城ヶ島沖のカワハギ、暖簾に腕押し消化不良

11月24日(土)、三崎港の角田丸からカワハギに行ってきた。
角田船長にはずいぶんご無沙汰してしまったが、前日にHPを覗いたら、珍しくカワハギ乗合と書いてあったので、ちょっくら電話してみることに。メンバーはK俣さんグループと他数名らしく、込み根ちゃんの知ってる人たちばかりだよ!という話なので、じゃ久し振りに遊びに行きます!と釣行決定。金曜日の朝、アマダイの釣行記を書き終えるや、早速アサリを仕入れに外出。地元横浜界隈でいつもアサリを調達する場所が何箇所かあるのだが、今日はどこも粒がデカ過ぎちゃって困った。だいぶ痩せてきて使い易くなったとは言っても許容範囲を超えている。仕方なく、最後、値段が高いのだが、比較的安定してカワハギ釣りに適した粒が手に入る場所に行くとやっぱりあったあった。高いけど背に腹は替えられない、ここで2.1Kg程度購入。ついでに色々買い物をして帰宅。関係無いけど、昼飯は大好物の鯖の棒寿司(京樽)を買って帰り、インスタント味噌汁に湯を注げば決まりだ!(笑)生かしておいたアサリを夕方になって剥き始めると、極上の粒にひとりご満悦。カワハギにやる気があれば、この餌なら間違い無い、釣れなきゃ腕のせいだ!(笑)朝6時33分、予定通り三崎口の駅に到着すると、船長が迎えに来てくださっていた。いつもすみません!港までの道中、アマダイの話やらカワハギの話で話題に尽きない。到着すると皆さんお待ちかね。おはようございます!やはり見慣れたメンバーばかり。船長の指示で私は右舷大ドモに入ることに。乗客は9名で左舷4名、右舷5名とカワハギには程良い人数。私のお隣のお客さんにご挨拶すると、もしかして込み根さんですよね?いつもHP見てますよ!とのことで大変恐縮です。(汗)たまに船上でこういうケースに出くわすのだが、これが本人にとってはかなり照れくさいのである。偉そうなコト書いてる割りに実際はヘボじゃん!とか言われないように多少は意識しちゃいますしね。(笑)まあとにかく、一日楽しめればいいですね、よろしくお願いします!


期待を抱いていざ出船、海上は絶好の釣り日和/餌だけは完璧なのだが、そういう日に限って・・・。。

7時ジャストに出船。改めておはようございます!場所まで10分くらい、ゆっくり走りますので、その間に準備しておいてください!久し振りに聞く角田節、この独特の雰囲気がやっぱりいいな〜!三崎東口から出ると城ヶ島真沖へと向かう。僚船はまだ殆ど居ない中、位置取りすること7時10分、開始のアナウンス。ハイどうぞ!水深46m!北北東の微風で快晴、海上ベタ凪、水色は極澄みで白いオモリだと10mくらいまで肉眼で見える。いくらなんでもちょっと澄み過ぎ?って感じがしないでもない。開始早々左舷ミヨシで型が出たようだ。釣り方を模索しながら何度か誘うと7時23分、私にも初めてカワハギと確信できるアタリ。難なく針掛かりして17cm級の初物をゲット。この時間、西から東への潮がやや速めに通しているが、上っかわだけで底が全然動いていない。右舷は抱え込みとなり仕掛けが置いて行かれるので、クラッチを切ってサミングするといくらでもズルズル出てしまう状態。船長のアナウンスでは水深46mだが、いくら糸を立てても53mは出てしまう。水深が深い場合、このような潮型で釣らされるケースが多いが、これ以上道糸細くしたくないし、毎度のことながら攻略に悩む。7時30分、誰かが空中戦でゲットしたとの情報。船長曰く反応が出てきたそうなので、私もタナを切ってみるが生体反応無し。もともと上めは気配を感じなかったので、空中戦は頭に無かった。カワハギが浮いている時は真っ先に餌を取られるはずだが、上針の餌がきれいに残ってくることから空中戦は無いと判断。色々考察しながらパターンを掴もうとするが、仕掛けが底に着いてすぐに生体反応が表れるほど密度も活性も無く、大概は外道が先に当たってしまうが、かなりアピールしたり誘い込んでいく中、本命らしきアタリが出るかどうかという渋い状況。弛ませるにも聞き上げるにも上っかわが突っ張ってやり難いが、どちらかと言えば弛ませが有効と思われる。1.5号の中オモリを着けて叩き&弛ませで若干ペース上昇、14〜17cmの小型主体ながら1時間で7枚。

