ヤリイカ、初期から良型多く、今季も有望か!

10月12日(月)、大津港の小川丸からヤリイカに行ってきた。
今週は月曜日が体育の日となりカレンダー上は3連休、連日、秋の高気圧に覆われ、絶好の釣り日和である。しかも、この時期は美味しい釣り物が目白押し、特にヤリイカ、スミイカ、アオリイカとイカ好きには楽しい季節になってきた!・・・で、連休初日は今季初のエギスミイカに出撃したところ、予想以上の小型に苦戦、冴えない釣りになってしまい消化不良のまま終了。(泣)まぁ、これは後日、再チャレンジするとして、本日、連休最終日は小川丸のヤリイカ乗合に出撃である。今季、ワラサが7月後半から爆モードで、貴光船長の8号船もしばらくワラサの看板で出船していたが、ワラサもここに来てだいぶ下火なのと、そろそろヤリイカの模様が上向き加減とあって、月・火・水がワラサ乗合、木・土・日がヤリイカ乗合と、週の前半後半で釣り物を切り替えて、両方のファンに対応する形を採っているようだ。ちなみに土曜日はトップ34杯で平均もまずまず、竿頭は常連Sさん。翌日曜日が一転乗り目が悪かったようで、トップ11杯とやや低調だったようだが、本日はどうなることだろうか?イカ様には裏切られることが多いので、たまには良い方に裏切られたいものだが・・・。朝、いつもの電車で向かうと、堀の内駅の乗り換えで常連F島さんに遭遇。色々釣りのお話をしながら一緒に船宿に向かった。

ヤリイカ船の船形は四隅から先客ポツポツで、F島さんが右舷ミヨシ2番を取られたので、私はお隣3番目を取らせて頂き受付を済ませた。早速、乗船して準備に取り掛かるが、今日は終日ヤリイカ狙いのブランコ仕掛けで通すつもりだ。最近の状況からもスルメの幅広い反応は期待できないと思うので、端から直結仕掛けは家に封印してきた。何と言っても、この時期抜群に美味しい肉厚極上ヤリイカを本命に置かない手は無いだろう。F島さんは元からブランコの達人なので、直結は選択肢に無いだろうけど、ツノ数は8本、やはりヤリイカ用の11cmの仕掛けを取り出したようだ。私も我が定番11cmの7本ヅノ仕掛けを接続。7本ツノの理由は?小川丸の投入器が7本立てなので扱いが楽だからっていうだけ!(笑)連休最終日のせいかお客はポツポツ、片舷5名づつの10名と釣り人的にはベスト人数。私は右舷のど真ん中、釣り座も広く取れて楽チン!昨日の状況からも多くは望まず、とりあえずツ抜けが目標ですかね!なーんて話しながら、7時5分、準備も整い、貴光船長の操舵で出船となった。海上、風も弱く釣り座に寝転がり、あまりの気持ち良さにウッツラウッツラ。マイナスイオンを含んだ海風と澄んだ空気に青い空、これが船に乗らなければ味わえない至福のひとときだったりする。途中、松輪瀬の船団も2箇所に分かれて、船数も一時より少ない感じだろうか・・・。そんな剣崎沖の遥か彼方、航程約1時間15分を要してようやく洲崎沖に到着。船長はスパンカを上げると、早速、探索を開始。頼むよ船長〜!


出船準備中・・・連休最終日は片舷5名づつの10名。我が右舷は殆どコアな常連さんたち。

東北東の弱風で晴れ、海上は良い凪で水色は真っ青。現場は既に腰越や長井など相模湾側の船が中心となって操業中。腰越MK丸の右舷ミヨシには久々にお目に掛かるピンクのお姉さん。今日は泳がせ道具も出しているようですね。程なく八景I丸も到着して探索を開始したが、全体としては船団にならず、このバラケ具合はどんなもんでしょうか?すでに沖干しが並ぶ船もあるけど、雰囲気はマッタリしていて乗り目は良さそうに見えない。8時27分、急ブレーキが掛かって投入の合図。水深137mで指示ダナは底付近とのこと。期待の第1投はたぶん船中空振りで即回収。再び探索に戻る。約15分後、第2投目は水深144m。着底後、ゼロテンションで3秒程待ってシャクリ。ヨッシャ!竿を胴まで伸すような重量感だが、ガクンガクンとヤリイカにしては動きが派手過ぎる。案の定、回収すると胴長26cmのスルメイカだった。今日は外道扱いだけど、とりあえずイカ様の顔は見たぞ〜!更に15分後、第3投はお隣F島さん他数名が着底即乗りで巻き上げに入った。私は乗せ損なったので、タイミングをズラして一旦20m程巻き上げてから落とし直し。やはりゼロテンションからやや間合いを取ってシャクリを入れると、こっ、これは何杯か着いたぞ!かなりの重量感だが、イカの動き自体は派手じゃないのでヤリかもしれん。

