LTアジ、食い渋って一日船で結果オーライ

9月13日(土)、新山下の広島屋からLTアジに行ってきた。
ただでさえパッとしない釣行が多いのに、この2回はまったくおかずにもならん!今週こそは何かまともに釣るぞ〜!ってことで、困った時のアジ頼み、目下最強の安定株、今日はアジ様に厄払いしてもらおう!情報を見ると、このところ特に模様が良いようで、15m程度の浅場に30cmオーバーの良型が回遊、数も半日船で50〜80尾が相場だから、どう転んでもハズレる気がしなかったのだが・・・。今週はずっと北東気流で好調だったが、昨日、南風が吹いて急に潮が澄んでしまったとの情報。最近、思い通りに行動すると裏目に出るだけに今週も不穏な空気。自信があれば、午前船でサクッと仕事を済ませたいところだが、時間帯のど真ん中に潮止まりがあってこれも危険要素。今週ハズすとかなり痛いしなぁ、う〜ん難しい判断。で、色々考えた結果、厳しい展開になってもどこかで時合に当たる確率の高い一日船に乗ってみることにした。ちなみに半日船の乗船料はだいたい¥6,000だけど、広島屋の一日船はマリネス使えば¥7,500、氷2個買っても¥7,900だから、時間からすると割安なのもいい。ただ、一日船で朝イチから入れ食いの日に当たると、逆の意味で辛くなってしまい、その辺の読みが難しいところでもある。さて、前夜のアルコールを控えめ?にしたせいか、4時前に目が覚めてしまった。始発だと早過ぎるので、だいぶゆっくりめに出たが、それでも6時過ぎには到着。近いってのは楽でいい。先客はまだ居られず、右舷大ドモに荷物を下ろした。


黒川本家はマゴチ船復活!/渡辺釣船店、ルアー船は大人気ですが、もう一隻は休船中。

出船まで2時間余り、普段、欲しいと思わないが、こういう時だけはワンセグ付きの携帯が欲しくなる。周りの船は7時に出船したが、こちらはあと1時間。お客はポツポツ見えて、出船20分前に数名乗られて左右5名づつの10名で確定、計ったように最適な人数に収まった。少し早めの7時48分に出船したが、山下埠頭でダルマ船の入れ替え作業中、水路を塞がれ船長もイライラ。10分程待たされ、ようやく通れる隙間が空いたと見るや、煙を上げて全速で走り抜けた。8時20分、富岡沖でスローダウンするが、なかなか反応に乗らず、何度も旋回を繰り返す。すでに操業中の僚船も釣れてる雰囲気が無い。ようやく場所が決まって第1投、最初からアンカーが投入され、水深は17m前後。北の微風で晴れ、海上はベタ凪。確かに水色は明るめでちょっと良すぎる感じだがアジ様のご機嫌はどうだか。まずは1mと2mで振って、そのままのタナで待つか、潮が無いので多少上げ気味に待つ。アジのスイッチを入れるため、最初は少し緩めに詰めて、入れ替えの回数を増やす。ビシとテンビンは船でお借りできるが、自分はヤマシタのライトビシ40号を使用。ビシの目にミンチのカスが詰まり易いので、適宜掃除しながら調整する。8時45分、本日初のアタリが出て20cm級をゲット。そろそろ来たかと思いきや後がまったく続かず。富岡沖一帯を移動しながら水深15〜20mをエンジン流しで攻めてみるが、生体反応何にも無し。覚悟はしてたが、思ったより厳しそうだぞ。

