好情報に誘われ、もう1回だけマルイカ

7月21日(水)、久比里の巳之助丸からマルイカに行ってきた。
ロクな釣りが続かない今日この頃。土曜日のイサキは最悪の日に行ってしまったようで、翌日から潮が濁って完全復調。なんだったんだ、あのぶっ飛び澄み潮は!月曜日のヒラメはもう一軒の方では8Kg頭に2Kg超船中5枚と天と地ほどの差。こちらは想定外のイワシゴマサバだし。しかもこのサバが脂ぜんぜん無くてガッカリもいいとこ。ちょっとした釣行日の前後とか船宿選択でこうまで変わるか!なんだか、このまま普通に過ごしているだけで負のスパイラルを驀進しそうな気もするが、今週一週間休みなのでどうしたもんだか。この炎天下、連荘釣行したら死にそうなので、行っても水曜、金曜くらいかな。で、何やりゃいいのか、前日、情報を見ていたら、久比里のマルイカ船がトップ束近い釣果で2番手55杯、他船もトップ50〜70杯台と何気に盛り上がりを見せているではありませんか。終わりそうで終わらない今年のマルイカ、最後にもう一回だけ行ってこようかな。そんな気になって、しばらくほっぽらかしていたマルイカ道具を再びかき集めて荷物を纏めた。いつもの時間に到着すると先客は左舷に数名と右舷はブリッジの横に1名だけ。最初、右舷ミヨシに荷物を下ろしたが、オモテっ側は暑そうなのでトモに移動。このところ好調のカワハギも常連O氏さんを始めお客さんはパラパラで、週末の混雑を考えたらやっぱり平日はいいよね。ところが大アジ乗合が大混雑で早くも2杯出し態勢。いつものことながら釣り客の動向は読めないものである。船長にお伺いすると、前日は纏まった反応がけっこう見られて好調だったそうだが、青物が回遊しているせいか群れの動きは速かったそうだ。外道でワラサが釣れていたので聞いてみたら、イカの仕掛けに食いついてきたらしく、ホントよく上がったものである。その後、ポツポツお客が見えて左舷5名、右舷4名の9名で確定し、定刻をやや回った7時27分、アジ船に続いて本船も出船。今日は朝から風も無くて暑かったが、沖では適度に吹いて欲しいものである。久里浜港でスパンカを上げると船は取り舵、鴨居沖へ向かうようだ。7時45分、場所に到着すると、一郎丸と五郎丸が既に操業中。ちょくちょくイカが取り込まれる場面も見えて模様は良さそう。五郎丸は船上干しがズラリ、朝からもうあんなに釣れたの?もしかして今日は大当たりか!?本船は何度か旋回を繰り返し、慎重に反応に当てること7時50分、ブレーキが掛かって投入のブザー。南の微風で晴れ、海上は凪、水色は薄濁り。水深37m前後で着底すると着乗りは無し。ゆっくりした誘い上げと誘い下げを繰り返すと何度目かの誘い上げでブツッというアタリ。居るねぇ。相変わらず宙で叩いてもまったくアタリは出ない。巻き落として超スローな誘い上げにようやくグッと重さが乗った。回収すると直結の1番上に小型のマルちゃん。小さいね〜。その後、乗り目はぜんぜん良くないのだが、粘っこく誘いを続けるとポツリポツリと乗りがあって、一流しめ約15分で4杯を確保。やや旋回に時間を要し、ようやくブレーキが掛かったが空振り。次の流しは2杯。まったくダメでも無いんだけど内容的には苦戦である。着乗りしてくれないのと、決まってアタリが出るパターンが無いのである。せっかく掛けてもイカが小さいので上げると足だけってのも多い。その後、群れの移動が速くなってしまったようで、ほとんどが1投勝負、1杯取れるか空振りかの繰り返しで辛抱の要る展開。


