LTアジ、良型多くボリューム満点

10月11日(土)、新山下の広島屋からLTアジに行ってきた。
今週末は第二月曜日が体育の日となり3連休。気になるお天気は?日曜、月曜は気温は低めながら爽やかな秋晴れが期待できそうだ。土曜は予報が二転三転して、結局、午前中は雨が降る予報。釣り的には風が弱そうな土曜と月曜がGood!さて、最近の注目株と言えば、開幕早々好調のスミイカ。早期はコロッケ級主体ながら頭で30杯台を記録しており、昨年に引き続き今季も湧きが良さそうだ。一方、秋の本格シーズンを迎えたカワハギ釣り、こちらも先日久々に釣行して面白さ再認識。他にも美味しい釣り、面白い釣りが盛り沢山のこの季節、ズバリ本日のターゲットは富岡沖のLTアジ!前回の釣行から約一ヶ月が経ち、そろそろ食べ頃=釣り頃なのだ。今のうちに一回行っておかなきゃ!上手いこと釣果に恵まれたら、日曜は知人を招待してアジ三昧という魂胆だ。連休初日、お客の出足はどうだろう?たぶん半日船より一日船の方がバカ混みは無いはず。このところアジの釣況は悪くないけど、AM半日でキッチリおかず確保できるかどうかは自信が無い。結局、前回お世話になった新山下の広島屋から一日釣りで出漁してみることにした。新山下は自宅から程近く電車で1本。出船が8時なので、あまり早く行っても辛い。今日は釣り座は何処でも良いつもりでゆっくり出発したら、ちょうど家を出てすぐ雨が降り始めてタイミングが悪かった。7時、濡れながら船宿に到着すると先客は6、7名、殆どが常連さんと思われる。前回お会いしたお客さんも2、3名居られ、顔を覚えていて下さったようでご挨拶。ザッと船上見回すと右舷の方が空いてそうなので、とりあえずトモ3番に荷物を下ろし、間隔は後から来られるお客さん次第で調整しよう。


予報通り雨模様の中、出船!

思ったより本格的な降りっぷりの中、準備は整い、左舷8名、右舷5名の13名で確定。私は右舷のど真ん中だが、間隔は余裕があって、連休初日にこの条件でやらせてもらえるなら申し分無し。少し仕度が遅れたようで、8時10分頃に出船。一気に富岡沖に走るのかと思ったら、珍しく横浜港の出口付近でスローダウン。何度か旋回して反応に乗せること第二新堤の先端やや内側、水深19m、ちょっと仕掛け下ろしてみましょう!とのアナウンスで開始となった。この時期、堤防からでも船で釣れるのと同じアジがけっこう釣れるので、港内に反応が見られてもまったく不思議ではない。残念ながら何度か入れ替えてみたけどここはアタリ得られず回収。本牧漁港の前では黒川本家の午前船ともう1隻が操業中だが、本船は徐行しながら様子を見たが止まらず通過。南本牧の水路を抜けると、予想外に護岸の南西面に船を回した。ここも八景界隈の船が数隻操業中で、同じ場所のやや際寄りに居るのはイシモチ船と思われる。8時50分、本船はエンジン流しで開始となった。海上は無風ベタ凪で小雨、水色はやや濁り、大潮前の中潮最終日で、実釣時間ずっと上げ潮の予報だが、この時間流れは何にも無し。水深は20m前後。4回目の入れ替えで本日初のアタリ。無事23cm級をゲット。ビシダナは2mジャスト。しばらくすると船中ポッツラポッツラ型を出し始めた模様。船長が操舵室から顔出して様子を伺っていたので、1本出ましたよ!と私。型どう?まあまあですねぇ。ここはデカイか小さいかどっちかなんだよね、と船長。しばらく打ち返しているとドスンと豪快なアタリ、これはちょっといいかもよ!強い引き込みを竿でいなしながら慎重にやり取り、抜き上げたのは28cm級の良型だった。幅があるので、一見30cmくらいありそうに見えるけど、冷静に見直すと28cmってところ。


