マルイカ、反応あれども乗り渋くお手上げ状態

4月4日(日)、久比里の巳之助丸からマルイカに行ってきた。
寒冷前線を伴った強い低気圧が通過して、木曜日〜金曜日は大荒れのお天気、街を歩いても恐怖を感じるほどの強風が吹き荒れた。今週は頭の中、マルイカモードだったので、シケ後1日置いた日曜日に単独出撃することにした。目覚ましの電子音もけたたましく時計を見ると4時30分、あっそっか、今日は釣り行くんだっけ。それにしても昨夜は飲み過ぎだな〜。ウィスキー1本空けちゃったもんね。この時間、アルコールが残っているというより全く抜けていない。昨日のマルイカも予想通りの結果だったようだし、行くの止めようかな。このまま寝てたほうが幸せかもしれない・・・そんな弱気の虫が騒ぎ始めたが、起き上がって用を足しに行くと、かみさんが作ってくれた竹の子ご飯のおにぎりが3つ、アルミホイルに包まれて玄関に置いてある。家でゴロゴロしてても精神衛生上良くないし、ネットで余計な買い物して散在するのがオチだしね、しょーがない、行くとするか!(笑)半ばおにぎりに後押しされる形で家を出発したのであった。いつもの時間に船宿に到着すると左右トモから2、3名の先客でオモテはガラ空き。迷わず右舷ミヨシに荷物を下ろした。受付しに店に行くと船長が居たのでちょっと話を聞いてみることに。このところ海中の汚れが酷くて状態が良くないらしい。このシケで抜けてくれないかと思ったけど余計に酷くなったかも・・・とのこと。昨日は底荒れもあってトップ13杯、他船では1桁もザラで、やはり数字が状況を物語っている。店でアジにしようかマルイカにしようか悩んでるお客さんが居らしたので、船長も私も口を揃えてアジ船をお勧め。(笑)船に戻るとお隣カワハギ船はホントにガラガラで超常連さんが数名程度。船長も一年で一番釣れない時期だから!と苦笑。こちらマルイカ船も大したことなく右舷7名、左舷5名の12名で余裕の釣り座。準備も整って少し早めの7時15分に出船となった。例年、この季節は平作川沿いの桜も綺麗だが、こちらも満開というにはまだ物足りない咲き方である。開花したのはいいけど、その後の花冷えで桜の木もちぢこまっているかもしれない。陸では分からなかったが、沖に出ると意外と北東風がありそうなので、被る前に舳先の段の下に非難した。すると左舷胴の間のおとうさんがやってきて、マルイカ殆どやったことがないんだけど・・・とのことで、色々聞かれたので色々しゃべってしまったではないか!マズイ、実釣前にレクチャーするとこっちが撃沈というのにまたやってしまった。でも聞かれたら黙ってる訳にも行かないし、知ってることは話しちゃうもんねぇ。船長は一旦久里浜沖で徐行したが、止まらずそのまま剣崎沖に向かった。8時ジャスト、松輪瀬のマダイ船団(と言っても船数少ないですね)の沖目で探索開始。僚船はまだ殆ど居ない中、8時7分、反応を捉えたようで、第1投の合図。北東の風けっこう強く薄曇り、海上は1.5m前後の波があり、コンディションはぜんぜん良くない。水色はやや澄み。最初は水深53mくらいか。ブッ込み着乗りで早くも隣のお客さんが巻きに入る。私も生体反応を捉えたがマズイ!ハズレた。すかさず巻き落として着乗りを見ると今度は掛かった、ヨッシャ!やり直しが利くようだと楽だよね。直ブラ5本スッテの真ん中に乗ってきたのは胴長15cm級のマルちゃん。その下のスッテは粘液と墨でドロドロだ。これは最初にバラシたヤツだろう。


