アオリイカ、条件良く船中一日乗りっ放し!

1月26日(火)、腰越漁港の飯岡丸からアオリイカに行ってきた。
今年に入ってイカ系2釣行は連敗。胴付きスッテ仕掛けのスミイカはカスリもせずに大撃沈!バイオリズムなのか何なのか、たまたま行った日が最悪だったみたいで、他の日はトップで20杯を数える日もあって、どちらかと言えば好調と言ってよい状況。行けばリベンジできるかもしれないけど、前回があまりにも酷かったので、正直、まだ気分がそっちに向きません。続くヤリイカも苦戦覚悟の釣行ではあったけど、案の定、半撃沈状態。ヤリイカも相模湾側出船で沖の瀬まで行けばけっこう有望だけど、東京湾側出船で洲崎沖に行っちゃうとスルメ優勢の日が多くてイマイチ嬉しくありません。ヤリイカ絶好調だった昨年も、洲崎沖で乗り出したのはこれからの時期だから、もうちょっと様子を見てからリベンジしようか。で、もうひとつこの時期のイカと言えばアオリイカですが、アオリも昨年はリクエスト船でちょこっとやった程度でロクな釣りができてないし、たまには釣りたいよなぁ。こうなったら日並を見てサクッと平日でも行ってみるか!そんなことを企みつつ日々状況だけは追っていたのだが、もしかして明日辺り狙い目かもしれないぞ!と思ったのは月曜日の夕方のこと。情報によると湘南方面もイマイチパッとしない状態が続いていたようだが、月曜日は南西強風でお昼早上がりの中、腰越飯岡丸で1〜6杯と盛り返し、茅ヶ崎O丸でも6〜8杯と好調(スソが好釣果ってのは得てして人数が少ないことが殆どですが・・・)。で、翌日火曜日は南西シケ後の北強風予報だからチャンスかも?そう思い立って前日の夜、明日なら会社休んでも大丈夫そうということで出撃を決めた。翌朝、目を覚まして真っ先に風の状況を確認すると、予想通り東京湾側では12m前後の強い北風が吹いているが、時間とともに凪そうだし、相模湾側は北風だったら相当吹いても問題無いのでためらわずにGoである。6時15分、まだ暗い腰越漁港に到着すると、飯岡丸の受付所は一番奥。支払いを済ませて船に向かうと、先客は4名で左右オモテ側に2名づつ。会話が弾んでいるところを見ると皆さん常連さんのようだ。おはようございます!ちょっと釣り座を通らせてもらって迷わず右舷大ドモに荷物を下ろした。やっぱり平日はいいよね〜!電車で来て大ドモに入れちゃうんだもん、ホント週末やるのがバカバカしくなります。準備はものの5、6分で終わり、朝飯を食べながらまどろんでいると辺りが徐々に明るくなってきた。今日はヤリイカ船はお休み?アマダイ船は左右2、3名づつでガラガラ、こっちもいいんだけどなぁ、でも今日はアオリできっちり仕事を果たすのが目的。ちなみに今日の道具だけど、いつもの自作短竿も持参したが、『アルバトロスフラフラ180L』でシャクってみようと思う。リールは『ミリオネアCVZ100SFR』で、先週のライトウィリー五目とまったく同じタックルである。乗船券と引き換えに氷をもらって準備万端、6時50分、結局、私の後からは誰も来ず、乗客5名のまま出船。これで少し乗り目が良ければサイコーなんだけどね〜。ハリスは4mで統一、私は5号4mを結んできた。中オモリは12号。タナを言うので、道糸のマークが水面に来るように合わせてください!最初の1シャクリは(エギが馴染むまで)14、5秒待ってから、その後は4、5秒に1回鋭くシャクってください!とのアナウンス。船はゆっくりめに真沖に進むと早くも場所に着いたようだ。