巻き上げに入った途端、掛かったイカに魚が食い付いたようで、ゴン!ゴン!ゴン!3、4回、派手に竿を持ち込まれ、次の瞬間、あれっ?だいぶ軽くなっちゃったな〜。でもまだ幾つか着いてるみたい。そうこうするうちに着底即乗り組が取り込み開始、お〜!ナイスヤリイカ!思ったより型いいですね〜!F島さんは良型2杯。私も140mの水深を大事に巻き上げると、残り50〜40mくらいのところで明るさを嫌ってイカが急に暴れ始める。ここは電動を減速して無理は禁物。長い道のり、ようやく回収に入ると私もヤリイカが2杯。よく見ると、他3本も墨でドロドロだったから、最初は5杯くらい乗っていたのかもしれない、残念!まっ、早い段階でヤリちゃん、スルメちゃん両方顔見られてひとまずホッである。その後、15分に1回くらいの投入頻度で、水深はだいたい130〜145m、指示ダナは底中心。次投で1杯、その次がスカ、続いて1杯と、開始5投でヤリちゃん4杯、スルメちゃん1杯。船長は反応探しにやや苦労しているようだけど、予想より品物が良いので、この調子でツ抜けできればけっこうボリュームは出そうな感じだ。船中、何名か直結でやってたお客さんも居られたようだが、今日の展開からして、直結は止めといた方がいいですよ!と船長からのアドバイス。底付近をブランコ仕掛けで丹念にヤリイカ狙い、やはり今日はコレが正解のようだ。9時15分頃から反応が見つかり難くなってしまったようで、30分後にようやく投入するも空振り。だんだん怪しい雰囲気に・・・。


洲崎沖は最高の凪日和/開始早々、スルメちゃんとヤリちゃんの顔が見られて出だしまずまず?

10時を回ると風が東っ気に周り、やや風速も出てきて、旋回中、ひっきり無しに細かい飛沫を被り、こういう時メガネはダメですね。相変わらず反応が少ないようでインターバル長めの中、10時30分、いきなりブレーキが掛かって投入。すると船中過半数の人が着底即乗りで巻き上げ開始。ここは私もアブレることなく乗りを捕らえたが、途中で数が減ってしまい、取り込みは1杯だけ。なんだか反応出っ放しみたいで、他船も数隻集まって来ていきなり接近戦。突然現れた今日イチの反応。急いでツノを掃除して再び放り込む。これも最初数着いたんだけど、巻き上げを開始するとガクガク言って仕舞いには全員サヨナラ。(泣)これ、きっと着底で何杯か乗ったんだけど、シャクリを入れるタイミングが遅かったに違いない。抱いたと同時にシャクれればベストなんだけど、こういうところが勘が悪いというかヘタクソなんだよね。(笑)回収すると4、5本がドロドロだもん。速攻で掃除して再び投入。すると、まだ反応は消えていないようで、巻き落としなどでネチネチ攻めてみると単発ヒット。結局、この流しは3回できて2杯だけ回収。底で掛けてる数は7、8杯あったと思うけど、チャンス逃した感じで、あ〜悔しい。11時過ぎ、MK丸のピンクのお姉さん、泳がせ道具に何かヒットした模様。玉網のアシストがあって何か取り込んだようだけど・・・さすがにここからは見えない。(後でブログ拝見したら2Kgのマダイだったそうで、おめでとうございます!)

11時20分くらいまではまずまず反応が見つかり、単発ゲットもあってヤリちゃん7杯、スルメちゃん1杯とバケツの底が少しづつ埋まってきたか?という状況。お隣F島さんはこの時点で13杯とのこと。流石、ブランコの達人!乗せてる回数は私と殆ど変わらないけど、着いてる数が違うもん。見習わねば!水深145mで下から10m!なんていう、本日初の高めの指示ダナもあったが、自分はノーヒット。今日はすべてがオモリを底に着けた状態で乗るパターンで、宙の誘い釣りではアタリがまったく出ない。11時50分くらいから、再び長いクルージングとなり、いよいよ本格的に反応が引けてしまったか?12時20分、久々の投入だったが空振り。ここで、剣崎沖に行きますので20分くらい走ります!と船長は移動を決断。実は今日、先日出来立ての和竿の出番があるかな?と思って持参しているのだが、船上混雑も無いし、潮型も素直なのでデビュー戦には持って来いかもしれない。どっちにしても一日フルで使うのは酷なので、使っても午後からと思っていたが、この移動の間にセッティングすることに。電動リールで和竿使うの初めてで、しかもオモリ120号の水深150mの負荷に絶えられるかちょっと心配。さて、剣崎沖に到着すると何隻か先着隊が居るけど、本船は離れた筋を北に向かって徐行。すると12時50分、いきなり急ブレーキが掛かって投入合図。期待を込めてオモリを放り込む。


