潮具合悪くメジ不発、イナダも活性上がらず

11月4日(日)、小網代の丸十丸からイナダ・メジマグロに行ってきた。
前回は10月22日、イナダは好漁だったものの待望のメジは当たらず。kim君から1本お裾分けを頂戴し、お腹の方は満たされたのだが、やっぱり釣りは自分で釣らなきゃ・・・と言うことで、本日、再びkimからお誘い頂き、リベンジに出撃することになった。今日こそは釣るぞ〜!と気合を入れたいところだが、困ったことにここ数日模様が良くない。いつものことだが、釣りはやってみるまで分からない、ここはひとつモチB上げて行きましょう!予定通り4時過ぎに到着すると、さすが凪予報の日曜日、既に店先に置かれている船形からはポツポツ札が抜けている状態。まだ両ミヨシが空いていたが、右舷胴の間が6席も抜けていたので、敬遠して左舷ミヨシから2席確保。店が開くまで車の中で待機。まだ真っ暗な中、次から次へと車が到着し、駐車場はどんどん埋まる一方。驚いたことに8時出船のカワハギのお客さんも場所取りのためこんなに早くから到着されているようだ。5時前、受付をしに行くとイナダ・メジ船は片舷10名まで増えて、そりゃちょっと乗り過ぎでしょ!そうこうするうちに判明したのだが、どうやら15号船と17号船の釣りモノ表示が逆になっていたそうで、我々が札を抜いた後に戻したものだから、同じ船形からイナダとカワハギの両方のお客が札を抜いてしまいさあ大変。釣れていない割りに多いと思ったらそういうことだった。札を取ったまま車で仮眠しているお客も居るから、どっちが何名だか訳分かんなくなったが、とりあえず我々は左舷ミヨシ2席を取り直すことができ事無きを得た。後で船長の話を聞いて原因が判明。前日、ある事情から、いつもとは逆に15号船でイナダ、17号船でカワハギに出たらしい。その後、船形の表示を戻すのを忘れていたようだ。ちなみに前日はイナダ絶不調、カワハギは城ヶ島沖の深場を攻めて11〜47枚。40枚以上が4人、30枚以上が14人、船中720枚で平均でも25.7枚という驚愕のハイアベレージを記録したそうだ。


団体さんが分かれてくれず左右バランス悪し/定刻6時、いざ出船。

5時を回り船に乗り込む。照明だけが頼りの中、着々と準備を進める。すると、誰かが海に落ちたとの声に一瞬周囲の雰囲気が凍った。ウソだろ!船長が速攻で救助しに行った甲斐あって助かったようだが、これが真冬なら大変だ。辺りは暗いし船は濡れていて滑るので暮々も気を付けたい。今日は隅を譲ってもらい、私、kim君の順に並んだが、右舷を取っていたはずの団体さんが何故か左舷に取り直したようで(笑)、左舷9名、右舷5名とバランスが悪い。2人くらい右舷に移ってくれないか船長が打診しても微動だにせず。そういうのもどういうもんだか、kim君と顔を見合わせて苦笑。最初は何狙うのか船長に確認すると、とりあえずイナダをメインに6号6m、ワラサが食ってもこれならやれるし、このところこの仕掛けでマダイも混じって来るそうだ。6号6mは結んで来なかったので、6号5mにヒラマサ11号の仕掛けをセットすることにした。さて定刻6時を迎え出船。沖に出ると朝焼けがなんとも美しい。6時20分、前回とほぼ同じ場所、城ヶ島東の白灯沖でスローダウン、何度か旋回して反応に乗せると開始のアナウンス。北東の弱風で晴れ、海上は良い凪で水色は澄み。水深は62m、タナは底から7〜9mと低めの指示。底まで下ろしたら、5m巻き上げ、2、3度コマセを振り分けて9mで待つ。1投目、早くも大ドモのお客さんが竿を曲げた。抜き上げたのは4〜500gのマダイ。前回はモーニングサービスで1投目からイナダがドタバタ食ったが、今日はそれが無い。半分は予想できた展開だが、朝一から何も食わないコマセ釣りっていうのは寂しいものがある。6時30分、穂先をゴンゴンと持ち込むアタリ。イナダかと思いきや、ギュンギュン突っ込む割に重量感に乏しい。ハリスを手繰ると400g弱のマダイだった。ヒラマサ11号針を見えないほど飲み込んでいた。狙っていない時はこんな仕掛けにも平気で食ってくるから分からないものだ。


