マルイカ、晴天ベタ凪も潮濁ってポツポツ

6月1日(日)、久比里の巳之助丸からマルイカに行ってきた。
たまには爆釣系の釣りでもやってストレス解消もいいな!などと言ってはみたけど、やっぱり今日もマルイカなのだ。ホント好きだよね。(笑)昨日土曜日は元々予報が悪かったが、状況によっては強行しようと朝起きてみると、前夜からの雨は本格的、しかも観音崎で北東が13mも吹いてて中止決定。いくら雨の日は乗りが良いと言っても、この風と雨じゃ我慢大会になるのは必至。反面すぐに凪いだら悔しいなとも思ったが、実際、天気の回復は予想よりも遅く、街中に居ても傘と上着が手放せない一日となってしまった。そして本日は一転、晴天凪予報、気温も昨日と比べ10度も上がるとなれば、土曜日控えたお客が殺到しそうな感じもあったが、ここは混雑覚悟で出かけてみることに。前回スタンプカードが満タンになったので、今日は無料乗船。コンビニで水とコーヒーを買って¥257、交通費往復¥820で合計出費¥1,077也、ヤッホー!さて、いつもの時間に到着すると四隅からポツポツの先客が居られたが、このところ毎回ご一緒の常連さんが左舷ミヨシだったので、今日はお隣でやらせてもらうことにした。その後、二番の電車到着後、ポツポツ見えて片舷4、5名となったが、思ったよりお客は少なめ。船長と話してたら、昨日はあの天気で10名も乗ったそうな。みんな狙い過ぎじゃないの!(笑)案の定、舳先から水汲んじゃう程海が悪くなって、いくらイカの活性が高くたってみんなバレちゃう状況だったそうだ。ホント中止して大正解だった。船上そろそろ人数も決まりかと思い、間隔広めに取って余裕かましてたら、出船間際になってドドドッと6、7名なだれ込んできて何事だ?なんでも山天丸が満船でお客が溢れちゃったらしい。結局、左右8名づつの16名といい人数まで膨れ上がった。まぁそういうこともあるでしょう。準備も整い、定刻7時20分に出船。昨日の北東強風で潮が澄んじゃったような噂もあり、船長に聞いてみると、やはり昨日の後半からそんな傾向はあったそうで一抹の不安材料。この浅場で澄み潮&晴天凪ってのは絶望的なパターンじゃなかろうか。(笑)


出船直前にバタバタ乗客増える/朝イチ、久里浜港前から。

港を出ると、既に目の前で先発部隊が探索中。本船も大塚根のブイの少し沖目で探索を始めると、難なく反応に乗ったようで、7時37分、第一投の合図。北北東の弱風で晴れ、海上は申し分のない凪。気になる水色は?うっそ〜イイ色してんじゃない!浮遊物などの無い綺麗な?茶濁り。この色って乗りそうだけど、あまりにも気持ちよく晴れちゃってるので、イカ様のご機嫌はどんな塩梅だろうか?一流し目は水深26mでアタリ出せず回収。二流し目は水深20m、着乗りは無かったが、誘い釣りに移行してからアタリが出て初物ゲット、続いてもう1杯。小型だったがアワセが決まればなんとも気持ちのイイこと。港口での反応は、ブッ込みで何人も巻くような状況ではなく、活性はやや渋め。すると遠くアシカ島方面に新しい船団が出来始めており、すかさず本船も急行。到着すると苦労せず反応に乗ったようで、速攻で投入の合図。何だか船同士の距離が接近し、ザワザワ忙しないこの感じは、釣れているとき独特の雰囲気。水深30m弱で着底、一瞬のアイドル状態を作った後、テンション掛けるとこれは間違いなく着乗り多点掛け。重たくてしばらく巻けずに耐えていたら、だんだん軽くなってしまったが、中型2杯を取り込み、他のすべてのスッテが墨と粘液でドロドロだ。最初パーフェクトに着いたのかもしれないが、まぁ仕方あるまい。急いで掃除して再投入。今日は5本スッテで上から3本が直結、下2本が直ブラのいわゆる直結ブラというシステム。直結はD社仕様そのままで、頭側は『イカフック』、カンナ側はM社の『スナイプビーズ3mm』でスッテは交換可能。直ブラは『イカフック』+黒鯛釣り用極小サルカンからハリス4号1ミリで『Dビーズ』止めという仕様。一番下の『チビイカ5のレインボウ(P2)』が高感触で、下から2番目に移動してみると明らかにコレは当たり角。反応に乗ったまま一流しが続くが、だんだんイカがスレてきて最初のようにアタリを出せなくなるのは毎度の悩みどころだ。序盤戦はアタリ多くもバリバリという訳ではなく、開始1時間でなんとかツ抜け。


