タイ・イシダイ五目、お魚激渋&突風早上がり

2月6日(土)、腰越漁港の政美丸からタイ・イシダイ五目に行ってきた。
今週末のご予定は?Iさん、すずきんさんらと何気にメールをやり取りしていたら、腰越の政美丸で良型のイシダイが上がっているとIさん情報。そうなの?船宿釣果情報を見てみるとナナナント!1〜2.5Kg級の縞の消えかかったイシダイが毎日船上を乱舞!?ただ・・・ウィリーシャクリなのか餌釣りなのか分からないので、情報を仕入れてくださいとのこと。確かにあのサイズのイシダイ、2号のウィリー仕掛けで取れるとは思えないですもんね。こりゃ聞いた方が早いと思って、早速電話してみると・・・釣り方はウィリー方式、コマセダイ方式どちらもあり。基本はウィリーシャクリだけど、場所によって良い魚が出る時は太目の仕掛けにオキアミ着けてやったり、その辺は船長が言うので臨機応変にやっていいらしい。最近2キロ半くらいの良型イシダイが出る場所を見つけたので攻めているけど、そういう場所では3号4.5mのオキアミ仕掛けでやってる人も居るし、4号1本針で狙ってる人も居るらしい。あのサイズのイシダイはさすがに2号じゃ切られちゃうそうで、凄い引きで根に持って行こうとするし、船下に走られて2、3人でマツったりするので、取るのは簡単じゃないらしい。かと思えば2.6Kgのイシダイ、貸し竿、2号の仕掛けで取っちゃったお客もいて、船長もビックリだったそうだ。水深は20〜30mくらい。サニービシFL50号って書いてあるけどFL60号でもぜんぜんOK。シャクリ道具で、普通のウィリー仕掛けとオキアミ餌用の少し太めの仕掛けを持ってくれば十分対応できるとのこと。コマセはアミコマセだが、大物場所ではオキアミ混ぜたり、人によって色々やってるそうだ。船長は親切に教えてくださったが、なんとも掴み所が無いと言えば掴み所の無い釣り。要は五目と言うだけに、色々持って行ってその場で臨機応変に対応せよ!ということだろうけど、個人的には事前にターゲットの定まらない釣りが大の苦手だったりする。だがしかし、あのイシダイ見ちゃうとねぇ、まぁ様子が分からないので行くだけ行ってみますか?そんなこんなで、すずきんさんは残念ながら参加できずとのことで、今回はIさんと私、2人で出撃してみることになった。政美丸のタイ・イシダイ五目は限定14名、完全予約制のため、水曜日には予約を済ませて釣行を確定。そして当日の朝、同じ東海道線に乗っていた2人は藤沢駅の改札で落ち合い江ノ電に乗り換え。ここは無法地帯でしょ!と江ノ電の車両の中でカッパを着込み、竿にリールをセット、道糸まで通して腰越駅に到着する頃には準備完了のIさん。(笑)日の出がずいぶん早くなりましたね。港で受付を済ませて船に乗り込むと、すでに皆さんお揃いのようで、我々は空いていた右舷ミヨシからIさん、私の順に並び、乗客は右舷7名、左舷6名の13名。ちょっと狭いのでIさんには得意のお立ち台に昇って頂くことに。明日はまだ1名しか入ってないんだけど今日は多くなっちゃって・・・と船長。土日でお客の入りに偏りが出ることが多いそうで船長も読めないらしい。とりあえずは普通のウィリー仕掛けでOKとのことで準備開始。上乗りさんがコマセやら輪っぱやらバケツやら全部用意してくれて至れり尽くせり。昨日は人数も少なかったのだろうけど、良型イシダイが2〜5枚とアブレ無し、今日は人数乗ってるから0〜は決まりだが、どうなることやら。準備も整い6時40分に出船である。


