スルメイカ、予想通りの苦戦も収穫あり

7月21日(月)、大津港の小川丸からスルメイカに行ってきた。
毎日、真夏日&熱帯夜の連続なのにカレンダーはまだ7月中旬。学校も夏休みに入ったこの3連休、関東ではタイミング良く梅雨明けとなった。さて、木曜、金曜と浅場のタチウオが爆釣。いよいよ時期到来か!土曜日の出撃を決め、OKAZUさんに連絡したら一瞬でフラれ(笑)、単独出撃を決め込んだが、蓋を開ければ前夜の深酒がたたって釣行不能。(涙)で、連休最後の月曜日、タチウオは一日にして状況一変、ボーズ続出と聞いてダメだこりゃ!マルイカも模様はあるけど、去年もそうだったように今年も終盤に来てブランコ優勢な傾向らしい。ここに来てブランコと言われてもイマイチ気分が乗らないし・・・。となるとイサキかスルメか?イサキもいいけど、お目当ての船宿が今週は祭礼でお休みだ!ってことは自動的にスルメに決定。(笑)

前回やったのはつい先日のような気がしていたが、記録を見ればもう一ヶ月近く前。最近スルメも模様が良くないのは分かっているけど、ここは経験値アップということで行くだけ行ってみましょう。いつもの時間に船宿に到着すると先客は3名、右舷ミヨシと左舷トモがまだ空いている。連休最終日なのと最近の状況を反映してか予想以上に乗客は少ない。迷わず右舷ミヨシの札を抜いて受付を済ませた。ここ小川丸のスタンプカードは10回で1回乗船無料となるが、月曜日は祝日でもダブルポイントなのでお得です。マンデーアングラーにはお勧め。5回乗って1回無料ですよ!一応ご参考まで。さて、片舷3名づつの6名で7時5分に出船。場所は剣崎沖なので、オール18cmピッカピカ針の直結12本をセット。ちなみに中オモリ30号、下オモリは120号を接続。


ベタ凪の剣崎沖でスタート/朝の1時間はそこそこの乗りだったが・・・。

7時50分、スローダウンしたのは剣崎沖と言っても剣崎と岩井の中間辺り?松輪瀬よりだいぶ南のやや千葉県側に10隻前後の船団が形成されており、密集することも無く、見た感じのんびりムード。あまり釣れてそうな雰囲気じゃ無い。勝山や長井など早朝出船の船はそこそこ沖干しが並んでいるので、模様はあるにはあったようだが、この時間、終わっていなければよいのだが・・・。しばらく旋回して8時ジャスト、本日第1投目。南の微風で薄曇り、ほぼ無風で海上はかなり蒸し暑く、これで日が照り付けて来たらと思うと恐ろしい。海上超ベタ凪、水色真っ青、水深は105m前後で70mから下との指示。着底から一呼吸置いて腕で2、3回シャクリを入れるがノーレスポンス。続いて電動をONにしてシャクリ始めると、10mくらい巻いたところでグワッと押さえ込まれた。居るじゃん!

追い乗りを狙ってシャクリ続けることも多々あるのだが、グィングィンと引きが強いから足1本かもしれない。ここはシャクらず大事に巻き上げ、とりあえず初物を取り込んだ。案の定、足先に掛かっていたので正解。だいぶ下の角に乗っていたので角掛けが欲しいですね。何度か下ろせる流しが多く、ブッ込みで乗らなくてもやり換えたら乗ってきたり、乗るタイミングがまったく読めない。シャクリはショートピッチだと全然ダメみたいで、大きめゆっくりめの方が良さそう。ただしほとんどが単発乗りで、抱きが浅いのかバレちゃうのも多い。サイズは今年の釣行の中では一番良型揃いかも。一潮毎に成長すると言われるけど、このサイズが50杯も釣れたなら重たくてクーラー持ち上がらないかもしれない。指示ダナの上限まで仕掛けを通すが、乗るのはほとんど底に近いタナで、ブランコのお客さんがサバを連発してるところを見ると、上の反応はサバなのかもしれない。


