アオリイカ、シケ後期待のはずが凪倒れ

12月23日(火)、三崎港のえいあん丸からアオリイカ&スミイカに行ってきた。
先日、I澤さんと電車での帰り道、今度、リクエスト乗合でアオリでも入れてみましょうか!という話になった。えいあん丸のリクエスト乗合は種目を問わず3名以上集まれば船を出してくれるので、超常連のAさんも巻き添いにして、早々に出船決定の運びとなった。それと、先日、エギスミイカであまり良い釣りができなかったと仰っていたOKAZUさん、最近、アオリ用の長竿を購入されたとの話も聞いていたので、試しにお誘いしてみたら参加OKとのこと。これでメンバー4人となり四隅は身内で埋まる格好となった。あとは当日南西強風が吹かないこととイカ様のご機嫌が良いことを願うだけ。そして一週間が経過。日曜、月曜は南西強風で大シケとなったが、前線が通過する月曜の夜半には次第に北風に変わり、火曜日の出船は問題無し。シケ後に好釣果を上げることの多いアオリイカ、もしかして今回こそ爆釣のチャンス到来か!な〜んて釣行前は期待ばかり高まるけど、実釣に入った途端、現実に直面させられるのが毎度のオチだ。この釣りは、とりあえず型を見ること、そして3杯取れればマズマズ、それ以上なら上出来という釣りだから、なんとかマズマズ程度の釣りができれば良いのだが。横浜駅でOKAZUさんと一緒になり、三浦海岸駅で下車。よっかつ船長の送迎車、本日は6名のお客を乗せて港に向かった。我がアオリ船はあれ以来人数が増えることなく4名のまま、左舷ミヨシにOKAZUさん、トモにI澤さん、右舷ミヨシにAさん、トモに私という布陣。この人数でイカ様のやる気があればウハウハなんだけどな〜。年末で皆さん忙しいのか、今日はオニカサゴ船も空いていて右舷大ドモが空席という信じられない状況。定刻8時、オニカサゴ船に続いて本船も出船。どこから探索するのかと思ったら、船長は三崎西口から出ると意外にも面舵、諸磯下手の堤防際に回った。何度か旋回すると位置取りが決まり、8時10分スタート。北東の弱風で晴れ、海上は凪、水色は先日のカワハギ釣行時と同じで、シケ後の割りにスケスケで、はっきり言ってアオリやるには厳しい状況。最初は水深25mから。オモリは10号統一で、ハリス長の指示は無いので、各自で適宜、底からのタナ取りとなる。私はハリス5号3m、タナはハリス分+1〜2mで、駆け上がりのポイントや根がキツイ場所ではやや高めに取る。潮周りは若潮で満潮がお昼頃の予報、現在のところやや下げ潮気味に船が動く。


最初は諸磯下手の堤防際から探索/続いて城ヶ島ホテル下へ移動。

二流しめ、開始15分、シャクった腕がムニュッと止められた。動きがあまり無いので、スミっぽいですね。I澤さんに救って頂いたのは少々小振りのスミイカ。とりあえずおかずはゲット。冒頭でアオリイカ&スミイカと書いたが、本命はアオリイカだけどスミイカが釣れちゃうと、こちらをエギで専門に狙うこともあり、外道と言い捨ててしまうのも忍びないので、自動的にこういう表現になる。要はメバル釣りのカサゴやヤリイカ釣りのスルメ的存在である。この場所ではミヨシのAさんとI澤さんにモンゴウが1杯づつ、私にもう1杯スミイカが乗ったがアオリは顔出さずのまま、9時20分、船長は本命場所の城ヶ島沖に走らせた。最初は西側のホテル下の水深30mから。気持ち上げ潮気味で徐々に浅くなる流し。しかし、なかなか顔出しませんね。如何せん、潮が澄み過ぎだよね。これだともうちょっと流れがあるとか天気が暗いとか、何かプラス要素が欲しいところ。エギは流し毎に交換してみるが、今のところどれ使っても一緒。アオリ狙いでやっているのでエギは4号から選んでいるが、潮が殆ど無いので、沈下速度が遅い3号か3.5号の方がアピールがいいかな?などとも考えたりするが、否、乗り気が出ればデカイエギがベター?船中ノーレスポンスなので何の判断材料も無い状況である。しばらくするとAさんがアオリらしき乗りを捕らえたが、残念、途中で居なくなった。金腹のピンクですね。潮が無いので乗りが浅いのかもしれない。島下に移動して約1時間経過した10時30分、島の中央部、水深34mで私に久し振りの生体反応。これもスミだねぇ。ちょっとサイズは上がったけど嬉しくないなぁ。どこ行った〜アオリちゃん!アオリ狙っていてスミイカばっかり乗るってことはタナが低過ぎ?だけどプラス2mくらいに取っても乗っちゃうんだよね。如何に潮が動いてないかって。このパターンになって一番困るのは、釣り方をスミイカに合わせれば、もっとスミイカが釣れそうな気がするんだけど、それをやっちゃうとアオリの確率が下がりそうだし、やっていて気持ちがどっちつかずになるのがこのパターンの困るところ。それは狙いが定まらないコマセ釣りが好きではないのと同じ理由で、どうも性に合わない。さて、城ヶ島東、毘沙門前と船長はモグラ叩きでポイントを探索してくれるが、アオリちゃんは一向に姿を見せないまま、時既に後半戦。毘沙門沖ではスミイカを2杯追加し、これで5杯。今日みたいにどうしようも無い日っていうのは、帰り際に時間で乗ってきたりすることも多いし、この釣りは最後の一シャクリまで分からない。タナ取りとシャクリを怠ったらその時点で負けである。


