マルイカ、今季イチの当たり日に気持ちが空回り

4月24日(土)、大津港の小川丸からマルイカに行ってきた。
相変わらずの天候不順で、水曜日に最高気温26度を記録したかと思えば、木曜日は真冬並みの8度。1日で18度の気温差にはビックリさせられたが、もうすぐGWとは思えないほど寒い日が多いこの4月。北の方に何時までも冷たい空気が居座っているようで、北〜北東気流で極端に気温が下がる傾向にあるようだ。そんな状態で、今週も後半は冷たい雨模様となったが、土曜日には回復してくれそう。ここ数週間、日曜日釣行が続いたので、久々に土曜日に釣行して日曜日は釣行記でも書きながらゆっくりしようか。さて、撃沈継続中のマルイカだが、今週は潮回りも小さいし他に選択の余地は無い!幸か不幸か釣果が少ないと食べ飽きることも無いので、いくらでも連続釣行できちゃうから皮肉なものである。しかも、撃沈も慣れれば快感?とまでは言わないけど、二度あることは三度あったので、嵌れば四度も五度もあるでしょう。ただ、慣れとは恐ろしいもので、恐らく今回撃沈しても、またかよ!ってことでダメージはまったく無さそうだ。(笑)今季、初戦から4回、久比里巳之助丸にお世話になったので、今回は久々に大津小川丸から出船しようと先週から決めていた。いつもの時間に到着すると何だか船形が変じゃない?白黒逆転!?普通だと隅から札が抜けるはずなんだけど、今日はKさんもSさんも居らず左右胴の間が3、4枚づつ抜けてるだけ。マルイカに関してはミヨシ好み?の私、人数のバランスから左舷ミヨシを抜いて受付を済ませた。船に乗り込むとお客さん一人も居らず、なんだかいつもと様子が違うなぁ。とりあえず釣り座を作り始めたが、思ったより風がビュービュー、こりゃ沖は吹いてるな〜。今日は後ろの方が無難かもしれない、そう思い直し、もう1回店に戻って左舷トモの札と交換してきた。すっかり準備が整ったのだが、船上いつまでも私ひとりだけ。もしかして船間違えてないよね、なんだか心配になってきた。すると右舷にお客さんがポツンポツンお見えになって、トモは竿頭常連の達人Uさん。7時を回ってようやく左舷に3人連れが見えて皆さん貸し竿である、もしかしてボートのお客さん出れなくてこっちに来たのかな。結局、左右4名づつの8名の乗客で7時10分過ぎに出船。やはり北東風が強めで大津の港口は海が悪い。観音崎を回るまで土砂降りになりそうなので、荷物を持ってさっさと避難である。船は巡航速度で久里浜沖へ向かう。7時40分、笠島のブイの上手で停止すると、船長はスパンカを上げて早速探索を開始、頼むよ〜!今日は巳之助丸もブイの上手から探索しているようで、先週とはパターンが違うようだ。本船はブイの下手から野比沖辺りまでの水深50m線を縦に探索。なかなか止まれず、もしかして今日もイカお留守ですか?既に20分が経過し、雲行きが怪しくなり始めたところ、8時3分、野比寄りの場所でブレーキ。一旦、バックに入れて船体を戻して急停止、と同時にプッ!投入のブザーである。北北東の風やや強く曇り、海上はそこそこ波立っており、トモに入って正解だった。第1投は水深50m、水色は澄んでいると言えば澄んでいるが、そんなに明るい色ではなく、これなら許容範囲かな?


朝イチ、笠島ブイの下手から探索開始/アタリ多いが苦戦モード!?なかなか手が合わずも久々のツ抜け。

振り返ると右舷の達人、さすが仕事が早い、既に巻き上げ中。難無く1杯取り込んで再び仕掛けを下ろす。私にはアタリが出ず、巻き落としからも着乗りは無し。オモリを底から切って、叩いて停止。あっ!今アタッた!見事に掛け損なう。叩き直しても来ない。もう1回、巻き落として、やはり着乗りは無し。オモリを切って叩いてビタ止め。波っ気はあるものの、波と同調しない穂先の僅かな変化にアワセが決まった。アタリというより違和感と言った方が良いくらいの微妙な変化である。ようやく1杯掛けたけど、達人はもう3杯目を掛けて巻いている。達人は4+2の直結ブラ、私は無難に直ブラ5本仕掛け。潮回りは若潮で干潮が8時半頃、満潮が13時半頃の予報。先週のブッ飛び潮から比べると今日は天国、素直に道糸が立って釣り易いこと、これで波が無ければ最高なんだけど贅沢は言うまい。結局、最初の投入はアタリ3、4回分かって辛うじて1杯。15分くらいで回収の合図となったが、すぐに反応を捕らえて2投目。もしかして今日はいいんじゃない?達人は既に巻き上げ中、『バイオインパクト・マルイカ165』が絶妙なしなりを見せる。こちら、着乗りしないんだけど、オモリを切ってゆっくりとした聞き上げ、もしくは叩いて停止で毎回のようにアタリは出るのだが、何かがズレているようだ。アワセるとグワッと重さが乗りかけてブツッと言った感触でハズレる。タイミング遅いのかなぁ、闇雲に空アワセしたりタイミングでシャクったりしないで、アタリを見て掛けるように心掛けてはいるが、このアタリまくりの中、どうにもこうにもイカが掛かってくれない。明らかに気持ちが空回りしてしまって焦りが先行している。それもそのはず、今季過去4回、こんなにアタリが出る日一回も無かったからね。だけどコレ、ホントマズイわ、何とかしないと置いてかれちゃいそうだ。しばらくアタリが出ないので、回収してみると5本のスッテ全部に墨やら吸盤やら何かしら着いていて、これじゃ乗るはずがない。2回目の投入も結局1杯だけしか乗せられず。すると反応出てきたからもう1回入れて!と船長。確かに入れ直すとすぐにアタリ。この流しは幾分立て直しができて、4回乗せて3杯確保。少し気持ちが落ち着いて来たが、達人は3流しで早くもツ抜け。しかし、着底と同時に2杯、3杯着いて来るような乗り目じゃ無くて、着乗り自体殆ど無く、誘って誘ってアタリを出してと、状況としては難しい展開であって、察知したアタリの3分の1も取れていない。今日は腕の差がモロに出てしまうパターンであろう。こうなると、もしかして自作の竿が感度悪いのかな?幹糸もっと細くしないと乗り悪いかな?色々と疑心暗鬼が始まってしまって悪循環。実際、竿に関しては先鋭のメタルトップの竿と同じ日に使い比べてみようと思っているのだが、なかなかそこまでアタリ多く気分的に余裕のある日も無いのが実情。それと、以前、巳之助丸でお会いした釣り人が『極鋭ゲームテク180』の長さを詰めて使って居られたので、自分も160cmに詰めて『極鋭ゲームセンサー165』の着脱グリップを共用するよう改造中で、これができてからやってみようかな。


