アマダイ、活性上がらずも少人数に救われ

10月23日(土)、腰越港の孝太郎丸からアマダイに行ってきた。
しかし、先週はビックリした。日曜日の朝、スミイカ船に乗ろうと出船1時間45分前の5時半に到着するも両舷ズラッと並ぶ竿竿竿!マジ〜?すでに片舷10名近い人数と思われ、やっと真ん中に入れるかどうか。この時間からコレじゃ、先の展開が絵に描いたように見えてしまって急に逃げ出したい気持ちに。(笑)船上一通り見回してヤメタ〜!荷物一度も下ろさないままUターン。アジ船に切り替えるって手もあったが、道具の用意も無いし諦めて退散。で、早朝散歩を終えて帰宅したのが6時10分頃。しばらくパソコンやりながらボ〜ッとしていると、やおらかみさんが起きてきて、アレ?行かなかったの?いやいや、行ったんだけどさ、コレコレこうで帰ってきちゃった。え〜?そうだったの?そりゃおつかれ。まぁこんなことできるのも近いからってのがある訳で、時間掛けて遠くまで行ってたら逃げようもないんだけどね。かと思えば土曜日ガラガラだったりすることもあったりで、ホント間が悪いっていうかバイオリズム超裏目。気分を入れ替えて午後からアジってのも考えたけど、一日で二度出掛けるのも億劫になってしまって、結局、先週はトホホな気分のまま釣りは一回パス!

で、二週間振りの釣行となった本日、飯岡丸のアオリも調子良くて気になるんだけど、今週は一旦イカへの拘りは捨てて、最近始まったばかりの湘南アマダイの様子を見に行くことに。腰越漁港は多希志丸と孝太郎丸が10月中旬から開幕して、飯岡丸が事実上、今日から開始のようだが、肝心のアマダイの模様ははっきり言ってイマイチ。去年は開幕早々大型が交じりながら中小型で数が伸びるような模様だったと記憶しているが、今年は30cm前後のレギュラーサイズながらトップ3、4本といったところで、今のところ地味な展開。久比里船が攻める剣崎沖〜内房方面も早くに始まって、今年はいいかな?と思ったが、ここに来て調子イマイチなのは何故だろう?もう少し水温下がってからが本番か?はたまた攻め過ぎか?6時15分、港に到着。右側の多希志丸は予約制なので選択肢に無く、向かうは左側の孝太郎丸か飯岡丸。いつもだと先に受付を済ませて船に向かうんだけど、今日は先に船の様子を見てから決めよう。同じ電車だったお客さんに聞くと孝太郎丸のアマダイだそうで、先に船に行ってみると先客が右舷オモテに1名だけ?ってことは我々電車組が入っても3名?文句無しに孝太郎丸に決定。左舷トモに荷物を下ろして受付へ。一緒に来たお客さんは右舷トモへ。


ナント左舷は私ひとり。6時45分、女将さんのお見送りでいざ出船。


多希志丸のカワハギ船は相変わらずの人気ですね、片舷18人ですか!?

今日は別船マダイ乗合が盛況で10名前後?お隣、政美丸も相変わらずの人気振り。仕立船らしき団体さんなども多数居られ、港の雰囲気は活気に溢れている。孝太郎丸は定刻6時半だが、少々仕度に時間が掛かって6時45分に出船。多希志丸のカワハギ船、以前、何度か乗ったことがあるけど相変わらずの大盛況、ザッと数えると左舷だけで18名!?カワハギ釣りが面白いのは十二分に分かっているけど、最近はあの状態の中で釣りをすること自体に抵抗が強くなってしまってNG。週末釣り師のツライところである。船は港を出るとやや取り舵に江ノ島に背を向けて、目指すは鎌倉沖かな。航程10分少々でスローダウン、何度か蛇行しながら位置取りが決まると、7時5分、開始のアナウンス。北の風やや強く晴れ。海上は多少の風波程度で、当地はこの風向きにはめっぽう強い。水色はアマダイには絶好の澄み潮、水深は65m前後。今日も前回と同じ道具立て、『リーディング82MH225』に『電動丸1000SP』。アマダイやるにはこの竿かなりオススメ、専用竿と言っても良い理想的な調子。(まだあまり釣ってないけど、笑)仕掛けはいつもの全長2.5mの3本針、針はオキアミチヌ4号、オモリは60号を装着。早速、定番の誘いから始めるが、海底の様子がなんだかおかしいぞ・・・なんだこの生体反応の無さは!?


真沖でやるのかと多いきや、船は江ノ島を背に鎌倉沖へ・・・。

誘っても誘っても外道のアタリひとつ無い。回収してみるとたまにオキアミの頭がしゃぶられている程度。こういう状態っていうのは何度も経験があるが、底潮が冷たい時の典型的なパターン。潮周りは大潮の3日目で干潮が11時前の予報。だいぶ潮の干満が冬型に移行し、日中あまり下げずに夜中に大きく下げる形となってきた。東京湾と異なり、こちら相模湾側は比較的潮流が穏やかな日が多く、今日も今のところ気持ち下げ潮があるかな?程度の物足りない状態。潮が行かない分、船長は風で船を下げては戻しで広範囲に探索するよう操船。もうちょっと芯の潮が来てくれればよいのだが・・・。開始40分、3回目の流しは少し落として水深82m。ほとんど生体反応が無い中、いきなり意表を衝く良いアタリに見舞われ手捌きが狂ったか?完全に胴に乗せたつもりだったが、あろうことか巻き始めで逃げられた。何やったんのよ〜!今のは完全にアマダイ。しかもちょっと良さそうだった。外道は居ないけどアマダイは居るのか?その直後、右舷オモテで船中初アマダイが上がる。もしかして今の魚?だったら寂しいね。だがしかし、そう思いたくなるほど、次のアタリが来ない。模様イマイチって言ったけど、このまま活性が上がらないとかなり厳しい戦いを強いられそうだ。この場所でアカボラがまったく食わないもん、絶対何かがおかしい。


