2009年初釣りはオニカサゴで好発進

1月2日(金)、三崎港のえいあん丸からオニカサゴに行ってきた。
この年末年始は例年に無く穏やな天候に恵まれ、東京湾・相模湾においては12月26日のシケを最後に連日ほぼ凪日和?皆さんも冬休みの釣行計画は順調に遂行されたのではないでしょうか。元旦は例年通り昼間から酔っ払い状態の私、連日こんなことでは体に悪いので、天気も良いことだし、2日は初釣りに行ってみようかな?特に決まった釣り物も無かったので、AM、船宿HPをあれこれ開いてみたら、えいあん丸のオニカサゴ船が2杯出しになっていて、まだ2号船は右舷ミヨシに先客が1名のみ。こりゃいいわ!早速、右舷大ドモに予約を入れて、本格的に飲み始める前に荷物を纏めた。その後は昼飯も夜飯も無く、のべつまくなし飲みっぱなしの食いっぱなし。記憶も途切れ途切れで何時寝たかさえも定かでは無かったが、朝は目覚まし時計より早く目が覚めた。体調は思ったより悪くも無く、予定通りの時間に家を出た。三浦海岸駅に到着すると改札前によっかつ船長がお出迎え。今年もよろしくお願いします!送迎車はナント私ひとりを乗せて港へ向かった。えいあん丸は予約時に釣り座が決まるので、車のお客さんも比較的ゆっくりめに集合。1号船は片舷4、5名?2号船は左舷3名、右舷5名の8名で確定、私は予約済みの2号船右舷大ドモに入らせて頂き、釣り座をセッティング。ふと見回すと左舷大ドモに見慣れたお方が・・・すずきんさんじゃないですか!よろしくお願いします!お話によると年末から苦戦続きとのことなので、今日こそは型を見たいところですね。凪なので、潮が流れるかどうかが勝負でしょうか。さて、今日の道具は『リーディングXLヤリイカ195』とオニューの『ビーストマスター』の組み合わせ。餌は船宿支給のサバタンをベースに、去年釣ったカツオの腹身を冷凍してあったのを思い出したのでこれを持参。少し仕度に時間が掛かって、両船、8時10分に出船。新年初出船なので、三崎港内数箇所を回って船首からお神酒を上げて礼拝。両船、儀式が終わると三崎西口から沖に向かった。20分ちょっと走っちゃいます!走行中は座っててください!と船長。聞くと、最近は沖の瀬が不調みたいなので、今日は城ヶ島沖で操業するのだろう。船は徐行に入ると何度か旋回。位置取りが決まって、ハイいいですよ!8時40分、投入開始である。


初釣りのお客さんでなかなかの賑わい/今日はビーストマスターのデビュー戦。

西北西の微風で快晴、海上は最高の凪。水色は先日までの透明度の高い真っ青な潮とは異なり、若干薄濁り加減。潮周りは小潮の初日、ちょうどこの時間が満潮、14時前に干潮となる予報。水深136mから徐々に浅くなる流しで、潮は島に向けて上げ潮の右舷突っ込み。最初の流しは水深125mくらいまで登ったところで潮回り。次は水深157mのやや深みからやはり徐々に浅くなる流しだが、最初の流しより潮が行かない感じ。生体反応なんにも無しで、船上静かな時間が流れる。開始1時間経過した9時40分、本日初の生体反応を捕らえたが、魚が小さいので、こういうアタリは無視。今日も前回と同じく、目標はキロオーバー1尾。余計な誘いは入れずに、頻繁にタナ取りを繰り返す。10時、少し浅みの水深120mからの流し。潮は西から東へトロトロ流れて、右舷突込み気味のトモ流し。正直なもので潮が動き出すと、俄然、生体反応濃厚。掛からない外道のアタリも多いが、ほぼ入れアタリ。10時20分、間違いなく本命からのシグナルと思われたが、船の動きに送り込みが付いていけず空振り。アタリが出た時、船をエンジンで戻すタイミングに合うと糸が立つので楽だが、トモに流しているタイミングだと、余計に送り込みが必要になって非常に難しい。船の動きに合わせて道具の操作ができるかがポイントである。10時30分、今度は竿をスパンカ下に回して上手いこと本アタリまで持ち込み、確信を持って竿を起こすと、乗った〜!大きそうではないけど、時折見せる突っ込みはオニ独特の引き。無事、オモリを回収するとぼんやりとオレンジ色の魚影。近くに玉網が無かったので、一気に抜き上げたのは、後の計量で760gのイズカサゴ。ヨッシャ!とりあえず早めの1尾は気持ち的にアドバンテージ。この流しは好調、左舷も前から2名、右舷も前から2名が型を見た。すずきんさんもヒットさせたが、残念!オマツリでハリス切れ。次の流しは水深115m前後、同じように流れ良くアタリ活発。本命らしきの掛け損ないも何発かやらかしたが、食い気のあるアタリに対してきちんと対応できれば結果に繋がる。11時20分、これも確信を持ってアワセが決まった。振り返るとすずきんさんも同時ヒットだ。自ら玉網に納めたのは若干サイズアップの850g。2尾ともカツオの腹身に食い付いた。目標サイズには届かないけど、正月早々この型が2尾取れればOKでしょう。


