洲崎沖のスルメイカ、大型多く手応え重量級

1月18日(日)、大津港の小川丸からスルメイカに行ってきた。
先週の3連休、初日と3日目はシケ、日曜日がなんとか釣り日和?この年末年始は例年に無く穏やかな天候でしたが、流石に最近はシケ日も増えてきて、低水温期もこれからが本番、毎年のことながら釣りにはもっとも厳しい季節の到来である。で、自分は3連休の初日、喉の痛みと悪寒から始まって、日曜から寝込む始末。37度台前半から後半の半端なレンジを行ったり来たりでなかなかしつこい。風邪の症状という症状は一通り全部出て、結局、完全に熱が引いたのは木曜日の朝となった。インフルエンザも一年で一番流行する季節、それ以外に私と同じ類の風邪、お腹も併発するタイプ、そしてノロウィルスによる腸炎などもよく耳にする。予防策は栄養、睡眠、うがい、手洗い。そして一番確実なのは、人の多いところには行かないこと!って分かっていてもそんなこと事実上不可能。そうこう言っているうちに、今度は長女がインフルエンザA型で寝込んでしまった我が家。毎年、正月が明けてから受験シーズン直前のこの時期、嫌な季節である。なんとか乗り切って、早く桜が咲く頃にならないかな?春が待ち遠しい。前置きが長くなってしまったが、今週は久し振りのスルメイカに出撃。先週末、小川丸が限定出船で出したところ好感触だったようで、その後、定番乗合として復活。シケで出船できる日が少ないものの、出られればトップ60杯超、先週は170杯を記録した乗り乗りデーもあったようだ。16名限定予約とのことなので、風邪が治った木曜日には予約のTELを入れておいた。いつものことながらこういうところだけは段取りがいい。目下、洲崎沖はスルメ主体でヤリは混じる程度とのことなので、ブランコ道具も一応持参はするが、頭の中は98%直結スルメ狙い。仕掛けはピッカピカ針14cmと18cmの直結12本。竿はいつもの自作竿にリールはイカでは初使用のS社ビーストマスター。さて、いつもの時間に船宿に到着すると、右舷トモ2番が空いていたので、もしかして大ドモはK名人?お隣で勉強させてもらおうかと思って、2番の札を抜いて受付を済ませた。準備も整い徐々に出船時刻が近づくが、S名人は指定席の左舷ミヨシ、K名人は予想外にも右舷ミヨシ、お隣右舷大ドモのお客さんは何時まで経っても現れない。すると船長が来て、込み根さん!後ろ来ないから詰めちゃっていいよ!だって。ラッキー!ハイハイと二つ返事で釣り座をスライド。前日に札抜いて二日酔いでもしたかな?こんなこともあるんだね〜。で、昨日は予約無しのお客が殺到して22名?急遽ジャンボ船に乗り換えての出船と聞いて、一瞬腰が引けたが、今日は左舷6名、右舷7名の13名と適正人数で収まってくれて、定刻前の7時3分には出船となった。


僚船が続々と集結。序盤戦から反応は多く見られるようで、各船速攻で投入です。

航程1時間少々で現場到着、先着の数隻が操業する中、本船もすぐに反応に乗ったようで、8時15分、早速投入の合図。北の風やや強く曇り。海上は1〜1.5mの波で、この季節のこの海域としてはマシな方、水色はもちろん澄み。最初は水深160m強で140mから下という指示。一投目、二投目と空振り即回収となったが、三投目、水深190mで160mから下という少々幅の広い指示。仕掛けを投入して落下待ち、そろそろ指示ダナに入るのでアタリに集中。すると道糸のマーカーが150mを超えた辺りから、不規則に穂先を弾くイカからのシグナル。すぐ止めると数着かないので、少し余計に沈めて頃合を計ってリールのクラッチON。この時、まだオモリは着底していない。一呼吸置いてから大きくシャクるとギシ〜ッ!いきなり激しい重量感に襲われ、棒のような竿が弧を描く。これぞ直結の快感!そのまま電動スイッチON。ビーストマスターを持ってしてもこの重量は楽じゃない。波があるので楽々モードで上げるが、かなりレバーを倒さないと止まってしまいそう。我慢して我慢して約150m、ようやく巻き上げ完了。回収すると水鉄砲を吹きながら1杯、そしてまた1杯。思ったよりイカがデカイ!胴長30cm近いスルメが5杯。もっと居た感じもあったが、取り込み中に船の上下動で緩んでしまい、下の方に着いてたヤツは逃げたかもしれない。しかし夏場のスルメとは一杯当たりの重さがまったく違う、凄い重量感だった。そして次投、水深160mで130mから下という指示。これも落とし込み中にシグナルが出て、同じパターンで3杯ヒット。回収中にイカが回転してしまうので、何杯か釣り上げたところで、仕掛けに拠れが掛かってしまい止む無く仕掛け交換。オマツリ以外にもこういうケースでの仕掛け消費があるから予備は多いに越したことは無い。復活して再開一投目、今度は指示ダナも狭く、底に着いてからの電動シャクリで2杯がヒットしたが、取り込み中に1杯は逃げられた。船中、たまにヤリイカの姿も出始めたが、これがまたデカイ。胴長35cm級の大ヤリイカ。こんな大きなヤリって美味しいのかな?1杯釣ってみたいなぁ。10時頃になると若干反応探しにも時間が掛かり始め、空振りの流しもあり、乗っても単発という地味な展開へ。明らかに乗り目が落ちちゃったようだが、そんな中でも両ミヨシの名人は空で上げることは殆ど無く、右舷のK名人は、こちらが1杯でも2、3杯、ゼロでも1杯は確実に持ってくるからその差は歴然。ペース2、3倍と言ったところでしょう。遠くて見え難いが、たぶんピッカピカ針18cmの25本角?見た目では細かいテクニックなど分からないけど、殆どシャクルことも無く、回収するとイカが着いているという感じ。仕掛けの全長が長いので、電動シャクリで縦に探ってもあまり意味が無いのかもしれませんね。


