マルイカ、反応出っ放しもマイクロ級で苦戦

6月6日(日)、久比里の巳之助丸からマルイカに行ってきた。
船長が体調を崩してしまったそうで、水曜日から土曜日までマルイカ船はお休みだったが、日曜日から再開とのこと。久し振りに小川丸とも思ったけど、先週の終盤の良いイメージが残っていたので、今週も久比里に向かうことにした。京急の一番特急、いつも通り後ろから2両目に乗り込んで横浜駅を発車したところ、ナント!先週と同じくIさん、わざわざ私の席まで来て下さり、今日も定宿からアジ釣りとのこと、好きですねぇ、そういう私もまたマルイカですけど・・・しかし、先週は土曜日で今週は日曜日だって言うのに気が合いますね。好天予報のせいか、京急久里浜駅を降りる釣り客はいつもより多くて、なんだか今日は混みそうな雰囲気。恐る恐る船に乗り込むと意外にも先客はまだポツポツで、幸運なことに左舷ミヨシが空いており無条件で確保。左舷は団体さん用の場所取りと見えてトモからボロ竿が5、6本立っている。案の定、混雑の予想は的中、あっと言う間に人数が増えて、受付と買物を済ませて船に戻った時点でほぼ満船状態。そんな状況下、当の団体さんがなかなか現れないので心配していたら、のん気なもので出船10分前になってようやくご乗船。がしかし、既にミヨシから5名並んで釣り座を作ってしまっているので、後ろは幅寄せされてしまい、2/5程のスペースに6人も並ぶの!?これで先週みたいなぶっ飛び潮になったらと思うが想像したくない。結局、右舷9名、左舷11名の計20名を乗せて定刻7時20分に出船。後で情報見たら、小川丸も満船で乗れないお客さんけっこう居らしたそうで、そんなに模様良くないのにどうしたんでしょうねぇ、今日は?スパンカを上げて港を出るとすぐ左側、大塚根の赤ブイ沖に俄かに小船団ができつつあり、本船も沖目から回り込むとすぐに反応を捕らえて急停止。7時40分、第1投のブザーである。東北東の微風で晴れ、海上は良い凪なのだが、マズイだろコレは!ナントも目を疑うほどの澄み潮。水色が晴れてきたとは聞いていたが、まさかここまで澄んでしまったとは予想外。かと思えば、32mと平凡な水深でイカの群れ自体は落ちていないようだ。しかしまぁ、着乗りも無けりゃ叩いて止めてもアタリなんかまったく出やしません。相変わらずマイクロ級の反応で、アタリを取ることを放棄した釣りはしたくないのだが、もはやアタリを出して掛ける釣りなんて困難。乗るべきタイミングを見計らってリズムで空アワセするしかやりようが無い。もしくはオモリを底に着けた状態から秒速2cmくらいの超スローな聞き上げにクッと来るが、これもパターンに嵌るほどの決め手でもなし。反応には乗りっ放しで、最初の流しは40分も続いたが、ホタルイカに毛が生えたような胴長7〜8cmを5杯確保。仕掛けは直結ブラ3+2でオモリはタングステンの40号。小潮の3日目でお昼前頃が満潮の予報。トロっと上げ潮気味の動きはあるが、流れているという程でもなく。釣り易いには釣り易いのだが、次第に触りも無くなってしまい9時半までの1時間50分、3回流して5、2、0杯と見事に右肩下がり。