OKAZUさんも予想外の大苦戦/Aさん、最後の最後に船中唯一の本命が・・・。

本命場所と思っていた城ヶ島沖はもっとも生体反応に乏しく意外な結果。水温は問題無いと思われるので、やはり水色と潮流の問題でしょう。点々と探りながら西側へ戻る。朝方やった諸磯下手の平場〜諸磯の岩礁帯は水深24m〜30m、まるでプールでエギシャクってるようだ。たぶん最後に港口のカマ根周辺を探って終わると思うので、陽が傾きかけて、そこで時合があれば何杯か顔見せるかもしれないけどね。これまでの経験からもそんな予感があって、逆転一発の可能性はまだあり!手を抜かずにタナ取りとシャクリを繰り返す。本船は港口周辺の近場で操業しており帰港に10分も掛からない。オニカサゴ船が沖からまだ帰って来ないので、たぶんギリギリまでやってくれるはず。14時30分、予想通り、船長はカマ根に船を回して水深は26m。出るならココだよ!するとブッ込み一発、シャクった腕が止められ、ドキッとしたが、残念ながらスミイカ。いよいよ14時50分、これで万事休すか。するとミヨシのAさんにヒット。巻き上げ中の竿がグイングイン、それアオリですよ!慎重に!中オモリを取ってハリスを手繰ると中型のアオリが浮上、ヨッシャ!船長の差し出す玉網まであと30cm・・・と次の瞬間、あああああ〜ハズレた〜!透き通った海中にボンヤリ消えていくアオリちゃんの影。本日初めて姿までは見たが残念無念。そして数分後、今度は私の腕がノシッ!と止められたが、これまたスミイカ。掛かり悪く海面間際でサヨナラ。そして今度はOKAZUさんにスミイカが乗って無事ゲット。なんでもご本人コレが本日最初で最後の生体反応だったそうで、ギリギリ間に合ってボーズ脱出。冷や汗モノでしたね〜。そして次はI澤さん、船が動いて道糸が大きくトモに流れされたところ、段を付けて穂先を絞り込むアタリ、これは間違い無くアオリの引きだ。ところが、巻き始めでコイツも逃げられた。なんだよも〜!流れも何にも無いので、やっぱり抱きが浅いんでしょうね。やっと気配が出てきて、これから始まりそうな雰囲気になってきたのだが、15時10分、残念ながら沖からオニカサゴ船が帰ってきた。船着場に本船を先に着けなければならない関係もあり、後ろ髪を引かれながら終了。厳しかったな〜。結局、船中アオリの型は見られず、スミイカが1〜6杯でモンゴウが2、3杯混じりという結果。アオリ釣りとしては見事な玉砕。シケ後の期待もあったのだが、蓋を開けてみれば潮流れず、水色スケスケで条件まったく揃わず。しかし、カスリもしないで終るなんて滅多に無い。近いうちにリベンジしなきゃ・・・。


本日の釣果、スミイカ 6杯(250〜440g)、写真撮った後、もう1杯釣れました。本命アオリはカスリもしませんでした。

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