マルイカ、手が合わず掴みどころ無いまま終了

5月15日(土)、鴨居港のきよし丸からマルイカに行ってきた。
水曜日、浅場で始まったとの情報にそそられて平日釣行かましたのだが、蓋を開ければ久里浜〜鴨居沖の浅場は激渋マイクロマルイカの小反応でアタリも出せず!(泣)撃沈を覚悟した終盤、船長の好判断で剣崎沖にダッシュするとそこは別世界、再開1投目から船中全員巻き。良型主体に最後までアタリが出てくれて、釣果はそこそこも終わり良ければすべて良し、割と気分爽やかに帰宅できたのだが!?後で情報を見るとナント!あの状況下、浅場の釣りで破格の数字を叩き出している船も多く、ホント毎回、各船の達人技にはビックリさせられる。その後、浅場はマイクロ級主体のため厳しいと見る船は、敢えて剣崎沖のやや深場で中良型狙いの釣り、浅場で数字を稼げる船は浅場で続行と、概ね二極に別れる傾向にあるようだ。さて、今週もデフォルトはマルイカ釣行のつもりでいたところ、すずきんさんとメール交換をするとマルイカご一緒しましょうか?との話に。どうします?私の定宿でもいいですし、すずきんさん、先週乗船された鴨居のきよし丸から今週も乗ってみますか?きよし丸も一昨年にフグで3回ほどお世話になって以来なので、久し振りに船長にお会いできるのが楽しみである。5時にお迎え頂き、いざ現場へ。あちら方面へのマイカー釣行は横横道路の延長でずいぶん便利になったもので、自宅から40分で船着場に到着してしまった。ちょっと早過ぎましたね。やおら荷物を下ろすと左右大ドモに先客が居られて、他はガラ空き。マルイカの場合、いつも迷うのだが、後ろから詰めて席を取るか、オモテ側に入るか・・・。速潮の場合や波が穏やかな場合は基本オモテ側が好きなのだが、そうでない場合は得てして胴の間から後ろの方が好成績なことが統計的に多いと思う、もちろん釣り手によっても違うでしょうけど。じゃぁ、すずきんさんのお好み、右舷ミヨシから並んで入ることにしましょうか。思ったより風がビュービュー吹いてて寒い朝である。早々にカッパを着込むがもう1枚着てもいいくらいだ。その後、ポツポツお客が見えて、けっこう電車釣行のお客さんも多いようで、出船間近になっての乗船も。最終的には片舷6名づつの12名で確定のようだ。話によると先週の土曜日はすずきんさんが乗船してお客4名だけ、翌日曜日は17名も乗ったそうだから分からないものである。最初、何人並ぶのか分からず、ちょっと前から詰め過ぎちゃったので、隣のおとうさん、1、2m後ろにズレてくれると助かるんだけど、こっちから言うのもなんだし、投入器やら竿掛けやら固定してしまったみたいなのでまぁいいか。すると船長が来られてお願いせずとも釣り座の間隔調整、これはありがたい。けっこう潮が速いので広がった方がいいとのこと。やっぱりそうでしょ、今日は大潮の最終日で干潮が11時20分頃の予報、干満差が大きくぶっ飛び潮覚悟の釣りなのである。目の前にある防舷材のロープ、邪魔だからと解いてくれたり、少しでも釣り易くと、いつもながら船長の細かい気配りには頭が下がります。さて、準備も整い7時20分に出船。


片舷6名づつの12名で、いざ出船/剣崎沖のマダイ船団周辺、水深40〜60mを探索。

7時55分、剣崎沖、松輪瀬の上手で停止、船長はスパンカを上げると、もう反応を捕らえたかその場で投入のブザー。水深、ちょっと深いです、80mです!と船長。マジっすか?いきなり深場から始まったものだ。すずきんさんと顔を合わせて苦笑。北東の風やや強く晴れ、海上は多少風波はあるがコンディション的にはまずまずか。水色は濁り潮だが、水曜日と比べると気持ち明るいかな?今日の道具は『極鋭ゲーム・テク160』に『エアド・レッドチューン』、PE1号に3+2の直結ブラ5本仕掛けで、場所が剣崎沖なのでオモリは最初から50号を装着。ちなみにすずきんさんは直ブラ6本仕掛けである。1投目は空振り回収で、次はやや瀬に上った48mで投入。ここで船中数杯顔出したようだが、私はアタリ出せないまま回収。旋回時間は長めで、反応探すのにやや苦労している感じだろうか。8時50分、水深50m強の投入でお隣すずきんさんに初物がヒット、マズイ!先越された!(笑)と、次の瞬間、私もアタリを捕らえ、すかさずアワセるとノシッ!この流しでは周りでもポツポツ上がって、すずきんさんは2連荘、私はその後アタリ出せないまま回収。回り直すとすぐに反応に乗って9時、ブッ込みで右舷は全員巻き。着乗りした人も居たようだが、私はワンテンポ遅れてしまい着底後の誘いにヒット。この流しはやや乗り目が上がって、入れ直すと再びアタリ。今日こそは早めの時間にノリノリタイム到来か?と喜んだのも束の間、やがてアタリは遠くなり叩こうが止めようが反応まったく無くなり。何回できたかな?ツ抜けしたくらいの感覚だったが、バケツの中見ると6杯しか居ないじゃん。(笑)ナントすずきんさんも同数らしい。乗り目が上がると船団が密集するのはいつものことで、周りには小川丸、鴨下丸、一之瀬丸、ながつか丸と5、6隻が固まった。小川丸の貴光船長、私のこと気付いて、手を振ってくださりありがとうございます!すいませんね、あっちゃこっちゃから乗っちゃって。船上にはU達人他、強面の(笑)腕達者のお姿が!?長めの流しだったが9時40分に回収。他船はまだ反応に乗ってて、本船も回り直せばすぐに乗りそうな気もしたのだが(素人考えですが)、きよし船長は船団固まるの好きじゃないようで(少なくとも自分から船団に入って行くのは見たことありませんね)、船団離れて走り始めたが、これがなかなか止まれない。10時、水深60mで入れると、すずきんさんに1杯来たが、私はアタリも出ずにシ〜ン。10時40分、水深50m強。深めの投入が続いているが、ここで少し乗り気があって、すずきんさんは連荘でヒット、周りの皆さんもポツポツ上げて居られる様子だが、私は如何ともアタリが出ません。周りの当たりスッテを見る限り、澄み潮系にけっこう乗って来てる様子。なんかおかしいなぁ。自分は前回、水曜日の終盤のイメージが強くて、濁り潮系中心の配色で組み立てていたのだが、これが裏目なの?もしかして底潮明るいのか?すずきんさんは不思議と6本角のうち働いてるのは下2本中心に色はレインボー、ピンク、紫といったところ。