自前のイカタンも併用/期待のモーニングサービスも無く・・・。

その後、何度入れ替えてもイナダが食わない。困っちゃったね〜お土産にならないじゃん!一方のkim君、前回は親の敵のようにイナダを釣りまくり(笑)、今日は端から持って帰る気が無いらしい。朝一はハリス4号でマダイを狙っていたけど、しばらく音沙汰が無いので6号にチェンジ。潮周りは長潮で実釣時間はずっと上げ潮の予報。7時近くになると上っかわが東から西にぶっ飛び始めて酷い二枚潮。しかも上層にマルソーダが回ってしまい状況は最悪。投入すると道糸が真後ろに飛んで行き、20m前後でマルソーダに捕まり仕掛けが下りない。当然、船上オマツリ地獄。前回やったように着け餌をサニービシに隠して投入すれば、何とか底まで下りるが、誰かがソーダを掛けると巻き添えを食らってグチャグチャ。どうやら慣れないお客さんが多いようなので、オマツリ解きに私自ら東奔西走、何時になったら解けるか分からないので任せていられないというのが本音。悪いことに道糸とテンビンをスナップで接続せず、直接結んでいるお客さんが数名居て復旧にやたら手間取る。しょっちゅうそんなことをやりながら7時30分、久々のアタリ、合わせて巻き上げると何だかおかしい。右舷とオマツリしたようなのでまたまた出動。自分の仕掛けを先に上げると、やはりイナダがくっ付いていた。けっこう餌取りも多く、相当タナを上げてもカワハギらしきに餌を取られるので、入れ替え回数も多くなる。前回、烏賊の塩辛が効果大だったが、今日は安いスルメを1杯買って自前でイカタンを作ってきた。このイナダもイカタンでゲット。全員に回るほどの食いは無く、模様はやはり厳しい。他、目立ったところでは右舷で上がった2Kg級のイシダイが光る。7時半、未だ潮型が悪く、まともにできない中、kim君にデカそうな魚がヒットしたが、少しやり取りしたところで痛恨のハリス切れ。6号が呆気なく飛ばされた。タナは9mプラス4mの高めで、本人曰くメジだったようだ。状況が良くないだけにチャンスを逃してしまい悔しさが残る。


