マルイカ、納得行かずに再び平日強行

6月8日(火)、大津港の小川丸からマルイカに行ってきた。
日曜日の疲れがスッキリ抜けない月曜日、夜、釣行記を書きながらも、本当はあんなじゃないはず・・・納得行かない感がフツフツ。今週末は別の釣りの予定だし、明日にでも行って早めにやっつけないと精神衛生上よろしくないかも!との判断により(笑)いきなり強行を決定。月曜日、釣果情報をチェックすると、久比里各船は日曜日とは打って変わってトップ60杯前後と好調。土日がダメで週明けいきなり好調に転じるのはよくあるパターンだけど、週末釣り師にとっては悔しい情報でもある。相手がイカ様なので今日がそうでも明日はどうなるか読めないが、結果はともあれ、目には目をマルイカにはマルイカを!(なんか違うか?)他の釣りで気分を紛らしても意味が無いので、ここはじっくりマルイカである。で、今回は久し振りに貴光船長の顔が見たくなって大津港の小川丸から乗ってみることに。朝、目覚ましに起こされ時計を見るとセットした通りの4時30分。あっそっか、今日は釣り行くんだっけ。また昨夜も飲み過ぎちゃったなぁ、なんだか残り気味で内臓が重たい感じ。わかっちゃいるけど止められない。やおらパソコンで予報や風向きを確認すると、風は無いけど雨雲レーダーが南から北上中、コレ時間の問題でこっちも雨だわ。5時の最新予報を見るとナニ〜!昨日と言ってること180度違うじゃん!朝から夕方まで雨マーク一色、勘弁してくれよ〜。出掛けに振ってるとモチベーション下がるけど、この時間はまだ大丈夫そう。せっかく休み取ったことだし、こういう天気の方がマルイカ日和かもしれず、元気を出していざ出発。横浜駅のホームも釣り人はポツポツ程度でやっぱり釣りは平日に限るぜ。(いつも言ってますが・・・)定位置の後ろから2両目に乗り込むが、流石に今日はIさん現れず。(ホントに現れたら怖いよね、笑)行き帰りの雨も想定して傘を持参したが、空模様はどんよりしたままなんとか持ち堪えている。早速、店の外の船形を見ると左右のトモと胴の間に先客が居られるだけなので、迷わず右舷ミヨシを抜いて受け付け。今朝は珍しく女将さんがお店に出て居られて、おはようございます!帰りは電車の時間で、船から駅に直行しちゃうことが多いので、久し振りにお目に掛かりました。すると貴光船長、この前あっち行ってましたね?今、見てたところですよ。ハイ、ちっちゃくて参りました!(バレバレなのであった、汗)まだ誰も居いない船上、淡々と準備を開始。自前のライフジャケットを着けるのも、慣れてしまえば一連の動作でまったく違和感無し。この地域も義務化されたようで、何も無いだろうけどあってからじゃ遅いからね。仕掛けは今日も無難に3+2の直結ブラで、ちなみに下の直ブラ部2箇所は『YSビーズ』で作成。船長と際(きわ)のマルイカが細かい話をしていて、今日は浦賀水道航路周辺で中良型狙いで探索するとのこと。いいねいいね、微妙なアタリにアワセを入れてドスッ!という快感が何回味わえるかな、楽しみである。結局、私の後から1名増えただけで、右舷4名、左舷は2名+船長の道具で、少々早めの7時3分に出船である。


本日のスターティングメンバー、まずはこんな感じから・・・/あちらに見える僚船はきよし丸1隻。

航程20分強でスローダウン、久里浜沖、航路1番の緑ブイの下手から探索開始。筋を変えながら何度か旋回し、反応を探すこと7時37分、バックに入れてブルブルブルッと船体を引き戻してフォアで急停止、ややフライング気味にプッ!と投入のブザー。コレ、何度釣りに来てもワクワクするイカ釣り独特の瞬間である。北東の微風、ちょうど釣り開始とともに大粒の雨が降り始めたが、今日は(値段が)良い方のカッパで完全防備。海上ベタ凪で水色はアラッ?また濁ってきたんじゃない?明らかに2日前とは違う潮で、これなら良さ気に見えるが・・・。水深はPEのマーカーで37m。1投目、着乗りは無かったものの、ゆっくり聞き上げの誘いを入れては下ろしを丁寧に2、3度行うと、あっ、当たった!が、掛からず。次はオモリ浮かせて叩きを入れて停止。瞬間、穂先がフッと戻ったか戻らないかでアワセるとドスッ!キタ〜ッ!1投目は一番上にムギちゃん、3番目に胴長18cm級の良型マルちゃんでスタート。この流しは3回できて早くもムギ込みの4杯。もしかして今日は乗る日かな?続いて船長はすぐに反応を捕らえて急停止。開始30分、3流しやって4、2、1と7杯確保。ただ、イカの足は速いようで、反応は長続きせず、その後はできても1、2回。航路中央1番ブイの上手に掛けて探索するも、旋回時間はやや長め、乗り目は良くも無いけどそんなに悪くも無く微妙〜なところだ。先着何名かだけの投入も多く、右舷は私以外全員巻きってのが2回続いてしまってピンチ!サイズは胴長15〜20cm級メインに左舷では弁慶クラスも上がったようだ。このサイズだとアタリも出るし、乗せるとドッシリした重量感、1杯の価値も違えば釣り堪えもぜんぜん違うってもの。スッテは相変わらずハダカ系が強い。色々とっかえひっかえやってみるが、特に当たりスッテというのも無く、位置も上から下まで偏りが無い。釣り方的には最初のように叩いて止めて決まるケースもあるが、やり続けていると、叩きよりオモリを底に着けたままのゼロテンションと秒速2cmほどのゆっくりした誘い上げが有効なようだ。予想外にも9時過ぎに雨が上がってくれてラッキー、このまま一日持ってくれ〜!9時半、オモリが着底しアタリを聞こうとしたところ、ヤバッ!ガッツリ根掛かり。オモリじゃないなぁ、引っ張ってもまったく伸びないし、外れそうにない。何だろう?エイヤ〜!思い切り引っ張ったらプスッ!リーダーの先から行っちゃったよぉ。オモリが約4千円、スッテも5本ロスしたので計5千円か!?『TGスカリー』寿命2釣行+2時間はあまりにも短命だろう!(泣)予備は持っているとは言え、そんな精神的ダメージも手伝って余計に調子上がらず。全体としても徐々に空振りの流しも増えてきて怪しい状態。船長が降りてきて、20杯くらい行きました?いやまだ17杯です。みんな同じだねぇ。そうなんですか・・・。11時前後にちょっと乗り目の良い反応に当たって、3杯、2杯とようやく20杯超え。少し期待が高まったがその後は・・・。12時ジャスト、24杯となったところ、ついに場所替え。船長はエンジンの回転数を上げて鴨居沖へ向かった。


