久々のアオリイカ、潮色良過ぎて大苦戦

2月22日(木)、腰越港の飯岡丸からアオリイカに行ってきた。
最近、旨いイカ食ってないな〜とか言いつつ色々考えていたら、あのズシ〜ン!というアオリイカの感触が無性に恋しくなってきた。そう言えば去年は釣れないマルに嵌って一回も行かなかったし、思い立ったが吉日、近いうちに行ってみるか・・・なんて思っていたところ、注文していたパソコンが到着してしまい、先週末は部屋にこもりっきり。釣りの仕度もしてあったので、日曜日は目覚ましを掛けてみたが、寝床に居ても聞こえるほどの本格的な雨模様。アオリやるならこういう日に喜んで行くようじゃないと良い思いはできないかな?とも考えたが、いくら暖冬とは言えあの降りっぷりじゃ強行する根性も無くそのまま二度寝。先週末はそんな感じでパソコン漬けに終わってしまったが、なんだか今週末も予報が良いこと言ってない。しょうがないな〜また平日行っちゃうか!と最近ちょっと図に乗っていなくもないが、急ぎの仕事も無いので怒る人は居ないだろう。(汗)行くなら金曜日から荒れそうなので木曜日しかなさそう。さて、電車釣行圏内でアオリ船を出してる船宿と言えば何軒か思い当たるが、本日お世話になるのは腰越港の飯岡丸。情報を見てみると先週末の雨以降、潮に濁りが入ってトップ11杯からの爆乗りもあったようだ。イカが気まぐれなのは承知の上だが、濁りが残って潮さえ動いてくれれば面白そうな状況ではある。


大型船の左舷に私ひとりきり。隣はマルイカ船。/対岸には池田丸と多希志丸。多希志丸はアマダイに代わってライト深場の開幕。今年はやってみようかな・・・。

東海道〜江ノ電で6時15分頃、港に到着。5軒の受付所が並ぶ一番奥が飯岡丸である。乗船名簿に記入しマリネスで¥500割引。暖かい缶コーヒーかお茶がサービスされる。船は3隻あるが、アマダイ船が終了とのことで、今日はマルイカとアオリイカに出船。アオリの21号船に乗り込むと先客は右舷大ドモに一名だけ、胴の間には船長の道具と思われる竿が立てられている。さてどうしようか・・・左舷は誰も居ないのでとりあえず左舷のトモに荷物を下ろすことに。しばらくするともう1名いらして右舷ミヨシに入られた。結局、右舷は船長入れて3名、左舷は私一人という形に・・・これが後でどう出るか。ハリスは4m統一、タナは海面から中オモリまでの水深で出しますと(ビビる大木さんクリソツの)船長。乗船券と引き換えに氷を受け取って準備完了。少し早めの6時45分に出船となった。港の外でスパンカを上げると航程10分足らず、江ノ島の真沖でスローダウン。6時55分、開始である。指示ダナは25mから。北の微風で晴れ、海上は沖から若干のウネリが入るものの良い凪。気になる潮色はう〜ん、ちょっと澄み気味?いや思いっきり澄み潮?(笑)潮周りは中潮の3日目、この時間が一杯で納竿時刻までずっと下げる予報。現在、殆ど流れていないが、操船は右舷ミヨシ突っ込み気味でいきなり潮ケツ。1時間弱、5回ほど流し替えたが生体反応無し、軽くヤバイ雰囲気が漂う。


