スミイカ、小型に苦戦、ひとりダメダメモード

10月10日(土)、川崎の中山丸からエギスミイカに行ってきた。
そろそろ10月も半ば、朝晩、薄ら寒い日も増えてきて、さすがにTシャツ、サンダルで釣りという訳にも行かなくなってきたが、毎年、秋の深まりとともにイカ系が楽しみになる。沖のヤリイカ、内湾のスミイカ、あと一ヶ月もすればアオリイカも面白くなるはずだ。色々と釣り物に困らないこの季節だが、先週、初出で4〜16杯と好成績を収めた中山丸のエギスミイカ。週中は台風18号の縦断もあって、その後の出船は無かったようだが、去年、良い思いをさせてもらった記憶も新しく、ちょっくら試し釣り気分で出掛けてみることにした。前日の夕方に予約の電話をしたら、予想に反してまだ私一人とのこと。連休初日だもん、まさか出ないなんてこと無いよね・・・と高をくくっていたら、夜8時過ぎに携帯着信。角刈り船長からで、お客集まらず出船中止とのご連絡。あらまぁ、そんなことってあるのね。で、当日いきなり客が来て出船してたら悔しいので、一応、朝連絡するかもしれません!と申し伝えて電話を切った。すっかり荷物をまとめて気分良く酔っ払っていたところ、突然、方針変更を強いられ酔いが醒めた。パソコンと睨めっこしながら、さてどうしようかな。小川丸のヤリ・スルメ船が再開したけど予約は20時までだし、他にエギスミイカできる船ないかな。羽田かみやが明日から開始。以前、屋形船でお世話になって以来だけど、久し振りに羽田でも行ってみるかな・・・なんて、考えていたら再び携帯着信。先程の角刈り船長からで、お客もう1名予約あったので、出船します!とのこと。そうですか、ご連絡ありがとうございます。予定変更しなくて済んで助かりました。それじゃもう一回飲み直しだ!(笑)そして翌朝、始発電車に乗り込むと、JR、バスと乗り継いで、6時過ぎには船宿に到着。カツオ船長に、込み根さん何で来たの?って聞かれて、スミイカ!と私。そうじゃなくて、車?あっ、バスです!(笑)寝ボケててすみません。3人だけど出るから!とのこと。(ここまで来て出なかったら困るぜ!笑)早速、船に乗り込むと左舷大ドモに先客が1名。何処でもいいんだけど右舷はトモが狭いので、ミヨシに座ることにした。程無くもう1名さんが来られて左舷ミヨシへ。これで本日のメンバー全員集合。そう言えば、前回のアジ・キスリレーの時も右舷に私一人で、イマイチ調子悪かったのが引っ掛かる。大丈夫かな。スミイカ担当はポキール船長、出船までの時間、初日の状況などお伺いすると、イカのサイズはかなり小さそう。エギ3号しか持ってないけど大丈夫ですかね?4号のエギにエギと同じサイズのマルイカが乗ってくるくらいだし、アオリだって大きめで問題を感じたこと無いので、この時点ではイカ釣りでエギの大きさがそんなにシビアな問題になるとは思ってもいなかった。念のため、他2名様の道具立てを偵察してみると・・・左舷ミヨシのお客さんは2本竿で1本は手持ちで胴付きスッテ仕掛け、もう1本はエギ仕掛けで置き竿にするようだ。左舷大ドモのお客さんは、ナント!こんな小さいエギって売ってましたっけ?(笑)これは2号ですか。ケースには各色きれいに並んだ小さなエギたち。さて、今日はどうですかね〜?潮が流れてくれればいいけど。まっ、釣れるかどうかは船長次第ですから!と思い切りプレッシャーを掛けて準備万端。(笑)6時50分、イカ船、アジ船に先立って少々早めの出船となった。