AM南本牧の南西面、アタリ続かないが良型多くポツポツの食い/あちらに見えるのはイシモチ船。

なるほど、デカイって言うのはこのサイズか!これはいいアジだわ。デップリ太って惚れ惚れするようなナイスボディ、重さもけっこうある。これがこんな水深で釣れちゃうなんて、今年に限ったことなのかどうなのか分からないけど、これまで記憶に無いなぁ。そもそも例年は中の瀬メインで南本牧〜富岡沖をじっくり攻めたことが無かったのもあるかな。船長によると先日までもう一回りデカイ30cm級が食っていたそうで、確かにそんな感じの話も聞いていたけど、いやいやこれだけあれば十分満足の品物である。決して入れ食いモードとは行かないのだが、ポツンポツンと当たってくるのが殆どこのサイズだからたまらない。タナは変わらず2m前後で大丈夫。餌はアオイソと赤タンが支給されたが、アオイソを口の硬い所にチョン掛けして、垂らしは少し長め(4、5cmくらい)に取った方が反応が良さそうな感じだ。開始30分でツ抜けしたが、内7尾くらいが25〜29cm級だもんね。その後、待ち時間長めに我慢したり、時折誘いを掛けて食わしたり、苦労しながらアタリをひとつひとつ出して行くような展開。10時で16尾、11時で20尾とペースは徐々に下降線。大型貨物船が埠頭を離れるため、操業中の釣り船に場所を空けるよう、タグボートから大きなアナウンスがあり本船も止む無く移動となった。根岸湾口〜富岡沖の18〜20m中心に何箇所か入れてみるが、反応あれども食い気が無いようで、アタリがまったく無い。11時半頃、船長は迷わず碇を投入。良い反応入ってますから仕掛け下りてる人はタナ取り直して竿振ってみてください!と船長。相当良い反応なのだろうけど、機嫌を損ねるとテコでも食わないアジ、一向にスイッチ入らず、ここでは小型4尾を釣り上げるのがやっと。食いが良い時は誰でも釣れる簡単な釣りだけど、一旦こうなっちゃうと1尾食わせるのが至難の業。


置き竿もするので、最近はロッドキーパーが必需品/南本牧南東面、傾斜がキツイ場所。

再び南本牧に戻ると1投目ですぐに釣れて、おっ!と思ったが後が来ない。続いて南本牧の南東面、ここは伝寿丸や長崎屋ら数隻が操業中。護岸の際だが35m前後と深く、エンジン流しで船が動くと水深が急に変化して釣り難い場所だ。ここでは一発アタリが出たけど針掛かりせず、居るには居るんだろうけど。再び根岸湾口〜富岡沖を転々と探ってみるが食い気上がらず。降ったり止んだりしつこかった雨もようやく上がった13時半、1時間半振りとなる1尾を取り込むと、ややアタリ続いて小型5尾を追加。これでちょうど30尾。いよいよ終盤14時30分、船長は一気に船を走らせ、到着したのは本牧の港前、水深15m。入念に旋回して位置取りすると、良い反応に乗ったと見えてすぐさま碇を下ろした。時間的にもこれが最後の勝負になりそうだ。頼むぞ!何回か入れ替えているとミヨシで1尾、トモで1尾、お隣で1尾、もしかしてちょっと食い出した?そういう私にもククンッと可愛いアタリが来て18cm級。これを皮切りにあれよあれよとモードに突入、この時間になってスイッチONかよ!これまでの食い渋りが嘘のように、底着いてタナ切って振って待てば必ず当たるこの状況、一体何がこうさせるんでしょうね?こうなったら釣りまくるしかない。定刻15時を回ったところ、もう少しやりますから!当たらない人はタナを取り直して竿を振って!と船長も残業突入ながらやや安堵の表情。18〜20cm級主体に時折25cm超が強い引き込みを見せるから気が抜けない。タナもやや上ずってきたようだ。無心で釣り続けること15時45分、先程多めにお代わりしたコマセもついに使い果たしてしまい自主納竿。最後の1時間、34尾追加して64尾。結局、16時まで延長して下さり、船長は全員の釣果を確認してから終了のアナウンス。毎度、楽に行きませんが、苦労して何とかなる方が釣り的には面白いでしょう。


本日の釣果、マアジ 64尾(17〜29cm)、イシモチ 1尾(28cm)。アジのサイズは26〜29cm12尾、23〜26cm10尾、20〜23cm13尾、17〜20cm29尾、写真はデカイ魚を上に乗せてます。(笑)21リットルクーラー8分目、数の割りにボリューム満点でしたよ。

【船宿HPコメント】
2008年10月11日(土) 雨のち曇り
サイズ/18〜29cm、数量/18〜64匹、釣り場/富岡沖、水深/15〜25m、潮況/中潮、外道/サバ、イシモチ、竿頭/横浜市 込み根様 64匹
LTアジ乗合で富岡沖へ出船。海上は凪も朝の内は雨が降ったり止んだりのハッキリしない天気でした。アジは朝、良型がポツンポツンと上がったのですが、日中になると反応の割りに喰いが悪く、型を見るのがやっとの状態でした。2時過ぎになり、最後に入った場所でやっと喰いが立ち、お客様には申し訳無かったのですが30分延長させて頂き、辛うじて皆様、お土産分を確保して頂く事が出来ました。

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