8時30分、9枚となったところ、アタリの間がめっきり空いてしまう状況に打つ手も無くパンを頬張る。8時45分、散々ボヤキまくっていた胴の間K俣さんに23cm級の良型が来てようやく初物。今日の潮周りは大潮の2日目、干潮が10時15分、満潮が15時40分頃の予報。この時間、風は無風、流れも殆ど止まってしまい池のような海上。流石にこれじゃ食わないよね。こうなったら上げ潮に期待するしか無さそうだ。9時を回って陸寄りの30m線に移動。再開すると外道の猛攻、着底と同時に小ベラやトラギスの小刻みなアタリ、かと言ってタナを切るとまったく生体反応無し。どうにも困ったもんだ、カワハギの気配はまったく感じることができず、これじゃ対応策も何も無い。僚船を見ても今日は苦戦している様子、頻繁に水深を変えては探っているような状況。少なくとも流しっ放しでアタリが続くような状況では無いのは見ていて分かる。10時を回って水深35〜40mの流し。ここでお隣さんに何枚か続けて当たり出してプチ盛り上がり。確かに私にも気配は感じ取れるのだが、何かが合っていないようで、上手いこと針が口に入ってくれない。お隣さんは20cm超の今日のアベレージでは良型?も数枚ゲット。ちょっと釣り方を修正して、叩きの後すぐに弛ませないで、道糸張ったままキープか若干オモリを切る感じで、ようやく針掛かり。しかし、未だ何かが合っていないようで、巻き上げ中に逃げられること連続3回。クッソ〜気配濃厚な割りに空回り。その後、何とか小型2枚だけ取って辛うじてツ抜けしたが、場所もピンポイントだったようで、流し替えるともう食わないからどーしよーもない。ミヨシ寄りのお客さんが何気にポツンポツンと上げているようだが、見たところアサリとアルゼンチンアカエビの併用で、さっきからエビ餌で好調に食わせているようだ。流石、S明丸のフグ常連さん、考えることが違いますよ。そのうちカットウ仕掛けでも出して来そうな気がしなくも無かったが、この水深にこの荒根では無理だろう。


城ヶ島真沖〜東沖の水深45m前後中心に30〜53m/カワハギどこ行った〜話が違うぞ〜!(笑)

私の背面のお客さんが『シーボーグ150』の電動リール。この水深だと正直羨ましいけど、カワハギ釣りで電動リールはできれば使わないで済ませたい派。ちなみに巻き上げ速度はどっちが速いか試そうと思って、モーター音がすると同時に私も全速巻き上げ開始。結果、3回やって全勝!(笑)水深50mで2、3秒手巻きの方が速かった。何が言いたいかといえば、そんなことして遊ぶくらいカワハギが食わないってこと。(泣)舳先は南に回ったが風は無風。上着を脱ぎ去り、シャツの袖をまくるなんて、ここ数日の寒さからは想像できないほど暖かく、船上は天国なのだが、海底は真冬並みの冷え込みなのかもしれない。予想通りこの時間、朝とは反対の東から西への流れに変わったがこれが良くない。二枚潮気味で変な場所とオマツリし始めるし、右舷はまたもや抱え込みで底潮が動かない。釣り難いぞ〜!上げ潮に期待していたが、これじゃ期待できそうにない。パターンもヘッタクリも無いまま、外道に混ざってコッパが何枚か釣れて14枚まで積み上げるのがやっと。うち、極端に小さかった1枚はバケツで元気に泳いでいたので放流してあげた。ブツブツ言いながらも30分に1枚くらいはアタリがあったのだが、11時30分を最後に本当に釣れる気がしなくなってしまった。お隣さんも、そのまたお隣さんもカラッキシ↓堪り兼ねて船長に様子を聞いてみると、左舷は適当に食ってるようなので何が違うんだか。こっちは餌もぜんぜん取られないしカワハギなんか気配も何も無いよ。お昼過ぎても一向にスイッチ入る様子は無く、自分の昼飯のスイッチだけはON。(笑)入れアタリで焦ってしまってアサリが上手く着けられないような盛り上がりが1時間でもあれば、そこそこ数にもなるし満足して帰れるけど、このまま終わったら寂しいね。こういう食い渋りの日っていうのは14時過ぎに急に食い出すこともあって、以前、○十丸で16時まで残業なんてことが何度かあったけど、今日はその前に終わっちゃうしね。

13時、城ヶ島東の白灯沖、水深40m前後。1投目から凄いアタリで我ながらビックリアワセ、巻き上げ中に外れてしまい悔しがっていたのだが、何度か入れ替えるうちに正体が判明。コイツら全員、大笹野さん。(笑)海底は大笹野さんの集会場のようで、着底した瞬間、ドドン!と食われてタナを切る隙も無い。相変わらず潮型が直らず、午前中はオマツリで1回仕掛けを切っただけで済んだのに、上げ潮に入ってから根掛かりが増えてしまい、ついに終盤戦、オモリを1個ロストする羽目に。そんなこんなで状況まったく好転しないまま、13時45分、船長からラスト10分コール。13時50分、前方に投げ込んだ仕掛けが着底し、斜めに入った仕掛けを叩いて弛ますと、久し振りにアタリ。11時30分以来、ナント2時間20分振りだもん、酷いよね。結果15枚にてジ・エンド。最後の1枚もアタリはカワハギと分かったが、巻き上げ中、まったく引きが無く元気の無いカワハギ君だった。朝一からポツンポツンで自分としてはイマ2〜3の手応えで始まったが、潮変わり以降、期待とは逆に更なる悪化の一途をたどり、終わってみればイマ6〜7。(笑)潮が変わって、底潮が冷えたのが食い渋りの原因かもしれず、だとすると影響を受けない三崎西口から諸磯沖にも興味があったが、実際どうだったかはやってないので分からず。竿頭は左舷ミヨシ?の方で23枚とのことだったが、ツ抜けしないお客さんも数名居られたようで、この時期としては全体的に厳しい結果としか言いようが無い。城ヶ島沖も一時の頭60枚、80枚の爆釣モードからするとだいぶ下火で、今年は早く始まった分、ピーク過ぎるのも一ヶ月早い?毎日、船団で攻めてりゃ魚も減るでしょう。まだ水温があるので、場所ごとに情勢を見ながら釣行すれば、しばらくは楽しめるのかもしれないが、残念ながら今日はゲッソリ疲労感だけ残り、消化不良の一日に終わってしまった。


本日の釣果、カワハギ 15枚(13〜24cm)、13cmの極小1枚は放流、14cm以上14枚の持ち帰り。その他、ベラ、トラギス類はすべて放流。

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