6時50分、日の出と共にいざ出船!/まずは腰越沖から江ノ島沖を探る。

7時ジャスト、腰越沖からスタートである。北北東の風やや強く晴れ。海上は特に波は無し。昨日のシケの名残りか、沖から周波の長い1〜1.5mのウネリが入るが、足元を見ている限りまったく分からない程度。指示ダナは22m。それにしてもちょっと水色良過ぎないかい?ピンピンの澄み潮までは行かないけどシケ後を期待した割に厳しい水色に見える。ところが、そんな懸念を跳ね返すように開始早々の7時13分、左舷ミヨシで初物が上がった。指示ダナは20mから深い場所で32mくらい。潮が動いていないのか、根が狭いのかは分からないが、2、3分シャクって型が出ないと即回収、モグラ叩きで細かく入れ替えを繰り返す船長。しばらくすると乗ったのはまた左舷。船長がデジカメ持って飛んで行ったので良型と思われる。いいな〜、左舷大ドモ空いてるから移っちゃおうかなぁ・・・同じか?(笑)やや西に移動して江ノ島沖、7時40分、指示ダナ22mで私に初の生体反応。大きなストロークでボヨ〜ンボヨ〜ンと竿を持って行かれ、何か乗ったけどアオリじゃないな?巻き上げも軽いが、最後ハリスを手繰ると魚のようにグィングィン引っ張る動き。ナント正体はヤリイカ!船長が救ってくれて無事ゲット。(Aのエギ)胴長38cm、オスの乗っ込みヤリイカですね。身がちょっと薄いかな?船中、誰かが乗せると、乗った!ってマイクで言ってくれるので、全体的な動向が分かって有り難い。その後、再び左舷2番で乗ったが、船底にガッチリ貼り付いてしまってさぁ大変!船長が上手いこと玉網と棒で剥がして無事回収。少し灘寄りには東西に刺し網が入っており、その内側の浅みに移動。指示ダナ19mくらいから入れて徐々に上って最浅で10mくらい。潮周りは若潮後の中潮初日で、江ノ島沖標準だと干潮が8時半頃、満潮が13時前頃の予報。この場所に来てからはトロトロと西から東に流れがあって、幅広く流して根をトレース。8時40分、指示ダナ12m、またしてもボヨンボヨンと持って行かれ、乗せると何か着いてるけどこれも軽いな。またヤリか?ハリスを手繰るとナント140gのミニアオリがくっついていた。(@のエギ)本命は本命だけどこのサイズは苦しい。せっかく船長が救ってくれたのでバケツに泳がせておこう。相変わらず小物に好かれる私だが、一応ボーズは無くなったぞ〜!(笑)そして次の投入、シャクった腕がムニュッと重くなり、またしても160gのミニアオリで苦笑。(@のエギ)なんだよも〜!初めてだよ、こんなミニの連荘なんて。その後、もう1回流し換えるが船中型出ず、9時前、イマイチパッとしないので亀城根まで20分くらい走ります!とのアナウンス。場所に到着すると、な〜んだ、茅ヶ崎O丸、佐島K楽園など相模湾側の殆どのアオリ船とカワハギ船数隻か集結しており、なんとなく雰囲気良さ気かも?9時20分、指示ダナ20mから再開。すると3、4回シャクった後の待ち時間に竿が勝手に絞り込まれ、ヨイショ!っと乗せるとグワングワン!やったぜ!1投目から乗ったし。無事、船長に救って頂いたのはたぶん500g台。(Aのエギ)15分後、再びアタったと思ったら、また竿が勝手に絞り込まれて同級がヒット。(Aのエギ)なんか調子いいんじゃない?(笑)水色はまったく濁っておらず、どちらかと言えば澄み潮だが、細かい塵のような浮遊物があって、底潮は多少暗いのかな?下げ潮がちょうど良い速さで流れており、右舷大ドモは大正解。


調子イマイチで9時、亀城根に移動。これが大正解!/今日使った餌木。(番号付いてる4本で乗りました。)