いざ出船、沖で吹いてる影響でウネリが高いです。/お待ちかね、良型イシダイの場所に到着したが・・・。

朝、インターネットで風の様子を確認したところ、湘南〜横浜方面はまだ凪だが、大島〜洲崎方面では西風が13〜18mと強く、あまり状況がよろしくない。そんな影響でこちら湘南方面までウネリが押し寄せ、港の出口から何気にドンブラし始めたかと思ったら、案の定、外に出るとアララ〜、プチジェットコースター状態。船は低速で山越え谷越えしながら江ノ島沖へ進む。船長は何度も旋回しながら慎重に位置取りを決めると7時、開始のアナウンス。北の微風で晴れ、風は良い凪だが、沖から2mくらいのウネリが次から次へと押し寄せ、ちょっとタナが取り難そう。水深19mの浅場で指示ダナはハリス分+1mくらい。早速、ウィリーシャクリで始めるけど、何回入れ換えても生体反応まったく無し。水色がスケスケで黄色いサニービシが5m以上見えている、こりゃヤバイぞ。ちなみに本日の道具立ては・・・竿はA社の『ショートブレード2000』。60号のシャクリ用に先日新調したばかりだが早くもデビュー戦。負荷表示は20〜50号だが、60号でシャクると穂先が遅れて着いてきて跳ね過ぎない感じが秀逸。MPG独特のしなやかさがあって、フィーリングは思った通りバッチリだ。早く魚とやり取りしてみたいけど・・・。リールは『カルカッタ1000』。ヒラメ釣り以来、数年振りの使用で道糸はWX8の3号。片テンビンに『サニービシFL60号』、50cmのクッションを装着。ハリス2号2.8m、グレ針6号のウィリー仕掛けを接続。コマセシャクリ、これだけシャクって何にも来ないもんね。Iさんと目を合わせて苦笑、早くも撃沈の匂いがプンプン。小一時間、右舷大ドモで小振りのイシダイが上がったくらいで、私はサビハゼ1匹とキタマクラのスレだけ。後で船長から聞いた話、ここでメジナやイシダイ、金アジなんかが出るんだけど、潮が澄み過ぎちゃって口を使わないようだ。あ〜あっと。8時、だいぶ沖に移動して水深72mで再開。マジ〜?こんな水深やるの?電動リール持って来りゃ良かったと後悔するけど後の祭り。1投目でIさんに何やらヒット。取り込まれたのは23cm級のハナダイ。すると開始15分くらいで船中パラパラ、お隣さんには30cm級の良型、左舷でも1、2枚出たのかな?ところが気配があったのは最初だけ、その後はアタリが悪くなってしまってダメですねぇ。私はまともなアタリ1回も無く、チビカナド1匹だけ。タイも出る場所なので、狙いたい人はオキアミ着けて+1mくらいに合わせてみて!・・・と、そんな舌の根も乾かぬうちに、左舷後方でマダイが1枚出たそうだが・・・。指示ダナは下から8mまでで、3回やるとコマセが無くなって回収。手巻きでゴリゴリ、ビシの中に水が入るので巻き上げ抵抗があってけっこうツライ。電動リールの有り難さを痛感。結局、その後はぜんぜんダメで再び移動となった。次はお待ちかねの良型イシダイの場所らしい。移動中、ソレ用に作って来た4号4.5m、グレ針8号の2本針仕掛けに交換。丹念に船を回して9時、ようやく再開。水深22mの浅場。こんな浅い場所であんなのが食ったらどんな引きするのかな?今日の釣り、他に何にも要らないからアレを1枚取れれば勝ちだ。何回か入れ替え後、ユックリ目の誘いで待ちを入れたところで、穂先がモゾモゾ、次の瞬間クック〜ッと入り掛けたがアレ?もしかして今の本物?ウネリが大きいのでアワセのタイミングで緩んでしまい、よく分からないうちに居なくなった。バカモン!しばらくして9時25分、左舷ミヨシのお客さんにヒット。やり取り中、私のお隣さんとオマツリしてしまい、船長から巻き取り命令。左舷側では無事、1Kg級のイシダイが玉網に収まった。


お見事、良型イシダイを仕留めたのはお隣の2名様・・・向こうに私とIさんが寂しく写ってるでしょ?トホホ〜ッ!

