アマダイ、アタリ無いわリール壊れるわ

10月5日(日)、久比里の山天丸からアマダイに行ってきた。
不覚にも木曜日頃から風邪を引いてしまい、今週はちょっと無理かと思っていたのだが、土曜日には熱っぽさも抜けて、行っちゃえば何とかなりそうな感じ。また一週間お預けになっちゃうのもなんだしな〜。迷った挙句、土曜日の夜、アマダイの準備をして寝ることにした。現在、久比里三店でアマダイ船を出しているのは山下丸と山天丸の2店だけ。毎年、個人的には11月過ぎないとやらないのだけど、今年は早い時期から模様が良さそうなので、ちょっとやってみようかという気になった。今週は体調に自信無し、朝起きてダメそうなら行かないつもりなので、土日予約制の山下丸はNG、必然的に山天丸に決定である。朝、ずいぶん早くに目が覚めてしまい、時計は3時過ぎ、外はまだ真っ暗だ。どうしようかな〜、気分は五分五分。一日家でボ〜ッとしてても精神衛生上良くないし、行くだけ行ってみるか!これまで久比里に何度訪れたことか覚えていないが、山天丸から乗船するのは今回が初めて。船着場がずっと奥なので、受付してから乗ろうかとも思ったが、出船までかなり時間があるし、先に荷物だけ置いてくることにしよう。四隅には先客が居られたが、両トモと右舷ミヨシはまだ2番目に入れる状況。う〜ん風は読めるけど潮が読めない。昨日は前半上げ潮だった情報もあるので、まあいいや、右舷ミヨシ2番に入らせて頂くことにした。


お隣はアジ船、空いてていいなぁ/予報より好天、一応は期待しての出船だったが・・・。

お隣アジ船は一回り大きく、その割りに人数少なめで7時半に出船。この人数だったらいいなぁと思ったけど今さら思っても無駄。カワハギ船は流石の2杯出しで、大型の2号船には、アレ!Y本さんじゃないですか!どこから乗ってるんですか。(そういう私もなんですけど、笑)今日はハギマスターのK沼さんとの釣行だそうで山天丸とのこと。確かK沼さんとは初対面のはずだが、テレビとかで何度も拝見しているので初めてとは思えず、普通にご挨拶。頑張ってください!我がアマダイ船はポツポツ人数増えて、右舷7名、左舷6名で確定、ちょっと多いけど、日曜日だしマシな方?準備も整い7時53分に出船、向かうは剣崎沖。港を出ると約20分の航行でワラサ船団の南東沖、松輪瀬の下端に到着。船首を返して8時30分に開始となった。北北東の風そよそよと晴れ、海上はアマダイ日和、水色も悪くない。第1投は水深68mから、昨日の情報通り上げ潮でミヨシ突っ込み。何度か入れ替えるが当たってくるのはヒメとトラギスだけ。潮周りは小潮の初日で、干潮が12時45分頃の予報。船中、型が出ないまま2回、3回と流し換えると水深は徐々に80m台へ。突っ込んでいた潮は次第に止まり加減で船が動かなくなってきた。こりゃ厳しいな〜。タナを少し高めに切って、叩き&停止を折り混ぜたり、ちょっと派手に誘うと反応するのはレンコダイ。20cm超も混じっておかずはキープ。

11時を回って右舷トモ2番で1本、すると10分も経たないうちに大ドモ、トモ3番とパタパタ後ろの3名様がゲット。どれも30cm台の中型。今日はトモ優勢か、ミヨシの常連さんと顔を合わせて、前で出ないと寂しいですね〜。左舷の状況は分からないけど、胴の間でバケツに1本入っているのが見えたのと、トモ寄りでも出てそうな雰囲気はあり。自分はアタリゼロのまま12時、船長は毘沙門沖に船を走らせた。今までここで良い思いしたこと無いんだよな。再開すると水深60m前後の比較的浅場、風は東に回り、潮は西から東へトロトロ。再びミヨシ潮先となったのは良いが、如何せん食わない。依然、右舷ミヨシから4名様ダンマリ状態。それより、さっきからリールの調子が変なのよ。速巻きボタンを押したりレバー倒してもすぐに反応しなかったり、そう言えば巻き上げパワーもいつもより元気が無い感じ。電源コンセントの接触不良かと思ったけどそうでも無さそうだし。潮時表では上げ潮に変わる12時45分、いきなり上っかわの潮が東から西に向けてぶっ飛び始め、底は全然動いていないか、もしくは逆に行ってる?完全な二枚潮で滅茶苦茶。仕掛け投入した瞬間、道糸がトモ方向にぶっ飛び、着底して何度か底を取り直すと道糸は立ってくるが、いくら頑張ってもオマツリは避けられない。そんな状況の中、13時20分、右舷後方で45cm前後の大型が玉網に入った。そして同じお客さん?に再び20cm級の小型がヒット。ちゃんと本命が口を使う釣り方をしているから小さいのも食うんだろうなぁ。