前回釣り過ぎたので、今日は干してやるのだ!/イベントもドラマも特に起こらず・・・。

その後、kim君は10号仕掛けに変更。同じ頃、私は10号ハリスが在庫切れだったので、12号4mにヒラマサ13号の仕掛けにチェンジ。そして再開1投目、私はメジ狙いで上から54mでストップし、コマセを振りながら50mに合わせる。次の瞬間、2人の竿が同時に絞られた。メジがダブルヒットしたかと思って一瞬ドキッとしたが、意に反して獲物は簡単に浮いてくる。途中から電動レバーを倒し強引に巻き上げ、上がったのは2人とも1Kgくらいのイナダだった。寄りによって仕掛け12号に替えて、メジ用にタナ取ったら一発でイナダが食うとは誰も思わない。タナなんてあって無いようなもので、何が起こるか分からないのだ。9時を回ると多少は潮が大人しくなってきた感じだが、まだ良くはない。10時、城ヶ島真沖の70m、少し走って毘沙門沖の56mと数箇所の移動を試みるが、小ソーダとローソクサバ程度で船中本命は不発。再び白灯沖の62mに戻る。前回みたいに帰り際の30分、急に魚っ気が出てきて、お隣に良型ワラサ、kim君は15分でメジ3連発なんてこともあり得るので、あまり期待できないとは言いながらも、コマセの入れ替えとタナ取りだけはマメに行う。船は東から西に向けて大流し、同じ筋を何度か流し替える。潮先のトモ方向ではたまに良型のヒラソーダが掛かるが、すぐに巻き上げないから毎回オマツリ騒動。ついに私も大惨事に巻き込まれてしまい、再び現場まで出動。一人ひとりの仕掛けを分解して解いていくが、肝心の自分はPEが団子になってしまい、釣り座に戻っても埒が明かず、結局、10m切断する羽目に。オマツリでPE切ると戦意喪失しちゃうんだよね。いつもリールのカウンターは無視、PEの色で水深見てるから、1色ズレると途中で何メートル下りたか頭が軽いパニックに陥り、一瞬分からなくなる。その後もたまに水深を測るために底まで下ろすが、底から13〜15m程度を目安に海面からのタナ取りに徹する。掛けてから取れる取れないは責任取りますので、どうか一発当たってください!こうなったら神頼みしかない。


ヒラマサ針が上顎にガッツリのカワハギ/そしてイナダとサバの船上干し、お味の程は・・。

その後、イベントと言えば、kim君がサメと思われる巨大魚を掛けてサニービシが吹っ飛んだ事件、笑ったのはヒラマサ針でカワハギがヒット!私も前回2枚釣れたし、掛けてから全然引かないって言うから、それカワハギだよ!って冗談言ったらホントにそうだったから爆笑。針がデカイので貫通しておらず、上顎に針が立った状態で上がってきたから神技。すぐ近くの50m立ちでカワハギ大船団ができているので、ここにカワハギが居てもまったく不思議ではないし、実際それらしきアタリも多い。カワハギ釣りで釣れれば喜ぶサイズだが、外道で釣れるとこんなに嬉しくない魚も居ない。くれるって言ったけど、家にまだ一昨日のカワハギがいっぱいあるので丁重にお断りした。(笑)ところで、今日は釣れない割りに入れ替えが激しい分、コマセの消費が多く、出船前にブロック1枚追加したけど、ちょうど終盤足りなくなりそうな微妙な感じ。最後に食い出して、自分だけコマセ切れなんてのも嫌なので、仕方なくもう1枚追加。12時20分、港近くの三戸輪沖水深60mに移動。数隻の僚船が操業中だが、取り込んでいる魚が細かい。本船も開始するや否やサバの猛攻。普通に投入すると25cmくらいのゴマサバに100%捕まる。例によって隠して投入すると一応仕掛けは下りるが、タナを切った瞬間、下でも食ってくるからお手上げ状態。上から下までサバサバサバ。右舷で1本イナダが出たらしいがそれっきり。そのまま状況好転せず、定刻13時を迎え納竿となった。いや〜参った参った、潮型悪いわ、サバ・ソーダに捕まるわで相次ぐ大惨事。結局、本命らしきアタリは今日もゼロ、コマセの追加も意味無く終わり、イナダ2本、ゴマサバ良型2本キープ、マダイ小1枚という釣果。kim君はイナダ1本とサバ2本は沖干しに、刺身用にヒラソーダが1本上がってコレは良かったね。あ、それとカワハギね。(笑)予想していたとは言え、良かったのはお天気だけ。リベンジは何時になったら叶うやら。次回は模様次第?またよろしくお願いします!


本日の釣果、イナダ 2本(980g、1Kg)、マダイ(380g)、ゴマサバ多数で良型2本だけ持ち帰り、他マルソーダ多数は放流。


マダイは塩焼きで超マイウ〜!/ゴマサバが凄いトロで〆たらメチャうまでした。

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