すずきんさん、上手くアタリを出して掛けてますが、隣の私は???/小川丸の貴光船長、気付いて手を振ってくれました!

この流し、反応出っ放しと船長のアナウンス。マジっすか?見ると胴の間から後ろの方は連荘連荘、中でもトモ2番のお客さんは見た感じかなりの数を連荘してる様子。イカ居るんですねぇ。(笑)こちら、スッテの交換など、もちろんやってますが、まったく状況好転しません。そういう問題じゃないのかな。15分くらい流し込んだところで、ようやく1回アタリが出てこれで7杯目。ところがその後は再びドツボ。着乗りもまったく無し、叩いてもまったくアタリ出ず、オモリ底に下ろしてタイミングでシャクっても乗らず。すずきんさんに聞くと、今日は叩いてけっこうアタリ出ているとの話なので、何が違うのかなぁ。頭の中???の嵐である。結局、この流し、11時35分まで1時間弱続いたが、途中の1杯だけだもん。後ろ寄りのお客さんはだいぶ伸ばしたんじゃないかな。続いて12時ジャストの流し、水深58mでややアタリが続いてくれて2杯追加。すずきんさんは既にツ抜けを果たし、私もこれでようやくツ抜けにリーチ。叩いてビタ止めすると、珍しくイメージ通りのアタリが出てくれて、これはもらった!と思ったが!?隣のおとうさんが電動巻上げを開始すると私の仕掛けが軽くなった。オマツリを解くともちろんイカは着いて居らず、スッテには痕跡だけが。やっとツ抜けかと思えば阻止され(笑)、今日はどうもイカとの距離感が遠い、こういうのは手が合わないって言うんですかねぇ。アタリが出るはずのところで出ず、その後の誘いで不意に掛かってきたり、まったく自分のパターンに持ち込めない。すずきんさんは、たぶん私の倍以上アタリの回数は出して居られるのだが、バラシが多くてちょっと伸び悩み気味にお見受け。でも、アタリ出せているだけイイですよ。すずきんさんは相変わらず下の2本がメインだけど、私はたまに乗るのは全部上の直結部なんだよね。どうしてかなぁ?隣でやっててホントに不思議である。午前中は思ったほど下げ潮がぶっ飛ぶことも無く、比較的釣り易かったが、終盤やや上っかわが速めとなり、船のエンジン戻しで道糸がトモ方向へ。私とすずきんさんの道糸とオモリは同じ号数、投入する位置やタイミングも計っているので、まったくオマツリは無し。私がたまに隣のおとうさんとマツるくらいだからいい方か。さて、どうしたもんだか、掴みどころが無いまま刻々と時間が経過。朝の9時台の流しが一番気配良くて、あんな感じの流しが3、4回あったら、すぐ30杯台に届きそうなもんだけど、毎度毎度、現実は厳しい。終盤、50m強でややアタリが続く流しがあって、すずきんさんも上げたら足1本なんてのを挟みながら何杯か追加。私も珍しく叩いてビタ止め、イメージ通りアワセが決まったケースもあって何杯か追加。結果、すずきんさん16杯、私15杯(小ヤリ1杯込み)となったところで、14時55分、納竿となった。剣崎沖にしては今日は小振りが目立ち、胴長20cm超えはゼロ、10cmチョイのミニサイズが半数を占めた。すずきんさんと1杯差でこんなこと言っちゃ失礼ですが(笑)、個人的に今日は凹む以前のダメダメな内容、何故あそこまでアタリが出なかったかが解明できず・・・まぁこういう日もあるか、またやりましょうね!


本日の釣果、マルイカ 14杯(胴長10.5〜19cm)+ ヤリイカ 1杯で、計15杯。

【船宿HPコメント】
5月15日 マルイカ チビ〜中の大 8〜33杯 東京湾一帯 20〜50m
今日も剣崎沖に行きました、水深40〜60mとやや深めに反応出ました、終始反応は見れて小さめ〜いい反応も出ましたがそのわりに乗りは渋いようでした、アタリは少々て感じでちょっと難しいようでした、サイズはいつもよりは小さめな感じでチビ〜中型交じりでした、反応は有るのでご機嫌次第な感じです。竿かしらは日野市の○○様33杯、2番手は○○様24杯、次18〜11杯までが多かったです。明日も出船しますので宜しくお願いします。

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