リレー船、メバル激渋、小アジパラパラ(泣)

2月20日(土)、浦賀港の前田丸からメバル・アジのリレー船に行ってきた。
今年に入って週末のシケが少ないお陰で、早くも10回目の釣行。しかし現実は厳しい。1月からの9釣行、完全ボーズも何度かあって半分以上は撃沈、しかも、ここ3週間は殆ど魚を持って帰れていない状況。で、今週はどうしましょうかね〜。すずきんさんとご一緒させて頂くことは決まっていたが、何をやるかが決まらない。気になる釣りはあれども、今週はおかず確保を優先して、また来週からの撃沈に備えますか!(笑)実は11日(木)の祝日、Iさんと前田丸からメバル・アジのリレー船に行こうと約束していたのだが、不覚にも風邪を引いてドタキャンになってしまった。当日は風も強く途中から雨も降り出す荒天だったので、無理して出て行かずに正解だったが、さすがのIさん、メバル良型含みの16尾、アジ小振り主体ながら59尾、他、30cm級のハタ、カサゴのお土産付きとのこと。この渋い時期にそれだけ数出れば大漁ですよね。風邪で会社休んでも釣りを休むことは滅多に無いのに何と間が悪いんだろう、結果を聞いて残念感が込み上げたが後悔先に立たず。そんな心残りもあったので、すずきんさんにお付き合い頂き、改めて出撃してみることに。ただし土曜日は晴天ベタ凪&澄み潮と思われ、メバル的条件としては不安はあったが・・・。すずきんさんにお迎え頂き6時過ぎに現場に到着すると、先客がちょうど船に荷物を積み込んでいる最中。けっこう居るみたいですね〜。ってことは6時に船が桟橋に着くのかな?船長の指示で左舷胴の間に荷物を下ろして店で受付を済ます。ちなみにお会計時にHPに書いてあるキーワードを言えば¥500引いてくれます。いちいちHPの割引ページを印刷して行くより楽だし無駄な紙を使わずに済みますね。やおら準備に取り掛かると程無くIさんがご到着。コマセメバルはやったこと無かったので、ベテランに来てもらって心強いです。先客の常連さんが半端な位置に陣取っていたので、Iさんがミヨシ1番に入ることに。従って3番目にすずきんさん、4番目に私、その後ろに2名で片舷6名の計12名で確定。船長によると、潮が澄んでいるのでメバルは相当渋いらしい。やっぱりね〜。ハリスは細めが良いらしいので、昨夜自作してきたハリス1.25号、ムツ針(銀)8号の細仕掛けを繋いだ。竿からビシ、テンビンまでは通常のビシアジ仕様でOK。餌は長いままの赤タンと白タンが支給されるので、適当な大きさに切って装着。基本、白はメバル用、赤はアジ用である。準備も整い7時15分に出船。浦賀港を出ると真沖に進んでスローダウン、何度か旋回して位置取りが決まると7時27分、開始のアナウンス。北東の風で晴れ、海上は最高の凪。案の定、水色スケスケでメバル釣りに向かないのは一目瞭然。水深30mで指示ダナは3〜5m。1投目、コツッとアタリらしきがあったが針掛かりせず。魚違うか?開始10分、ミヨシのIさんが船中初メバルを上げた。マジ〜、相変わらず仕事早いっすね!こっちはまともなアタリ無し。こりゃかなり厳しいかもしれませんねぇ、すずきんさんと顔を見合わせる。開始50分経過して左舷はIさんが何尾か上げただけで他はゼロ。移動して水深37mで再開。潮周りは小潮の初日で満潮が7時40分、干潮が14時半頃の予報なので、ちょうど開始時が上げ一杯の潮止まりで、その後、下げて納竿間際が干潮。この時間、下げ潮が効き始めて潮の流れは良くなったが、アタリが・・・。コマセを振った方がアタリは出るけど、振り過ぎるとすぐに食わなくなるとのことだけど、振っても振らなくても何にも無いよ〜。(笑)


