マルイカ、チビが乗り渋って難易度AAA

6月28日(土)、久比里の巳之助丸からマルイカに行ってきた。
先日の水曜日、久々の平日釣行でスルメに出撃したが、結果はご覧の通り。船上は週末並みの盛況、イカは期待ハズレの地味乗りに終始した。帰ってから情報見ると、ナント下火だったマルちゃんが当日いきなり好模様!ガク〜ッ!釣り物選択が完全に裏目に嵌ったようで、毎度イカの動向は読めません。で、翌木曜日は少し落ち目ながらまずまずの模様、金曜日は定休日で状況分からず。こうなったら行くしかないでしょ!いつもの時間に到着すると、先客は既に10名を超えておりなかなか賑やか。日曜日が本格的な雨予報なのも客足に影響していると思われ、久比里三店、各釣り物ほぼ満船状態である。本当のツワモノなら敢えて予報の悪い日曜日に出撃するのかもしれないが、そこまでの根性は持ち合わせていない私である。我がマルイカ船、四隅はもちろん先客が居られたが、最初から胴の間に座るお客さんも居らして、私は左舷トモ2番に入れて頂くことにした。その後、ポツポツお客が見えたが、左右8名づつの適度な人数に落ち着いてくれ、船が大きい分、釣り座は余裕のスペースだ。さぁ、状況次第では今季最終マルちゃんになりそうなので、頑張って行きましょう!


いざ出船、近場で探索開始/船団続かず、できてもすぐ解散。

定刻7時20分、出船。どこから探索するのか注目していると、船長は久里浜堤防の南側〜アシカ島下の間で反応を探し始めた。一帯を舐めるように旋回するがなかなか止まれず、結局、アシカ島の下で数隻の船団が出来掛かっているところに本船も合流、難なく反応に乗ったようで、7時50分、ようやく第一投となった。風はほぼ無風で曇り、海上はこれ以上無いベタ凪、水色は茶色味は無いが、濁り気味で悪くない感じ。現在、久里浜〜鴨居の地先で操業するのは巳之助丸、やまてん丸、平作丸、黒川丸、一郎丸、五郎丸、きよし丸、又エム丸といった地元勢+大津いなの丸の午前船。1投目、水深21m、期待の着底即乗り(以下「着乗り」と略します)は無く、オモリを切っての誘い釣りに反応あり。叩いて止めて穂先に僅かな変化が出るが掛けられない、早い人はもう掛けて巻き始めている。2、3回巻き落としの後、やはり叩き&停止で今度は確実なアタリを捕らえてビシッとアワセが決まった。取り込んだのは胴長10cmあるかないかのチビまる子。周りで取り込まれるマルちゃんも殆どがミニ。船上所々で小さ〜!という声が聞こえる。これは難しいぞ〜!

まだ反応に乗っているようで、連続3杯ゲットの後、4杯目は足1本で水面でサヨナラ。依然、流しは続くが、これを最後にまったくアタリを出せなくなる。周りを見ても急に釣れなくなったようだ。反応あるけど乗らなくなったのか、反応抜けちゃったのかどっちだろう?回り直さないところを見るとまだ反応に乗っているのか?だとすると、何回かやり替えているうちに、イカに見切られちゃったということかもしれない。最初の流しは約20分続いたが、後半はまったくアタリすら出せず、気配も何も感じないから困った。良い日なら旋回し直してすぐ反応に乗るものだが、今日は2投目を入れるまでに約30分経過。これもブッ込み着乗りは無く、誘って誘って苦労して1杯、そして1杯。サイズは相変わらずのミニ。ちなみに今日の道具立ては、『極鋭ゲーム180テク』、『ミリオネア100』にPE1.5号、中オモリ無しで上から直結3本、下に直ブラ2本の5本スッテ、幹糸5号の角間1m、オモリは50号を使用。スッテは適当にとっかえひっかえで、特に乗りに偏りは見られない。潮周りは長潮で朝イチから上げに入ってお昼過ぎが満潮の予報、この時間、上げ潮で水色がだんだん良くなってきちゃったようで、こりゃマズイぞ。


港口で一瞬模様出たが・・・/反応に乗れず後半はほとんど遊覧船。

今日は反応に乗ると何投かできる流しが多いけど、反応がなかなか見つからず、旋回時間がやたらと長い。30分走りっ放しなんてザラ、ようやく投入して空振り即回収も多い。潮が透けてきたのも活性が上がらない要因だろうか。10時で7杯とかなり苦戦。叩いて止めてアタリを取って、ダメなら巻き落として、こんなに無風ベタ凪の最高のコンディションでもアタリが出せない。スッテを抱いているのかいないのか、アタリがまったく見えない。叩いた後、止めないで超スローで聞き上げると穂先に変化が現れ易いが、これだとモタレ掛かってすぐ放しちゃう。居るには居るようだが、打つ手無しのジレンマが続く。空アワセで乗るケースもあるが極めて希、むしろ一回カスっちゃうとその後二度と当たらなくなる。今日はロングハリスのブランコでやられているお客さんはダブルもあって、コンスタントに上げて居られる。たぶん数取ることを優先したらブランコが正解なのかもしれないが、ここは敢えて直結ブラで通して、如何にアタリを出すかの釣りに徹してみる。2杯取れた流しが一度だけあって11時で9杯。今日はツ抜けへの道がやたら遠く感じる。

11時50分、港口の大塚根のブイの北側、やや鴨居寄りの場所に移動。水深16mで再開すると早々に気配が出て、何度か誘いを繰り返すと久し振りのヒット。連続3杯ゲットで12杯とし、お昼でやっとツ抜け。この流しも同じように後半まったくアタリを出せなくなる。周りのお客さんも似たような状況。この後、久里浜の港口〜鴨居沖の北寄りまでの水深15〜20mを探索するが、反応見つけるのも困難で、ほとんど遊覧船状態。たまに入れても生体反応感じず、滅多に出ないアタリがやっと出ても殆ど掛けられない。旋回中は睡魔との闘いで、いきなり投入したって集中力が続く訳もない。結局、午後からは3杯しか取れず、定刻を少し回った15時5分に納竿。ミニサイズ主体の15杯に終わった。しかし、着乗りゼロというのは厳し過ぎる。竿頭は26杯?きっとブランコのお客さんと思われるが定かではない。今日回ってるイカの群れは、先日まで釣れていたイカと明らかに違う群れ。想像を超えるミニサイズの乗り渋りに神経擦り減らし、帰り道、どっと疲れが押し寄せた。余程、状況持ち直さないと、今季はこれで終わりかな。


本日の釣果、マルイカ 15杯(胴長8〜13cm)。今日は見事に小型ばかりで苦戦でした。

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