ワラサ、辛うじて1本取ってリベンジ

10月19日(日)、剣崎間口港の尚二郎丸からワラサに行ってきた。
マズイことに水曜日頃から風邪をぶり返して体調最悪!木曜、金曜と会社を休んだ。微熱に悪寒、喉痛、だるさで布団から出たり入ったり。そんな風邪引き初日の水曜日、kim君からワラサ大漁とのご一報。夜、自宅に2本届けてくれて、わざわざすみません!そしてほぼ同時刻、計ったように佐Tさんから携帯着信。日曜日ワラサやるけど来ない?一瞬、頭がパニックになりそうだったが、整理すると・・・まず風邪は日曜日までには治るはず。(笑)そしてワラサ2本頂いた直後に自分でワラサ釣りに行くモチベーションが・・・正直かなり微妙ではあったが、今年はこれまで2回やって顔見てないしね、リベンジのチャンス到来か?釣れるかどうか分からないから、ワラサ過剰供給問題は釣れてから心配することにしよう!このような思考回路が瞬間的に働いて、佐Tさんにはその場で参加の意思を表明。予定通り、風邪の方は土曜日、日中一杯おとなしくしていたら、だいぶ抜けてくれて、普通にアルコール飲めるまでに回復。体調の方は予定通りだ。買い物ついでにかみさんにイカを買ってきてもらい、餌の仕込みも万端。朝3時50分、枕元でけたたましい電子音が鳴り響く。うるせ〜なぁ!今日は何曜日だっけ?あっそうか、釣りに行くんだっけ。現状を理解するのに少し時間が掛かった。起き上がって部屋の電気を点けると、前夜のアルコールがまったく抜けておらず、まだ普通に酔っ払い状態。いったいどんだけ飲んだのよ?そんな状況の中、4時20分、佐Tさんにお迎え頂き、現場に急行。


出船準備中、大きな船では無いけど片舷2名は超余裕/本日のメンバー、私入れて4名です。

5時20分、港は思ったほどの混雑も無く、駐車場はベストポジション。メンバー集合まで待機すると、風がけっこう吹き込んできて、沖の様子がちょっと心配になる。本日お世話になる尚二郎丸は仕立専門、タイやワラサなら5人まで5万円という料金システム。今日はメンバー4名なのでちょっと割高に付くが、普通の乗合船に比べれば、ギスギスせずゆったりやれて、氷やコマセも含まれているので、差し引きそんなに高い釣りでもない。恒例の席決めジャンケンの結果、右舷ミヨシに岡Bさん、トモに私、左舷ミヨシにS田さん、トモに佐Tさんという配置になった。準備も整い、6時20分、港の外で揺られながら時間まで待機すると、定刻6時30分、各船一斉に場所を目指してエンジン全開。このところだいぶ手前側で食っていると見えて、航程僅か5分程でスローダウン、船を風に立てると、はいやって!の声で早速開始となった。北北東の風強く晴れ、海上は上手でもけっこう吹いているようで、かなり出来上がっている状態。水深は道糸のマーカーで56m、水色は澄み。仕掛けはハリス8号6mにヒラマサ針12号、指示ダナはハリス分+2m。開始10分、最初に竿を曲げたのは佐Tさん、余裕のやり取りで3Kg台半ばを取り込んだ。その直後、右舷ミヨシの岡Bさんにヒット。やはり朝イチは確率が高そうだ。風ビュービューで波があるので、どっちにどう流れているのか全然分からないが、船長によると、ミヨシ突っ込みだけど全然行ってないので、反応の割に食いが渋いとの話。僚船でも玉網が入る場面が見られ始めたが、あまりバタバタという雰囲気でも無い。


本日の道具、リーディングXネライ210M&3000XH/佐Tさん、早くもバケツに3本!

しばらく入れ替えていると佐Tさんに2本目がヒット。その5分後となる7時15分、私にも待望の生体反応。アタリが出てからすぐに入らずモゾモゾしていたので、こっちからテンション掛けてやったらグワッと絞り込んだ。ヨシッ!食ったよ〜!最初の10m浮かせるまではなかなかの突っ込み、さすがに8号を切られる気はしないが、途中でドラグを調整したり、手巻きで引きを味わいながらじっくり浮かせる。久し振りの感触だなぁ。するとミヨシの岡Bさんに同時ヒット。魚はなかなか元気で、海面でも右へ左へと走り回る。ビシを回収すると一気にハリスを手繰り寄せ、佐Tさんに玉網で救って頂き一丁上がり。ありがとうございます〜!三度目の正直でようやく1本ゲットなり。後の計量で3.6Kg、太り具合もまずまずのワラサである。同時ヒットの岡Bさんも2本目を取り込み、しばらくしてから佐Tさんに3本目が来た。私には待望のヒラソーダが来てヨダレごっくん。(笑)しかし、皆さん仕事が早いですね。一流し約1時間で船中6本、右舷ミヨシの岡Bさんと左舷トモの佐Tさんはアタリ良く、左舷ミヨシのS田さんは未だノーヒット、私が辛うじて1本、何だかS田さんと私が当たらない対角線に入ってしまった形だ。こんな少人数でも偏りが出る。よくあることだが、これがどうにもならない。こういう時はこうやってアタリを呼ぶ・・・というような具体的な対処法が無いから、この手の釣りは何回やっても確信が持てない。風は若干収まってきたかな?と思うとまた強まったりで一進一退。二流し目はすっかりアタリも落ち着いてしまい、抜けてしまったかに思われたが、8時10分、好調の岡Bさん、単発で食わせて3本目をゲット。やりますな〜。


