アマダイ、リベンジ狙ったが激渋で返り討ち

2月14日(日)、腰越漁港の飯岡丸からアマダイに行ってきた。
このところ急にマルイカの模様が上向いてきたようで、パッとしないヤリイカに見切りを付けてマルイカに転向する船が目立ち始めた。さすがにこの時期は水深80m前後とマルイカとしては深場の釣り。やっぱりマルイカは軽量手巻きタックルでやりたいしね〜!去年はまったく出来なかったも同然なので、早くやりたい気持ちは山々なんだけど、電動タックル持ち出して釣行する気がイマイチ起きなかったりする。やるならS社の400番かD社の150番にPE1号ないし1.5号を巻いて、オモリ5、60号でやれればいいと思うけど・・・最近は深場のカワハギもやらなくなったし、他に使い道無いもんなぁ、このために買うのもどんなもんだか悩むところである。とか何とか言ってるうちに水深浅くなってくれないかな。とりあえずマルイカは装備の問題もあって様子を見ることにしよう。話は変わって、先週のイシダイ五目はホントに渋かった。ウィリーシャクってボーズ同然、保険のアジも食わない。船長も困っちゃって、後半、まさかのアマダイ狙いに!?アマダイやるなんて考えても居なかったので、その場で適当な仕掛け繋いで手巻きタックルで応戦。そしたら、専門船でいくらやっても食わなかったデカアマがそんな時に限って食っちゃって、最初、強い引き込みに巻けずにビビッてたら、大ウネリが沈んだ瞬間サヨナラ〜。(泣)運が悪いと言うか何と言うか、アマダイに関しては今季まったくツキが無い。そういうアマダイもそろそろ終盤戦、例年だと春先特有の黒くて冷たい濁り潮が被ると、まったく口を使わなくなるのがパターンだけど、今年は水温は低いものの水色自体は悪くないので、もうしばらくできそうな感じではあるが。このところ撃沈続きなので、もう少し確実な釣りに行けばいいのに!と思われるかもしれませんが(笑)、今日は敢えて先週のリベンジを狙って、今季最後になるかもしれないアマダイに行ってみることにした。このところご無沙汰の久比里か先週のイメージが鮮明な腰越か迷ったが、1時間早く出て早く終わる腰越の方が少しは後が楽だし、先週のリベンジは先週の海で果たそう!そんな気持ちで腰越漁港に向かった。いつもの孝太郎丸は本日アマダイ乗合休みとのことなので、隣の飯岡丸で受付を済ませた。乗船すると先客3名、空いていた左舷オモテ側に釣り座を構えた。いつものことながら私の後からは誰も来ず、乗客は余裕の4名で6時50分に出船。お隣アオリ船はアレ以来模様が良くないようで今日はお客無し。その隣マルイカ船も思ったほどではなく5、6名。みんなフィッシングショー行っちゃったのかな?日曜のマルイカ船でこの人数ならいいなぁ。船上あちこち凍結しており、バケツに溜まった水も薄皮を張っている。今朝は気温こそ低いけど、昨日の強風雨霙から見れば天国でしょう。船は港口でスパンカを上げると真沖に進んでスローダウン。7時5分、開始である。北の微風で晴れ、海上はベタ凪、水色真っ青で見た目は良さそうだが。水深73mから入れて少しづつ深くなる流し。こりゃだいぶ水温が下がったっぽい、外道のアタリも出ないもん。回収すると3本針の1本がしゃぶられているくらいの低活性。2流しめは一段深い83mから。船中ポツンポツンとアカボラが顔を出し始め、これならアマダイも出るかな・・・と思いきや、左舷トモで500g級のオニカサゴが出たくらい。おかしいね〜、アカボラが食って来るから悪くないはずなんだけど、殆ど潮が動いていないし、やっぱ水温低過ぎか?