いざ出船/僚船は一郎丸、五郎丸、やまてん丸だけ。

9時半、久し振りに3回できる流しがあって12杯、苦労して苦労してやっとツ抜け達成。本日の潮周りは長潮で干潮が7時過ぎ、満潮が15時過ぎの予報、この時間、上げ潮が速くなってしまって釣り難い。オモリ50号に換えようかとも考えたが、釣り座が大ドモなので道糸が後ろに伸びても他のお客さんに迷惑は掛からない。それより、あまり後ろに伸びてしまうと仕掛けが反応から外れてしまう可能性もあるので、道具が立っている時間をなるべく長く作るよう頻繁に入れ替えて応戦である。10時に14杯となって以来、反応がなかなか見つからなくなってしまい旋回時間は更に長く。たまに入れても空振りが増えてしまい状況はキビシイ。このまま失速か?ダメな日の典型的なパターン。船長が用を足しに来たので、首を傾げながらいや〜なかなかと私。今日は難しいですね〜と船長。やはり反応が小さくて少ないそうだ。よくあることだが1日で模様は様変わりのようだ。10時台は大苦戦、1杯取った後、長く間が空いてしまい11時ジャスト、久し振りに2回できる流しに当たって17杯。なんとかこの地味な状況を打開したいが、今日はこの後、潮変わりも無いし。終了までにノリノリタイムが1時間でもあればと期待するが、11時台も依然パッとせず、1杯乗せるか空振りかの繰り返しが続く。コツコツ12時の時点で21杯。その後、単発で2杯追加し23杯。12時20分、船長は一気にエンジンの回転数を上げて南へ走った。好情報でも入ったか?アシカ島の下手まで航程10分強、こちら一郎丸と五郎丸が操業中だが、見た感じマッタリ状態?勢い良く走ってきた割に拍子抜けでは?本船も反応を捉えて1回道具を入れてみたが、辛うじてミヨシ寄り2名様だけ。こちら生体反応まったく出せず。その後、周辺を探索するもぜんぜん止まれなくなってしまい、30分ちょっと費やしたところ、見切りを付けた船長、エンジンの回転数を上げて再び北上。鴨居沖でスローダウン、午前中やった辺りからやや上手を探索すること13時5分、ブルブルブルッとブレーキ。水深35m前後、この投入で本日初の着乗り。気持ち乗り目が上向いたか、この流しは25分くらい続いて5杯追加の28杯。相変わらず上げ潮が速めで釣り難く、群れの移動も速く1投勝負の連続。空振りの流しも多いのだが、午前中と異なるのは着乗りすること。これだけでもだいぶ攻め方が決め打ちできて有り難い。着乗りのアワセが遅過ぎてイカパンチだけで終わるケースもありもったいない。今日は潮が速いのでブランコのお客さんもポツポツ上げて居られて、やはりワンサイズ型のいいイカも乗ってくるようだ。この時間、ミヨシ2番のお客さんがオモリを切った釣りで上手に掛けているが、私はオモリ切っちゃうとダメ。着乗りしなければ、叩き上げの叩き落としからゼロテンション。穂先の変化にアワセるとドスッ!14時を回ってからはこの形で幾分パターンに嵌めてポツポツ追加。型も午前中よりややマシで、着乗りが出始めてからは上部の直結に乗る確率も上がった。終盤、良型が足1本で掛かって来ることが2回あって、いずれも水面でジェット噴射され足切れ、これはもったいなかった。定刻15時になったところ、最後にもう1回入れて1杯追加、結果38杯で終了である。手放しにノリノリ〜!ってのも羨ましいけど、思い通り行かずあれこれ攻略を考えながら対峙する。これが小物釣りの醍醐味・・・とは言っても、一日中、気持ちは苦戦のまま終わってしまい、やっぱりマルイカ釣りって面白いけど精神的に疲れます。


本日の釣果、マルイカ 38杯(胴長8.5〜15.5cm)。

【船宿HPコメント】
丸いか(21日)・・久里浜沖、潮;薄濁り、水温;25度   
今日の丸いかは、久里浜沖30〜40mラインを狙いました。朝からまとまった反応もありましたが、イカの移動が速く1回きりが多かったので、ちょくちょく反応を打ち変え、型を拾って行きました。仕掛けはブランコが良かったです。型は中型中心でした。今日のトップは横浜市の小峰さんが38杯、次いで○○さんが30杯の好釣果でした。まだまだ楽しめますね。(功一)

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