エギスミイカ、モンゴウ交じりで絶好調!

10月25日(土)、川崎の中山丸からスミイカに行ってきた。
今年もやってきましたスミイカシーズン!初期は小型も多いが、良い日にはトップ50杯超、普通の日でも20杯台は下らないから、相変わらず湧き具合は良さそうだ。先々週、大津港から初出漁した際は、まったく振るわずコロッケ2個!船中、乗船人数+1杯という予想外の大撃沈。こりゃ近いうちにリベンジしなきゃ!ってことで今週はスミイカのリベンジ釣行。そう言えば、先週はワラサのリベンジ、来週も某リベンジを予定しているので、やるもの全部リベンジかよ!(笑)そんなことは置いといて、東京湾のスミイカ釣りと言えば、昔ながらのシャコテンヤを使ったシャクリ釣りと最近流行のエギングの2種類。(厳密に言うと、これに胴付きスッテ仕掛けの釣りもありますね。)乗合船は概ねシャコテンヤ専門の船、シャコテンヤ主体でエギングもOKという船、エギング専門の船に分かれるが、私はテンヤ釣りは経験が無いので、こちらはいずれ上級者にお供して釣り方をご教示願うことにして、今回はエギング専門の川崎中山丸にお邪魔してみることにした。JR川崎駅から市営バスで10分ちょい、6時ジャストに到着。ちょうど駐車場の前を通り過ぎようとしたところ、1台の車が・・・あれっ?どこかで見覚えのあるお顔。な〜んだヒロセさんじゃないですか、お久し振りです!今日はLTアジにご乗船ですか、私はスミイカなんですよ。それじゃ頑張ってください!今日の潮周りは若潮後の中潮で、干潮が7時半頃、満潮が14時半頃の予報。北風で上げ潮だから、普通に動けばミヨシ有利・・・ところが皆さん心得て居られて、既に左右ミヨシ寄りから3名づつの先客、他は左右大ドモに1名づつ。この時間でこの人数か、さすが週末は混むなぁ、ちょっとギャンブルだけど左舷トモ2番に入れて頂くことにした。その後、3名様グループが胴の間に入って、その分、1名右舷に退避し左舷は7名、右舷は見なかったけどそれに近い人数?となり、7時8分、親父船長の操舵で出船となった。


一足先にLTアジ船の出船、ヒロセさん頑張ってください!/2カイホ下の南東ブイ周り水深23mから開始。

水路を走行中、カイホに直行しますので40分くらい走ります!と船長。てっきり中の瀬の上手でやるのかと思ったら意外。情報だけ見ていると連日好調そうだけど、場所によって好不調あるのか、それとも潮周りの関係で場所を選んでいるのか、どっちかでしょうね。私は左腕で竿を持つので、やり易さから言うと右舷なのだが、風はやや東っ気、何となく左舷側に突っ込みそうな予感がしたので左舷に入ったが、この選択が後でどう出るか。人数が多い場合は風向きと潮流の関係で、自分の釣り座が潮先になるか潮ケツになるかで結果を大きく左右することも多く、特にこの釣りはコマセで寄せる訳でもなければ投げて広範囲を探る訳でもないので、特に顕著に表れる種目なのである。航程40分強、第2カイホ南東の黄色いブイ周りでスローダウン。7時55分に開始となった。北東の風やや強く曇り、船はゴロンゴロンと多少タナを取り辛いくらいの風波。水色は適当な澄みで、水深は23m。今日は仕掛けの指示など特に無いので、中オモリ12号にハリス5号1.8m。エギはゴールドバレンシア3号で開始。この釣りはタナ取りが命、道糸のマーカーでピッタリ2m。流して行くと水深が少しづつでも変るので、頻繁なタナ取りが欠かせない。時間はちょうど上げっ端、潮はトロトロあって、ブイとの位置関係からカイホに向かって真北に流れているのが分かる。船首は1カイホに向いて風は北東、左舷突っ込み気味のミヨシ流しとなり、予想は完璧に的中。5分程流したところで、案の定、左右ミヨシ寄りで型を出し始めた。前回の釣行ではコロッケばかりというイメージがあったが、そんなに小型ばかりでも無さそうだ。次第に胴の間で1杯、大ドモで1杯と皆さん順調にボーズ脱出。そして私は・・・。開始1時間、胴の間ではエギスミイカ初挑戦と言う3名様も全員型を見て、左舷で釣れてないのミヨシ2番とトモ2番(私)だけ。出船前に偉そうにレクチャーしたりなんかすると、得てして実釣で苦しむ、よくあるパターンである。そう言えばミヨシ2番のお客さんも親切に教えて差し上げてましたね。(笑)


予想通りミヨシ突っ込み、前と後ろでペース大違い/大貫寄りではモンゴウの良型が連発!