剣崎沖は水色真っ青!仕掛け持つとオモリまで丸見え状態/終盤、再び久里浜沖に戻って模様あったが・・・。

今日は殆ど旋回時間も無く、徐行するとすぐに反応に乗る状態で、かと言って僚船も密集せず広範囲に散らばっているので、かなり広い範囲に反応が見られるのだろう。この調子で久里浜沖も本格化して、是非、夏に向けて浅場で盛り上がりたいものだ。反応に乗ってる時間も長く、個人的に今季一番の当たり日であることは間違い無いのだが、時間と共にアタリの数は減りつつあり、開始1時間で6杯取った後、次の1時間でようやくツ抜け。10時過ぎには3連荘できる流しが1回あったおかげで15杯。う〜ん、朝イチからもうちょっと何とかしてれば倍は取れただろう。そのもうちょっと何とかがいつも問題なのだが。11時台は反応は捉えるようだが、触りもまったく検知できない程、乗り渋ってしまい、半分偶然掛かったような形で2杯だけ追加。12時5分前、船長が魚探を揚げに出てきたので、こりゃ走るな!?と思ったら、案の定、剣崎沖に向かうとのアナウンス。ギャンブルするなぁ。(笑)乗りは渋いが反応見れる場所で状況変化を待つか、思い切って場所を替えて群れを探すか。12時20分、松輪瀬のマダイ船団の周りで探索を開始するが、海を見てビックリ、ここは地中海?(行ったこと無いけど、笑)水色は久里浜沖の比じゃない澄み具合でこれはキビシイ。12時40分、1回仕掛けを投入したが、水深70m。回収時に一番上のスッテを持った状態ですべてのスッテと下のオモリがはっきり見えて色まで分かる状態。ところが2投目、右舷では全員乗せたらしく、こちらも乗りを捕らえたが、もう少しのところでお隣さんとオマツリしてサヨナラ。と思ったら、お隣さんのスッテにマルイカが1杯??結局、1時間ちょっとで5回入れたがパッとせず、再び久里浜沖へ。朝方探索した野比寄りの場所では一之瀬丸、やまてん丸、他数隻が操業中。ポツポツ取り込んでいるのが目に入る。すると13時40分、本船もいきなり反応に乗って急ブレーキ。戻って早々2時間振りの乗り、やっぱり今日は久里浜沖だ。AM同様、反応はそこそこ見つかるようだが、基本は相変わらず渋くて、達人もこの時間、アタリを出すのに少々苦労している模様。14時、笠島のブイの上手に移動し、巳之助丸2隻、吉明丸、きよし丸に合流。再開して1投目、乗ったのは1番下のスッテ、達人も何故か1番下。その後、反応には乗るようだが、気配も出ない空振りが続く。もはや万事休すか?と思った14時50分、はっきりした変化にビシッとアワセるとドスッと竿が曲がった。快感〜!マルイカ釣ってて一番気持ちいいパターン。今日イチの胴長20cm、これはいいねぇ!すかさず下ろして、叩いてビタ止め。フッと一瞬浮くか浮かないかの穂先に再びビシッとアワセが決まる。なんで終了時間になって乗り出すかなぁ。急いでもう1回入れるとまた乗った〜!3連荘で取り込んで、もう1回入れたところでタイムアップ、15時ジャスト、終了のアナウンスとなった。いやはや最後の乗りはこれまでに無いやる気を感じたが時間切れ。結果23杯。今日は何よりも、アタリ出まくりで掛けられない自分のヘボさ加減に、撃沈するより凹んだ一日であった。後で情報を見ると竿頭10杯台から60杯超の船まで、同じ場所でやってて結果が極端なのは、やはり釣り手の差だろうか。


本日の釣果、マルイカ 23杯(胴長10〜20cm)。

【船宿HPコメント】
日中マルイカ 今日は終日下浦沖で反応見れてマルちゃんご機嫌でした!途中、剣崎沖へ探索に行きましたが型見た程度で再度下浦沖へ!納竿までポツポツ釣れました!サイズは中の小サイズでした。竿頭は33杯・二番手23杯が二名・三番手22杯でした! 貴光船長

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