3連休初日と言うのにナント乗客3名/いざ出船。

水路を徐行中、お馴染み船長のマイクパフォーマンスだが、今日はみんな慣れてるので説明しなくて大丈夫ですね?ってことで、今日は富津・木更津方面に向けるので40分くらい走ります!と船長。京浜運河を抜ける頃から、やや風当たりが強そうなので、荷物を持ってキャビンへ避難。東京湾に出ると、案の定、北東の風がやや強めで、ドタバタした海。この季節に多い天候である。仰向けに寝転んでいると揺れが気持ち良くウトウト。船は30分程で減速、富津2番ブイの周辺で位置取りが決まると、7時25分、開始のアナウンス。北東の風やや強く、時々薄陽も差すけど曇りで雨も交じり、思ったより天気悪くて寒いわ。海上は風波少々、水色は薄濁りで、表面が多少真水っぽい感じ。水深は18mから。潮周りは小潮の初日で満潮が9時20分頃、干潮が14時頃の予報。一流しめ、上げ潮は期待していなかったが、案の定、ロクな潮っ気は無し。ブイとの位置関係からも殆ど動いていないのが分かる。大流しできないので、ピンポイントに流し換える船長。二流し目の回収の合図と同時に左舷大ドモで1杯上がったようだ。3回流して状況イマイチと見るや、今度はやや君津製鉄所寄りに移動して、水深は16mちょい。エギは定番のゴールドバレンシア3号、中オモリ10号、ハリス4号2mでタナは2m〜2m強。おっかしいな〜、生体反応何にもないよ。一方、左舷大ドモのお客さんはポツポツ取り込んで、開始1時間はお一人で5杯ゲット。私、この釣りいつもスロースタートなんだけど、アタリゼロ対5杯は心中穏やかでは居られない。イカのサイズが知りたくて様子を見に行くと、やっぱり100g前後の小型中心で、1杯だけちょっとまともなのが居るくらい。小さいエギがいいですよ!とのことだが、やっぱりこの差はエギのサイズかな?この時間、タイドグラフより早めに下げ潮気味に流れ始めたが、ちょっとかったるい潮。今しばらく3号のエギで辛抱していると、本日初のアタリ。グングンと明確な触りの後、重みが乗るはずが、こ、来ない!(汗)2.5号もあるから使っていいよ!と見かねた?船長。お言葉に甘えて、一応、ゴールドサクラダイの2.5号を1本拝借。8時40分、左舷ミヨシのお客さんに初物。何度かバラした後の1杯だったようだ。こっちは依然スカが1回だけと明らかな劣勢。船長のエギに交換してしばらく経った8時50分、再び穂先がズンズン。ようやく重さが乗ってくれてヨイショ!開始1時間25分、辛くも初物ゲットである。う〜ん、100gちょっとかな?次の投入でも当たって、すぐに2杯。乗る時はこんなもんだよね!と船長。2杯目は更に小振りな80g級。水槽で飼いたい!(笑)去年は初期から型が良かったけど、今年は成長が遅いようで、どうやらこのサイズが主体らしい。その後、空アワセでのチップが2回、穂先にアタリが出てからの空振りが2回とシグナルの割りにイカが船に上がらず、徐々に気分は沈み気味。もうちょっと潮っ気があれば、そのまま絞り込んだりする乗りも出てくるはずだが、この潮だと乗せてアワセてという操作が必要なので、ことさらエギのサイズが重要。そのことを確信したくて、時折3号に換えてみるが、アタリまでは出ても抱き切らないで放しちゃう感じ。やっぱり、今日はエギのサイズがアタリの多さ、乗りの良さに大きく影響していると確信。初物ゲットから約1時間で5杯を確保したが、10時の時点で左舷大ドモのお客さんは20杯到達との噂が!(汗)


まずは富津沖の木更津寄り、水深18mから/予想以上の小型に苦戦!

