オニカサゴ、沖の瀬は潮型メチャクチャで苦戦

8月14日(日)、三崎港のえいあん丸からオニカサゴに行ってきた。
今年に入って持病の腰痛の悪化、左五十肩の重症化により釣行回数にもだいぶ影響が出てしまっているところ、夏場の間はこれまで凪日和を選んでの軽装の釣りにて凌いで来たが、装備は軽装でも釣り過ぎれば帰りのクーラーが腰や肩に重くのしかかるんだからヤバイんじゃないの!そんな噂もある中、おかげさまで腰痛の具合がだいぶ改善して、五十肩の方も峠は越えたような感もあり、少々ヘビーな釣りでも一日できそうな自信が湧いてきた今日この頃・・・ということで、会社の夏休みが15日(月)までなので、前日の14日(日)は久し振りにオニカサゴ釣りにでも行ってみようと思い立って、10日くらい前に一番乗りで釣り座を予約。ナント、電動リール使うのは5月15日のスルメ釣り以来だから丸々3ヶ月振りのことである。7時前に三浦海岸駅を下車し、タイムズ駐車場へ向かうとよっかつ船長の送迎車。おはようございます!ご無沙汰しちゃってスミマセン!ご挨拶して車に乗り込むと、笑顔で迎えてくれる船長。続いて同じ電車のお客さんが2名乗車。1本後の電車はお客居られずそのまま港へ向かった。船上には車で来られた先客が数名居られるが、後から到着した私は悠々と空いてる右舷大ドモへ。これが当船の最大の特徴で、乗船前の精神的余裕がまったく違います。しかも、乗船券には予め予約者の住所、氏名、電話番号が印刷されており、その場で記入する必要無し!ナント進化したことか、思わず、すばらしい!と声を発してしまった。乗客は左舷4名、右舷3名の計7名、走らないと暑いからもう出よう!と少し早めの7時50分に出船。30分くらい走るとのアナウンスなので、場所は沖の瀬と思われる。近隣の乗客と談笑しながらしばしのクルージング、最高に気持ちの良いひとときである。途中、長井港出船を主とするスルメ船団の脇を通過するが、船団の形態からして苦戦を強いられている模様。さらに南下を続けること8時30分、場所に到着。スパンカが上げられ位置取りが決まると、ハイいいですよ〜!


1年3ヶ月振りとなる三崎港出船。東口から出て沖の瀬を目指します。

南西の弱風で晴れ、海上は最高の凪。水色は真っ青。水深110mとのアナウンスだったが、1投目、いきなり125m出て着底。当海域は潮型の良し悪しが最大の懸念材料で、潮さえまともならそれなりの結果も期待できそうなところだが、その後、タナを取り直すたびに10mづつ道糸が引き出され、あっという間に払い出して190mだもん、相変わらずのぶっ飛び潮に苦戦の予感。大潮の2日目で干潮が11時14分(三崎標準)の予報。この時間、西から東に向けた速潮で、基本、我が右舷は払い出しになるのだが、それが毎回素直にそうかと言うとそうでもなく、いきなり抱え込み方向にぶっ飛んでみたりと、仕掛けが毎回どっちに行っちゃうのかまったく読めない状況。あまり酷い時には着底前に全部回収して入れ直し。オマツリ避けながら底取ってるのがやっとの状態だが、生体反応はそこそこあって、たぶん、水深100m前後でアタリが出るのはほとんどがフサカサゴだと思われ、これは怪しいとき以外は見過ごして掛けないようにする。少しは成長したかな?この後、水深は95mから深い流しで150mくらい。水深100m前後が外道を含めてアタリがもっとも多い水深。深場に落とすと一発良型が望めるのだろうが、その一発が来ない限り生体反応は皆無の世界。1流しだいたい20分〜30分、潮回りに10分近く要するほどの大流し。しかし、逆に考えるとこれだけの距離流してこれしかアタリが無いんだもんね。序盤戦、本オニは右舷胴の間で500g級が出た程度。ちなみに本日の道具は『リーディングXLヤリイカ195』&『ビーストマスター3000』、PE4号から平打ち片天秤にオモリ120号。ハリス8号2mの2本針、光物系は特に装着せず、針に着いてるのは餌だけ。餌は船宿支給のサバタン(これはキッチンバサミで好みに要整形)、ゴマサバを味の素と塩で硬めに締めた大き目の自前サバタンを併用。船上、相変わらずの暑さ、風がソヨソヨあるにはあるけど、波立ってもいいからもうちょっと吹いて欲しい。


海上良い凪でも潮型メチャクチャでまともに釣りになりません。

9時45分、貴光船長の第八小川丸が目の前を通過。あらら、小川丸こんな場所まで走って来てるってことは!?来る時、剣崎沖のスルメ船団もダメっぽかったし、今日はイカはダメか〜?10時、これまで速かった潮が急に緩んで来たかと思ったら、これがメチャクチャな二枚潮で船上大オマツリ大会の始まり。同じ舷とのオマツリなら対処し易いのだが、反対も真反対、左舷ミヨシを含めた4人マツリには復旧にてこづる。左舷トモ2番のお客さんとは3回ほどオマツリしたが、コレが角度的に一番ヤバく、道糸ペラに噛まないよう、余計に道糸を弛ませると危険なのでここはこれまでの経験でなんとか凌いで我慢我慢。入れる度に仕掛け切るハメになって、仕掛けがいくらあっても足りないが、最悪のPE高切れだけは回避。11時を回るとあれだけ酷かった二枚潮が収まり、道具が真っ直ぐに立つようになったからあら不思議。誰ともオマツリしなくなって、これはチャンスか!アタリに集中しながら誘いを続けると12時ジャスト、水深100m。コツコツコツっとフサカサゴ?と一瞬思ったが、そのまま引っ張らず、弛ませずで間合いを取っていたら、小さなアタリがグッグッグッという重量感のある動きに移行。コレはもらった!確信を持って大アワセを入れると乗った〜!バットに受ける重量感、これはまとまなサイズだよ!途中40m地点の大暴れをかわし、慎重に巻き上げるとぼんやりオレンジの影が浮上。ヨッシャ!針掛かりは上顎斜めに入ってて大丈夫そうだったが、念のため自らタモ入れ成功。ちょっと1キロに足らないかなぁ。案の定、後の計測で920g。ま、久し振りにやって顔見れたんだから良しとしましょう!で、結局この後、午後の部は再び潮がぶっ飛び始めて、コントロール不能。大きなアタリで8号瞬殺なんてのもあったが、良い魚だと思うとクヤシイからサメってことにしておこう。で、本命からのシグナルはお昼の一発以来キャッチできずのまま14時35分に終了。1年3ヶ月振りの鬼釣行、酷い潮型で疲労感倍増、腰の具合も一日セーフで、帰りのクーラー軽いのが助かります。


本日の釣果、イズカサゴ 1尾(38cm、920g)、フサカサゴ 5尾(20cm超の3尾だけ持ち帰り)。他、ヒメ 2尾、ゴマサバ多数(餌用に3本持ち帰り)。

ホーム目次前のページ次のページ