出船前。片舷6名づつの12名、なかなかの人気ですね・・・。

ミヨシのIさん、そろそろツ抜けしようかという勢い。何でかな〜、こうなったら先生に釣り方を教えてもらいましょうか。聞くとショートピッチのシャクリで待ち5秒くらい、3mから上げて5m前後でアタリが出るそう。なるほど、横から見ててもそれは分かっているのだが、同じようにやってチップも無い。Iさんが釣り上げる度にすずきんさんと苦笑。ミヨシ2番の常連さんが次いでポッツンポッツン上げる程度で3番目以降は未だゼロ。困っちゃったねぇ。今年はスミイカでボーズ、タチウオでボーズ、イシダイでボーズと来てメバルでボーズっすか?(笑)色々と餌の切り方変えてみたり、ビシアジスタイルの釣り方やってみたり、コマセシャクリ系の誘いに戻してみたり、思い付くことは試すけど、反応何にも無いから何が正解かまったく分からず。8時30分、3mから4mの間でシャクった竿の穂先の戻りが少し重たいので巻き上げると、ナント!メバル釣れたぞ〜!先針にくっ付いていたのは、堤防の際とかにウヨウヨ居そうなチビメバル。苦笑していると両隣のお客さんに、メバルはメバルだから・・・と、確かにミヨシ3番(すずきんさん)以降での記念すべき本日初物。2週連続ミニサイズでボーズ逃れ、嬉しくもなんともありません。9時までの30分でポッツンポッツン当たって4尾を確保したが最大で20cm止まり。この流しですずきんさんも初物を上げて、何とか前から4人までは行き渡ったが、トモ寄り2名様は未だゼロのまま。その後、浦賀〜鴨居沖一帯の水深22〜42mの範囲を点々と探るが、釣るのは殆どIさん一人。こちらはアレ以来カスリもせず。やっと食ったよ〜!ちょっといいかもよ!上げたらフグだしバカにしよって!ミヨシ2番の常連さんがやや調子を上げて一荷などをやってのける。一荷で食うほど魚居るってことが信じ難い。すずきんさんもたま〜にアタリ出すけど、私以降の3名はこれでもかとダンマリ状態が続く。このアタリの無い中、Iさん、また一荷!?今日、見た限り5回は一荷やってますよね。釣りしながら本当に涙が出そうになってきた。あ〜マジで帰りたいかもしれないこんな釣り。極寒とかシケの修行は何度も経験しているけど、一部の人だけ好調に釣れて、並んでやってるこっちにまったく生体反応が無いってのも、凹ませれても挫けない強靭な精神を育成するには極めて有効なプログラムであろう。しかし、全員釣れないなら諦めも付くけど、ちょっと酷いねこの差は・・・。11時、違うかも?と半信半疑ながら慎重に巻き上げるすずきんさん。上がったのは24cmのメバル。目標のお刺身級釣れて良かった良かった!細かいのが混ざるのは仕方ないとしても、この型がちょくちょく上がれば嬉しいですけどね。こちら釣れる気も失せて、殆どどーでもよくなっていたのだが、11時半から水深25m前後の流しで久し振りの生体反応。4mくらいの高めで食ってきたのはメバルちゃん。2時間半振りだ!続く投入でも食い上げ気味のモワモワが出てヒット、この流しでようやくトモ寄りにも行き渡って一応全員ボーズは脱出。ちょうど下げ潮が弛んできたこの時間帯、ミヨシ一極集中から少し後ろにもアタリが回ってきたか?と思ったところで11時50分、釣り物変更、ちょっと走ります!とのアナウンス。これでメバルはお仕舞い。(泣)なんだかね〜、結果、小型中心の7尾でボリューム感まったく無し。コレじゃ煮付けにもならん!ということで前半戦、メバルの成績は、左舷ミヨシIさん32尾で別世界&異次元、2番目の常連さん13尾、すずきんさん8尾、私7尾、トモ寄り2名様が2尾、1尾(間違ってたらゴメンナサイ)と等比級数的な降順。右舷のトップは常連さんの7、8尾だったそうなので、輪を掛けて厳しかったようだ。やれやれ。


