洲崎沖でスルメのつもりがヤリイカ優勢

9月15日(月)、3連休最終日は大津港小川丸からヤリイカに行ってきた。
8月以降、横浜・横須賀方面ではスルメ乗合を出してくれる船宿がめっきり少なくなってしまい、必然的にイカ釣りご無沙汰状態になっていたが、今月13日から18日まで期間限定完全予約制で小川丸がスルメ船を出すと聞いて、これは行くしかない!一昨日、LTアジの一日船でコマセ振りまくったせいで、若干上半身に疲れが残っていたが、前日に予約のTELを入れると、大した混雑も無さそうで一安心。初日の情報によるとヤリイカがトップ20杯くらいと出ていたので、仕方ない、スルメ用とヤリ用、両方の道具を持って行くとするか。(実は私、道具両方持って行って状況次第という釣りが性に合わないのです・・・)竿はいつもの直結スルメ竿ともう一本2.1mの竿を準備、仕掛けは直結18cm×8本+14cm×4本、18cm×12本、14cm×12本、そしてブランコ用の幹糸数種類と11cm、14cmのプラ角、ガス糸巻きのスッテ類とまぁ荷物が増えること。バラの角は枝素だけ結んであるので、ブランコやる時にはその場でチョイスして幹糸のクロスビーズを通して結ぶだけ。これで準備OK、どう転んでも対応できるぞ!さて、いつもの時間に船宿に到着すると、四隅に1、2名づつの先客だったので、右舷ミヨシ3番を抜いて受付を済ませた。早速、船に乗り込んで準備を始めるが、時間が経つうちに常連さんが釣り座を入れ替わったりで、私は右舷ミヨシ2番にスライド、結局、左舷6名、右舷5名の11名で落ち着いた。気持ちは先ずスルメ、18cm×8本+14cm×4本の直結12本仕掛けをセッティング。7時8分、出船時に、剣崎からやってみますので、14cmの仕掛け繋いでおいてください!と船長。今さら換えるのもかったるいからこれでいいでしょ。直結18cmオンリーの常連さんも気持ちは一緒か、微動だにせず。


剣崎沖は一投で諦め、即刻洲崎沖へ/僚船は長井と横浜勢がポツポツ。

7時55分、剣崎沖と言うかだいぶ岩井寄り?の場所でスローダウン、何度も旋回を繰り返すがイマイチ反応に乗らない様子。8時5分、ようやくブレーキが掛かって投入の合図、指示ダナは175〜150m。ぶっ込みで全員空振りと見るやすぐに回収の合図。これで洲崎行っちゃいますので!と即刻移動となった。更に20分程走ってようやく場所に到着。出船時刻の早い長井の船が数隻操業中だが、なんだか沖干しの数が少ないなぁ。本船は何度か旋回するとすぐに反応に乗ったようで、8時35分、再開。北東の微風というかほぼ無風、空は曇りで海上は超ベタ凪。水色はコバルトブルー。指示ダナは120〜100m。今日は180m超を覚悟していたが、これならだいぶ楽である。さて、ぶっ込みでトモ寄りの2名様が単発でスルメを上げたが、私はスカッ!ミヨシの常連さんは直結18cm仕掛けにスルメとヤリのミックスで4点掛け。反応入っているようなので、何度か巻き落としては誘いを繰り返すと私にも確かな手応え。スルメにしちゃ引きが弱い感じだけど・・・回収するとヤリイカの3杯掛けだった。18cm角に2杯、14cm角に1杯。イカがまあまあサイズなので多少大きめの角でも問題無いのかも知れない。次の投入でもヤリらしき乗りを捕らえたが、あと10mのところで逃げられた。クッソ〜!周りを見てもヤリイカが優勢のようで、11cm持ってる人は換えてみたら!と船長。う〜ん悩むなぁ。え〜い、こうなったら交換しちゃえ!キャビンから長い方の竿を持ってきてリールをセット。中オモリは30号から8号に交換。幹糸5号、枝間120cmのブランコ式7本仕掛け。タマゴ針とカラフル針主体にその場で11cm角を適当にチョイス。最近、手元がすっかり見難くなってクロスビーズに糸を通すのが難儀だが、殆ど勘で全部通し終えた。さ〜て方針変更!ヤリイカ釣るぞ〜!


