KOBIさん主催フグ仕立に参加

6月13日(日)、鴨居大室港の一郎丸からフグに行ってきた。
昨年に引き続きKOBIさん主催フグ仕立のお誘いを頂き、二つ返事で参加決定。今回は新たなメンバーも加わり総勢14名と昨年を超える大盛況。KOBIさん、毎度、幹事役ご苦労様です!昨年はなかなかの釣果に恵まれ、良型交じりの白子ドッサリ、帰宅後は尿酸値を気にしながら毒の味に舌鼓を打ったものだが、早くもあれから1年。現在のフグの模様は?先日までは木更津沖で大型中心にフィーバーしていたようだがここに来て下降線。一方の大貫沖も今のところ模様はイマ2、イマ3。(泣)それと悪いことに気圧配置が高気圧の裏側に回ってしまい風は南っ気、微細なアタリを取って掛ける釣りだけに強風海悪はご勘弁、強く吹かないことを祈るが予報は良くない。5時20分、今日もすずきんさんにお迎え頂き現場へ急行。すずきんさん、今週は珍しく土日連荘とのこと、なんでも前日は外房でAM3時の早朝出船だったそうでホントお疲れ様です。行程順調に6時過ぎに船宿に到着するとみなさん続々と集合。初めてお目に掛かる方々もいらしてご挨拶。全員集まったところで、釣り座のくじ引き開始。順番が来て何気に奥の方から1枚抜いたところ、ナントこれが右舷大ドモ。前回は右舷ミヨシで今回は大ドモってくじ運良過ぎじゃない?これで運を使い果たしたなんてことにならないように頑張らなきゃ!で、席順は次の通り。右舷はミヨシからKOBIさん、T中さん、fu-goo-logさん、K山さん、たー坊さん、私の6名。左舷はミヨシからマッチョシゲさん、すずきんさん、菖蒲さん、みのさん、うぞっさん、花王迷人劇場さん、とめきちさんの7名。残念ながらケンケンさんは体調を崩されたそうでご欠席、また今度、何かやりましょう!席が決まったところで乗船開始、各々準備に取り掛かるが、ここで恒例、fu-goo-logさんの餌着け講座。定宿、野毛屋方式の装餌法や注意点など丁寧な解説を頂き、次はKOBI先生からのフグ釣り講座。ビギナーには大変参考になるレクチャーで、これでフグのご機嫌さえ良ければ全員大漁間違い無し!?かな。道具はいつもの自作和竿、リールはこのところマルイカでも使っている『エアド・レッドチューン』をセット。自作カットウ仕掛けでオモリは10号、食わせ用の枝針は下から15cmくらいの位置にアピール用に1本出すだけでカットウがメインである。ご近所のみなさん、私の和竿にご興味を持って頂けたようで光栄です。なかなかこの場では詳しいところまでご説明できませんが、けっこう奥は深いんです。支給餌は冷凍甘エビで、これは出船前に全部剥き身にしてしまい、すぐ使わない分は容器に入れてクーラーへ。それと今回もKOBIさんからアルゼンチン赤エビを分けて頂くことができたので、同じくクーラーから小出しにして使用。これからの季節は気温が高いので、一日通すと餌の管理も重要となる。風向き悪いから木更津沖の方が釣り易いかな?とも思ったが、情報によると大貫沖に向かうらしい。船長は昨年と同じ船長で、乗合船と同じコースを辿るそうだ。さて、準備も整い、定刻7時20分に出船。


恒例、fu-goo-logさんの餌着け講座、この後、KOBI先生の釣り方講座/あちら乗合船の方は大型船にお客3名!?

航程30分強で大貫沖に到着。乗合船が先に位置取りを決めてアンカリングすると、本船は近過ぎず遠過ぎずの位置に場所を決めてアンカー投入。今日は乗合船ガラガラで、あの大型船にお客さん3名とはもったいない。船代わってあげても良かったけどそういう訳にも行きませんしね。乗合船で早々に1匹上がったのが見えたようで船中期待が高まるが!?8時ジャスト、本船も開始となった。南の風で薄曇り、海上やや波があるが、今のところ大きな問題は無し。水深11mで水色は濁り。大潮の最終日で干潮が11時半頃の予報。船首は南向きで、下げ潮が若干速めに右舷トモから左舷ミヨシに向けてやや斜めに抜ける。こりゃオモテ側有利かな?なんて思っていると8時25分、左舷ミヨシのマッチョシゲさんが船中初物をゲットしたとの情報。すると8時40分、お隣、たー坊さんにヒット。下の食わせ針に食って来たのは30cm近いナイズサイズ、白子暫定ゲットか!(笑)9時、開始から餌も取られなきゃ生体反応まったく無しの時間が続いてしまい、堪り兼ねてちょっと休憩、オモテ側の様子を見に行くと・・・マッチョシゲさんは早くも3尾ですか?右舷ミヨシ2番、T中さんも2尾。どういう訳かKOBI先生がまだ型見ずだったが、私が席に戻った直後、流石、初物をゲットした模様。続いてマッチョシゲさんに4尾目!お隣すずきんさんは連荘疲れの影響でしょうか?(笑)9時半、アタリ分からなかったけど初めてやられたよ。フグ居るじゃん!ちょっとやる気になったところで回収の指示。今度は乗合船の南東側に回り込んでアンカー投入。再開すると水深は8m。開始早々、餌を取られたが、どうやらチビフグの仕業らしく、アタリまったく分からずである。左舷でもポツポツ出始めたか、着々とボーズ脱出組が増えているような気配ではあるが、右舷真ん中以降と左舷トモ寄りは鳴かず飛ばず沈黙が続く。こりゃ想像以上にキビシいぞ。ター坊さんは以前、野毛屋に通われていたそうで流石の腕前。周りを差し押さえ、小型ながら2尾目をゲット。参ったなぁ、回収するとたま〜にやられてるんだけど、ちょっと波が邪魔だなぁ。10時25分、2度目の場所換えで、水深は同じく8m。10時40分、半信半疑だったが、疑わしくはアタリと思え。アワセるとドスッとした重量感には程遠かったが本日初の手応え。抜き上げたのは18cm級のショウサイフグで、ようやくボーズ脱出。しかし、サイズが小さい、これじゃ沢山釣らないとおかずにならないよ。だいぶ下げ潮が落ち着いてきたと思ったら11時ジャスト、再びアタリを感知。すぐさま腕が反応してヒット。これも小さいや。その直後、すずきんさんもボーズを脱出したとの風の便り、残るは右舷のK山さんだけですか!?(笑)11時を回ると南風がやや強くなってしまい、潮と方向が逆のため余計に波が深く掘れてしまってプチシケ状態。後半戦期待のはずが状況は悪化、このまま早上がりにでもなったら最悪の展開だぜ。確か11時半頃が干潮だったので、上げっ端狙いで今のうちに昼飯を済ませてしまおう。