前半は浦賀沖でメバルを狙うけど・・・・?/後半は走水沖に移動してアジ狙い。

20分ほど北上して12時10分、走水沖でアジ釣りを再開。細ハリスの人はそのままでいいってアナウンスが聞こえたような気がしたけど、魚が違うのでいつもの2号仕掛けに交換。水深72m、エンジン流しで始まったが、何度やり換えても船中アタリが出ません。時間帯が良くないもんね、こりゃアジもダメか?このままじゃ『おかず狙いが超裏目!メバル・アジの激渋修行リレー』に決定だ。午後からは風もまったく無くポカポカ陽気、2月だというのに暑くて上着を着ていられない。朝が寒いので日中あまり暖かくなられても、着る物に困っちゃう。さて、鴨居沖はだいぶ下げ潮が淀んできたところだったが、流石にこの海域は、上っかわだけだが下げ潮が突っ張ってやや釣り難い状態。しばらくやってダメなので、やや観音崎寄りの62mで入れ替え。ようやく船中あちこちでリールの巻き上げ音が鳴り始めたが、イシモチとアジが8:2くらいか?私も最初のアタリはイシモチの一荷。指示ダナは2、3m。たぶん底が殆ど動いてないからやや高めでいいかもしれない。1mで振って2.5〜3mの間で、ようやくアジのアタリが出始め、サイズは22、3cm級。12時半から30分ほどの間、ポッツンポッツンで6尾確保したが、それも長続きせず、やがて群れは抜け去った。困っちゃったね〜、この調子じゃアジもツ抜けできないかも。少し移動して水深68mで入れると、程無く良いアタリが出て、上がれば本日最大だったが、そういうのに限って水面で落っこち〜!(涙)30cm弱のまあまあサイズだった。次の投入ですぐにアタリ、これも同級か?今度は少し高めで食わせて、アワセ気味に乗せたのでたぶん大丈夫。抜き上げたのは28cm。案の定、ガッチリ上顎貫通だ。すずきんさんもアタリが出て、ちょっと良さそうな感じ?上がれば今日イチでしょうね。ところが、なんか違いません?やっと良型アジ食ったと思ったらイシモチだ〜。船長にタナもうちょっと上げろって言われたが、タナ切り直そうとして、一旦ビシ下ろした時に食っちゃうので如何ともし難い!とご本人。確かに、落とし込みがイシモチの食いを誘っちゃうのかもね。しかしながら、程無くすずきんさんも今日イチのアジを取り込み成功。このサイズがポツポツ上がれば悪くないのだが、激渋リレーはそうそう甘くなかった。同じ場所でもう1本取って8尾としたところ、またしてもアタリストップ。群れが抜けてしまった。だよね〜、この時間でこの潮じゃスイッチ入る要素無いもん。時既に14時20分、今度は猿島方向に少し走って、ここは大津小川丸の午後船他、数隻が同じ筋で操業中。本船も回り込んで位置取りを調整する中、僚船ではダブル、トリプルで上がるのが目に入るけど、サイズが・・・小さ。水深ちょうど50mで再開すると1投目からアタリが出て巻き上げ。確かにアジはアジだが16cm?夏場のLTアジでも細かい方。水深50mでこれかぁ。数釣ればおかずにはなるけど、これじゃ半身で寿司一貫だよ。モチベーション上がらないけど、一応、半分スイッチ入ってるみたいなので続けると、一荷交じりでポンポンポン。どれもこれも16〜18cmと計ったように細かい。だんだん、どーでも良くなってきて、コマセ振ってキーパーに掛けて、アタリ出たらそのまま電動スイッチON!横着してたら上がる頃には1匹も居ない!の連続。しょうがないので手持ちに戻すと、リズム狂ってアタリ出なかったりで終盤はダメダメモード。せっかく15時30分まで延長してくださったけど、私はマシンのスイッチ入らず27尾で納竿。今週は釣れる釣りと思ったけどまたまた大苦戦。あ〜毎週毎週こんなんばっか、なんかスッキリする釣り無いかなぁ。(すずきんさん、激渋釣行お誘いしてしまってゴメンナサイ!)


本日の釣果、メバル 7尾(16〜20cm)、マアジ 27尾(16〜28cm)、他、イシモチ 3尾、カサゴ 2尾、ウミタナゴ。当日にイシモチ3尾を刺身にしたら、身が締まり脂も乗っててバカウマでした。やっぱり冬場は絶品ですね。

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