史上最悪!テコでも食わないLTアジ

7月28日(土)、新山下の黒川本家からLTアジに行ってきた。
今日は夕方から客人を招いてお食事会。旨いアジでも食べさせようかと前日に釣果情報をチェックしていると、ここ数日、半日で頭40〜50尾と好調。これなら午前だけサクっと釣ってきて、魚処理して昼寝する時間もあるな・・・そんな企みで、とりあえず始発電車に乗り込んだ。5時半頃に到着すると船の右舷にズラ〜っと竿が立っていて、どうやら団体さんの釣り座予約らしい。この時点で右舷は無いので左舷ミヨシに入ることにした。どうやら10人の団体さんらしいが、10人揃ってるんなら仕立てて仲間内だけで気楽にやりゃいいのに!と普通だったら誰でも思うところだが、船が取れなかったとか色々事情があるのかもしれないし、まあ適度な満船状態なのでOK牧場である。最近何らかの事情でマゴチ船が休船している関係で、船宿に付いてるお客さんがLTアジ船に流れてきているのもありそうで、今日は今までに見たことないほどの混雑。ま、アジの場合、サバが多くてオマツリ騒ぎは閉口だけど、そうでなければ少な過ぎるよりはある程度人数居たほうが活性は上がるかもしれない。これでアジ様がここ数日来のように順調に食ってくれれば問題は無いのだが、一週間夏休み釣行第4弾はなんとなく危ない予感に満ちていた。

乗客17名?を乗せて6時53分に出船。少し前までは富岡沖で小型集めて凌いでいたという話も耳にしたが、このところようやく中の瀬でも食い出した模様。平均サイズもまあまあで、時々27、8cmの良型も交じるらしい。本日も中の瀬Cブイ内側の浅瀬へと向かった。7時25分、スローダウンすると船を旋回させて位置調整。上乗りのお兄ちゃんが碇を下ろすと船をバックさせて固定。さあ釣るぞ〜!最初、食いが立つまで気合入れてコマセ振りだ。南の風がそよそよ心地よく晴れ、海上は良い凪だが、中の瀬特有、風が弱いと航路から大型船の波が押し寄せ船がローリングするのがうっとうしい。今日は試しにアオリイカ用の短竿を使ってみることにしたが、なかなか軽快でよろしい。コマセも振り易いし、バランス的にも問題は無さそうだ。アジ様の食いが立つまで入れ替え早めのつもりが、何時まで経っても食い出さないぞ。開始早々、一抹の不安が過ぎる。潮周りは大潮初日で干潮が10時頃の予報、この時間下げ潮のはずだが、殆ど動いていない。この潮で食わないと上げ潮が来る前に午前は時間切れ?問題の潮色の方だが、濁ってはいるものの赤みが無い。ここ数日好調時の潮色を知らないので比較しようがないけど、欲を言えばもっと真っ赤かコーヒーのような色の方が食うはずなのだが、どんなもんだか・・・。


期待満々の出船だったが・・・/今日は試しにアオリ竿を使用。

右舷の団体さん、ミヨシのお客さんがポツンポツンと型を見るのと胴の間で1、2尾出ただけ、とてもじゃないけど全員に行き渡るような食いは無い。我が左舷も胴の間で型を見た程度。何時になったらスイッチが入るのか、何も生体反応が無いまま30分以上が経過。すると8時10分、初のアタリが来て17cm級をゲット。その5分後、碇を上げて場所替え。移動後しばらくは生体反応なんにも無し。う〜こんなはずじゃ・・・。9時、たぶんアジだが渋くて掛からないアタリが何度かあった後、久し振りに1尾、そしてまた1尾。合間に40cm級のマサバが食ってくるが、人数多いのでオマツリでバレたり、小針を使っているので、抜き上げで落っこちる。1本は上乗りさんに救って頂きゲット。後で聞いたところ、まだ脂が乗っていないとの話でガッカリ。一瞬、頭に棒寿司が浮かんだが、やっぱ9月、10月にならないとダメか〜。そんなこんなでサバを掛けたり雑なやり取りの後、アタリが来たのでまたサバかと思ったが、引きが下へ下へ。アジっぽいけど重さがあるので半信半疑。海面に姿を現したのは26cmの良型のアジ。噂通りで、けっこう良型も交ざるという話は本当のようだ。この後、掛からないアタリが何度かあっただけで、追加はゼロ。激渋モードのまま10時50分、タイムアップ。困っちゃったな〜、これじゃお客さんどころか自分が食べる分も無いじゃん。


