餌木イカ、乗りポツポツで年末おかずゲット

12月28日(金)、久比里の山下丸からエギイカに行ってきた。
12月に入って、いなの丸のエギイカに2回ほど乗船。前回はOKAZUさんとご一緒したが、お互い潮ケツに回ってしまい苦戦。先週、私は腰越発の極寒激渋アマダイでまたもや苦戦の日、OKAZUさん・烏賊飯さんコンビは山下丸のエギイカに乗船したそうだ。(あえて結果には触れませんが、笑)そして本日、休めたら行きませんか!という以前からのお約束通り、OKAZUさんと再びエギイカに出撃。12月は隔週でエギイカ船ということになるが、イカはいくら釣っても困らない。旨い!飽きない!体にイイ!料理のバリエーションが豊富だし、何しろ低カロリー&タウリン豊富なのが良い。自ら片っ端から消費するし、余りそうなら丸ごと冷凍してしまってもまったくOK牧場。さあ今日も釣ってきますよ〜!下げ潮だからトモに入れればいいですね〜と、OKAZUさんのお迎えで、5時40分には到着。案の定、一番乗りで2人は左右のトモに分かれた。久比里三店は、カワハギ釣りで最初に巳之助丸にお世話になって以来、他店から乗ることは無かったのだが、今日は初めてお隣の山下丸から乗船。巳之助丸もエギイカ船を出しているならともかく、やっていない釣り物なので見つかっても怒られないでしょう。(笑)受付や買い物を済ませ、車で待機するとようやく辺りが明るくなってきた。そろそろ船に荷物を運んで準備しますか・・・と言っても、アサリを剥くわけでも何でもないので、竿にリールをセットして糸を通すくらいの2、3分の作業。予報によると低気圧の接近で、天気は次第に下り坂。お昼前後には雨が降り始めるらしい。そんな予報でもカワハギ船は15、6名と相変わらず人気が高い。アマダイ船は2名、本船も私とOKAZUさんの2名でどうやら貸切状態。船長がお見えになり、2人だけなので糸が見易い位置に来てくださいとのことで、そのまま操舵室前方にスライド。この人数なら潮の先もケツも無い、被りそうならズレればいい。あとは潮が適度に流れて、イカ様のご機嫌が上がることを願うばかり。さて、準備も整い、定刻8時に出船。


雨予報のせいか大型船を2人で貸切状態/それでもカワハギ乗合は15、6名。

久里浜港を出ると予想外に船は取り舵。港口の若干北寄りのポイントで8時20分、開始のアナウンス。北の風、曇り、海上は凪で水色は澄み。最初は水深40m超の若干深場からスタート。今日は大潮後の中潮2日目、実釣開始がちょうど下げっ端で13時頃が干潮の予報。開始5分後、OKAZUさんに初物が乗って、これが600g級の良型。今日は幸先いいですね!船長は短いインターバルで水深を変えて流し替える。3流しめは水深30m強。8時45分、私にもようやく初の生体反応。ここ2回乗船したいなの丸のエギイカと違い、当船の場合はスミイカがメインのようだ。最初は様子見でハリス3m+1mで底からタナを取るが、あまりシャクリを入れず、アタリを取って乗せるような完全にスミイカターゲットの釣り方。エギを動かさずキープしていると穂先に違和感。少し間合いを取って聞き合わせると上手いこと竿に重さが乗った。私の初物は300g級と少々小振りだったが、ひとまず型を見てホッ。その5分後、またしてもアタリ。これも上手く乗って同級を追加した。出船前、船長によると、天気が暗いので、エギはオレンジかピンクでやってみて!とのことだったが、やはりアオリーQの定番色バレンシアは今日も乗るようだ。OKAZUさんは3.5号、私は4号を使用。その後、しばらく間が空いたので、船長は船を南下させ、9時45分、野比沖の水深35m。ここでは数回流したが型出ず。更に南下して、今度は下浦沖の水深35m超。なかなか模様上がらず10時15分、一気に水深20m台の浅場に船を回した。するといきなりドスッと入る絶好のアタリ。後ろを振り向くとナントOKAZUさんも巻き上げ中。ダブルヒットで2人ともまあまあサイズをゲット。直後、OKAZUさんに連続ヒットと来た。今日は先週のお返しが出来そうですね!下げ潮がトロトロ効き始めて良い感じ。水深20〜23mを比較的大流ししていくと、頻繁に生体反応がある訳でもないのだが、場所に入ると2人で時間差ヒットなどもあり、ポツンポツンと悪くはない。潮があるので、タナはハリス分ジャスト〜+0.5mの低めギリギリに取る。今日はシャクってドスン!は一切無く、全部アタリを取って乗せるパターン。


OKAZUさんの初物は600g級の良型/途中薄日も差して雨予報はどこ行った?

