マダイ、釣り座で明暗?笑った人泣いた人

11月28日(土)、金沢八景の米元釣船店からマダイに行ってきた。
今年の夏、八景あさなぎ丸のイサキ釣りをきっかけにお知り合いになったIさん。その後、毎週のように釣行記をメールしてくださるようになって、一度、久里浜港出船のハナダイ船をご一緒させて頂いたりもしたのだが、ここ数週間、八景あさなぎ丸のマダイ乗合に乗船されていて、その内容が凄いのなんの。毎週のようにマダイ、イシダイ、ワラサが大漁大漁!毎回、写真付きの釣行記を頂いて、先週はマダイ6枚、イシダイ3枚、ワラサ1本、その他、良型ワラサの瞬殺あり。その前はマダイ8枚、イシダイ2枚、ワラサ1本と週末の乗合船としては見事な内容。そんな情報にさすがの私もムズムズ我慢できなくなってきた。で、今週末のご予定は?とお誘いしてみると快く乗って頂き、今週は久し振りのコマセマダイにGO!と相成った。マダイ乗合を出している船宿は数あるけど、イシダイが混ざる船はけっこう限られていて、同じ久里浜沖と言っても浦賀水道の航路1番ブイ周辺の根に着ける船は特にイシダイの模様が良さそうだ。今回は本命マダイ、裏本命イシダイで八景あさなぎ丸に決定!ということで、すずきんさんにご連絡すると参加即決、ケンケンさんも前日に参加されることになって今回は4名での釣行となった。前夜、マナーモードにしてあった携帯電話をチェックすると、ナントIさんから連続4回の着信履歴。どうしたのかな?早速、折り返してみると、前日から釣り座の確保に行って下さっているとのことでビックリ!聞くとあさなぎ丸は既にミヨシ4名、トモ2名の札が抜けていて混雑必至(こんなこともあるんだね〜!)、それで今、(こちらもIさんの定宿)米元丸に来ていて、こっちはまだ両トモと右舷ミヨシに空きがあるけどどうします?とのご連絡。米元丸だとイシダイは期待できないし、急な方針変更にちょっと悩んだが、混雑必至より多少でもゆったりできそうな方がいいかな?ということで急遽米元丸に変更となった。朝5時15分、すずきんさんにお迎え頂き現場に向うと6時少し前には到着。店で待機していると、やがて一番電車のIさんもご到着。Iさんは右舷ミヨシに入られるそうなので、釣技を拝見しようと私はお隣右舷ミヨシ2番に入れて頂き、すずきんさんは右舷大ドモに。ケンケンさんは前夜飲み会で終電を逃した?との噂に参加が危ぶまれたが(笑)、流石の気迫、無事出船30分前にはご到着されて左舷大ドモに入った。他、皆さん常連さんで、全員Iさんのお知り合い。結局、左右4名づつの8名と余裕の人数で確定してくれてラッキー。米元丸は昨年スルメでお世話になって以来だが、常連さんの雰囲気も良いし、船長も面倒見が良く、お店の対応も非常に丁寧な船宿である。参考までにマダイ乗合の乗船料は¥10,000だが、3名以上のグループ割引適用で¥9,000!アミコマセと着け餌用のオキアミブロック(小)が付いてるので、追加でオキアミブロック(大)¥800を購入し、コマセはアミとオキアミの混合でやろうと思う。準備が整い、7時10分に出船。航行中、着け餌用のブロックを解凍して形の良いしっかりしたオキアミを選別、予め尻尾を切って餌箱に収納し準備万端。航程約45分で久里浜沖に到着するとアシカ島の南東沖でスローダウン。


Iさん、朝の1投目で入った〜/その直後、すずきんさんも入った〜・・・が!?