絶好調の岡Bさん/強風のため城ヶ島沖でイナダ狙いに切り替えるが・・・。

8時半を回ると僚船もアタリ遠のいたか、移動する船が目立ち始める。本船は粘って流していたがあれ以降アタリ得られず。風が一層強まってしまい、波が深く掘れて上下動も一段と激しい。僚船がほとんど姿を消した頃、上げて!イナダやるから!と船長。ついに本船も移動である。横波に大きく煽られながら、向かうは城ヶ島沖。この間、イナダ用にハリス6号6m、ヒラマサ針11号に交換。6号あればワラサ食っても何とかなるしね。毘沙門沖にひとつ大きい船団ができているのを横目に、9時ジャスト、本船は城ヶ島やや東寄りの水深48mから再開。こちらは風影となるので波は大したこと無いけど、風はビュービューで海真っ白。やや灘寄りに操業するのがカワハギ船だが、この風じゃ釣り難いだろう。第1投、いきなり佐Tさんにヒット。イナダじゃないぞ!ワラサ食っちゃったよ〜!といきなり大物らしきやり取りを開始。いいないいな、どうも今日は佐Tさんと岡Bさんに魚付いてるな〜。時間を掛けて慎重に浮かせ、ようやくハリスを手繰り始めた瞬間、タイだよ!ビックリするな〜!と大きな声。マジっすか?置き竿にして様子を見に行くと、これがまたデカイ!立派な大ダイだ。後の計量で4.3Kg、狙ったってなかなか釣れないサイズ、移動して一発で食っちゃうんだもんね。ハリス6号でタイ上げても嬉しくも何とも無いよ!とご本人談ではあったけど、赤いの釣れていいじゃないですか!潮はトロトロと西から東へ右舷ミヨシ突っ込みの大流し。ワラサ不発だったS田さんも、移動後はイナダでおかずゲット炸裂。


佐Tさんのクーラー・・・ワラサ3本&マダイ4.3Kg、イナダ多数/岡Bさんのクーラー・・・ワラサ5本(何本か船長にお裾分け後)、イナダ多数にヒラソーダ。S田さんも移動後はイナダ入れ食い&マダイも顔見て、全員おかず十分で早上がり!

岡Bさんもイナダバリバリで、タナはプラス4mとの話。何よ!ミヨシ2人は入れ食いでトモは2人ともダンマリですか?と思いきや佐Tさんはさっきの大ダイに味を占めて(笑)タイ狙ってるし・・・ってことは真面目にイナダ狙って釣れないの私だけ?困っちゃうなぁ、タナ探ろうがコマセ振ろうがイナダちゃん相手にしてくれず。そこに追い討ちを掛けるような船長の一声、イナダだと思ってバカにしてたら釣れないからね!いやいやバカにしてないッス、真面目にやっても釣れないんスよ。(汗)少し深くなって水深56m。上から35mでいいよ!と窓から船長。一方、岡Bさんはプラス5mでバシバシ食わせ、しかも移動後、どさくさに紛れてワラサ2本を追釣!プラス5mってことはだいたい45mでしょ?言ってることが10m違う、イナダも食いが立ったらタナなんかほとんど関係無いけど、まったくアタリが無い今の自分にとっては大きな違い。どっちに合わせればいいのよ!疑心暗鬼になってしまいマズイ展開。しばらくすると、マイクで下から10m!と船長・・・ってことはプラス4mでしょ。こうなったらアタリ出るまでこれでやり続けるぞ!やがてミヨシの2人が釣り飽きた頃、時計は10時20分、ようやく私にもイナダちゃんからのシグナル到来。やっと食ったよ!あんまり手こずらせるなよ〜。1Kgそこそこの魚でも、食った直後の突っ込みはワラサを彷彿させる。不思議なことに1本出たら人並みに当たり始め、後はポンポンポン!11時までに5本ゲットで、蓋を開ければお腹一杯!11時を回った頃、風も強いし十分釣ったしで船長に早上がりを申し出た。今日は辛うじて1本ゲットで最低ノルマは達成、おかず的には十分満足!


本日の釣果、ワラサ 1本(3.6Kg)、イナダ 5本(950g〜1.2Kg)、ヒラソーダ 2本(910g〜1.05Kg)。他、写真には収めませんでしたが、佐Tさんからハナダイ(30cm超のデコっぱち)&岡Bさんからホウボウ&イナダ1本頂戴し、おかず超ゲット〜!その後のお料理は「ワラサ釣行で食卓大賑わい!」をご覧ください。

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