし、オキアミだけのコマセで釣る場合と同じだが、アミを混ぜている分、ギューギュー詰めにしてもOK。混合コマセの場合、メジを狙う時は縦にコマセの帯を作るように早めにシャクリ上げてくるので気にしたことは無いが、今日はタイ狙いなので、アミの方が比重が重たいことを計算に入れて、ハリス8m+2m=10mにタナを合わせるとした場合、底から一気に6〜7m巻き上げてから最初の一振り、その後、約2m間隔でコマセを振って最後10mの位置でもう一回振っているが、果たしてどんなもんだか正解は分からない。さて、しばらく音沙汰が無かったが10時ジャスト、今度は佐Tさんの竿が曲がった。同級のマダイを手にしてニッコリ。流石!なんやかんや言っても1枚は取りますね。


久々に竿を曲げたのは佐Tさん。同級のマダイゲットです。

佐Tさんのタイも単発に終わり、また何事も無いまま静かに時は流れる。でも、こういう日はいつ食うか分からないので、入れ替えだけは真面目に続ける。干潮が11時半頃の予報だったので、上げっ端、潮変わりで誰かが絶対掛けるよ!と予言。風は徐々に東に回り、波もすっかり凪いでポカポカ陽気。異常気象なのか地球温暖化の影響なのか今年は暖かい日が多くて楽なのは良いのだが、ここまで暖かいと気持ち悪い。この冬も毎週のように釣りをしているが、手がかじかんだのはたった一度だけ。こんな冬は生まれて初めてだ。さて、潮変わりの時間を過ぎても基本的に下げ潮のまま期待する上げ潮が来てくれない。船長も潮が変われば食いそうだけどな〜と渋い顔。すると12時、kim君に何かがヒット、しかもデカそうだ。やっぱ昼から食ったでしょ!引きを見る限りタイっぽくもあるし、青物っぽい感じもある。なんだろう?ハリス3号なのでドラグを緩めにして慎重にやり取り。この辺は流石、百戦錬磨で危な気は無い。ようやくビシを回収し、ハリスを手繰るとなんだイナダかよ!だんだん浮いてきたらイナダじゃないよワラサだよ!私が玉網でアシストして無事ゲット!ちょっと細身だけど4Kgくらいありそうな立派なワラサ。いいな〜旨そうだ!聞くと少し高めのタナで食ったらしい。さてどうするか迷うところだが、ここはタイを1枚取ってる自信か、これまでの+2mのまま通すことにした。


なんだなんだ?デカそうじゃん!ハリス3号だから慎重にやり取り。正体はワラサでした!

我慢すること12時30分、待望のアタリ。最初、ガンガン!と穂先が派手に叩かれたが、少し待ったら入り込んでくれた。ヨッシャ!タイっぽいけど大きくはないよ。時折、下にグングン突っ込む小気味良い引きを竿でいなしながら巻き上げる。無事、kim君に救って頂いたのは、後の計量で680gのマダイだった。まあこの渋い中、2枚取れれば今日は上出来でしょ。その後、13時過ぎからアジの群れが回ってきたが、20cm級で少々細かい。それもノドグロ系の細長く黒っぽいアジである。マダイ仕掛けなので仕事が遅い分、そうそう数取れるものでもなく4本だけ追加。そうこうしている内に舳先が南東に向くと、いきなり風が強まってきた。夕方から吹く予報だったけどちょっと吹き始めが早まったようだ。どの道、このままシケる予報なので、13時40分、速攻で撤収。今日は今年初のマダイに挑戦したが、状況渋い中、小振りとは言え2枚釣れればOKでしょう。釣れたタイは料理するには手頃なサイズ、アジやムツのおかずもゲットで、お刺身、焼き物、煮物と色々堪能できそうで楽しみである。とりあえず今年初めてのタイ釣りで型を見られて幸先良し。目標はあくまでも3Kgオーバー!一般的に大ダイと言われる大物を今年こそは掛けてみたいと思いますがどうなることか?ご乗船の皆さま、今日はお疲れ様でした。またよろしくお願いしま〜す!


本日の釣果、マダイ 2枚(680g、640g)、マアジ 5本(20〜28cm)、ムツ(26cm)。

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