すると上乗りさんがそのイシダイを持ってお隣さんのところに。ナナナント!口に掛かっていたのはお隣さんの針だったそうで!それを聞いて大喜び。良型ハナダイとイシダイのダブルゲットだ!(写真左)いいなぁ、その魚運少しでいいから分けてくれませんか?(笑)しばらく音沙汰が無かったが、今度はお隣さんのお隣さんにヒット。無事、取り込まれたのはやはり1Kg級か?(写真右)あっち行っちゃったか。これでようやく船中2枚。その後も何とか一発当てようと思うけど暖簾に腕押し状態。誘い上げに反応する日もあれば、落とし込みに反応する日もあるとのことだが、そもそも釣り方がピンと来ない。タナはハリス分か+1mくらいとのことだが・・・。入れ替えても餌取りばかりで本命らしきアタリは得られず。ウネリも高いし潮もスケスケだし、そもそも食いそうな条件でないことだけは確か。昨日は食ったんだけど・・・釣りの常套句である。10時20分、何事も起きずに、ダメだね!と諦めの船長。あえなくイシダイタイムは終了、再び沖へ移動となった。フ〜ゥ。なんだか朝よりウネリが高くなってきたかな?沖に移動中、船長は急にUターン。どうしたんだろう?話によると、このままじゃ、みんな空っぽで帰ることになるので、アジ・サバでも釣らせようと思ったけど、他船に連絡取ったらアジ・サバもぜんぜんダメとのことで急遽方針変更、80m立ちでアマダイ狙いだって。マジっすか?オモリ80号をお借りして、竿も予備で持参した『Aグリップネライ210』に交換。アマダイ仕掛けは持って来なかったので、ハリス2.5号6m2本針のマダイ仕掛けをその場で2mちょっとに詰めて使用。再開すると11時20分、Iさんにアタリ。上がって来たのは35cm級のアマダイ。流石!タダでは転ばない人です。その5分後、ウン?穂先に違和感を覚え聞き上げると確かな重み。巻き込んで本格的なアワセを入れるとダンダンダン!オイオイオイ、コレちょっとデカイです。すぐに巻き上げられる大きさじゃない。ところが、ジェットコースターが沈んだと思ったら、アレ〜ッ?軽くなっちゃったし!バカモン!バレちゃったよ〜。今のはデカかった、直感的には45cm超。専門のアマダイ船でこんなアタリ滅多に来ないクセに、変な仕掛けでやってる時に限って食っちゃうんだもん。何とかの法則ってヤツでしょうか?(泣)マダイ針7号じゃちょっと小さかったかな。その後、左右大ドモで40cm級が上がったそうだが、オモテ側では特にイベントは起こらず刻々と時間だけが経過。何とかさっきのリベンジを!と思うけど、外道のアタリが先に出てしまい入れ替えが忙しい。水深85m、あ〜電動リール持って来れば良かった。お隣で電動快速で巻き上げるIさんが恨めしい。込み根さん!電動リール楽ですよ!と追い討ちをかけるIさん。ホントいい人です。(笑)殆ど無風だったが気が付くと船首が西に回った。するとソヨソヨっと来て、沖の方から海面の色がみるみる変わって来た。もしかしてダメか?とIさんと顔を見合わせた次の瞬間、突風が来ちゃったのでこれで上がらせてもらいます!急ぎますので片付けは港に着いてからでもいいです!これで上がります〜!とやや焦り気味の船長。12時を回ったところでまさかの突風早上がり。全速航行で帰港し、最後は全身ズブ濡れで踏んだり蹴ったり。結局、クーラーの中はムシガレイ1枚、アカボラ2尾、カナド1尾とチョー貧果。保険のアジも食わない。撃沈街道まっしぐら!なんか釣れる釣り無いっすかね?(笑)

【船宿HPコメント】
マダイ・イシダイ・ハナダイ 0.4−1.3Kg 0−2枚 アマダイ 35−40cm 0−1本
今日は12時に南西風が急に吹いてきてしまい早上がりに。釣果石鯛真鯛花鯛0.4−1.3Kg 0−2枚、良型石鯛のバラシあり(針がやり取りの途中伸びちゃいました)他イナダ・カワハギ・鬼カサゴ・ムシガレイ・ヒメコダイ・アマダイ35−40cm 0−1本。今日はアマダイ釣りに変更したのですが突然の南西風が吹いてきてしまい残念ながら港へ・・・。明日〜の皆さんの予約&お問い合わせお待ちしております。

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