タイドグラフ上では殆ど干満差が無く、こんなんで潮動くのか?って思うけど、現場は依然程好い下げ潮が流れており、船長が告げる水深はめまぐるしく変化する。指示ダナ28mから入れて、タナに下りる前に27m、その後19m、17mと急斜面を駆け上がる。もしくは20m、19m、18m、20m、21m、19mと言った具合に上下する根をトレース。左舷側はコンスタントに数を重ねているが、不思議と右舷オモテの2名様になかなか来ない。大して離れていないのに分からないものだ。私もしばらく間が空いてしまい、エギに迷いが出てとっかえひっかえやっていたが、11時、潮回りの際にマーブルサクラダイにチェンジすると、ズドン!とバットから絞り込まれた。底を離すまではなかなか良い引きで、慎重に竿で溜めながら徐々に浮かせる。無事、船長に救って頂いたのは、見た目1Kgあるかと思ったが、後の計量では920g。意外とありませんでしたね。(Bのエギ)11時20分、右舷ミヨシでようやく初物。良かった良かった。後はお隣のお父さんだけだね。その後、風が収まると潮が弛んでしまい、かったるい状況が続いたが、12時10分、シャクった腕がノシッと止められた。これもまずまずの型で6杯目。(Cのエギ)風はほぼ無風、船は東向きとなって、ヨッシャ!再び下げ潮が流れ始めたぞ。今日は上げ下げ関係無く一日中下げ潮のようだ。その間も左舷ではポツリポツリと乗りがあるので、右舷2番のお父さん、船長にもっと後に下がるよう言われて、操舵室のちょっと後までスライド。面白いもので下がった途端に初ヒットしたが、なんてこった!途中で居なくなったし!ツライ展開ですよね。すると船長から左舷トモへの移動命令。(笑)そして12時40分、左舷でダブルヒットして、お父さんにもようやく初物。これで船中ボーズが消えてメデタシ。と、余所見をしていたら、私にも乗って7杯目。(@のエギ)潮が流れ始めたら、また調子上向いてきたかも。指示ダナ29mから入れて最後17mくらいまでの駆け上がり。13時20分、指示ダナ23m付近で再び竿をグィングィン持って行く乗りで8杯目。(Bのエギ)型もまずまず、今日2かな?続いてヒットしたのはスミイカ。(Bのエギ)スゴイね今日は!アオリにスミにヤリまでゲット。周り直してすぐにアタリが出て9杯目。(Bのエギ)次の投入でマジっすか?また竿を絞られ、ナントまぁツ抜けしちゃいました!たった15分ほどでアオリ3杯にスミ1杯とはビックリ。今日は流れが良いので、空シャクリでズシン!は10杯中3杯だけ。殆どアタリが出てから勝手に竿が絞り込まれ、それを見てから竿を起こすので、口元にガッチリ掛かって絶対バレない掛かり方。活性が良いとこんな乗り方するんですね。しかし、なんやかんや言ってもマーブルサクラダイは強い!終盤はコレ1本で一点の疑いも無い好乗り。悔しいけど改めて実力を思い知らされた。左舷トモに移ったお父さんも1杯上げてからは憑き物が落ちたようにポンポンヒットして良型含みで3杯ゲット。ホント不思議ですよね。最後の20分ほどは船中ノーヒットで13時55分、時間になりましたので上がって行きます!終了のアナウンスとなった。結果、私がミニサイズ交じりだが10杯、他、左舷ミヨシで9杯、他3名様が3杯づつかな?の船中28杯らしい。今日は他船でもトップ2桁続出で、船長の移動判断は大当たり、お陰さまで2釣行撃沈を吹き飛ばす一日となった。


本日の釣果、アオリイカ 10杯(920g、780g、660g、600g、560g、540g、420g、330g、160g、140g)、スミイカ 1杯(350g)、ヤリイカ 1杯(胴長38cm)。

【船宿HPコメント】
1月26日:シケ後、爆釣!
今日はシケ後で潮色にごり、潮も流れて爆釣!トップアオリ10杯とスミイカ、ヤリイカ。2番手アオリ9杯。おまけに全員良型Get!で船中28杯と爆釣でした。明日も期待できます。

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