オニカサゴ、潮型メチャクチャもアタリポツポツ

5月9日(日)、三崎港のえいあん丸からオニカサゴに行ってきた。
連休最後の水曜日、釣りには行かずに早朝から部屋にこもって竿の改造やら仕掛け作りに精を出していた。先日、使い果たした沖の瀬五目釣り用の仕掛けを半日掛かりで16組作成の後、改造ロッドの仕上げ、写真撮ってHPにもアップ。着々と仕事が片付いて、夕方、飲むにはまだ時間が早過ぎるから、魚屋でも見に行ってこようかな、と、その前に、道具や材料が散乱した部屋を片付け開始。片手にハンディ掃除機を持って、座ったまま削りカスやら細かいハリスの切れっ端を吸い取って、ついでに机の下の一番奥に見つけた埃の固まりを吸い取ろうと、掃除機を持った腕を前方にグッと伸ばした途端、パキッ!ホントに音が鳴ったかどうかはともかく、本人にはハッキリそう聞こえた。瞬間、激痛を伴い、どう動いたらどう痛いかがすぐに把握できず身動きが取れない。腰痛とは20年来の付き合いだが、爆弾を抱えているようなもので、些細なきっかけで大事に至ってしまうこともあるから厄介である。結局、当日はまともに立ち座りもできず、週末の釣りなんて想像できる状態じゃなかったが、2日くらいでだいぶ普通に歩けるレベルまで回復してくれ、長引かずに助かった。この調子なら日曜日は大丈夫かな?とは言っても、激しい動作が少なく、帰りのクーラーが重たくならない釣り限定!となるとオニカサゴかな!?(笑)先日ドタキャンしたのもあって、金曜日の夜、日曜日のオニカサゴ船を予約してみると、ナント一番乗りで右舷大ドモをゲット。なんだか釣れそうな気がしてきたぞ〜。(笑)日が変わって土曜日の夜、何気に釣果情報をチェックし始めると、ナナナント!東京湾マルイカ、潮に濁りが入って浅場で爆釣!船によってムラはあるものの、トップ束釣りの船もあり、久比里と大津の我が定宿もトップ80杯超。マジメな話、これを見てちょっと後悔したのは事実だが、明日、お世話になるえいあん丸のオニカサゴの結果を見ると?今日はI澤さんが出撃したはず。流石!名前は書いてないが、頭5尾で最大1.7Kg!まずI澤さんに間違い無いとは思ったが、後で聞いた話、1.75Kg、1.2Kg、900g、800g、500gと素晴らしい内容、しかも全部リリースだから誰かとは違います。(笑)こうなったらマルイカは一旦忘れることにして、なんとかキロオーバーゲットを目標にモチベーション上げて行きましょう!いつもの時間に三浦海岸駅に到着、送迎車には先日再びアラを仕留めた通称アラのオトウサン他、見慣れた常連さんを含む6名。予約はオニカサゴ船が6名、沖の瀬五目船が5名だったけど、今日は電車客の方が多いのかな?港に着くと飛び込みのお客が3名来られて、右舷4名、左舷5名の9名。別船沖の瀬の五目釣りはトモ寄りにお客が固まって、あの船はオモテの方が釣り易いのに両舷ともガラ空き。あ〜もったいない!あっちでシャクった方が良かったかな。(笑)支度が整って少々早めの7時45分に出船すると、あれっ?本船のすぐ横に毘沙門の浜福丸が!?護岸に親子連れの姿もあり、船縁に道具がズラッと立っているところを見ると、釣り教室か何かですかね〜?今日は風も無く絶好の日並でしょう。楽しい一日になればいいですね〜!