前半、潮流れ良く、お昼の時点で2尾を確保/富士山が綺麗に見えます。

ゴミでも着いたかと思って回収すると、15、6cmのオキトラギスがくっ着いていた。餌にするにはちょうど良い大きさなので、針を顎掛けにしてそのまま仕掛けを下ろしてみた。すると着底タナ取り直後、グワッ!と引っ手繰られ、ウワッ!と思ったが一瞬で終わり。回収するときれいにトラギスだけ取られていた。魚は何だか分からないけど、けっこうな重さだったよ。しばらくして、これも本命らしき重みのある持ち込みだったが、グッと引っ張られてプスッという感触。船が下がっちゃってたのでタナが浮き過ぎたかな?回収すると餌だけ取られていた。こんな感じで、モノに出来ないアタリがけっこうあって、経験の未熟さを痛感。アタリまでは出せているんだけど、その後がダメだなぁ。11時半を回ると、だいぶ潮が淀んでしまい、生体反応が遠くなる。12時、朝イチの潮向きに似て、若干、島に向かった上げ潮?船は南西向きで右舷トモが潮先。半信半疑のアタリだったが、上手いこと掛かったのが23cm級のイズカサゴ。一応、本命だけど、今日はもっと良型が釣れているので迷わず放流。すると良いことがあるもので、続けて本命らしきアタリ。アワセが決まって390gのキープサイズをゲット。終盤、二枚潮っぽくなってきて船上オマツリが頻発。並んで釣ってても投入タイミングが違うと道糸の角度が合わなかったり、ちょっと釣り難い感じ。その後、船長は水深110m前後を流し換えてくれて、潮型は相変わらずだけど、マメにやっているとたまに生体反応が得られるような状況が続き、すずきんさんも本命を追釣。13時50分、そのつもりで会心のアワセを決めたが、重いだけで動きが無いな。魚違う?半信半疑で回収すると、枝針に34cmのムシガレイ、先針に530gのイズカサゴという一荷。すずきんさんに救って頂き無事ゲット。ありがとうございます!これでキープサイズ4尾目、外道も何にも当たらない日を考えれば上出来ですが、駆け引きに失敗して逃したアタリは多数。針掛かりさせるまでの駆け引きは、この釣りの醍醐味でもあり、磨くべきところなので、今後、経験を積んで上達したい。その後、32.5cmのムシガレイを追釣し、やればまだ当たりそうな感じだったが、14時を回ったところ、案の定、お正月タイムとのことで、平常より1時間早い納竿となった。釣果はご覧の通りで、おかずはバッチリ。2009年の初釣りは好調のうちに幕を閉じました。


本日の釣果、イズカサゴ 5尾(850g、760g、530g、390g、23cm級1尾は放流)、ムシガレイ 2枚(34cm、32.5cm)。

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