風も何にも無い!これはヤバイ暑さ/今日のyaccoさんは珍しくトモ席。

9時までの1時間で9杯ゲットし、このペースが続けば悪くは無いのだが、最近のスルメ事情はそんなに甘くない。急に空振り流しが増え始めペースは急降下。結局、9時台の1時間は船が反応に乗ってもイカがまったく乗らず追加ゼロ。10時台はさらに悪化、反応がまったく見られなくなり延々クルージングが続く。風が無い上に灼熱の太陽が容赦なく照り付ける。タオルを海水で冷やしては頭に被せるが、すぐ熱くなってしまい焼け石に水。でもやらないよりマシ。道具シャクった瞬間、クラッとめまいがして、こりゃマズイ。本当に熱中症になると汗も出ず、水も飲めなくなるそうだが、そういう意味ではまだ大丈夫そう。ちょっと多めに冷水を補給し、とにかく頻繁にタオルを絞り直して頭から首を守り、風が吹き始めるまで凌ぐしかない。

10時30分、西寄りに10分ほど走ると長井や腰越の船も集結しており本船も合流。腰越森健丸にはピンクのyaccoさん、今日は珍しく右舷トモで釣られている様子。遠巻きに釣り方を拝見すると、意外にも電動ビュンビュンではなく、底付近を腕で大きくシャクっているようにお見受けしたが、流石、ロープには沖干しがズラリである。2回目の投入で久し振りの乗りを捕らえ、2杯掛かっていたが、上がったのは1杯。しばらくして今度はシングルヒット。まったく居ない訳でもないが、乗り目が相当悪い。回収の合図が出ないところを見ると反応は見えているようで、私も電動ビュンビュンは控えて、底付近を探ってみたりするが、俄か仕込みじゃなかなか結果に繋がらない。


終盤、金谷沖で探索するも・・・/本日使った仕掛けです。

東京湾勢に遠慮してか相模湾勢は早々に城ヶ島沖へと引き返し遠くに船団を作る。周りは湾奥船、横浜船と本船くらいとなったが、いよいよ反応まったく見られなくなり、12時半、金谷沖へ走る。途中、剣崎辺りのラインで真っ青な沖の潮と濁った内湾の潮の境目があって、金谷方面は濁り潮エリア。これを見てガス糸巻きラッキョウ角仕掛けに交換。なかなか反応見れず20分程旋回したが、ようやく見つかったようで急停止。初回こそ空振りしたものの、直後の2投目には電動シャクリに確かな手応え。いや〜久し振り。ところがこの時間、急に南西風が吹いてきて海上ダボダボ。2杯掛けだったが、取り込み時に下の方に離れて着いてた1杯が居なくなった。しかし、ガス糸巻きに反応してくれたのが何気に嬉しい。時間無いけどこれも干しちゃおう。

その後、何度か回り直したものの、船中、型を見た程度にて本日はギブアップ。いつもより早めの14時に納竿となった。結果、午後は金谷沖で1杯追加しただけに終わり12杯。竿頭は左舷ミヨシのいつもお会いする常連さんが17杯とのこと、他はポツポツといった結果。前日は13名ほど乗って過半数がボーズという厳しい内容だったそうで、それを考えれば、ツ抜けできただけマシと言えそうだが、やる度に釣果が半分になっていくので、次回はいよいよ一桁か?そんなことにならないように祈りたい。7月に入ってシケらしいシケが無いので、この辺で一回掻き回した方が海中の活性は上がるのかもしれない。今日は予想通り厳しい展開だったが、直結仕掛けで底中心の単発地味乗りを上手く拾っていくテクニックは今後の課題です。


本日の釣果、スルメイカ 12杯(胴長21〜25cmくらい)、全部干しました。

【船宿HPコメント】
今日もスルメは厳しかったです・・。朝一は空振り無く何回か出来ましたが後が続かず型を見るのが精一杯でした・・。最後は剣崎沖を諦めて金谷沖へ移動しましたが数杯釣れた程度でした・・。釣り人6名で17・12・10・8・6・5杯でした。そろそろ爆釣を期待したいです・・。 貴光船長

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