春うらら、半日アジでおかず釣り

3月16日(日)、大津港の小川丸から午前アジに行ってきた。
先週は今季初マルイカに出撃したが、予想通りの撃沈。そして今週、状況次第ではもう一回やってみようかと思ったけど、どこの船も激渋状態で推移しているようで、模様が悪過ぎる。本当はこういう時こそ船は空いてるし、蓋を開けたら爆乗り!なんて良い情報を作る側に回れればウハウハなのだが、どう考えてもギャンブル度は高い。2週連続ショボいマルイカもなんだかな〜だし、日中、南西風が強まる予報もあり、やっぱりイカは止めた。今日は困ったときのアジ頼みで、サックリ午前船でおかずゲットを決め込んだ。半日アジならどこから乗っても良いのだが、何も持たずに行っても割引が効く大津いなの丸から乗ろうと思い京急大津で下車。とぼとぼ歩いて港に到着し、手前の小川丸の船形で札の抜け具合を見ていたら、お店の人に呼び込まれて強制連行。(笑)気が付いたら小川丸で受付を済ませ、受け取ったライフジャケットを羽織って、第18小川丸の船上の人になっていた。釣り座は両トモからけっこう抜けていたので、私は左舷ミヨシ2番。出船1時間前を切ると次々とお客さんが乗り込んできた。今日は陽気も凪も良さそうなので、親子連れのお客さんも4、5組いらっしゃり大盛況だ。出船間際にお隣ミヨシ1番に常連さんが入られご挨拶。船長が釣り座を回って間隔を調整したり、さすが客さばきも手馴れた感じだ。久し振りに130号ビシのアジ道具をセットし、こちらも準備完了。乗客はたぶん左右10名づつの20名と思われるが、子供さんも4、5名乗船して、お父さんは準備やら指導やらで大変そう。親子で楽しい時間を過ごせて、家族分のおかずも取れればいいですね。さて7時25分、出船。情報によると、このところ午前も午後もそこそこ数は出しているが、型が細かいそうだ。そんな話なので、前日に急遽作成したムツ針9号の仕掛けを繋ぎ、付け餌は支給の赤タンをもう一回り小さくカット。アオイソ持参のお客さんもけっこうおられるが、どちらが良いかは始まれば分かるだろう。


午前アジは大盛況、お隣マルイカは状況厳しくお客さんポツポツ/あちらは猿島、海上ベタ凪でモヤがかかる。

船は低速で観音崎方向に進むと7時35分、走水の港前で反応探しに入った。慎重に何度も旋回する中、僚船は既に入れ食いモード、次々にアジが釣れ上がるのが目に入る。なかなか場所が決まらず15分ほど旋回することようやくブレーキ。7時50分、アンカーは入れずにエンジン流しで始まり。風はほぼ無風で船首は北東向き。モヤっとした空気で景色が霞んで見える。暑くもなく寒くもなく、まさに春らんまん、気持ちいいね〜。水深は33mで水色は薄濁り。潮周りは小潮の最終日で満潮が8時過ぎ、その後、下げに入る予報。現在のところ潮はぜんぜん動いていない。例によって最初は少し早めのインターバルでコマセを入れ替える。5、6分するとポツンポツンと船中アジが姿を見せ始め、8時ちょうど、私にもククンと来て、クイックイッと穂先を持ち込む。電動中速で巻き上げ、取り込んだのは16cm級、これじゃちょっと小さいな〜。20cmくらいあるとだいぶ違うんだけどね。ま、しょうがないから釣りましょう。それより朝イチからアジ様のスイッチが入ってくれたことはラッキー。その後はアタリが続いて、そこそこ数は取れそうな状況。船長の指示ダナは3m。その通り、底から1.5〜2mで2回ほど振り、3mでもう1回振って待つ感じで十分。見たところ、赤タンでもアオイソでも遜色なく食っているが、アオイソのお客さんはタラシが長過ぎる人が多く、このサイズのアジだともっと小さく着ければ数が伸びるのに残念。ムツ針9号に少しカットした赤タンを付ければ針掛かり抜群、これ以上は何も要らない。ちょっとした気遣いで釣果は変わるし、こういう時合は手返し勝負なので、魚を取り込んでコマセが半分以上残っていたら、水深が浅いこともあり、詰め足さないでそのまま投入。狙って一荷も高確率でできるが、あまり待つと最初の1尾が居なくなるのでそこそこで回収。たまに20cmオーバーが混ざるのが救いだが、平均サイズはやはり細かいと言わざるを得ない。


終日、走水沖の水深30m強/後半、食いが急降下、最後に移動してみるが・・・。

8時に釣れ始めて1時間、バケツが賑やかになったので、数えながらクーラーに仕舞うと、アジ28尾にメバル2尾。この調子で行けば半日で束釣りも夢じゃないけど、気分やのアジ様のこと、いつまで続くか・・・とにかくスイッチが切れたら最後、釣れるうちに稼ぐのが鉄則。9時を回ると幾分間が空き始めてきて怪しい感じもするが、まだ行けそう。アタリが続いたり止まったりの中、なんとか10時の時点でアジ51尾にメバル3尾。その後、10時を回ると風向きが南から西に回り始め、サイドスラスターで船首の向きを調整するため、ミヨシ寄りは左右に振られてタナが安定しない。アタリも急降下。風が南西に落ち着くと急にスーッと吹き込んできて、予報通り日中は吹きそうだ。シャツの袖をまくって釣っていたが、風が出てきたのでカッパを着直す。たまに当たるけどゴクン!と言って針掛かりしなかったり、ちょっと触って居なくなる。よくあるのだが、これはそろそろスイッチが切れる合図。周りのお客さんもパッタリ停止。食わなくなっちゃいましたね〜とお隣同士で顔を見合わせる。毎度、分かってはいるけど、はっきりしてるアジ様の性格。結局、風が南西に変わってから1尾も釣れない。10時45分、本日初めての移動。10分ほど旋回を繰り返して、やや大津寄りに戻ったところで10時55分に再開。直後、気配があったけど掛からず。もう一度振り直してタナを合わせると久し振りのヒット。細かめだが、これで52尾。その後、いくら入れ替えてもタナを探っても生体反応ゼロのまま万事休す。11時25分、一足お先に道具を畳むことにした。少し延長で11時40分に納竿となったが、状況は好転しなかった。事前情報の通りでサイズは小さめだったが、正味2時間でこれなら合格でしょう。帰りに船宿でお土産の生ワカメを沢山頂いてこれまたラッキー、こちらもこの季節限定のお宝。午後船は人数少なく魚の食いも良かったみたいですが、とりあえずは作戦成功!


本日の釣果、マアジ 52本(16〜25cm)、クロメバル 3尾(17〜21cm)。

【船宿HPコメント】
午前アジは20人で44、25、24、20、19、19、18、17、15、15、15、13、13、12、10、10、7、6、5匹です。午後アジは6人で87、75、51、25、24、21匹です。他1名は船酔いでダウンでした・・・午前も午後も港前の30メートル前後でポツポツと釣れました!特に午後は良くて1投目から帰りまで釣れてましたよ!!型は小ぶり主体ですがダブル・トリプル交じりで好調でした。淳平
(上乗りのお兄ちゃんに52って報告したんだけど12に聞こえたかな、そのまま載せておきます。)


当日の夜はアジの握り寿司(これで半分)となめろう。意外や意外!脂あるぞ〜!(笑)


削ぎ取った腹身で潮汁。3枚に下ろした中骨は骨せんべい用に素干しにしました。
翌日はお刺身とフライの予定です。何度やっても堪えられません!


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