腰越MK丸、ピンクのyaccoさん、今日は泳がせ道具も!/じゃ〜ん!自作和竿、ヤリイカでデビュー。

F島さんは早くも巻き上げ開始。随分重そうにスルメか?と。トモ寄り2名様も巻き上げ中。今日の私、着底の間が悪いのか、自分だけ最初スカが多いんだけど、巻き落としで何とか乗ってくれてカバーできてる感じ。最初の重さでは3、4杯乗ったようだが、巻き上げと同時に何杯かハズレてだいぶ軽くなっちゃった。すると既に巻き上げ終盤に入っていたF島さんが取り込み開始。ナナナント!良型の5杯掛けとはお見事!私もどうにか2杯を取り込んだが、ここのヤリイカ、洲崎沖より一回りデカイし!持った感じ重量感もあって、握ってもヘナッとせず、コイツは旨そうだ!移動後、1投目で目標のツ抜け達成!船長、移動大成功です!それにしても自作和竿、初使用、初投入でヤリちゃんゲットとは運が良いのか、取り出したタイミングも良かった。このまま幸運な竿であって欲しいと思う。ただ、調子的には意図したより穂先から穂持ちに掛けての入りが柔らかめだったので、激しいシャクリやイカが何杯も乗ると負荷的に厳しそう。逆に竹素材なのでカーボン素材のような弾き感は無いし、柔らかめに出来ている分、巻き上げ中のバレは少なそうだ。関連記事はこちらで書いてますので、ご興味がありましたらどうぞ。移動後は反応がちょくちょく見つかるようで、八景I丸、浦安Y屋、鴨居ME丸と本船で入れ替わり立ち代りの接近戦。

水深145mで120〜140m、乗らなかったら底まで落として!という浮いた反応もあり、120mから誘い下げても乗らず、一旦、底まで下ろしたがダメ。お隣F島さんは既に乗せて巻き上げ中。125mの宙層で乗せたそうだ。ならばと、もう1回120mまで巻いて、落とし込みを行うと、125mよりやや下ろしたところで仕掛けを止めるアタリ。完全に道糸が弛んでしまった。スルメじゃあるまいし、ヤリイカも良型で筋肉質だからパワーがある。上手いこと掛かってくれて、無事回収するとヤリちゃんのダブル。相変わらずのナイスボディだ。この釣り方で思惑通りに乗ったのが嬉しくて、心の中でシテヤッタリである。そんな乗り目もさすがに長くは続かず、13時半を回る頃にはだいぶ落ち着いてしまって、旋回時間も長く空振りも増え始め・・・。時間もそろそろ大詰めとなった14時30分、いよいよラスト投入。この流しが終わったら上がって行きます!と船長。水深150m、着底即乗りは無く、万事休すか!大きくシャクってはストン。何度目かのシャクリで乗った〜!幾つか着いたみたい。回収すると上にスルメ、下にヤリの一荷。最終投入で1時間振りに型見て終了。結果、ヤリイカ15杯、スルメ2杯の合計17杯。竿頭はお隣F島さんで23杯とのことでした。連休最終日、お天気に恵まれ、狙い通り美味しいヤリイカをゲット。バラシが多くて数的には余計ではありませんが、自宅で消費するには十分過ぎるボリューム。お陰様でまた数日、飲み過ぎ警報発令の我が家(自分だけか?笑)なのであった。

P.S.
船宿公式HPで、ブログ楽しみにしてます!と船長にプレッシャーを掛けられましたが(笑)、いつも通りのマイペースで書かせて頂きました。ありがとうございます!


本日の釣果、ヤリイカ 15杯(胴長19.5〜26cm)、スルメイカ 2杯(胴長23〜26cm)で合計17杯。ヤリイカは胴長23cm以上が多く、肉厚の極上品揃いです!


当日のお刺身、甘み旨みは翌日ほどではありませんが、この食感は釣った人しか味わえません/ヤリイカのゲソをスルメの肝、スミイカの墨で炒めました。まいう〜!

【船宿HPコメント】
日中ヤリイカ 今日は午前中は洲崎沖を探索しましたが、反応少なくて苦戦でした・・。途中10m程の良い反応に遭遇して全員巻きなんても有りましたが、後が続きませんでした。午後からは剣崎沖へ移動して一投目から全員巻きの3〜5杯掛けも有り移動成功!!納竿まで空振りは無く皆さん釣れました!釣り人10名で23・17・16・15・14・11・7・7・5・5杯でした。ほとんどヤリイカでスルメは交じった程度でした。サイズも良く肉厚な絶品のヤリイカですよ〜!次回の出船は15・17・18日ですので宜しくお願いします。ps今日はK's Fishingの込み根さんが御乗船!明日のブログ楽しみにしてま〜す! 貴光船長

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