ヒラメ、水温低下と潮動かずで玉砕

4月2日(水)、小網代の丸十丸からヒラメに行ってきた。
今日はkim君のお誘いで今年初のヒラメ釣りに出動。この釣りでいつもお世話になる小網代の丸十丸では、ロングランだったカワハギ乗合に代わって、春からヒラメ乗合を開始するのが例年のパターンだが、このところカワハギが盛り返している関係か、先週末から並行出船でヒラメも開始となったようだ。偶然にも昨年の同日もヒラメに出撃したが、城ヶ島沖は条件良好でアタリ活発、潮が良いとこんなに当たるものかとビックリさせられるほど面白い釣りだったのを思い出す。今季はまだ先週の土日に出船しただけだが、2Kg級を頭に何枚か顔は見たらしい。その後、月曜日が風雨荒天、火曜日は低気圧が太平洋を発達しながら北上した関係で、首都圏の交通にも影響が出るほどの大風ビュービュー。そしてシケ後の本日、果たして海況はどんな塩梅か一抹の不安を抱いての釣行となった。6時40分頃、船宿に到着すると左右ミヨシの札が抜けていたので、左右トモを確保。平日だというのにマルイカ乗合は既に片舷7、8名と盛況。お店の中も平日とは思えぬお客さんの数、早々に受付を済ませて船に乗り込むことにした。準備を始めると、kim君がいつも愛用している『リーオマスター・ヒラメ』に加えて、『リーオマスター・ヒラメTSP』を新調したようだ。いいな〜、使わない方どっちか貸してくんない?すると、おニューのTSPを貸してもらえることに!さすが太っ腹!言ってみるもんだな。早速、リールをセットして振ってみると、やっぱ高い竿はいいね、竿持っただけで釣れそうな気がしてくるよ。


お隣はマルイカ船、片舷10名前後で平日とは思えぬ盛況ぶり/kim君から拝借、おニューの『リーオマスター・ヒラメTSP』

マルイカ船は電車のお客さんを胴の間に数名入れて片舷10名程度、我がヒラメ船も平日の割りに人数揃って片舷4名づつの8名。7時40分、舫が解かれ、まずは湾内の生簀で餌のシコイワシを補充。左舷を生簀に着けたので、右舷の人は道具下ろしてみな!とのことで、水深10m弱。感度いいね、この竿。シコイワシの動きが手に取るように分かるし、実際の重量より持った感じ軽い。う〜ん、欲しくなるな。(笑)右舷胴の間のお客さんが、ナント15cm級のハタの赤ちゃんを釣り上げたが、針を飲まれてしまい苦笑。餌を積み終えると船は低速で沖に出る。8時ジャスト、港の目の前で停止すると、いいよ!の声で開始となった。北東の微風で晴れ、海上はベタ凪、水色は細かい塵交じりの薄濁り。最初は水深18m、そして22m、次は28mと徐々にポイントを移動しながらリサーチ。今日は若潮でお昼まで上げ潮だが、干満差ほとんど無し、午後から下げ潮に変わる予報。この時間、上っかわだけ幾らかあって、右舷ミヨシ突っ込み。2投目の水深22mに下ろしたとき、段を付けて持ち込む派手なアタリが出たのだが、確信が持てるまで引き込みに付いて行こうとしたところ、カクン!という衝撃で餌を取られてサヨナラ。う〜ん、今のは極めてソレっぽかったな、残念。で、結論から先に言うと、後にも先にも本命らしきアタリはコレ一回だけ。この後、どこに移動しようが何をしようが、外道も食わない。一日通して魚のアタリが殆ど無し。船長によると週末に17度あった水温が今日は13.4度まで急落。おまけに底荒れ&潮動かずのトリプルパンチでお魚冬眠状態か、あ〜あっと。


船上は春爛漫、海底は冬に逆戻り/期待の城ヶ島沖もお魚さん冬眠状態。

小網代〜三戸輪沖、長井沖までリサーチしたが鳴かず飛ばず。ここはカサゴの巣なんだけどな〜と船長が言う根もアタリ無し。徐々に南下して諸磯沖、城ヶ島西と攻めて、kim君に一発それらしいアタリがあったようだが食い込まず。ここ城ヶ島沖まで来て、たまにカサゴらしきアタリが出るが、イワシに歯形が付くだけ。このところ城ヶ島沖はマルイカが好調で、今日も10隻以上のマルイカ船団がグルグルと反応探しを行っているが、こちらヒラメ船も水深40〜60mの同じラインに入れるとすかさずマルイカが食ってくる。仕掛けの上部にスッテを付けておいたら少しはおかずになったかもしれないなどとスケベ心が出るが、こんな展開予想してなかったもんね。それにしても、生きイワシにアタックしてくるマルイカは想像を超える迫力、一瞬ヒラメかと思わせるほど強烈に竿を絞り込んだり引っ手繰ったり、一回抱きつくと多少振っても放さないからその執着心は凄い。スッテだとこんなアタリ絶対出ないが、やっぱ本物の餌は違うな〜と妙に感心。結局、城ヶ島沖では水深35m前後から88mの深みまで下ろしてみたがダメ。また徐々に北上しながら一流し一投、ここまで食わないとさすがの船長も参ったな〜の一言。14時50分、三戸輪沖の水深27mで初めてまともな魚がヒットしたが、正体はトカゲエソ。ヒラメと同じ潮で食う魚なので一瞬期待も高まったが、15時40分、港前の流しを最後に終了。結果、kim君がカサゴ1、フサカサゴ1、小型のアカエソ1。私がトカゲエソ1、アナハゼ1(スレ)。他、右舷胴の間のお客さんが朝、生簀周りで釣ったハタの赤ちゃんが船中全釣果。今日は竿もクーラーも洗わなくていいから後が楽だぞ〜!(笑)

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