午後は本牧の港前から。

ここで退散して後で情報見たら午後は爆釣!なんてことはよくある話。仕方ないので午後も乗ることに。右舷の団体さんが撤収されたので、空いた右舷ミヨシに移動。団体さんはこれじゃ宴会にならないので、中華街で飯食べて帰ろうと相談していた。私も食事済ませて船に戻ると、段上に1人乗ってて私はミヨシ2番。午前で帰った人数より来た人数の方がちょっと多いくらいか、午後アジと夜メバルの通しのお客も多そうだ。12時30分、18名前後のお客を乗せてまた出船。午前中、中の瀬がダメだったので、違うコースを取るようだ。まずは本牧港の前、水深13mで投入するが、型出ず即移動。次は南本牧の水路を抜けて根岸湾への出口。反応真っ赤らしいが、食ってくるのはシコイワシだけ。続いて富岡沖で2箇所入れるもまったくの不発。次は南本牧外側の護岸際、水深23〜26m。ここは1投目から生体反応あり。入れ替えるとアジっぽい魚が掛かったが、巻き上げ中に逃げられた。左舷でアジが出たようなので、たぶんこっちもそうだろう。14時前、同じ場所に居た鴨下丸が中の瀬に向けてダッシュ、すかさず本船も後を追う。何か情報でも入ったか?そろそろ食ってくれないとシャレにならんぞ!14時15分、午前中とほぼ同じ、中の瀬Cブイ内側に到着、水深16mで再開。どうだ!食うか?まだか?


南本牧の水路出口(写真左)→富岡沖2箇所→南本牧の外側(写真右)→中の瀬Cブイ内側

南の風がやや強くなって船は南向き、潮は南西から北東方向に上げ潮が通し、我が右舷は抱え込み。釣り座的には左舷トモがベストポジションか?やはり後ろの方でポツンポツンと型は出ているようだが、オモテ側はシ〜ン。たまにサバが回ってくると何人か同時に掛けたり、そんな程度でアジなんてまったく釣れないし・・・。15時、穂先が威勢よくグン!と入った。サバかと思って思い切り合わせてゴリ巻きしたらコレ違うよ、アジじゃん。やっぱり・・・海面に午後の初物が浮上したが、ナナナント!取り込みでポッチャン!ギヒェ〜ッ!最初サバのつもりでやったのが失敗だったか!あ〜あっと、世の中そんなもんだぜ。(涙)アジバラしたと言ったら、現金なもので休んでた釣り人も竿を出し始めたが、それっきりウンでもスンでもない。なんなんだよ!船長も粘る気力を失ったか、15時50分、これで上がりましょう!だって。とうとう納竿になってしまったよ。アジも一旦ヘソ曲げるとテコでも口使わない魚というのは重々承知はしていたけど、なんでそれが今日なのよ!(後で情報見たら翌日は食ってるから腹立つ!笑)結果、午前5尾、午後はボーズで合計してもしなくても5尾。サバは7打数3安打、内1本は小型。他、シロギスとシコイワシ。こうして史上最低のLTアジ釣行が終わった。さっさと午前で帰ってりゃ良かった。一日で使った仕掛け1セットのみ、ホント疲れた・・・。


本日の釣果、マアジ 5本(17〜26cm)、マサバ 3本(24〜40cm)、シロギス、シコイワシ。

【船宿HPコメント】
7/25(水)
午前 17〜24p 19〜24尾
午後 17〜28p 35〜58尾
良型が安定してきました

7/27(金)
午前 17〜28p 16〜49尾
午後 17〜28p 35〜42尾
午前船に念願の大サバが釣りました
午後船も大サバがまじリました

7/28(土)
午前 15〜18p 0〜5尾
午後 15〜18p 0〜5尾
今日も40cmのマサバが釣れましたが、すみません

7/29(日)
午前 17〜25p 11〜31尾
午後 17〜27p 9〜57尾
今日はアジの型を見れてホットしました午前船に40cmの大サバも混じる
午後船にも大サバが混じりました

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