久々の釣行、肩慣らしは近場の半日LTアジで

4月24日(日)、新山下の渡辺釣船店から午前LTアジに行ってきた。
ここ数週間、土曜日となればお約束のようにシケシケシケ!週末釣り師にとっては最悪のお天気サイクル。今週は未明から大雨を伴う南西強風、あまりの予報の酷さに端から釣りは諦めていたが、暴風による轟音とバシャバシャ叩きつける雨音に目を覚ますと時計は4時過ぎ。これだけハンパ無く荒れてくれれば迷うこともなく諦めも付き易いってもの。話は変わって、この冬、5年振りに再発した五十肩がここ1、2カ月で悪化の一途。今回は5年前と反対の左側が重症化してしまい、肩が上がらないだけならまだしも、夜中に寝返り打つ度に激痛が走り、その都度、目が覚めるものだから万年寝不足気味。まったく憂鬱極まり無い。もちろん肩の上げ下げが大きい釣りはNG、重たい荷物もNGだから、万が一釣れ過ぎたら帰りが地獄。そんな調子で、釣りのモチベーションもイマイチ上がらず、週末荒天との合わせ技で中3週間も空いてしまった。5年前に発症した時は、某鍼灸院に週一で5回通って完治したが、保険も効かず治療代が嵩むのと場所が遠いこともあって、なかなか踏ん切りが付かない中、先日、何か自分でできる治療法は無いものか、ネットを丹念に検索していたら、とあるHPを発見。「身心健康堂の五十肩の即効性のある治療法」ここに掲載されていたのが「大転子」というツボを刺激する遠隔治療法。私のように自発痛と炎症を伴う急性症状には効果的とのことで、お金が掛かる訳でもなし、通勤電車の中でもできるので、早速試してみたらナナナント!?当日の夜から痛みで目が覚めることも無くなり、驚くべき即効性。こりゃいいわ!と3、4日続けたところ、肩が発熱して腫れていたのもすっかり収まり、自発痛もほぼ解消。もとが重症なので、これだけですぐに完治とは行かないものの、明らかに改善が見られ、気持ちもだいぶ明るくなってきて、これなら軽めの釣り選べば行けそうかも!(同じような症状でお悩みの方は是非ご覧ください。)


定刻7時、乗客15名でいざ出船。

日曜日にはお天気が回復する予報だが、気圧配置が釣りには良くない。上手の方は風向きが一旦ナライに変わりそうな感じもあるが、時間の問題で再び南西シケが予想され、特に沖の釣りは出船中止も含めてリスクが高そう・・・ってことで、今週はリハビリに最適の釣り=先週から再開となった渡辺釣船店の半日LTアジ。自宅からドア・トゥー・ドアで30分と近いのも有り難い。だが、土曜日足止めを食らってる分、混雑も予想され、肩の状態から魚の取り込みを右腕でやりたいので右舷側に入りたく、少し早いが始発電車で出発。5時30分、船宿に到着すると幸運にも一番乗り、迷わず右舷大ドモに荷物を下ろし、出船まで船長と談笑したり買い物行ったりと後は暇を潰すだけ。ポツポツお客さんが纏まったところ、出船30分前を切ってから3人連れが来られたりと、結局、右舷8名、左舷7名と結構いい人数。お隣、広島屋さんは現在シロギスで出船中、船長と目が合ってしまい、ちょっとバツが悪かったけど笑顔で会釈。また今度お世話になります!定刻7時、ルアーシーバス船に続いて本船も河岸払い。最初のポイントまで15分くらい走ります!とアナウンス。本牧沖から様子見でしょう。7時15分、海釣り桟橋の沖で打木丸が先行操業中、本船も何度か旋回して位置取りが決まって7時17分、開始のアナウンス。北東の微風で晴れ、海上凪でポカポカ陽気、最高の釣り日和だ。水深は23〜21m、まずはエンジン流しでスタート。水色は見た目薄濁りだが、大シケ後で底の状態がどうだか。底上1mで4、5回振ってビシダナは2m前後。いつものように最初は早めの入れ替えで2投目、ククン!と小気味良いアタリで難なく初物がお目見え。23cm級の美味しそうなマアジ。早くも口使い始めてくれて今日は楽勝か?と思いきや、その後がサッパリ。船中、2、3尾出たのかな?その後は気配すら無し。小潮の初日で満潮が7時半、干潮が15時過ぎの予報、潮止まりと見えて流れも何にも無し。こりゃ下げ潮待ちかな?