位置取りが決まると8時ジャスト、第一投である。北北東の風、けっこう強く晴れ、海上は多少の風波のみで釣りに支障は無し。水色は薄濁りで良好、水深は54〜55m、指示ダナはハリス分+−2、3mの範囲を探って!とのこと。このところ水温が高いのか、けっこう高めで食ってくる傾向との情報。一旦着底させてからタナの半分まで巻き上げ、2、3回に分けてコマセを振って、底から10mに合わせて置き竿。仕掛けはハリス2.5号8m、マダイ針7号の1本針。ちなみにIさんはハリスの号数、長さは同じで、先針から1.5mの位置に編み込みで枝素を20cmほど垂らした2本針を使用。2本針の方がタナを探れるので有効なのだが、私は捌きが面倒なので1本針。開始1投目、早くもIさん、オニューの『MPGウルトラ300』が入った〜!この竿、凄い曲がり方するので、魚の大きさが横で見ていて分からない。(笑)Iさんのやり取り中、私の置き竿にもアタリが!竿を手に取り、巻き上げようとするがイマイチ重さが無い。電動のスイッチ入れてギューっと巻き込むとようやく重さが乗って竿に引きが伝わる、小さいな・・・。案の定、Iさんはイナダ、私は350gのハナダイで、本命じゃありませんが、1投目で赤いのゲットは幸先良し。トモのすずきんさんも竿が絞られやり取り中。この時、左舷のケンケンさんもイナダを掛けて、水面で落ちちゃったそうだ。すずきんさんはイナダが一荷。1投目からバタバタとイナダが食う中、左舷ミヨシの常連さんに300g級のマダイでこれが船中初物。その後、私のお隣の常連さんにも400g級のマダイ、左舷胴の間では1Kg級のマダイが上がって、以上が本日のモーニングサービスか?左舷ミヨシの常連さんは同じく+2mでマダイを食わせたそうなので、私も変えずに+2mのまま続行。潮周りは若潮後の中潮初日で干潮が7時30分頃、満潮が13時半頃の予報。朝方はタイドグラフより遅い時間まで下げ残りの潮があったようだが、ある程度経つと止まってしまい、強い風で上っかわが押されるだけ、おのずと魚の食いも小康状態である。しばらくはコマセの入れ替えに終始するが、9時20分、+3mから+2mへ落とし込んで止めた直後に小気味良いアタリで穂先が入った。取り込んだのは先程より一回りデカイハナダイだった。剣崎沖だと、落とし込みが上手く効いた記憶が殆ど無いのだが、久里浜沖には有効なのか?食ったのはハナダイだからなんとも言えないか・・・。しばらくして左舷ミヨシの常連さんに小型のマダイ、私のお隣にキロ弱のマダイが食って、ポツポツは型を出すが、自分にはこれと言った変化は無く、今のところ掴み所の無い状態。今日はアミとオキアミの混合なので、コマセの抜けが良い分、振り方はオキアミだけの時よりソフトに振って、後は置き竿でポロポロこぼれるイメージ。従って、サニービシの調整は上は全開、下はオキアミのみの場合より閉め気味で良い。10時くらいから風速が上がってきて、体感で10m超える。置き竿だと跳ね過ぎるので手持ちで揺れ幅を調整。10時半、私とIさんに交互にイナダが当たって、しばしおかずゲットタイム。竿が入った瞬間、もしや?と思うが、上げてくるとイナダイナダでサイズは平均800g、あと1.5倍あるとだいぶ違うんだけどね。