干潮が9時過ぎなので、朝イチ下げ残りで少し動くかなと思ったが、流れも何も無い。しばらく我慢して上げ潮に期待か。10時を回って、まだ船中私の1尾のみ。こりゃホントにヤバイかも。10時半、少し際寄りの18m立ち。一投目で私にアタリ。23cm級の太ったアジだった。これを機にアタリがポツリポツリ出始め、ようやく釣りらしくなってきた。若干、上げ潮が来ているようだが、まだ芯の潮が来ていない。タナは2.5mで良さそう。付け餌は青イソと赤タンが支給されたが、この時間、青イソを少し長め(4、5cm)に付けて、コマセを振ったら少し長めに待った方が良さそうだ。噂に違わず25cm前後の良型が多く、置き竿で待っているといきなりドスンと豪快に竿を絞り込む。竿を手に取って大事にやり取りするが、流石、この水深でこのサイズはなかなかスリリング。25cm級の一荷は思わずドラグを緩めるほどシビレる手応えである。アタリがバンバン続くような食いでもなく、待ち時間長めで良型がポツン、掛からないアタリもやや多めで、数を一気に伸ばせるような状況ではない。持ち帰って下ろしてみてどうだか、このサイズ1尾でレギュラーサイズ(18〜20cm級)2〜3尾分くらいのボリュームがあるので、これが脂の乗った極上品だったら相当の価値がある。2、30尾釣れれば十分満足できる品物だ。残念ながら時合が長続きすることはなく、11時を回るとアタリの間が空き始め、11時半には完全に抜けてしまった。ここで8尾追加して依然9尾、今日はツ抜けへの道が遠い。


前半、置き竿でいきなりドスン!と良型が食う/予想以上の苦戦模様、午後にようやくワンチャンス到来。

場所を転々と変えながら攻めていくが、アタリまったく無し。反応がショボイのか移動が速いのか、徐行から旋回に移行しても止まれないケースが多く、また移動しての繰り返し、まさに釣れないイカ船のような状況。既にお昼を回ったが、もし、午前船に乗ってたらドツボだったかも。ここまでは悪い意味で読み通り。13時、少し沖目のイシモチ船が操業する筋に船を回して丹念に旋回を繰り返す。ようやく反応に乗ったようで、エンジン流しで再開。水深は27m前後とやや深め。釣れ始める前に船長はアンカーを投入したので、よほど良い反応が出てるのかなぁ。すると間もなく、私の竿にククン!と久し振りの生体反応。取り込んだのは18cm級のレギュラーサイズだが、午前中、良型を見てしまっているので小さく見える。徐々にアタリが出るまでの間隔が狭まってきて、ほぼ毎回アタリが出るから本日最大のチャンス。反応入りっぱなしだから、当たらない人はタナを取り直して、どんどんコマセ振ってみて!と船長。完全にスイッチONだ。本当に良い時を知っているので、まだまだそのレベルではないにせよ、ほぼ1投1尾、たまに空振りするが、その分、一荷もあって、スイッチが切れるまで手返し勝負だ。18〜20cm級メインに、時折25cm超級も食ってくる。凄いアタリと強烈な引きを見せるが、途中で口切れして逃げられるのも居て、税金と諦めつつもショックは大きい。食い始めて約1時間、アタリがなかなか出なくなり怪しい気配、そして14時半、いよいよスイッチOFF。

やれやれ、ちょっと時間が短かかったなぁ。約1時間で辛くも32尾を追加し、合計41尾。イシモチが4尾混ざってちょうど有り難い数。その後、近辺を移動しながら何箇所か道具を入れてみたが鳴かず飛ばず。今日のアジ様は水色の変化に慣れないせいか神経質で気難しい。14時50分、そろそろ終了時刻が迫ったが、船長は本牧の港前に船を走らせ残業時間に突入。水深15m前後、ここはエンジンで2回流してアタリ出ず、次に南本牧の北東岸の際、水深20m。ここは良い反応出ているらしい。すぐに右舷胴の間と左舷で何尾か顔を出し、どれも良型のようだ。私も一発当たったが掛からず、クッソ〜!アタリが単発で続かない。2回目の流しで、今度は一気に絞られ、上げていれば本日自己最大は間違い無かったが、あと少しのところで痛恨のバラシ。なんだよ〜!この後、何度か入れ替えたがアタリゼロで万事休す。15時45分、それじゃすいません!道具上がった人から片付けに入ってください!蓋を開ければ想像以上の苦戦に終わった本日のアジ釣り、AM1時間は良型、PM1時間は数の時合に当たってくれたお陰で、余計には獲れなかったけど、自宅用の食材としては満足できるボリュームまではなんとか確保できた。全体成績は0〜41尾とのこと。他、イシモチ数尾づつとサバが船中3、4本。期待のサバだったが私は当たらず。ホント簡単な日は簡単だけど難しい日は難しい!結果的に今日は一日船でじっくりやって正解だったでしょう。


本日の釣果、マアジ 41尾(17〜28cm)、イシモチ 4尾(22〜24cm)。アジは25cm前後多数、数の割りにボリュームありました。

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