いざ出船、今日は風も無く釣り日和なのですが・・・/腰越沖〜鎌倉沖の85〜65mを攻めるけど・・・。

潮周りは大潮の3日目で干潮が11時15分頃の予報。この時間、特に潮っ気も無いので潮変わりに期待か。アカボラがコツコツ貯まって良型8尾は良いおかずである。9時前、右舷オモテで1Kg超のオニカサゴが上がった。この水深でこんな良型が居るなんて、専門船でもなかなか出ないサイズ。その後、鎌倉寄りに走って再開となったが、残念ながらこちらはアカボラも食わない。ちょっとした場所で変わるものである。タナ探ったり、誘いも引き出し全開で色々試してみるけど音沙汰無し。自分だけじゃない、誰も釣れないもんね。今日の釣行、何となく裏目に出たっぽいけど、アマダイは最後の1投まで分からないから諦めないこと!しばらく外道も食わない時間が続いたが、10時10分、右舷大ドモでようやく船中初アマダイ。取り込む瞬間を見に行ったけど、43cmくらいありそうな良型だった。アマダイ居るじゃん!これを機に少し食い始めないかな?と、気を入れ直してみるけどコレがぜんぜんダメ。11時を回って、水深65mのやや浅場に移動。今日はトラギスも食わないと思ったらこの水深に居たし。いきなり餌取りが煩くなって、アタリが出なくても2、3分で上げてみると全部やられている状態。そんな繰り返しで11時25分、ガタガタと細かい引きでカナガシラか何か着いちゃったと思って、キーパーに掛けたまま高速巻きしたら、ナント、これがアマダイだったからガックリ。24cmの小型だった。一応ボーズは逃れたものの、釣れてきたアマダイには悪いけど、はっきり言って嬉しくもなんとも無い。次の投入、タナを切った途端、モワモワ持ち込みそうで持ち込まないアタリ。コレはデカイ魚にありがちな!と思ったが、アワセを入れるとショボかった。上がって来たのは31cmのホウボウ。まぁおかず的にはOK。潮変わって上げっ端、5分後には右舷オモテで30cm級、左舷トモで20cm台半ば、同時に右舷オモテでまたヒット、そして左舷トモでも・・・私のチビアマダイを皮切りに12時までの約30分、あれよあれよで右舷オモテと左舷トモで3本づつ。右舷トモは分からないが、見えた限り、小型主体に30cmちょっとのが2本出たのかな?浅みのせいか型は小振りだったが、間違い無く時合いだった。私は最初のチビの後、先にトラギスに捕まってしまって本命のアタリが遠いのなんの。時合いが短い上に外道が邪魔で釣り難いことこの上ない。最初の85m立ちで食ってくれればトラギス居なくて良かったのに〜。お昼を回るとだんだん東から西への潮が効いてきて、通常なら活性が上がっておかしくない状況と思われたが、底潮が汚れてしまってダメ。針先や針のチモトに黒い苔のようなモノがすぐに着いてしまってどうしようもない。魚が食う前にこの浮遊物が針に着くと外道すら一切食わない。2、3分アタリが無いと回収、見ると必ず針や餌に汚れが付着。流れが出てきたら汚れも増してきて、経験からして、この潮は絶望的である。状況打開のため、江ノ島沖に移動するとか、80〜90mのやや深場でやって欲しかったが、65m立ちでパラパラ出ちゃったものだから、その後は潮回りしても63〜68m、この水深から動いてくれそうにない。なんだか今日は船長と気が合わないな・・・。案の定、その後、本命のアタリは一発も出ず、午後からはオキトラギスとクラカケトラギスが2尾づつ釣れたくらい?14時を回ったところで敢えなく納竿、今日もデカアマのアタリ無し、西側選択はまんまと裏目、返り討ちで終了なり〜!


本日の釣果、アマダイ(24cm)、ホウボウ(31cm)、アカボラ 8尾(20〜22cm)、カナド。他、クラカケトラギス、オキトラギス、小型のガンゾウビラメ、ムシガレイなどは放流。


アマダイとアカボラは定番の霜皮造り/アカボラ、カナド、カキで寄せ鍋!


冬場のホウボウは薄っすら脂が乗って歯応えコリコリ!/アカボラとキノコのホイル焼きもマイウ〜。
貧果なれどそれなりに・・・。


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