船中ポツンポツン、ミヨシ寄りは釣れない/後半は毘沙門沖で潮型メチャクチャ。

見ていて細かいテクニックは分からないけど、派手な誘いをしていないことだけは確かだ。今日はあまり動かさない方が良いのかもしれないけど、釣り方的に好きじゃないから、どうしても動かしちゃうんだよね。カワハギとかでもよくあるけど、誘うとダメなの分かってても誘っちゃう私。結局、誘っても誘わなくても先に外道に食われちゃうから同じか!トモ流しで釣れてるのトモ寄りだもん完全に裏目。そして13時45分、ついにモーターまったく動かなくなり、電動丸1000SP死亡。騙し騙しやってたらマジで動かなくなっちゃった。こんなことってあるんだな〜。予備のリール持って来なかったし、手巻きでやるのもかったるいし、やっぱ風邪抜けてないし、もはやモチベーションゼロ。ひとり早上がりで片付けちゃおうかとも思ったけど、一応そのままにして不貞寝。しばらくの間、ちょうど良い揺れ心地で熟睡したり意識が戻ったり、かれこれ1時間、ふと気が付くとミヨシ1番の常連さんが今アマダイを取り込んだところ。最後に来て執念の1本、30cm台の中型だ。時既に14時50分、どうやら寝ている間に右隣のお客さんも上げられたようで、バケツに1本入っている。なんとま〜ツイテナイ時はこんなもんでしょう、一番チャンスの時間に釣りしてないんだもん、釣れるワケ無いよね。しょうがねぇな〜、最後の一流し、手巻きでやることにするか!仕掛け繋いで復活〜ッ!

依然、潮型滅茶苦茶のまま、底着いてひと誘いで外道の餌食。お呼びでないトラギスとヒメはいつも元気。何度か入れ替えて終了2分前、ちょっと良いアタリに一瞬ウン?と思ったが、合わせたらガタガタ言ってるから本命じゃない。取り込んだのは30cm超のホウボウでおかず追加。直後、納竿のアナウンスとなった。あ〜!今日は冴えない釣りをしてしまった。こういう日は釣行記も筆が進まないったらありゃしない!潮が悪いせいでオマツリも多く、仕掛け8組ほど消費。シーズンこれからだし、また作り足しとかなきゃ。そもそも今日は体調不十分で最初からモチベーション低かったと言えばそうなんだけど、アマダイ釣りは最後の1投まで分からないのを知っていながら、リールが壊れたことも追い討ち。手巻きでもめげないぞ!絶対釣ってやるんだ!という気迫が無かったのが敗因。結局、右舷で釣れなかったのは私と胴の間のお客さんの2名だけで、最終的にはミヨシ寄りでも型が出た。竿頭は左舷のお客さん?しゃぶしゃぶ食い放題いいなぁ。夜になってHPの釣果情報を見たら、竿頭の名前が私になってるじゃん。なんじゃこれ!すぐに船宿に電話して、名前違ってるから消してくれ!って言ったのに、朝見ても変わってないし。ただでもめげてるのに勘弁してよ。結果、おとなしく家で寝てた方がよっぽど良かったという、最低の一日であった。そのうち何かいい事あるかな。


本日の釣果、レンコダイ(キダイ) 10枚(13〜24cm、1枚放流)、ゴマサバ(37cm)、ホウボウ(34cm)、カナド、オニカナガシラ。

【船宿HPコメント】
剣崎沖50〜80mを攻めて、前半は朝から上げ潮トロリ流れ、外道の喰いも良く本命も船中ポツリポツリ型見れました。中盤から潮流れず転々と拾い釣りでしたが型見れず。後半は浅場のポイントへ移動し、下げ潮が速くアタリ取り辛い様子でしたが、活性は良く大型も混じり、終日ポツポツ釣れました。13名様で、トップ4尾、2番手3尾、良型主体!外道はイトヨリ、ホウボウ、カイワリ、マトウダイ、レンコダイ、トラギスと多彩でした。今後に期待です。釣果は28〜47cm、0〜4尾。

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