浦賀水道航路中央1番ブイ、航路のど真ん中ですが、色々な釣りの好ポイント/こうじゃなきゃ!日曜日とはサイズが違います。

香山根の上手には地元4隻の小船団、見た感じ旋回している船は少なく、同じ方向を向いて安定しているので、もしや反応出っ放し?船団の手前、水深25mで1回入れたが空振り、そのまま船団に回り込むとすぐさま反応を捕らえて急停止。水深30m。船長曰く、朝からこっちを攻めた船は爆乗りだったそうで、この時間、だいぶ乗りは渋ってきて居るようだが、再開早々アタリ出るわ出るわ。ただ、アタリは出るけど釣れるかどうかは別問題、航路のイカとちょっと違う感じで、パターンを掴むまでやや苦戦気味。最初の流しで5杯釣ったけど、アタリ触りは何十回?入れる度、誘う度に何らかの変化が出る。次の流しもブッ込みからアタリが出てポンポン追加。どうやら航路のイカと同じくこちらも今日は叩いてビタ止めも悪くはないが、アタリがハッキリと出難い感じ。一方、着乗りが多々あり、着底で乗らなければそのままゆっくりした聞き上げはかなり有効。13時、船長が降りてきて40行った?いやまだ35杯です!なかなか今日はフォローが厳しいですね、船長!(笑)流し替えて少し沖目の水深35m。ここは乗り目がやや上向いて連荘モード。サイズも日曜日みたいなミニマム級はほとんど居らず、小の上〜中型までで悪くない。バラシがどうしても多くて、特に2連続水面バラシ×2回は痛かった。アタリが多過ぎて1回1回の対処が雑になっているのかもしれないが、こんなアタリまくりの経験も少ない訳で、全てのアタリに集中して対応できるほどの能力を持ち合わせていない。1時間半以上、反応に乗りっ放しなのはいいのだが、イジメ続けているせいか時間が経つに連れて乗りアタリが出せなくなりペースは右肩下がり。14時過ぎに56杯になってからは足踏み状態。周りのお客さんもまったくダメではないが苦戦気味に見受けられる。そうでしょ?コレってそんなに簡単な状況じゃないですよね。でも頑張んなきゃ!14時45分、有り難くも回り直し。ちょっと長めの旋回となったが、再び反応に乗って再開。やはり、長時間イジメた反応より、多少でも休ませた反応の方が乗りが良いようで、再開してポンポンポンと3連荘で59杯、あと1杯釣りたいなぁ。残り時間は2、3分。すると船長が降りてきて60行きました?いや、あと1杯です〜!(汗)すると、込み根さんがあと1杯釣ったら終わりにしましょう!ゲゲッ、この展開、前にもあったような!?以前、カワハギで50枚まであと1枚宣言をした途端、まったく釣れなくなって、だいぶ延長してくれたにも関わらず釣れないまま撤収ってのがあったなぁ。案の定、船長にそう言われた途端、不思議なくらいアタリがまったく出なくなってダメだこりゃ!もう終わりにしましょう!(笑)朝イチからこっちでやってたら束釣りだったかもねぇ!と船長は気を遣ってくださったが、いや、前半、良型狙って釣れたので良かったですよ。後の情報によると、やはりトップ束釣りの船も数隻あって、全船爆釣の鴨居沖だったようだ。釣れたら釣れたで課題だらけ、スッキリ気分快晴の釣りとは行かないマルイカ釣りだが、ひとまず平日強行は成功。それにしても、またタングステンオモリ買いに行かなきゃだな。痛タタタ〜ッ!


本日の釣果、マルイカ 59杯(胴長8〜21cm)、ムギイカ数杯交じり。

【船宿HPコメント】
今日は終日乗り活発でした!午前中は航路内で反応に当てて、中〜大型サイズが乗り目良くて、3杯掛けなんても有りました!午後からは鴨居沖へ移動して、こちらでは4回場所を変えたのみで、連荘モードでノリノリでした!朝一から鴨居沖で操業していれば、もっと数は伸びていたと思います・・。サイズも良かったです。いくらか潮が濁って来たので、明日も期待大ですよ!釣り人6名で59・51・41・41・36・30杯と皆さん釣れました!今シーズンのマルイカはまだまだロングランで楽しめそうです! 貴光船長

ホーム目次前のページ次のページ