アマダイ、やっと上がりましたよ念願の大台魚

2月19日(土)、久比里の巳之助丸からアマダイに行ってきた。
先週の3連休、金・土は雪やら霙やらでとてもじゃないけど釣りに行く天候ではなく、最後の日曜日、ようやくお天気回復して釣行には問題無い日並ではあったのだが、私だけですかね?雪見た瞬間、釣りのモチベーション著しく低下するの。一応、アマダイの準備はしたんだけど、半分行かないだろうな・・・と思いつつ、前夜、確信犯的飲み過ぎ状態では朝、目覚まし鳴っても起きる訳がありません。何やってんでしょうね〜。そんな生活リズムが災いしてか、月曜日は朝からお腹の調子が最悪、しばらく出掛けられるような状態ではなく、少し遅れて会社に行ったら、お昼頃、お腹の調子が落ち着くのと引き換えに今度は猛烈な悪寒に襲われ始め、こりゃマズイ!ってんで仕事は早退。案の定、帰宅すると熱が上がっていて風邪なのかお腹系のウィルスなのか?布団に潜りながらブルブル、外はまた雪降ってるし。翌日になって熱は下がったものの翌々日もまともに動けず、仕事行ったの木曜日だもん、この一週間まともに働いてない。で、2日出勤して体調もまずまず戻ったことだし、今週は何か行きますかね〜!約束してないとまた二度寝しちゃう可能性があるので、Iさんに予定をお伺いすると、Iさんもやるもの困ってるみたいで、久里浜のコマセメバル?とか言いつつもモチベーション低下のご様子。う〜ん、どうしたもんだか。今季まだやってないヤリイカって案もあったけど、迷った結果、やっぱ荷物は先週のままアマダイに行きましょ。って事で、前回のアマダイ釣行は隣近所で50cm級が乱舞する中、自分はすっかり玉網係り。35cm1本取ったけど、まったく釣った気もせず気持ち凹んでの帰宅。型物アマダイはいくら運の要素が大きいとは言え、どう考えても避けられていたかのようなアタリの遠さに幾つか改善点を見出し本日リベンジである。


8時5分前、待ちに待った出船。カワハギ船は大盛況。本船は右舷6名、左舷5名の11名。

いつもの時間に到着すると日の出がだいぶ早くなりましたね。先客が四隅に1名づつ居られ、釣れているだけにこの時間だと隅には入れず、う〜ん、少々迷った結果、あえて前回と同じ右舷トモ2番に荷物を下ろしたが、どう出るかはまったく読めない。受付を済ませて船に戻ると大ドモのお客さん、以前、マルイカでご一緒したことがあるお方で、出船まで話し相手ができて助かった。その後、ポツポツお客さんが見えて、7時過ぎには右舷6名、左舷5名の11名で確定。8時5分前、大盛況のカワハギ船に続いて待ちに待った出船。久里浜港を出ると、強めの北風に押されてスイスイと南下する本船。追い風だから感じないけど、海上けっこう白波立って沖に進むに連れ波も深く掘れて案外海は良くなさそう。剣崎灯台を右に見過ごしながらしばらく走ってスローダウン、船首を返して風に立てると案の定、風ビュービューだし。8時38分、開始のアナウンス。北北東の風やや強く晴れ、海上波はあるが時間の問題で凪る予報。ヤリイカ行ってたら序盤戦けっこうタフコンディションだったかもしれない。水深は前回同様96m。水色は素晴らしく真っ青で、海水循環の水を触ってみるとそんなに冷たくない。聞くと16度もあるそうで、例年同期の定常水温と比べて4度ほど高い。これで適度に流れてくれれば条件的には間違い無いのだが・・・。大潮の最終日で干潮が11時過ぎの予報なので、前半下げ潮、後半上げ潮。トモ側有利な前半戦で型だけは見ておきたいところ。この時間、潮は明確に下げの一本潮。底潮がそんなに暖かくないのかな?外道のアタリは思ったより渋めで、クッと触ってオキアミの頭だけしゃぶられるパターンを何度となく繰り返し。開始10分、最初に沈黙を破ったのは右舷ミヨシ2番の手巻きリールのお客さん。オモリを回収するとボコッ!っと海面を割ったのは遠目に45cm超の大アマダイ。