簡易ツノ掛けです。これだけでだいぶ違います/遠くに洲崎が見えたり見えなくなったり。

ところが、ヤリイカ用の仕掛けに換えた途端、アタリがなんにも無くなった。周りではポツポツ上がってるし、一流しも長めで良い反応入っているようなのだが・・・何か違うのかなぁ?釣り方も特に必勝パターンがあるようにも見えないし、こりゃヤバイかも。角も周りで乗っている色に換えてみたり、誘い方も色々試すが、どうにもシックリ来ない。まず着乗りが一回も無いのが痛い、弛ませ釣りもまったく効果無し。サミングしながら落としては止めての誘いにフワフワ仕掛けを止められたと思ったら、大きなスルメが乗ってきた。ガクンガクン引くから3号の枝素切れないかヒヤヒヤしたけど何とかゲット。しかし、やってることチグハグ〜。その後、簡単にはイカ様のお顔を拝むことはできず、せっかく乗せても途中で居なくなるわ、スルメにカンナ伸ばされるわ、落下中にサバに捕まるわ。サバも猛攻とまでは行かないけど、7本角にパーフェクトじゃ仕掛け一発でおシャカ、修復のため一流しお預けになることも。針曲げ器持ってて良かった!今日はこれが無いと仕事にならない。そんなこんなで格闘を続けること10時30分、ヤリイカだいぶ浮いてるじゃん。5〜10m誘い上げたところで、少し乗り目が良くなってきて、急にダブル、シングル、トリプルで1杯逃げられ、ダブルだったがオマツリでバラシ・・・という感じで、朝の3杯掛け以来、最大の気配。船長に数聞かれてツ抜けまであと1杯です!と言った舌の根も乾かぬうちにアタリ続いて一気に12杯。しかし、マルイカほどじゃないにしてもヤリイカはバレますね。大事に巻き上げていても、50mくらいまで上がると明るさを嫌ってか、急にガクガク竿を弾き始めて仕舞いに逃げられる。電動巻上げは一定速度ではなく、イカの動きに合わせて速度調整が必要、ベタ凪とは言っても周波の長いウネリが1m以上あるので、暴れたら止めて待つくらいじゃないと逃げられる。


当たり角はコレ(FN7のガス糸巻き)&濃いめのブルー系プラ角/型はまずまず、ツ抜けできればおかずは十分。

さっきから明らかに好感触の角があって、写真の赤白ガス糸巻きのFN7、それと濃い目のブルーのプラ角が反応良いみたい。底からだいぶ上のタナで乗って来るので、角の配置でも無さそう。さて、お昼で13杯としたが、午後に入るとだんだん反応が見つからなくなりヤバイ気配。ようやく反応が見つかっても乗り目が悪い。掛けられないアタリが多くなってしまい、乗り気の無いマルイカのようだ。ところが12時30分、まったく予測していなかった驚愕の事態に襲われる。着底してアイドル状態で5秒数え、最初のシャクリでギシィ〜!まるで根掛かり状態だが、グイグイグイグイ竿を絞られ確かな生体反応。コレ凄過ぎ!リール動きません!11cmブランコでスルメの多点掛け状態。なす術無く、ひたすら持ちこたえていると、ガクン!と1杯居なくなり、またガクン!と1杯居なくなり、だいぶ重さが減ったところで、ようやく巻き上げ開始。回収するとヤリイカが3杯着いていたが、他の角も全部墨だらけ。もしかして7本パーフェクトだったの?偶然、反応の芯に上手いこと仕掛けが入ったのだろうけど、悔しいというより呆気に取られてポカ〜ンである。そんな出来事が夢であったかの如く、この後、反応がなかなか見当たらず、延々と旅は続く。14時15分、久し振りに1杯ゲットして17杯としたところ、直後の14時25分、沖上がりの時間となった。舳先で船長が泳がせの道具を出していて、けっこうアタリは出てたけど完全に竿が入ったのが3回、しかし、全部アワセでスッポ抜け。左舷でイカ竿で泳がせやっていた常連さんが納竿間際に2Kg級のマダイを上げて居られた。気持ちはスルメで臨んだ今回の釣行だったが、目下、洲崎沖はヤリ>スルメのようで、道具持参して正解!慣れないヤリイカ釣りだったけど、何とかおかずゲットは成功。今晩はアジとヤリイカで飲み過ぎ注意報発令である。


本日の釣果、ヤリイカ 16杯(胴長17〜23cm)、スルメイカ 1杯(胴長26cm)。

【船宿HPコメント】
9月15日 日中限定ヤリイカ 今日も終日洲崎沖でポツポツ乗りました!派手な乗り目は有りませんが空振りの流しは少なかったです。ほとんどヤリイカで型も中型主体でした。釣り人11名で21・20・19・19・17・15・13・12・12・10・8杯で皆さんオカズはキープ出来ました。泳がせ道具は3回ヒットしましたがマダイ2キロ一枚でした。ps 明日は配船の都合によりヤリイカ船は休船します。17・18日は出船で20日よりカワハギ船に変わります。 貴光船長

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