最初、釣りを始めるまではアオリメインのつもりだったので、インターバルを取って鋭くシャクろうと思い、いつもの1.2mの短竿をセットした。一方、OKAZUさんは『サンスイオリジナル浅場マルイカ2.4m』(私も持っている竿)で、アタリが大きく表現され、且つアタリを吸収して弾かず、なかなか調子が良いらしい。スミイカ専門であまりシャクらない釣りなら長めの竿の方がいいかな?もう1本『ライトゲーム64 190U』を持参していたので、換えようかどうしようか迷ったが、まあいいか!11時、小さめのスミイカだと思ったら、これが自己最小記録となる160gのミニアオリ。苦笑サイズだが、船長に命令されない限りイカは放流しませんよ!(笑)その直後、振り向くとOKAZUさんも巻き上げ中。そして私は乗せ損ない。もう1回沈めてタナを取り直すと程無くアタリ、今度は上手いこと乗っかり、もしかしたら同じイカかもしれませんね。数分後、続けてアタリが出たが、今度は巻き上げ中に痛恨のバラシ。やはり最初のアタリを弾かず、もう少し入り込む余裕のある竿の方が、拾えるアタリが増えそうな感じも確かにある。その間、OKAZUさんも連荘などあり、11時半頃までは今日イチの活性。お昼の時点で私スミ7杯、アオリ1杯。OKAZUさんもお昼ちょっと回って7杯目を取り込み、ここまで五分五分といった状況。干潮は13時頃の予報だが、お昼を回るとすっかり潮が行かなくなり、乗りは急速に減退。船が動かず、もぐら叩きのようにピンポイント攻撃。エギを替えタナを変え誘いを変え、色々やっても反応無し。ここ何回かこの釣りをやってみて共通に言えることは、潮が止まると乗らない!これだけは確実に言えそうだ。潮さえ流れれば釣り座の有利不利などあっても誰か彼かに乗るもん。こうなっちゃうと打つ手が無い。予報ではお昼前から雨が降り出すはずだったが、空は薄日が差して雨なんか降る気配まったく無し。今日は予報が上手くハズれて最高の釣り日和になったのは良いことだが・・・。


午前中はポツポツと稼いだが・・・/定番のピンク系とオレンジ系は今日もハズレず。

タナを切ってるのに何故か中オモリがガッチリ根掛かり。アオリ初釣行の時に初めて購入し、ずっと愛用していたバレンシア4号を失い気分が凹む。その後、1時間超振りに型を見たが、12時台は私もOKAZUさんも辛うじて1杯のみの追加。午前中の感触からして、ツ抜けは楽勝かと思いきや急降下は避けられず。状況は好転しないまま、13時45分、船長は船を南下させ剣崎沖の水深35mに移動。14時、2回目の流しでOKAZUさんに良型がヒットしたが、私は半信半疑のチップのみで乗せきれず。その後、やけになって上目のタナをシャクリまくってもアオリは乗らず、ベタ底でエギを漂わせてもスミは乗らず、何も無いまま定刻15時を迎えるに至った。本日の結果、私がスミ8杯、アオリ1杯。OKAZUさんがスミ9杯。午後からは私1杯、OKAZUさん2杯と後半はお互い大苦戦。総数は同じだったが、OKAZUさんの方が全般に良型だったので、重量ではだいぶ負けてると思います。今日は良かったのか悪かったのか、釣り的にはけっこう間が空いたりで、暇な時間も多かったけど、年末年始の食材的には十分な量を確保でき、とりあえずはOK牧場かな?何より確率70%の雨が一滴も降らなかったのがラッキーでした。OKAZUさんも過去2回の釣行がイマイチだったようなので、今日はちゃんとアタリが出て乗せることができた!と自信を深めてましたね。良かった良かった。さて、船長によると年明けくらいからは更に深場を攻めるようになるので、これまでの中オモリ&エギというスタイルからオモリ30号の胴付き仕掛けを使用した釣りに変わるらしい。この形は個人的に今までやったことが無いのだが、イカの型もデカイし、釣り的にもなかなか面白いらしい。よく乗るスッテも教えて頂き、早速、帰り道にヤギタで調達。(ついでに余計なエギまで補充、笑)船長手製の胴付き仕掛けもサンプルで1組頂いて帰ったので、次回までに自作しておくことにしよう。と言う事で、来年に向けてささやかな楽しみがひとつ増えました。

あわよくばもう1回、半日アジでも!と思っていたのですが、年末29日(土)、30日(日)が荒天予報なので、このまま行くとこの釣行が2007年の釣り納めになりそうです。年間釣行回数は52回とここ数年では少ない方ですが、まぁ50回以上行ってますから上等でしょう。今年も1年間、良かった釣り、悪かった釣り、初めての釣り、記録となった釣りなど色々ありましたが、釣り仲間の皆さんには大変お世話になりました。また来年もよろしくお願い致します。それでは皆様、良いお年を!


本日の釣果、スミイカ 8杯(250〜480g)、アオリイカ 1杯(160g)。

【船宿HPコメント】
28日・餌木イカ 野比沖30m・水温14.5℃、水色は澄み。
朝は久里浜沖から始めました。下げ潮が適度に流れていて直ぐに型は見れましたが、今一歩だったので、野比沖に移動。ここでは上潮がゆっくりと流れていて、午前中は特に乗りが良かったですね。ほとんど良型のスミイカでした。昼を過ぎる頃から、潮が全くいかなくなって、何ヶ所か移動しましたが、乗りは落ちてしまいましたね。午前中のペースなら二ケタオーバーは確実と思っていましたが、残念でした。今日は2名さまで、スミイカ9杯(大田区のOKAZUさん)とスミイカ8杯+アオリイカ1杯でした。
水温も下がってきたので、水深の深いポイントを攻める予定です。胴突き仕掛(スッテ仕掛)も用意してください。餌木仕掛は中オモリ20号を使用します。詳しくは、仕掛図のページをご覧ください。


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