最初は本牧海釣り桟橋の沖、水深21〜23mで開始したが・・・。

海釣り桟橋の沖で何度か入れ替えてみたが、まったく釣れず。少し走って南本牧の水路側、北東面と水深21〜27mくらいを何箇所か入れてみたけどこっちも生体反応ゼロ。マズイぞこりゃ〜!ダメな日の典型的なパターン。反応はちょくちょく見つかるようだが、お魚まったくやる気なし。そろそろ下げ潮が来てもいい時間だが、潮もまったく流れず。頼むぞ〜!9時、南本牧北東側に見切りを付けた船長、水路を下ってこちらは根岸湾サイド、定番ポイントのガントリークレーンの沖。水深24mから再開。最初はここも音沙汰が無く、黙々とコマセを打ち返すこと10分、ご近所で1尾上がるのを目撃後、9時15分、私にも約2時間振りの生体反応が到来、久々の1尾である。半日釣りで2時間アタリ無しはシンドイぞ。最悪、今日は1尾で終わりかと思ったが、まだ時間あるので、少し始まってくれればおかずくらいにはなるのだが・・・。入れアタリには程遠く、空振りの投入挟みながらポッツンポッツンとアタリが来て、苦労しながら3尾、4尾・・・。仕掛けはIさんを見習って最近作り足した激渋仕様、ハリス1.5号、針はがまかつアジ船頭の9号、着け餌の青イソは胴部の柔らかめの部分を2、3cm通しチョン掛け。しかも教科書通り底上1mでコマセ振って、ビシダナ2mに合わせて待つ・・・これじゃ一切アタリは出ない。アリの歩くような速度で誘って誘って、クッ!というモタレを出すのが肝要。その先、掛からないでサヨナラもしばしば。振ってすぐにドドドン!なんて食いは一切あり得ない超激渋モード。食いが悪い分、針掛かりも悪く、途中3連続バラシで、せっかくアタリ出してるのに足踏み状態。巻き上げ中に居なくなるのと、水面で落ちるが避けられない。本日唯一の一荷も取り込みで大きい方が落ちた。心中ヒーヒー言いながら、10時ジャストやっとのことでツ抜け達成。これじゃ刺身1回分だなぁ。残り1時間しかないじゃん。


後半は南本牧、大型船コンテナの積み下ろしが行われるガントリークレーンの沖。

高めの反応が出てるから探ってみてとのアナウンス。ご近所でシコイワシが上がったので、イワシの反応じゃないの?最初、あまり信用しなかったのだが、アタリもイマイチ続かないことだし、試しに底上2mで振って、ビシダナ3m前後の少し高めをやってみると、ナントこれが一発でアタリ。活性悪いけど魚は浮いてるの?もしかして底荒れで上ずってるのかも。集中してやってみると、これを機にポツリポツリとアタリが出始め、今日はコレが正解なのか。しかし、タナ合わせて待ってるだけじゃまずアタリは期待できない。相変わらず、アリの歩くような速さでの誘いが有効。下手に手持ちで待ってるより、いっそのこと置き竿の方が自然に誘いが掛かる分、アタリが出易いというのは周りの様子からも歴然。誘いを掛けると途中でクッと押えたり、居食いして穂先がモヤモヤしたりと、まるでカワハギの宙釣りの如き微妙な変化にアワセて掛ける宙アジ。途中バラシや掛かり損ないを挟みつつ10時30分までに6尾を追加したところで潮回り。さてラストスパート、最後、どこまで追い込めるか?とりあえず20尾目標で再開したが、あろうことかその後、納竿の11時10分までアタリゼロとは想定外!結果、20〜24.5cmのマアジ16尾と28cmのマサバ1本。船中15名で0〜16尾とのことで、他にカサゴ、イシモチ、シロギスといった定番外道がポツポツ。今日はリハビリ釣行故、いくら荷物が軽い方が助かるとは言っても、海の神様のさじ加減はちょっと渋過ぎであった。普通だったら、こんな結果に納得行かず、午後も通すところなのだが、午後からは再び南西風が強まりそうだし、夕方のゴールデンタイムに潮止まりを挟むので、今日のところは大人しく退散しましょう。お隣の常連さん3人組は午後もやるそうなので、大ドモ空けて差し上げて私はお先に失礼!


本日の釣果、マアジ(20〜24.5cm)16尾、マサバ(28cm) 1尾。


抱卵魚は居らず、全員お腹の中ラード。翌日、しっとり脂が回って旨み甘味も上質、この季節にコレが食べられるとは!

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