マルイカ、始めポツポツ終わりポツで苦戦

6月29日(火)、大津港の小川丸からマルイカに行ってきた。
前回は土曜日、すずきんさんと鴨居きよし丸からの釣行。朝の30分はまずまずアタリがあって、この調子で行けば!と思ったのも束の間、あっという間に失速してしまい、その後は反応見つからずいつものパターン。終盤になってポチポチッと釣れたものの盛り上がり無しのまま終了〜!結果は苦しんでの27杯。翌日曜日は朝からの南西強風、この風で船出てんのかな?と思いきや、風裏の走水沖で反応を捉えたようで、各船、土曜日を大きく上回る結果に。過去に観音崎より北側でまともに模様が上がったのは記憶に定かではないが、これも南西強風が功を奏したか。いや、これまでもマゴチ釣りでマルイカがやたら煩かった経験もあり、もしかして、探索してみたら猿島沖に巨大反応!?なんてことも無きにしも非ずかもしれない。で、ちょっと新たな展開を期待したけど、月曜日にはまた低調に逆戻りだから動向まったく読めません・・・といった状況下、本日は今月2度目の平日釣行を企んで、向かうは大津港小川丸。相変わらず飲み過ぎで二日酔い気味の今朝、京急の車内は冷房が効き過ぎてお腹の調子がイマイチ。いつもの時間に到着するとアララ、けっこう先客居ますね。既に四隅は1、2枚づつ抜けてて、他にも間が何枚か抜けている。どーすっかな、右舷トモは飛び石で1番と3番が抜けていたので間に入っちまえ!と2番を抜いて受付を済ませた。で、お腹がキュルキュル、どー考えても出船まで持ちそうに無く、トイレをお借りしようと貴光船長に声を掛けたら、大か小かと聞かれたので大と返事。すると鍵が3本付いたキーホルダーとティッシュペーパーを手渡され、突き当りの右側との指示。向かうとそこにはトイレ専用の建屋があって、まずは入り口の扉に鍵が!開錠しようと3本の鍵を順番に試すがどれも開かないじゃん!?う〜っ、間に合わなかったら大惨事。額からは脂汗。で、もう1回落ち着いて最初の鍵を入れると、回して開ける時にちょっとテクニックが必要だったようで、どうやらコレが正解。なんとか入室に成功、第一関門はクリア。がっ!?中に入ると今度は個室に鍵が掛かっていて第二の関門が!うぅ・・・。これは運良く一発で開いてくれて助かった。ようやく辿り着いてフゥ〜、全身脱力&大汗。斯くして早朝の大惨事は回避し、無事、船に向かうと、人数居る割りにまだ乗船しているお客は少なく、お隣さんにご挨拶して淡々と準備を開始。今日は曇りの予報だったが、早くも船宿到着前から雨がポツポツ。蒸し暑いけどカッパ着といた方が良さそうだ。結局、7時前までお客が増えて、右舷6名、左舷7名の13名と空いてる週末より多いくらいの人数で、少し早めの7時5分に出船。港を出て間も無く、走水港の手前から探索が始まった。ここで反応見つかったらいいねぇ。昔、ボート釣りでよく来た棒島周辺から港口の際を旋回、さらに進んで東京湾海上交通センター下に差し掛かったところで急ブレーキ。同時にオモリを持って投入態勢。バックに入れてブルブルブルっと船体を戻すと、再びガタガタッと停止してプッ!7時23分、第1投のブザー。


朝イチ、観音崎、東京湾海上交通センター下で開始したが、下げ潮ぶっ飛びで1投勝負、やがて反応見れなくなり・・・。

無風で雨、典型的な梅雨凪の海上。観音崎の山にはガスが掛かって霞む灯台が幻想的。水色は濁り。かなり際に近いが水深は25、6m。道糸はトモ方向に斜めに着底。一呼吸置いてアタリを取ると複数のイカパンチ。クッと重さが変化したところで竿を立てるとグォンと乗った。無事、初物を取り込むと、他のスッテにも触った痕跡が見られる。急いで再投入。2投目も同じく着底・アタリ・アワセでヒット。1流し目は2回できて2杯ゲット。サイズは15cm前後の中型でまずまず。この調子で続いてくれたらいいのだが・・・。2流し目はブッ込み着乗りでナント3杯掛け。下げ潮の上っかわがぶっ飛び状態のため、反応の上に船をキープするのが困難な様子。その後、殆どが1投で回収し旋回となる。船長からも1投勝負とのアナウンスが出た。3流し4流し目は空振り、5流し目は再びブッ込み着乗りで3杯掛け。反応の芯に上手く仕掛けが入るとイカの乗り目自体は悪くなさそうで、こういった形の多点掛けとなるが、潮が速過ぎるせいで、ちょっとズレると触りも無しの空振りとなり、どっちに出るかが極端。これで潮が止まると釣り易くなる反面、乗らなくなる可能性もあり、様々な条件の噛みあわせが難しいところである。左隣のお客さんとオマツリが多いので、念のため道糸の太さを聞くとSB250にPE3号、オモリは50号。ちょっとキビシイけど乗合船だから文句も言えず。少しでもオマツリしないように投入のタイミングや場所を調整して凌ぐが、その後、お隣さんも極力オマツリを防ぐように道具を操作してくださり、ありがとうございます!相変わらずの激流により、空振りの流しを挟みつつ、その後はブッ込みで1杯取れるか取れないかの状況が続き、8時10分、辛くもツ抜け。8時台は旋回時間は長めで、ようやく入れても半分以上は空振り、連荘モードとは程遠い状態が続く。9時で16杯と案の定の右肩下がり。おまけに海中クラゲの大群に占拠されてしまい釣り難いことこの上ない。イカのアタリより先にクラゲが引っ掛かってしまい、回収するとすべてのスッテがゼラチン質でドロドロ。そんな状況で、9時台は殆ど釣りにならず足踏み状態。雨は早々に上がってくれてカッパを乾かして帰れそうで有り難いが、この晴天、マルイカの活性にはマイナス要因かもしれない。それにしても、今日はお腹の模様も安定せず、釣りの最中もキュルキュル始まって釣りに集中できない。幸いトモ2番はトイレに近くて助かったが、『釣り船にあると思うなトイレットペーパー』は当船も同じ。いつもこうなので、ティッシュは余計に持参して正解。9時45分、ついに反応見れなくなったか、船長は移動を決断、エンジンの回転数を上げて南に走る。途中、香山根の沖で一回入れるもダメ、その足でアシカ島の下手まで一気に南下。こちら久比里船他数隻が操業中だが、マッタリムードでどこから見ても釣れてる雰囲気ゼロ。10時、本船も反応を捉えて停止。水深35mで再開となったが1投目はスカ、10時5分、2投目でようやくチビマルのアタリを検知して2杯追加し18杯。その後の投入はたまに生体反応はあるのだが、乗りアタリまで至らず、居るには居るけど激渋。


