ヤリイカ、爆釣情報で平日強行企んだが・・・

3月31日(火)、大津港の小川丸からヤリイカに行ってきた。
前回の釣行は予想外の大撃沈、期待が高かっただけにホントに残念だった。このままじゃ終われないな〜と思いつつ、先週末は用事が入って釣行できず、無意識にもイライラ感が募る週の始まりであった。ロングランだった今季のヤリイカ、そろそろ終盤と言われながらもまだまだ行けそうな感じだが・・・。さて今日は釣れてるだろうか?月曜日の夕方、いつものように会社で釣果情報をチェックしていたら、ナナナント!定宿小川丸でトップ86杯!反応出っ放しの5時間潮回り無し!?ウッソ〜!しかも釣り疲れて13時半早上がりだって!クゥ〜ッ!(笑)一之瀬丸も束オーバー、他、好釣果を記録している船が大多数。こりゃ我慢できん!仕事はともかく17時の天気予報を確認後、早速予約の電話である。(会社関係の方にいつものお願いですが、ここはひとつ見なかったということで・・・笑)聞くと予約は私の時点で4名とのことなので出船は確定。まぁこの情報だったら最終的にはけっこう集まるでしょうけどね。で、当日の朝、いつもの時間に到着すると、ポツポツ先客が居られるようだが、左舷ミヨシの札が残っていたので、迷わず抜いて受付を済ませた。仕掛けはいつもと変わらず、11cmのブランコ7本、真ん中に1本、赤白ガス糸巻きのFN7(濃青ボディ)を配置。ガス糸巻きのスッテを混ぜるのは最近では定番になっているが、イカさえ居てくれれば、コレがけっこうイイ仕事するから外せない。幹糸5号、枝間120cm、中オモリ20号、下オモリが120号。枝素はヨリトリビーズから3号10cm。予め角を付けた仕掛けを2組用意するが、他、幹糸や角類はバラで多数持参。角はすぐに交換できるよう、前もってハリスを結んである。よく、オマツリしたとき解き難いので、ヨリトリビーズはNGということを言われるようだが、私はまったく逆の考えで、オマツリしたら絡んだ枝素はさっさと切ってしまい、解けたら新しいプラ角を装着するようにしている。この方がぜんぜん早いと思う。左舷は3名だけかと思って胴の間寄りに広く釣り座を作っていたのだが、間際に2名来られたので位置を調整。結局、左舷5名、右舷4名の9名となり、7時10分に出船。港外は北東の風で海はチャプチャプ、観音崎を回るまで飛沫を被りそうなので、キャビンの中で朝食にするか・・・。


洲崎沖はプチシケ状態/朝イチ、昨日の爆釣ポイントに船団が出来、1投目から型出したが。

ベンチに寝転がりしばらくの航行。剣崎沖くらいまでは凪だったが、南下するに連れて、持ち上がっては滑り落ちるような動きが加わる。予想より吹いてるなぁ。小1時間、そろそろ洲崎の陰に白浜が見えてきて、いつもの辺りだが止まる気配無し。さらに10分程南下したところでスローダウン、ここは洲崎沖と言ってもだいぶ南寄り。デッキに出ると先着の船が操業中、早くも船団が出来掛かっている。昨日良かった場所ってここか〜。船長はスパンカを揚げると丹念に反応を探し始めた。毎度のことだが、僚船が黒煙を上げて急停止、一斉にオモリを投げ込む場面は見ていて気持ちが逸る。早くやりたいよ〜!しばらく旋回すること8時30分、急ブレーキから若干船をバックさせて停止、本船もようやく投入開始となった。北の風やや強く曇り、風は大したこと無いけど如何せん海が悪い。きっと風と流れが逆なのだろう。第1投、水深110mで90mから下という指示だが、70m過ぎで魚に止められる。振り払うとけっこう外れてくれて、また落とそうとするがすぐ捕まる。何度かやっているうちに掛かった魚が外れなくなり巻き上げ開始。回収すると真ん中辺に小振りのヤリイカが1杯、下の方に30cm超のマアジが着いててビックリ。もちろんキープだが、振り払っていた魚がアジだったとは!(KOBIさんとOKAZUさんが聞いたら怒るかな?笑)よく考えれば、サバなら振っても簡単に外れないもんね。他の角も3箇所ほどカンナが伸びていた。そんな状況で、最初の流しはサバの猛攻ならぬアジの猛攻。アジも太ってて品物良いから惜しいけど(翌日、刺身でマイウ〜でした!)、あくまでも今日はヤリのリベンジ!心を鬼にしてヤリのタナまで下ろすぞ!2投目、指示ダナの上限90mちょっとまで沈めて停止、中層でキープするとナント、何もしなくてもイカの方からガツガツとアタックしてくるじゃないの!1杯乗せてさらに追い乗りを促して巻き上げ。回収すると中〜良型の3杯掛け、他に足だけ着いてる角もあり。3投目は中層で乗らず、底まで下ろして2杯。アジに何度か止められた後、今度は着底即乗り。なかなかの重量感で慎重に巻き上げると、中型の4杯掛け。開始30分、1、3、2、4で早くもツ抜け&アジ3本。やっと乗り目のいい日に当たったぞ!