午後には風も止んできました。水深は150〜190m、タナは底上10〜40mといったところ。

さっきから単発で乗るんだけど、不思議と途中で居なくなる。なんだよも〜!またかよ!水深170m超からなかなかストレスの溜まる釣り。後から考えると、コレってヤリイカだったのかもしれない。思い起こすと船長も、底ベッタリです!とか、えーこれも底の方です!とか言ってたからきっとそうだったに違いない。11時20分、10分ほど走って西に移動。何か情報でも入ったのかな?数隻の僚船も並走。遠くに見えるのは、沖の瀬のヤリイカ船団?数十隻単位で纏まってます。再開すると一投目で1杯、久し振りのゲット。そして次投、電動シャクリで乗らず、再度の落とし込みで、穂先にアタリがバシンバシン!おいおい、イカ居るじゃん!頃合を見て宙で仕掛けを止めた。2秒ほど我慢して大きくシャクリを入れると、キタ〜ッ!ちょっと待った!コレさっきより全然重い。ビーストマスター、楽々モードのままやってたらレバーフルでモーター止まっちゃった。マズイ!等速モードに切り替えて、我慢しながら巻き上げるしかない。断続的にゴクンゴクン!竿を揺さぶるイカの大合奏。しかし何杯着いているのか?ミシミシ音を立てスプールに食い込む道糸、無傷の4号だから大丈夫だと思う。やっと半分か、残り70mは長い。ところが次の瞬間、フッと負荷が抜けたと思ったらリールが急に高速回転。き、切れた〜!バカモン!幹糸は12、10、8号のテーパー式だが、10号の一番上の途中で切れていた。歯でも当たったかな?あ〜あっと!せっかくの多点掛け、何杯着いてたか見たかったな。そんなこともあって西寄りに移動してからはかなりイマイチ。その後に単発ゲットが一回あったのみで、さっきの仕掛け切れ以外は冴えない展開。13時20分、再び東寄りに戻って元の場所。13時半、すぐ反応に乗ったようで、若干浅めの水深130m。これも落とし込み中にアタリが出て2杯掛け。最初3杯居たけど回収中に下のは逃げられた。午後からだいぶ波も無くなって来たけど、なんだか今日はバレちゃうなぁ。続いてはしっかり3杯掛けを取り込んだが、時既に終盤。14時10分、この流しで上がっていきます!のアナウンス後、また落とし込み中のアタリだったが、チョット気が焦ってしまい、辛うじて1杯だけ。結果25杯で終了。ミヨシの両名人は60杯超でやはりブッチギリ。3番手はたぶん右舷ミヨシ2番のこちらも常連さん。角はイカがデカイ割に14cmの方が乗りが良かったという印象が強いが確証は無い。今日は一日中、派手さは無かったもののポツポツ乗り続け、落とし込み中のアタリやら着底即乗り、電動シャクリ乗せ、巻き落としからヒットなど色々なパターンを体験できて、何かをすると意外とレスポンスは得られた日だったように思う。イカがデカイので、数の割りにクーラーズッシリ。病み上がり第一弾、釣技的にはまだまだでしたが、食材的には大漁!


本日の釣果、スルメイカ 25杯(胴長23〜30cm、27、8cm級が主体)。ヤリイカは船中数杯見ましたが私はゼロ。イカがデカイのでこの数でもクーラーズッシリ。今日は沖干しやりませんでした。

【船宿HPコメント】
日中スルメイカ 今日は洲崎沖は風弱く良い凪でした!反応は多数有りましたが今日もイマイチ潮の流れが弱く反応の割りには乗りが渋かったです。それでも空振りはほとんど無く終日乗りました!やはり直結道具の方が断然乗りは良かったです!ヤリイカの反応も有りましたが1割程度の交じりでした。釣り人13名で69・66・39・25・21・18・11・11・10・8・7・6・6杯でした。貴光船長

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