久里浜沖へ移動中/コレは最初の状態。最後の鴨居沖は一番下をMISAKI『直ブラスッテST45(KO/BK)』に替えて好感触。

10時20分、久里浜沖に見切りをつけて沖に走る船長。浦賀水道航路2番の赤ブイを過ぎた辺りから南東方向に金谷寄りまでを探索。何回か入れてみるがダメ。再び久里浜沖アシカ島下手に戻るが、さっきと状況変わらず。再び北上、鴨居沖を通過し、到着したのは朝イチでやった観音崎北東面。すぐに反応を捉えて、最初の投入で数名顔は見たようだが、その後はクラゲの大群で釣りにならず。10分ほどで見切りを付けた船長、ここで北上しても面白いかも?と思ったが再び南下。久里浜沖から鴨居沖一帯はたま〜に反応は見つかるようだが乗り気まったく無し!よくあるパターンとは言ってもあり過ぎだろ!かれこれ全然釣れない時間が続いたが、12時50分、鴨居沖は香山根の下手、水深25m前後で久し振りの生体反応。乗り目は良くないが、粘り強く誘いを掛けると、たまにその気になったマルイカがフッと乗ってくるような形で、この流し、2時間45分振りに3杯追加して21杯。これで終盤、ポツンポツンで今日もまた苦労して苦労して20杯台か、最近こういう釣りが多いなぁ。しかし、忍耐力の強化と乗り渋りのイカをどうやって乗せるかという訓練になっているやもしれず、こういう経験ばかりしていると、逆にちょっと乗り目の良い日に当たれば爆釣できそうな気にさせられるけど、それは単なる妄想だろうか。その後、アタリ続かず、時既に14時。香山根の上手、鴨居の港前には平作丸、一郎丸、五郎丸。どうやら長時間反応に乗っているようでビクとも動かず操業中。あれっ?平作丸の右舷ミヨシに見覚えのあるお方が!トコヤさんじゃないですか。船団の際に回り込んで接近した際に手を振ったけど気付いてもらえず、ちょっと寂しかったけど、そっか、サングラスしてたので余計に分かり難かったかな?見ると連荘モードで次から次へと取り込むトコヤさん。やっぱ良い反応に乗ってるようだ。本船、何度か回り込んだがイマイチのようで、小船団のやや沖目に回り直すこと別の群れを捉えて急停止。投入早々にミヨシ寄りでポツポツと顔を出したがサイズは小さめ。しかも皆さん下の方のスッテばかり。私も2杯追加したが一番下のスッテ。もしかしたら?と思い、こういう乗り目の時に効果のあるスッテ(MISAKI『直ブラスッテST45(KO/BK)』)を取り出し一番下を交換。これが奏功したか、アタリが明らかに増えて最後の30分で6杯追加し、30杯にリーチとなったが、14時53分、撤収のアナウンスで敢え無く時間切れ。最近の傾向としてはオモリを浮かせて叩いても殆ど乗って来ません。今日は朝の観音崎では9割以上が着乗り。その後は着乗りが数回、オモリ底に着けての叩き〜聞き誘い、ゆっくりした聞き上げが有効に思えたが、この辺りはみなさん違った手応えかもしれません。平日釣行も毎度上手くは行かず、今日も苦労して苦労して20杯台と苦しい戦い。パチンコと一緒で一発当たったら止めようと思っても、当たりは果たしてあるのだろうか?そろそろ7月、例年だと終期だが今後の展開は如何に・・・。


本日の釣果、マルイカ 29杯(胴長10〜16cm)。今日も苦労して20杯台、こういう釣りが多いです〜。

【船宿HPコメント】
今日は朝一は観音埼沖で大きな反応が有りまして、乗り活発でした!2〜3杯掛けも有りまして乗り目も良かったのですが、なんせ潮が異常に早くて、1回勝負でした・・。この調子が維持出来れば良い感じでしたが、次第に反応は消滅してしまい、その後は大暴走丸となってしまいました・・。中盤は全然ダメで最後に鴨居港前で渋くポツポツの乗りでした・・。竿頭29杯・二番手22杯・三番手21杯で平均では10杯前後でした。潮の流れが緩ければもう少し数は伸びたと思います!ps辛口ブログの小峰さんが竿頭でホッとしました・・汗。 貴光船長

・・・って、おいおい船長!毎度、イジってくれてスミマセン!(笑)

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