潮型メチャクチャにより、和竿は一流しめの途中でお役ご免/朝方、アタリ続いたものの、その後は・・・。

本船は三崎東口から出るとエンジンの回転数を上げて南下するが、思いの外、ウネリが入り込んできて船首を叩きながらの航行である。約30分走ってスローダウン、沖の瀬というより洲崎沖かな?徐行しながら位置取りが決まると8時25分、ハイいいですよ!北の微風で薄曇り。海上はナギだが、やはり南東方向から1m前後のウネリがあって風向きと合わずに船体はローリング。湾口部は濁りが入ったようだが、ここ洲崎沖も先週の澄み潮から比べると気持ち濁り気味とは言えまったく許容範囲。最初は水深130m超で着底したが、みるみる駆け上がってあっと言う間に100m。長潮で干満差があまり無さそうに思えるが、沖の潮は分からないもので、上っかわだけけっこう西から東へ速めに流れて二枚潮っぽくもあり、序盤戦からオマツリが頻発。マズイことに同じ舷同士よりも左右3、4人巻き込んでのオマツリが多く、復旧に手間取ってしまって釣りに集中させてもらえない。オマツリ解きに出張すると皆さん何号巻いてるの?道糸が太くてビックリさせられる。(笑)腰のためにあまり激しい動きが要らないオニカサゴなどと甘いこと考えたが、オマツリ解きに船上飛び回っている状態では本末転倒。開始早々、微妙な生体反応は捉えたがフサカサゴだろうか、食い込みに至らない。それにしても潮型が悪過ぎる。我が右舷は抱え込みが激しく、オモリをできるだけ遠投して距離を稼ぐけど焼け石に水。着底する頃には仕掛けは遥か左舷の彼方。大ドモは竿を後に回せるので多少はマシだけど、普通にやってたら船底に擦ってしまいそうだ。しかもエンジンで船を戻す際、右にケツを振って立て直すものだから、道糸は余計に真横にぶっ飛んでしまってコントロール不能。まったく最悪の潮である。誰かの仕掛けを釣る前に一旦全部回収してしまって再び投入するが、時間の問題で同じ状態に。何気にウネリも邪魔してタナも取り難い。去年は4月に2回やって両日とも潮型最悪で撃沈したが、どうもこの時期にやるとまともな日に当たらない。9時20分、水深120m、聞き上げるような誘いに生体反応、ウネリで持ち上げないようにキープするとそのままグングンと穂先を絞るアタリ。アワセると何か乗ったが大きくない。テンビンを回収するとボンヤリオレンジ色。上がったのは本命なれど300g無いかぁ?この後が分からないので一応キープ。オマツリ騒ぎも落ち着いて、幾分釣り易くなったかも。そんな9時40分、明確なアタリが出たと思ったら、そのままグングンと勝手に掛かっちゃった。オニか?オニにしてはずいぶん簡単だなぁ。残り30mくらいのところで激しく叩かれ、巻き上げ中の動きは完全にオニだったが?お〜やっぱりオニじゃん。水面でエラ洗いの如く激しい抵抗を見せたが、掛かりどころ良くそのまま抜き上げた。800g級、このサイズならまずまずでしょう。続く投入でまたすぐにアタリ。いいのかこんなに当たって?(笑)これも簡単に食い込んでくれて、抜き上げたのは500g級。この時期水温が適温なのか、いつもの渋々モードから一転、性格だいぶ明るくなったんじゃないか?一瞬だけ昨年末の怒涛の連釣を彷彿させる食いだったが、この後がなんとも・・・。


洲崎沖〜沖の瀬、水深100〜160mを探索/やたら重いと思ったらバレーボールでした。

たまに生体反応はあれども、本命のアタリではなさそう。依然、道糸はあっち行ったりこっち行ったりメチャクチャで余儀なく入れ替え。底切ったつもりでもウネリで底叩いちゃうし、上っかわだけ速いもんだから根掛かりも多いし・・・。オニカサゴ釣りも条件次第で意外と仕掛けの消費が激しいから油断できない。10時30分、いきなり派手なアタリで勝手に何かが掛かったが、今までに体験したことがないほどの引き込み。ガクンガクンと暴力的な暴れ方だが、何だろう?アラなんて掛けたことがないので引き知らないし、メダイでも無いな。コレ真面目にやった方がいいかな?重さの程は余裕で5、6キロはありそう。暴れっぱなしのところやっと2、30m巻き上げたが、プスッ!あんなの6号じゃ無理だよ。その15分後、ミヨシ2番のお客さんが何か掛けてスゴイ竿の動き。置き竿のまま電動で巻き上げているが、浮いたのはナント!1mオーバーのサメ。なんだよ、正体アレか!自分のも間違いないだろう。11時、少し西に走って、場所は沖の瀬。160mから入れるがここも駆け上がりでどんどん浅くなる。けっこう近い場所にメバル五目の船がちらほら見えるので、近そうでも水深がだいぶ違うんでしょうね。船が東を向いてミヨシ突っ込み気味となったところ、さっきのサメのお客さんがオニを取り込んだ。居るには居るのだろうが、自分にはコレと言ったアタリが無いまま時間だけが経過。お昼を回ると船は南を向いて、ウネリと船の方向がだいぶ一致して釣り易くはなったが、依然、潮型はおかしくて、斜めに入った道糸を少しでも余計に出そうものならオマツリしそうで恐ろしい状態。12時30分、道糸が反対の舷に向かって超斜めに入ってしまったが、今日のオニは当たれば食い込ませるのにさほど神経を使うこともなく、繊細な駆け引きができる状態ではなかったこともあり、テキトーな間合いで一か八かアワセを入れたら運良くヒット。上がったのは400g台、相変わらず小振りだが、デパ地下相場で¥1,800級だ。一発キロオーバーでもヒットすれば気分もスカッとするんだけどなぁ。この潮じゃ型見られるだけマシか?さっきのサメのお客さんは3本目のサメと格闘。仕掛けが太いのかな、毎回、切れないで上がっちゃうもんね。見た限り夜光のタコベイトに反応していると思われるけど如何とも。相変わらず150mくらいから入れて、120〜100mがメイン。この水深まで上がってくるとフサカサゴのアタリが急に増えてくる。コレを相手にしちゃうとオニは釣れないのだが、一瞬ウン?と思わせられる怪しい押さえ込みもあって、蓋を空けるとこれが良型のフサカサゴでおかず的にはウェルカム。そろそろ終盤と言うところ、左舷胴の間のアラのオトウサンと重症のオマツリ。自分のリールはフリーにしたまま左舷に解きに出張。ようやく外れて自席に戻るとアチャ〜!156m出た状態でペラ噛んじゃってるよ。恐れていたことが最後の最後に現実化。あ〜あっと、道糸切って仕掛けは復旧したが、もはや戦意も尽き果ててしまい、そのまま何事も無く14時50分、終了となった。釣果だけ見ればまずまずだけど、如何せん、もうちょっとまともな条件でやらせてくれ〜!って感じですね・・・。


本日の釣果、イズカサゴ 4尾(820g、510g、440g、280g)、フサカサゴ 6尾(22〜24.5cmの良型3尾だけ持ち帰り)、ムシガレイ(37cm)。

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