終日、大貫沖の8〜11m。南西風&速潮でフグ釣り的にはかなり厳しいコンディションだが・・・。

11時半、チクチクチクっと微細なアタリを感知。これも小さいが3尾目。そしてすぐさま4尾目。これも小さい!続いて、ちょっとハッキリ目に出たアタリにアワセが決まってドスッ!ドクドクドクッ!やっとまともなのが来たよ!と針を外そうとしたらアレ?色が変だしお腹がプツプツ?なんだサバフグかよ、バカモン!今日はおかず少なそうなので不本意ながらクーラーボックスへお入り願った。上げっ端の30分、お昼までに6尾追加で計8尾。上げっ端狙いは一応成功、この調子で後半戦バリバリ行こうと思ったが、そうは問屋が卸さなかった。午後からは上げ潮ブッ飛び状態。午前中とまったく逆で左舷ミヨシから右舷トモへ抜ける超速潮。ちょっとご迷惑だったかもしれませんが、お隣、ター坊さん側に仕掛けを振り込ませてもらうが、底に着く頃にはもう前方に払い出してしまい、仕掛けが足元に立つ時間が作れない。そのまま流してしまうといくらでも出て行ってしまって制御不能。フグは居るはずなんだけど、仕掛けを止められなきゃ食わないだろう。この状況に対応するにはオモリ重くするかPE細くするかのどっちかしか無いけど持ち合わせは無し。仕方ないので短いインターバルで再投入を繰り返し、底に着いたらタイミングで空アワセ。そんな釣り方も丹念に繰り返していると偶然ってのがあるもので、13時、なんか触ったような感触だったので巻き込んでみると、次第に重量感が乗ってこれがフグだった。糸がフケてる状態でよく掛かったと思うが、やはりカットウ針はちゃんと砥いでおくものである。そんな中、お隣、ター坊さんは遠投してポツポツと3尾を追釣。この速い流れでよく底をキープできるなぁ。聞くとアタリ出たそうなので流石のテクニック。13時35分、相変わらず船尾に流された仕掛けだったが、チクチクっとしたアタリに反射的にアワセ。瞬間、ドスッ!と来てゴクンゴクンゴクン!何じゃこりゃ?今日の中では別格の引き。巻き上げると真っ白い球体が浮上。そのままボコッと抜き上げると、コッ、コレってもしかしてトラフグ?この柄は見覚えのある、やったぜトラフグ〜!サイズは30cmちょっとでアレだけど正真正銘のトラフグ。皆さんのカメラに向かってニッコリポーズ。ブログネタになりますでしょうか?(笑)その後も衰えぬ激流にアタリまったく出せず、回収するとたまに齧られているが・・・。14時ジャスト、K山さんが斜めに入った糸を巻き上げ開始。後方にポッカリ浮いたのは!?やりました、脱出〜!(笑)何処からとも無く拍手が湧き上がり。間もなく2尾目もゲットされてご本人もホッとしたことでしょう。よかったよかった。終盤、気持ち潮が落ち着き始めて船中パラパラっと出始めたけど、結局、私はさっきのトラフグですべての運を使い果たしたようで、追加ゼロのまま14時50分に終了。結果、船中1〜10尾で10尾が数名居られた模様。しかしまぁ、小型中心の渋い食いでお疲れ様でした。釣りの内容は低調でしたが、皆さんと一日楽しく過ごすことができて、ありがとうございました。また機会がありましたら是非お願い致します!


本日の釣果、ショウサイフグ 9尾(目測17〜22cm)、トラフグ 1尾(31cmくらい)で計10尾。その他、サバフグ1尾を持ち帰り。サイズが細かかったので、白子は1匹分だけしか取れませんでした。トラフグは別扱いで処理して頂き、ヒレやあらなどもお持ち帰りできましたよ。


当日はお約束の炙りでマイウ〜!/そして翌日はトラフグの刺身、素人にはコレ以上薄く切れません!これで半身分、やっぱり歯応えがまったく違いますね。


サバフグで湯豆腐、思ったより味が良くて、コレかなりイケますよ!/港で買った地ダコとショウサイのタタキを盛り付け。

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