最初は江ノ島の真沖、水深25mから。/船長も操船しながらシャクってました。

東に移動して腰越沖、指示ダナは28mから。トロトロながら徐々に潮が効き始めるが、西から東の右舷ミヨシ突っ込みは変わらず。8時30分、右舷トモのお客さんに船中初物。船長が玉網を持ってスタンバイ、無事納まったのはこれが可愛い200g級。ご本人苦笑だったが、まあ型が出たので良い方に捉えましょう!続く乗りは無いまま9時10分、指示ダナ19mから浅くなる流しで、右舷ミヨシのお客さんに良型がヒットしたようだ。後で見に行ったらバケツの水が墨で真っ黒だったので大きさはよく分からなかったが、1Kg以上あったそうだ。羨ましいな〜!こっちは今だ生体反応ゼロである。乗ったエギは『プレミアムアオリーQ(ウォーターメロン)』と思われる。ウ〜ンそう来たか!それ持ってないし。(笑)ちなみに私は定番の『マーブルサクラダイ』、『マーブルトマト』、『バレンシア』はもちろん、緑系、茶系と色々試したがどれも反応無し。流しの度に適当にローテーションさせているけど、潮色が良過ぎてどのエギを使っても自信が持てない。色々出し過ぎたので少し片付けよう。すると待ってました!シャクった竿がガシーッ!と止められ心臓ドキッ。体勢を立て直すが全然動かない。地球かよ!ガッチリ根掛かりで『マーブルサクラダイ』ロスト。どういう訳か根掛かりするのは必ずこのエギでかれこれ3本目。なんでかな?

船長の指示ダナはハリス分+1mで間違いなさそう。同じタナでシャクってても乗る気がしないので、指示ダナ+1〜2m上に合わせる。定置網のブイを目印に船の流しを確認すると、やはり西から東方向に流れており、深場で35m、浅場で15mまでのレンジで流す線を替えているのが分かる。10時を回ると風が西に回って、ようやく自分の潮になったかと思ったが、ほとんど無風になってしまい船の向きが落ち着かず。10時30分、また右舷ミヨシで乗せたらしい。何とかならんかな・・・起死回生の一発と言うか一回でいいからあのズシン!を味わって帰りたいだけで、それ以上の欲は無い。(ズシン!が1回あればお刺身は確実ですからね!笑)稲村ヶ崎沖、鎌倉沖と移動し、右舷で細かいのが出た程度。11時頃には葉山の森戸神社の沖〜一色海岸沖を探索するが反応ゼロ。東寄りに移動するに連れ潮色がさらに澄んでいるようだ。エギの落下を道糸のマーカーで確認すると水深6mくらいまでは肉眼でエギが見える。おまけに潮も淀んでしまいプールのような海、まったく付いてない。ぜんぜん釣れる気がしないぞ〜!(泣)お昼、一気に稲村ヶ崎まで戻って、そこからはモグラ叩きで徐々に腰越方面へと移動。この時間、エギは縦縞で背中が緑のマーブル地と同じく背中がピンクの2本に絞り、他は全部片付けた。


自作のグラスソリッドの短竿+リールはバイオクラフト。/後半は葉山沖まで探索したが・・・。

残り時間も僅かとなった13時40分、江ノ島の真沖に移動。もしかするとこれが最後の流しになるかもしれない。海面を見るといい感じの薄濁りで、こっちの方が釣れそうじゃん。指示ダナ19mのところを18mに合わせる。抱え込みで道糸が船下に入った。もしかしたらもしかするかも!と95%諦めかけた反面、何だか最後に一発ありそうな予感もしつつシャクっていたら、13時50分、シャクり上げた竿がグワッと確かな重みで止められた。ウッソ〜!本当に乗っちゃったの?7時間シャクり続けて初めての生体反応、これほど貴重な1杯も無い。絶対バラさないぞオーラをムンムン発散しながら巻き上げるが誰も気付いてくれない。たぶん必要以上に肩に力が入っていたような気もする。その引きから型は極めて小さい。(笑)ハリスを手繰って無事船長に救って頂いたのは待望のアオリちゃん、たったの300g。信じてシャクれば最後に感動あり。エギは背中が緑の方だった。連荘もあるかと思い、速攻で入れ替えたが、その直後の13時57分、納竿のアナウンスとなった。いや〜危ない危ない、神様のさじ加減ひとつで今日はとんだ冷や汗釣行。逆に言えば、こういう状況に置かれれば入れ乗り時にはぞんざいに扱われそうな小型のイカにも感動できるってことですね。ボーズと1杯じゃ気分は大違い!アオリちゃん乗ってくれてありがとう!今晩、お刺身にしてあげるからね!


本日の釣果、アオリイカ 1杯(300g)のみ。

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