大ヤリ3杯掛け、真ん中は胴長41cm/終盤、再び船団まとまりかけたが乗り目上がらず。

その後、入れる度にアタリはあるけど、着底即乗りのような数着く釣りができなくなる。色々やってみるが、底からの誘い上げより、指示ダナの上限から刻んで、下ろしながら止めて乗せる方がヒット率が良い感じ。だが、せっかく乗せても、海悪のせいでバラシが多くもったいない。10時頃、何とか15杯になったところで急に移動である。僚船からも、ちょっと走ります!とマイクの声が聞こえ、粘れば釣れそうなのに今日はやけに諦めが早いなぁ。で、あっさり船団解散となったが、後で船長に聞いた話、やはり昨日はあそこで模様が良かったのだが、ここでは書けない事情があって、止む無く移動せざるを得なくなったそうだ。残念無念!こうなったら他で良い反応見つけてくれるよう祈るしかない。ドッタンバッタンと15分ほど徐行し、いつも攻める辺りで探索を開始するが、入れても空振りが多くなかなか顔が見れない。11時頃、水深140m前後、着底即乗りでスルメのダブルがあったが一度だけ。更に探索が続くが、良い反応に乗れないまま刻々と時間が経過。お昼頃になってようやく凪いできたが、釣り的にはかなり厳しい展開。さっきから少し西側に船団が形成されつつあるのが気になっていたが、本船も反応を探しつつ、最終的には合流する形となった。ここ数日、17度くらいの潮が差してきて水温急上昇との話だが、底潮が冷たいのか、反応の移動が速くタナも安定しないようで空振りが多い。そんな中、何とか3時間振りにヤリイカとご対面。水深は100〜110mと浅い。何回かに1回、船中数名にヒットする場面もあり、単発が多いが、突如大ヤリの3杯掛けもあって掴みどころの無い展開。中層反応のため、底まで下ろさないで!なんて指示も出て一時は期待したが・・・。僚船では達人が直結仕掛けでゾロゾロと取り込む姿も見られたが、こちらはどうも思わしくない。終盤に掛けて反応はポツポツ見られるようだったが空振り多く、最後の最後にサバに捕まってジ・エンド。結局、14時25分頃まで延長してくださったが、午後は地味にヤリ7杯、スルメ1杯の追加のみで終了。イカは計25杯、アジ、サバもあっておかず的には十分だが、釣り的にはやや物足りないものとなった。今日は前日の爆釣ポイントを退かされたのが想定外、船長も残念そうだったが、こういうことも含めて釣りだから仕方あるまい。また頑張りましょう!


本日の釣果、ヤリイカ 22杯(胴長20〜41cm)、スルメイカ 3杯(胴長21〜24cm)で計25杯。その他、マアジ 4本(29〜34cm)、マサバ 1本(40cm)でおかず的には十分。

P.S.
お隣のお客さんと何故だかオマツリが多く、道糸は私が4号、お隣さんが3号ということで、潮行ってるからもしかして関係あるかもしれませんね、という話に。お隣さんがもう1台4号巻いてあるリールも持ってきているそうなので、次の潮回りの間に交換してくださることに。しかし、その後も解消せず、一度、重症のオマツリで一流し棒に振った際、お互い仕掛けはパーだけど、何とか道糸だけは生かそうと思って解く努力はしたが、結局、埒が明かず、お隣さんがPE切ってくださることで解消。本当にご迷惑をお掛けしました。色々と対応して頂きありがとうございました。

【船宿HPコメント】
日中ヤリイカ 今日も朝一はジャンボヤリイカ乗り活発でした!3〜4杯掛けも有り良いスタートでしたが、その後は空振りや数人乗るかで、数はイマイチ伸びませんでしたが、オカズはキープ出来ました!釣り人9名で25・22・17・15・12・9・9・8・8杯でした。貴光船長

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