場所はいつもの剣崎沖、北北東の風、やや強く波あり。水温高く水色も絶好です。

前回も大アマが乱舞したけど、今日も食えばデカそうな感じ?だがしかし、あんなサイズがバンバン続けて食ってくる訳も無く、船上に沈黙が戻る。人によって釣れる外道に偏りがあって、レンコダイを連釣している人も居れば、トラギスばかりの人も居て、ちょっとしたタナの切り方とか誘いの幅や速さで傾向が違うのが見ていて面白い。レンコダイはいつものミニサイズも多いが、たまに23cm級の塩焼きサイズも上がって、ナントもこれが羨ましい。ついつい悪いクセで高め速めの誘いでおかずゲットに走りそうになるが、イカンイカン、こんなことやってるからいつも小物ばかり揃えて大物は隣の餌食っちゃうんだから!前回の反省その1、タナの上げ過ぎに注意。大型は低めと言い聞かせ、潮流を見ながら低め低めの調整。その2、誘い過ぎに注意。マメに誘えば誘うほど先にトラギスやヒメが反応してしまい、特に誘い上げた後のフォールでオキアミかじられて気付かないパターン。今更そんなこと言うまでもなく、いつも頭では分かってるけどコレができない。要は自分の釣り方の裏返しをやれば大型が食ってくるはず。仕掛けも初心に帰って全長2mの2本針、針は銀丸カイズの14号。時は10時ジャスト、1m弱タナを切って動かさずに辛抱していたところ、モゾッとした感触。ウン?直後、ゼロテンションでのカワハギのアタリにも似た穂先にモタレるか否かの微妙な揺らぎ。もう食ってるでしょ!すかさずテンション掛けてみるとダンダンダンッ!おっとっと〜、魚デカイかも!重みは完全に乗っていてバレそうな気はしないが、最初の20mくらい、ハリスを引きちぎらんばかりのトルクの効いた叩き込みを繰り返えされ、ドラグを使って慎重にかわす。これに近い感触はこれまで何度か経験しているが、尽く船上に上がらない。やり取りしながら、過去のバラシが走馬灯のように脳裏を駆け巡る。水深半分を切ってだいぶ大人しくなってきたぞ・・・。


開始、1時間20分、ついにこの時が来ました。苦節十余年(笑)、念願の50cm。

テンビンを回収してハリスを手繰るとボヤ〜っと青白い魚影が浮上。隣のお客さんが玉網スタンバイ、次の瞬間、デカ〜ッ!の声。サッと救ってくださり無事ゲット〜!玉網から出すと足元でドッタンバッタン、さすが暴れ方にも重量感がある。船長からメジャーを渡され、その場で計測してみたら50cmジャスト!ビギナーズラックの46cmを超えられずに苦節十余年。ようやく釣りましたよ、大台の50cm級。しかし、間近で見ると改めてデカイ、30cmクラスとは太さがまったく違います。上唇の斜め上にガッチリ針掛かりしていて、素手では外せないほど。しかし、こういう魚ほどあんな微妙なアタリ出すんだよね、対処を間違わずに良かった。玉網係りの後には良い事もあり。ヨッシャ〜!気持ちを落ち着けて2匹目のどじょうでも狙いましょうか。フ〜ッと深呼吸して態勢をリセット。仕掛けも、初心に帰って作り直してきたのが正解だったか。チモトの光物は、先針に濃いショッキングピンク、枝針に濃いグリーンの夜光玉を1個づつ配備。この濃いショッキングピンク、これまで周りのお客さんを見てきた感じから、アマダイもさることながらアカボラに実績高いですよ。そう言えば、さっきからオモテっ側のお客さん、アカボラ釣れると全部捨てちゃうんだけど、わざとか知らないのか?私&両隣のお客さん、3人口を揃えてもったいない!を連発。船縁沿いに流れてくれば救っちゃうんだけど、船から離れて行っちゃうものだからみんなカモメの餌。ホントもったいないなぁ!10時35分、左舷トモ2番で玉網が入って47、8cm級との声。11時、今度は右舷ミヨシ1番で50cm級、かと思ったら10分後に同じお客さん、またまた50cm級!あのサイズ連発はスゴ過ぎ。気が付けば前回同様、夢の50cm級の大安売り状態か!?アタリ少ないとは言え、当たれば高確率であのクラスだから気が抜けませんよ。