9時を回って、マズイ!ミヨシ2番のお客さんに乗ってしまった!(笑)ガ〜ン!左舷でボーズなのはトモ2番の1名様だけ。ミヨシの常連さんは先日52杯も上げられたそうで、この時既に4杯とハイペース。一見ルアーマンとお見受けした大ドモのお客さんも3杯目を上げられ順調。自分の顔は見えないが、海に向かって笑顔を作っても上手く作れていないのが分かる。すると、お隣の初挑戦のお客さんに2杯目が来た!どーしてだ〜、まったくカスリもしないぞ!こうなるとすべてが疑わしくなってしまい、エギが悪いかタナが合ってないか、頭グルグル。もうどーなってもイイヤ!何にも考えずにシャクってよう。あまり余所見をせずにタナを取ってはシャクリを繰り返していたら、開始1時間25分経過した9時20分、本日初の生体反応。アタリ分からず、シャクった腕が途中でムニュッと押さえられた。やっと乗ったよ〜。墨を吐かれないように慎重に取り込んだのは200g級のコロッケサイズ。こうなったら型なんてどーでもいいのだ。エギはマーブルサクラダイの2.5号。ちょっと調子出るまでこれで続けてみよう。その10分後、本日初の潮回りで回収の指示と同時にまたヒット。これも小型だが2杯目。だいぶ気持ちが落ち着いてきたよ。ヨッシャ!これからだぞ〜!二流し目もミヨシ突っ込みで常連さんは異次元のペースで面白いように竿を曲げる。こちらはこの流しで2杯追加して、ようやく人並みにアタリが出るようになってきたところ。出だしのイカ様全員無視状態はいったい何だったんだ〜!だんだん3号のエギ使う勇気も湧いてきて頼りのゴールドバレンシア3号。徐々に1カイホ下は大貫寄りに流し換えて行くと、11時頃から様相一変。上げ潮がいい感じに流れ、船中ポツポツヒットするのは全部良型のモンゴウイカ。良い筋に入ったぞ!こんなにモンゴウが纏まるのも珍しいと船長。玉網を持って船上走り回る。すると私もシャクッた腕がドスッ!一段と重たい抵抗で止められた。横で見ている方が分かるようで、それモンゴウでしょ!と横で玉網をスタンバる船長。お〜なかなかデカイ。落ちてもいいように下から受けてくださり無事ゲット。


船長も玉網係りで船上走り回り/エギは基本的にオレンジかピンク、腹はゴールドかマーブルで間違い無し!

その後、あれよあれよと怒涛のモンゴウ3連発。ゴールドバレンシア絶好調!デカイのは700g近くあって、ボリューム一気にアップ。右舷では1Kgくらいの大型も出たようで、この流しでたぶん船中10杯以上出たと思われる。11時30分、ミヨシの常連さん、船長とのジェスチャーからすると20杯目を取り込んだ模様。いくらミヨシ潮先と言ってもぜんぜんペース違うもんね。次の流しでモンゴウ1杯追加して、序盤の絶不調がまるでウソのようにイカっ気が出て来たよ。両隣のお客さんはモンゴウタイムに乗れず、どうやら立場逆転してしまったようだ、ヘッヘ〜。水深も浅いし、私はシャクリたいのでアオリ用短竿を使っているが、イイ曲がりするね〜!と船長に褒められ得意満面。いや〜今日は実に楽しい釣行である!(爆)大ドモのお客さんは極鋭ゲーム・テクで強めにシャクる釣法だが、この水深でこれだとやはりチップが多い。胴の間のお客さんも最初せっかくライトゲーム竿を使っていたのに、何故か途中からカワハギ竿に換えてしまい、以降バラシが増えたように見受けられる。水深26〜28mの範囲を流し換えて、スミイカがポツポツ乗って来る。序盤には取れなかった400g台の良型も交じり始めて順調。アタリ分からずシャクッて止められるのもあり、アタリを検知して確信を持って掛けに行くパターンもあって、釣りとして非常に面白いんだわ。風も弱まり海上良い凪、天気予報より雲が取れないが、釣りにはこれくらいがちょうど良い。12時で11杯、13時で13杯。13時半、10分程走ってカイホの北側に移動、水深19mから再開。開始早々、ここでもポツポツ顔を出す。船長にも確認したけど、トモ潮に変わったせいか、ミヨシの常連さん25杯でパッタリストップ。最後、ようやくトモ寄り優勢となりペース上がって19杯。潮が変わってからはゴールドサクラダイ。頑張って何とかもう1杯!と思ったが、14時半を回ると潮が止まってしまい万事休す。そのまま14時50分に納竿。全体成績は3〜25杯とのこと。殆どの時間、潮ケツだった割りに最終的には大漁!今日は最初ドツボに嵌って変な汗が出たけど、終わり良ければすべて良し。


本日の釣果、スミイカ(コウイカ) 15杯(140〜450g)、モンゴウイカ(カミナリイカ) 4杯(420〜680g)で計19杯。

【船宿HPコメント】
スミイカ 180-600g 3-25杯
詳しい内容聞けませんでしたが連発する場面もあり本日も好調!2番手20杯、3番手19杯と皆さんオカズゲットして頂きました。良型のモンゴウイカも船中20杯にアオリイカも!バラシもかなりあったそうです。これから潮周りも良くなりますので引き続き期待しましょう!

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