直結部はD社仕様で交換可能/直ブラ部はご覧の通り。

今日は風も波も無いので、穂先に集中しているとかなり面白い。釣り方を大きく2つに分けると、まず一番確率が高くて数着くのが、着低と同時にイカが反射的?に抱き付く、いわゆる着乗りというパターン。もうひとつは着乗りが無かった場合の誘い釣り。基本的にはオモリを底から切った状態で、小刻みに叩いてスッテを躍らせてから停止してみたり、ごくゆっくり聞き上げたりしてアタリを出して掛ける。今日はイカが最初に抱き付いた時に出る、穂先を微妙に引っ張り上げるようなアタリがけっこう取れるのだが、これを逃さず乗せられればシテヤッタリ!ところがどっこい相手はツワモノ、上手く掛からないのやら、乗ってすぐバレちゃうのも多数。恥ずかしながらアタリ見逃して勝手にグイグイ引っ張られるパターンも相変わらず多くて、このような勝手に乗っちゃった系は自分が掛けてないのだからバレても仕方ない!と割り切ったら、けっこう気分も爽やかだったりする。(笑)ただし、1番と3番の直結に2杯、4番の直ブラに1杯のブッ込み3点掛けの取り込みで、一番上のイカに水鉄砲食らって避けた瞬間、仕掛け緩めちゃって他の2杯水面でバラシたのは悔しかったな〜。アシカ島下〜野比寄りの水深25〜30mを探索するが、10時頃から旋回に時間が掛かり始めてしまい徐々に怪しい雰囲気に。10時で20杯に達したが、この後がめっきり伸びない。最初のペースだとけっこう行けそうな感じだったが、なかなか一日コンスタントには続かない。そう言えば、先週の木曜日だったか、一郎丸で248杯という爆釣記録があって、HPに写真載ってたけどあれは凄かった。大きなトレーに山盛り2杯、イカのサイズが細かくないからスゲーボリューム。本船の船長曰く、雨の中、舳先に立って頑張って居られたそうだ。11時台は中当たりが一回あって、4杯追加したものの、お昼の時点で24杯とペースは↓。周りを見回すと今日は半数近いお客さんが昔ながらのブランコ仕掛けだが、良い反応に乗れば、ガス糸巻きのレトロな7cmスッテに良型が乗ってくるもので、今もこれはこれでひとつのスタイルであることが分かる。


野比沖で船団纏まる時間帯もあったが・・・/午後からは反応がなかなか見つからない。

午後に入ると南風がそよそよ、風が涼しく一枚羽織る。空振りが多く、隣の常連さんも触らないと言っているが、振り返ると右舷では何人か巻いていたりするので、二人で首を傾げる。やってて思うのは、反応に乗せても、船が大きいので同時に全員に行き渡るとは限らない。最初、右舷で何人か巻いていると思ったら、だいぶ経ってから急にこちらもアタリが出始め、時間差で足元に群れが入ってきたのが分かることがある。ダメなケースは、四隅、またはその近くでやっている場合、潮の関係で自分の仕掛けが大きく船から離れてしまう時。流しは続いていても当たるのは胴の間から向こうばかりで、自分の仕掛けが反応から外れている感じがすることがある。たぶん、前回は潮が速かったし、恐らくこのパターンが多かったのではないかと思われる。左舷大ドモだったのでPE2号オモリ50号でやっていたが、PE1.5号60号に換えたら多少は効果があったかもしれないと後で気付いた。それにしても、一発デカくてやる気のある群れに当たらないかな。こういう状況になって思うのはいつも同じことである。13時前後に一回中当たり、群れが浮いてて3回連続一番上のスッテにヒット。S社の『Rakkyo5ムラムラモザイク』、ウィリー巻きだけど1個入れておくと面白いことがある。13時半、ようやく30杯に到達し、この時期の最低ラインはクリアと言った感じ。14時、アシカ島周りで反応が見つからなくなったようで、一気に鴨居沖まで北上。しばらく探索が続き、やっと入れたが空振り、再び探索となる。そろそろ終了時刻が迫りつつある14時40分、少し久里浜寄りに下った場所で僚船が2隻、本船も反応に乗ったようで急ブレーキが掛かった。期待を込めて投入すると、いきなり着乗り2点掛け。ヨッシャ!その後も入れればアタリは続き、バラシや掛け損ないを交えながら11杯連釣。こういう時、直結は仕事が速い。終了間際に今日一番の反応に当たって、さすがにこの流しは無言で集中した。かれこれ20分以上続いたが、15時7分、だいぶアタリが遠くなったところで納竿のアナウンス。結果43杯でムギは混ざらず。右舷後方で50杯台が2名居られた模様。今日は濁り潮に救われたようで、穏やかな海で一日楽しめました。


本日の釣果、マルイカ 43杯(胴長10〜16cm)。

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