たまに船団集結するものの・・・/広範囲に反応は見られるようだが、乗り目さっぱりアタリも出ず。

早めに顔見て幸先良しと思ったが、その後が甘くなかった。旋回時間はやや長め、1時間で6回入れたが1投目の後は4投目で1杯掛かっただけ。その他はアタリも出ない。海上はけっこう波があって、特に我がミヨシ席は上下幅が大きく、オモリを底から切った状態では釣りにならない。こんなに風吹く予報だったっけ?しかも晴れるはずが曇多くて気温ぜんぜん上がらないし。薄い方のカッパ持って来ちゃって大失敗。しかし、船酔いなのかアルコールの抜け掛けのツラさなのか分からないけど、さっきから胃がムカムカしっ放しで、自分のコンディションも良くない。続く9時台は反応まったく見つからなくなって全然止まれない。9時45分、ついに見切りを付けた船長、エンジンの回転数を上げて北に走った。約20分で到着したのは浦賀航路のど真ん中、久里浜沖と言うか金谷の方が近いかな。すでに湾奥勢数隻が探索中だが、見た感じ旋回中の船が多くて乗り目が良さそうには見えない。案の定、しばらく回っても反応に乗れず、10時20分、ようやく1回入れたものの空振り。気配すら無い。この時間、だいぶ胃のムカムカも収まってきて、ようやくアルコール抜けたっぽい。やれやれ、これで今晩も飲めるかな。(笑)その後も殆ど止まれず旋回ばかりが続いたが、11時30分、浦賀中央1番ブイの上手に俄かに船団が密集し本船も急行。これは期待できそうかな?と思いきや、ここでも簡単には反応を捉えることができず、何回か回り直してようやく投入。水深は38m。ガセでは無かったようで、3時間超振りに着乗りから巻き上げに入ったが、残り10mのところで船がグワッと持ち上がった途端、着いて行けずにプチっと言ってサヨナラ。(泣)カンナには足1本、せっかく掛けてもコレだよ。まだ反応に乗ってるようで回収の指示は出ない。スッテを掃除してすぐに入れ直すと再び着乗りして今度こそ取り込み成功。イカが小振りだもん、この海でコイツのアタリ出して掛けるのは容易ではない。依然、風強いわ波あるわ寒いわで、しかも下げ潮速くてPE1号にオモリ50号でキビシイ状態。結局、12時くらいまでの間、3流しで5杯掛けたが取れたのたった2杯。今日は大津小川丸の左舷トモにSさん、手を振ると気付いてくれて、何やってんだよ〜!だって。今日は珍しくトモでやられてますが、それ正解ですよ!お昼を回ると東寄りの航路緑ブイの下手、マダイ船団に合流するかのように船団が移動したが、輪を掛けて状況は厳しい。水深は45〜50m。けっこう長い流しもあって反応自体は出ているようだが、何をしようが何もしまいが生体反応は皆無。胴の間で1杯乗ったかと思ったら、これがスミイカ?同時に私のお隣さんも巻き上げて、なんと!スミイカ(シリヤケか?)の3杯掛け!確か外房方面でこんな釣りがあったような・・・。目立ったイベントはこんなところと他でデカイヤリイカが何杯か上がったくらいでしょうか。僚船も入れ替わり立ち替わり投入しているが、如何せんイカを上げる場面が殆ど見られない。どうしようも無くって最後の1時間、一か八かブランコ仕掛け取り出してシャクってみたけどカスリもせず。なす術無しの完全お手上げ状態で15時5分前、少し早いが諦めて道具を畳むことにした。想像以上の乗り渋りで撃沈、今日は天気も釣果も寒かった。ところが船によって様子が違ったようで、帰ってから他船の情報を見て唖然。某船によると、後半ノリノリモードに突入!最高で12連チャンも有り絶好調!だって、ホントかい?(笑)


本日の釣果、マルイカ 5杯(胴長11〜15.5cm)。

【船宿HPコメント】
丸いか(4日)剣崎〜久里浜沖、潮;濁り、水温;13度
今日の丸いかは昨日と同様に剣崎〜久里浜沖の30〜60mラインを狙って行きました。海の中の汚れがきつく、中々反応も見れませんでした。午後からは幾らか汚れも空いてきて、反応も出だし船中ポツりポツり顔を見る事が出来ました。今日のトップは横浜市の○○さんが12杯でした。ブランコ、直ブラ、どちらでも乗りますよ。(功一)重りは道糸の基本でPE2号までは40〜60号、PE3号以上は80号でお願いします。

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