湘南方面は北風ならかなり吹いても大丈夫。最近お気に入りのバッグ『THE NORTH FACE BC Master Cylinder 30L』

9時ジャスト、右舷オモテで2本目が上がり、トモの2名様、少々焦りが入り始める時間だが、その直後、私の竿先に異変。1mちょっと誘った状態で少し止めてたら、気持ち穂先にモタレを感じ、そのままモワモワ居食いしてるので、ややテンションを掛けてやると異常に気付いたかのようにいきなりダダダン!と竿を叩く。やっと来たよ。型は大きくないが、巻き上げ中の動きから100%アマダイと確信。しかも、叩き方が鋭いので唇の良い場所に掛かっているのだろう。テンビンを回収し、ハリスを手繰るとぼんやり青白い魚影。船長が玉網を出してくださって無事初物ゲット〜!31cmのレギュラーサイズ。とりあえず1本取るか取らないかは今後の展開を大きく左右する。水深は60m前後のやや浅場。そしてその20分後、船を風で後ろに流すと道糸は大きくミヨシ方向へ斜めに入り、この状態からオモリを少し浮かせたまま仕掛けを海底スレスレにスライドさせる定番の誘い。クッと抑えられた直後、ダダダン!と向こうアワセ。思惑通りにアタリが出てくれて2本目。1本目より気持ち大きい32cm。この一流しで2本確保し、ようやく釣りらしくなってきたと思ったが、その後が・・・。海底はようやく目が覚めてきたか、朝イチより外道のアタリが増えた感じだが、誘えども待てども肝心のアマダイからのシグナルが遠くシビレる展開。


メガネの上から掛ける偏光オーバーグラス『AXE SG-605P』、こんないいモノがあるなんて。モデルに難がありますが・・・。

話は変わってこの夏に新調した偏光オーバーグラス(AXE SG-605P)。これは実に具合がよろしい!メガネの人って手軽に偏光グラスを装着できないのがひとつの悩み。クリップでメガネの外側に挟んで装着するモノがポピュラーで、私も従来はお世話になっていたのだが、意外とこれが重さでズリ落ちてくるし、メガネ自体の問題もあって具合がイマイチ。それに比べて、このオーバーグラスはメガネの上から掛けて完全に覆ってしまうので、顔がデカイ私には特にフィット感抜群。(笑)これまでの悩みだったメガネのズリ落ちは一切無し、視界も広いし、隙間から入ってくる光線も少ないです。メガネ幅の許容サイズが最大14cmとのことですが、計ったら私のメガネがジャスト14cmでまったく問題無し。フレキシブルラバーテンプルでサイドの締まり具合も調節できるので、顔が小さめの人でも大丈夫かも!?一点、夏場は日焼け止めを塗らないと目の下に日焼けの後が付き易いのが注意点。さて、実釣に戻るが、私の2本目を最後に船中まったく音沙汰ナッシング。潮が動かないので、船長はマメに流し替えて下さるけど如何とも。11時半、そろそろ潮変わりの時間、一瞬、船が横に流れて左舷は払い出し気味にイイ感じだが・・・。


水深63mからこんにちは。まさかアマダイの外道で顔を見るとは思わず。

小気味良いアタリだったが魚は小さそう。レンコか?なんだろう?上がって来たのはなんとシロギス君。しかも2尾連続。他の小魚と一緒にテンプラネタとして活躍してもらおう。東に流れ始めたと思ったら、すぐに淀んでしまいホント今日は潮がかったる過ぎ。12時、右舷トモで1本。船中、久し振りのアマダイ。居るには居るみたいだねぇ。こちらまったくアタリ呼べないまま、も〜時間無いジャン!13時、再び右舷トモ、そして右舷オモテと食うのは右舷だけ。気が付けばこちら左舷は3時間40分もの間、アタリゼロ。おっかしいな〜、たぶん右舷のお二人が3本づつ?私ももう1本釣って仲間に入りたいけど。こうなると朝イチのスッポ抜けが悔やまれるが悔やんでも始まらない。13時20分、これが最後の流しと船長のアナウンス。水深65m。すると右舷オモテで4本目、いつ終了のアナウンスが出るかハラハラしながら入れ替えて時計は13時35分、誘って止めた竿先に異変が!ヨッシャ!最後の最後、ようやく食わしたぞ。回収すると上にササノハベラで下に小振りのアマダイ。今日イチかと思ったけどダマされた!急いでもう1回入れてみたけど13時40分、ついに終了。滑り込み単独スソは免れ、小振りとは言え、最後に1本取るか取らないかは大違い。ロクな潮も流れず、人数乗ったら撃沈必至。思いの外楽じゃ無かった湘南アマダイ、今後に期待!


本日の釣果、アマダイ 3本(27、31、32cm)、ソコイトヨリ 2尾(21、25cm)、シロギス 2尾(19.5、22cm)、他、カナド、サクラダイ、レンコダイの持ち帰り。トラギス、ガンゾウ、ササノハベラ少々は放流。

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