10時台は下げ潮が良い流れになってきて条件的には良くなってるはずなのだが、意に反してアタリまったく出せなくなりギブアップ気味。船長からタックルボックスごとお借りして取っかえ引っかえやっているようじゃダメですね。今日は自分のエギで勝負できなくなった時点で気持ち的にアウト!10時半、50分振りのアタリだったが、上げてみるとシリヤケイカでガッカリ。11時頃、木更津方面に北上して、やはり水深16m台。左舷ではポツンポツンと型が出て、ミヨシのお客さん、置き竿に食べ頃サイズのマダコが乗ってニンマリ。それに比べて、こっちは触りもありゃしません。エギもそうだけど、こうなっちゃうとオモリから、ハリス長から、タナ取りからすべてが自信無くなってしまい、頭の中は負のスパイラル。釣りやっててよくあることだけど今日は重症。11時45分、西に15分程走って、中の瀬のDブイの真南くらい?水深16.5m。再開してすぐにシグナル。これはもらった!と思ったが、痛恨の巻き上げバラシ。ハァ〜。自信無くてちゃんとアワセていなかったのが悪かった。その後、中の瀬で何箇所か入れたけどパッとせず?再び東に走って富津沖。午前中の場所よりだいぶ南側の14、5m。潮が殆ど動いていない中、12時40分、空シャクリに乗って3時間振りのゲット。これも小さい。すると左舷でもポツポツ上がり始め、場所か時間か少し気配が出てきた感じだが。大貫方面から吉久のエギイカ船が帰ってきて近くを流し始める。ブリッジから左舷に竿を出す船長も好調にヒットさせて、けっこう貯まってきたんじゃない?13時、続けて2杯乗って、1杯は本日最大級の170g級。(笑)シリヤケ入れてもまだ9杯かよ〜。あと1杯が最低ノルマだなぁ。前半戦、いい勝負だった左舷ミヨシのお客さんも、その後はペース上がってブッチギリ、そろそろダブルスコアだろう。その後も置き竿にタコが乗ったそうで3杯とはなんとも羨ましい。トモのお客さんも30杯近いとの噂でトリプルスコアかよ〜。エギの問題はあるにせよ、船長に2.5号お借りしても、これだけ当たらないからね〜。右舷が良くないとか、釣り方が合ってないとか、精神的なものとか複合要因かもしれないけど、手持ちの道具類と釣りの引き出し全部広げても打開できず。14時20分、再び西に走って、ここは中の瀬BブイとCブイの間くらい?近くで小柴のはやぶさ丸が操業中。突き出しまで乗っかってテンヤをシャクる姿が粋ですね〜。テンヤ釣りの場合って、基本的にテンヤもシャコもイカのサイズに合わせることは無いだろうから、こういう状況でも同じ釣り方で通すのかな?時間的にはそろそろ上げ潮タイムに入ったけど、芯の潮が来ないもんねぇ。船長は中の瀬を北上、最後、もう一箇所やってくださり、なんとか1杯と思って頑張ったけど、如何せん生体反応ゼロです。15時10分まで延長してくれたけど、左舷で幾つか出たのみで、こちらは13時に釣って以来、まったく追加無しのまま無念の終了。結果、船中3名で30杯、17杯、9杯でダントツのスソ!船長だって操船の片手間に10杯だもんね。今日は参りました!この少ない乗客でも、船長は少しでも良い場所をと手を抜かずに船を回してくれ、実際にイカの居る場所を流してくれたにも関わらず、それに応えるような結果が出せなかったことが悔しい一日であった。色々原因はあるのかもしれないけど、正直なところよく分かりません。最低限言えるのは、このサイズ主体なら2号か2.5号のエギが必須!


本日の釣果、スミイカ 8杯、シリヤケイカ 1杯で合計9杯(76〜172g)。他、イイダコ 2杯は放流。

【船宿HPコメント
台風明け久々の出番でした!東周りのポイントを転々と拾い歩きました。下げ潮の流れている時間帯は特に良いペースで終日ポツポツと!横浜市の○○さんは30杯ゲットでトップ。シーズン初期の小振りサイズは甘くて刺身は最高ですよ〜!数釣りも期待できる時期ですのでチャレンジして下さい!

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