左舷11名、今日はどこの船も混んでましたね〜/やっとツ抜けしても殆どがマイクロ級。

大塚根の小船団、全船アシカ島〜笠島の下手に移動。水深37〜42mだが、ここもイカが小さいよ。1回、宙で叩いて止めた瞬間、良いアタリでドスッと乗ったのが今日イチの胴長14.5cm。この程度でデカく感じちゃうから完全に感覚が麻痺している。活性が低いのでタナも低い。スッテを色々交換してみるが、下の2本中心にたまに真ん中で、乗ったスッテを上に持ってくるとそれには乗って来ず、下の違うスッテに来る。ただ、色々使ってみた感じ、今日も比較的ハダカ系が好感触で、お馴染みD社ハダカ系、Y社チビエビ5のブルー、自分で皮剥いて着色したモノなどに反応を示すが、回収するとカンナに足先や吸盤が着いて来るばかりでイカ本体が上がって来ない。ヒーヒー言いながら10時前にツ抜けを達成したが、先程の1杯以外は全てマイクロ級。忘れた頃に偶然釣れるようなペースで11時45分、13杯となったところ再び大塚根の上手に移動。ここで初めてブッ込み着乗りがあったのだが、TGスカリー唯一のデメリットが露呈。地底が砂か泥のため、比重が重く沈みの速いタングステンオモリは着底時に地底に深くめり込んでしまい、せっかくイカが着乗りしているにも関わらずオモリが抜けない。さらに引っ張って力尽くで抜くとズポン!!勢い良く抜けた反動でイカが全部ふっ飛んだ!これは悩ましい問題だなぁ、地が硬ければ大丈夫だが、果たして解決策はあるのだろうか?斯くしてせっかくの着乗りはモノに出来なかったが、その後、何とか2杯だけ拾ってAMは15杯。12時ジャスト、一気に北上して鴨居沖。エンジンの回転数が上がったので、好情報でも入ったか?ちょっと期待したが、こちらも乗り目まったく上がらず、依然として似たような状況。12時半頃、だいぶ観音崎寄りのポイントで下げ潮がやや速めに効いてきたところ、決して乗りが良いとは言えないが、多少は意図したタイミングでアタリが出る流しがあって、ポツリポツリとヒット。アタリが出てくれれば釣れるってものよ。13時15分、お隣さん、ナントこれが本日初物、触腕2本伸びきって上がってきた。と次の瞬間、私にも乗って20杯目。乗る反応だと極端に細かいのは交じらない。この際、贅沢は言わないから、せめてこれくらいの調子で続いてくれればと願うが、期待とは真逆にこの後は反応が見つからなくなってしまい長いクルージングへ。おまけに要らない南風まで出てきてしまった。たまに投入しても触りすら無く、こりゃ終わったか?14時半、大塚根のブイ周りに3隻の小船団、本船も駆けつけるとやや上手ですぐに反応を捕らえた。相変わらずの乗りの悪さで、叩いて止めて叩いて止めて、巻き落としてリセットしてと執拗に誘いを繰り返していると、たまに触ってくる程度の活性。一発だけ良いアタリが出たのだが、そういう時に限ってアワセが遅れてしまい、ブツッという感触を残してサヨナラ、今のはちょっと良さそうだったけど。結局、最後はマイクロ級2杯の追加がやっとで、15時15分に終了。今日も嵩がぜんぜんありません。まとめてトマト煮にでもしちゃおうか。しかし、こんな釣りばかりしてたらストレス溜まるわ、神経磨り減るわ、おかげで今日もまた妙〜な疲労感とともに帰宅である。


本日の釣果、マルイカ 22杯(胴長7〜14.5cm)。

【船宿HPコメント】
丸いか(6日)・・久里浜沖、潮;澄み、水温;20度   
今日の丸いかは久し振りの出船でした。久里浜沖30m前後を狙いました。まとまった反応はあるものの、掛けるのが難しかったですね。。。型も小さめが目立ってしまい、皆さん大苦戦でした。1回きりの流しが多く、今日は転々と移動しながら拾っていきました。トップは世田谷区の○○さん28杯、2番手は○○さん24杯でした。 直結、直ブラが有効ですが、ビギナーの方はブランコがお勧めですね。(功一)重りは道糸の基本でPE2号までは40〜60号、PE3号以上は80号でお願いします。

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