今日のケンケンさん、後姿がどこか寂しげ・・・/Iさんの独壇場、最大2.4Kg、他3枚揃えて堂々の竿頭。

それにしても上げ潮が来ませんね。潮と反対の風が強いのが原因かもしれない。とは言うものの、11時を回るとやや風速も落ちてきて、上げ潮っぽくはなって来たが、魚の食いは上がらず我慢の時間。ちょっと早めにおにぎりを頬張り、状況変化を待つこと12時ジャスト、釣り座を離れていたIさんの竿にアタリ。慌てて戻って巻き上げを始めると、これが400g級のマダイでIさん本日初物。時合いか?回収するとオキアミが綺麗に真っ二つ、Iさんも同じく真っ二つ、居ますね・・・。直後、道具を入れ替えて+4mから少しずつ落とし込んで+2mで止めると(さっきハナダイ食わせたのと同じ)、待ってました!私にも400g級のマダイ。小型ながら本命ゲットでホッ。落とし込み、明らかに効きますね。次はもうちょっとまともなの食わないかな。Iさんも同時ヒットでこちらはイナダ。再びオキアミ真っ二つ、マダイか?船長によるとハナダイの仕業らしいが・・・。昨日の釣果情報でハナダイ頭11枚とあったが、ウィリーでコマセシャクリをやったお客さんだそうだ。あさなぎ丸だったらイシダイ狙いでオキアミシャクリの頭もあったけど、今日はシャクリ道具置いてきちゃったもんな〜、やったらハナダイ釣れたかな?その後、期待したほどの盛り上がりも無いまま、なんとなく潮止まり。13時15分、沈黙を破ったのはやはりIさん、ちょっと良さそうなやり取りしてて、またイナダかぁ?と高をくくっていたら、最後、前方に赤い魚体がボコッと浮いたからビックリ!タイだ、タイだ〜!水面を手繰り寄せてタモ取りされたのは、後の計量で2.4Kgの良型。やりましたね〜!やや細身だけどマダイらしい綺麗な魚体だ。おめでとうございます!13時半、潮が変わりかけてるから、探ってみて!と船長。いよいよ下げ潮への変わり目、本日、鳴かず飛ばずの大ドモのお二人、待ちに待った時合い到来か!若干下げ潮気味に仕掛けが入るようになってきたので、後ろのお二人を応援しに行ったら、ちょうどケンケンさん、落とし込みで良いアタリが出たそうだが、抜けちゃったらしい。残念!すずきんさんも、そうは思ってるんだけど魚っ気ぜんぜん無いと嘆いて居られる。14時15分、下げ潮、大ドモの時合い。すると、またしても釣り座を離れていたIさんの竿が入った〜!当たってるよ!ほら〜!怒鳴る船長。(笑)Iさん、慌てて席に戻ってやり取り開始。どうやら潮に関係無く、食う人には食うようだ。ちょっと良さそう?無事、私の玉網に納まったのは1Kg級。いいないいな。ところがこれで終わらない今日のIさん。連荘で竿が入って700g級を追加し、午後だけで2.4Kgを頭に4枚と独壇場。イナダもあってクーラーはほぼ満タンだ。あまり時間無いけど+2〜3、高めでいいと思うよ!+5くらいまで分かんないよ!と発破をかける船長。竿先睨み過ぎて殺気が伝わっちゃったのか、Iさんの隣でまったくアタリ無しのトホホな私。今日は置き竿で席外すと竿が入るという場面を何度も見たが、殺気を伝えないのが最大のコツか?(笑)後ろのお二人も朝イチのイナダ以来、まさかの何にも無しで、定刻15時を迎えてしまったのであった。ここ数週間、すずきんさんとケンケンさんは撃沈続き、私は一応本命は見るけど内容超イマイチ、Iさんひとりで絶好調!?(笑)


本日の釣果、マダイ 1枚(410g、ハナダイに負けました〜)、ハナダイ 2枚(470g、350g)・・・


他、イナダ 6本(740g〜1.08Kg)。早速当日、太目のヤツを刺身で頂きましたが、脂が無くもなく、9月に釣ったイナダよりは全然美味しかったです。手頃な数でおかず的には良かったです。

【船宿HPコメント】
★マダイ船/7:15出船(予約乗合) マダイ0.3〜2.4kg/0〜4枚
久里浜沖50m前後/今日はベタ凪ぎかと思いきや、北風が出船直後から少し強めに吹き出してしまいました。本命は小型主体の良型交じりでぽつぽつ。ゲストに今日は元気が無くて、イナダが少々、ハナダイは型を見ただけでした。
◎サニーカゴL80号、ハリス2.5〜3号6〜8m、針チヌ3号前後(マダイなら7〜8号前後)クッションゴム1.2〜2mm1m。青物も今年は多いので、太目のハリスは常時用意しておいてください、よろしくお願いします。

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