口がニッパー。今日はコイツの邪魔が多くて、針が幾らあっても足りません。

11時頃、下げ潮が止まってしまい潮型が二枚潮気味、思わぬお客さん同士でオマツリが多発し、一気に仕掛けの消耗が激化。これと同時に招かざるミズフグの猛攻も激化してしまい、回収すると針が全部無いなんてこともしょっちゅう。上げたら3連続ミズフグなんてのもあってキビシイ。今日は幹糸と枝素を分けて作ってきて、船上で結んでいるが、幹糸の元から1.7mのところに極小サルカンを1個配し、ハリス30cmを結んだ針を大量に作っておいて、枝素、先素共通に使えるようにしてきたのが奏功して、幹糸まで無駄に消費しないで済むし、リカバリも比較的速めにできるのが救い。隔週「つり情報」で渋谷サンスイ船釣り館のIさんが仕掛け作りのコーナーを連載されていて、以前、そこで紹介されていたアマダイ仕掛けをそのまんま作らせて頂きました。さて、次第に緩い上げ潮へと変化し、オモテっ側が明らかに優勢。右舷ミヨシ3番のお客さんにも50cm級、左舷でも玉網が入った。う〜、アマダイのアタリ遠し。時既に14時を迎えようとしたその時、投入着底でタナを切ろうとした瞬間アタリ。アマダイの鼻っ面に仕掛けが入って、4時間振りの2本目は35cm。普段だったらまぁまぁサイズなのだが、今日はやけに小さく見えてならない。終盤に入って、右舷ミヨシ1番のお客さん、本日3本目の50cmクラスがヒットして、も〜止められない止まらない状態。そういう事もあるんだね〜、侮るべからず東京湾。14時50分、最後の最後、アマダイのアタリ呼び込んで、まぁまぁ良さそうだったが、大ドモのお客さんもヒットで玉網がなんたらやってるうちに集中できず気付いたら居なくなってたし、ダメだこりゃ!その直後、14時55分となったところで終了のアナウンス。念願の50cmゲットで素直に嬉しいけど、これだけ数出ちゃうと価値が薄れちゃう感じも否めませんね。ここに来て大アマの確率高く、この潮があるうちはまだまだチャンス有りかもしれませんよ。


本日の釣果、アマダイ 2本(35cm、50cm)、カナド 2尾、アカボラ 6尾、レンコダイ 6枚、他、ムシガレイの持ち帰り。オキトラギス、ガンゾウビラメ、ミズフグは放流。

【船宿HPコメント】
甘だい(19日)・・剣崎沖、潮;澄み、水温;16度   
今日の甘だいは、剣崎沖の90〜100mラインを狙いました。朝から活性良く、移動する度にポツポツ釣れて、船中で顔を見れました。今日は型も良く50cmオーバーの特大が何と船中7本もゲットでした。今日のトップは地元の○○さんが4本(51cm、50cm、49cm、30cm)、次いで3本ゲットが3名、2本が4名、後1本と続き、今日も全員ゲットでした。外道は相変わらず多彩で、鬼かさご、キダイ、ほうぼう、ムシガレイ、赤ボラ等釣れて、お土産になりました。(功一)


ウロコ引きも魚が大きい方がやり易いですね/引いたウロコもサッと干して唐揚げにすれば、おつまみが一品。


小魚のアラは開いて干して出汁用に、ムシガレイは素干しで酒の肴/お昼ご飯は連子鯛の塩焼き定食、素晴らしきかなアマダイ釣り。


ムシガレイ素干しを炙って醤油で頂く、コレ最高!付け合せは菜の花のおひたし春ですね〜/アマダイと赤ボラは湯引きのお刺身で盛り合わせ、赤ボラ本当に捨てちゃうの〜?信じられない!!

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